さばくのくいしんぼ

4577042126さばくのくいしんぼ
佐々木 マキ
フレーベル館 2014-08-01

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さばくにはくいしんぼのあくまがすんでいます。そこにたびのしょうねんがやってきて…あくまのおなかにごちゅうもく


佐々木マキの絵本であるが、表紙がネタバレになっている件。砂漠に食いしん坊の悪魔が住んでいた。この悪魔は、人間を見つけると丸呑みしてしまうのである。

ある日、虫の研究をしている博士が砂漠にやって来た。博士は虫を観察する事に集中しすぎて、悪魔には気づかない。悪魔に近づきすぎたため、飲み込まれてしまった。眼鏡や靴は美味しくないので吐き出した。

まだ食べたりない気分だった時、旅の少年が通りかかる。悪魔は少年も丸呑みしようとするが、砂漠の上を飛行機が通過する。「あっ、ひこうきだ!」と少年が指さすので、悪魔は空を見上げる。その隙に、少年は悪魔のお腹についているチャックを開けてしまう。

中から博士が出てきたので、二人で協力して悪魔を裏返しにする。助かったと思ったところへ、盗賊がやって来る。盗賊の親玉が金を出せと要求するので、お金は無いけどこの中にお宝があると、裏返しになった悪魔を指さす。

盗賊の親玉がチャックを開けると、裏返っていた悪魔に飲み込まれてしまう。しかし、チャックは空いたままだった。怖い目に遭った盗賊は慌てて逃げ去り、悪魔はチャックが開いたままだったので、風に吹かれて飛んで行ってしまう。

少年と博士は盗賊の乗ってきたラクダをゲットして、旅を続けた。シュールだけど、こういうBAD ENDにならない変な話は好きである。
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わたしが外人だったころ

4834081680わたしが外人だったころ (たくさんのふしぎ傑作集)
鶴見 俊輔 佐々木 マキ
福音館書店 2015-05-15

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著者の鶴見俊輔さんは、太平洋戦争が始まったとき、アメリカに留学中でした。アメリカにいても、日本に帰ってからも、自分を「外人」だと感じて生きてきた鶴見さん。ただ、その頼りない気分が、今の自分のくらしを支える力になっていると言います。タイトルに留まらず、「今もわたしは外人だ」と述べる著者のメッセージは、読者に「きみも、本当は外人なのではないか?」と問いかけます。


佐々木マキに釣られたのだが、作者は佐々木マキではなくて、絵を担当しているだけだった。これは、鶴見俊輔の太平洋戦争の頃の実体験となっている。絵本だけど文章が多めで、内容も子供向けにはなっていない。

アメリカで暮らしていた鶴見俊輔は、ハーバード大学に進学するが、戦争が始まり、敵国人となってしまう。何もしていないのに刑事が来て捕らえられ、留置場に入れられる。交換船で日本に戻るが、アメリカに留まるか選択肢が示され、船に乗る事にする。

大西洋から南米を回り、アフリカまで連れていかれるので、かなりの長旅である。アフリカで、それぞれの行き先に別れ、日本行きの船に乗せられるのだが、徴兵される。

海軍に入った後はジャカルタに行き、ドイツ人との通訳をしたり、米英の放送を聞いて内容を報告する係になる。銃弾の飛び交う戦地に投入されるのに比べたらマシではあるが、アメリカを追い出されて戦争するというのが波乱万丈人生すぎる。

持病が悪化したため、本国に送り返されるが、戻ってくる間に乗った船は、終戦までに全て沈んだらしい。

web小説 アトリエ戦車 ~引き籠もり錬金術師の異世界ぐうたら冒険譚~

知花仁奈21歳、廃人錬金ゲーマー。VRMMORPGで縛りプレイを敢行中、そのまま異世界に飛ばされてしまった。ゲームのような世界らしい。そして度重なる不運。――――レベル1。スキルなし。アイテムなし。装備なし。ついでに全裸。


小説家になろう
アトリエ戦車 ~引き籠もり錬金術師の異世界ぐうたら冒険譚~


廃ゲーマーがネタでキャラクター全裸プレイを動画配信しようとしたところ、何故かプレイしていたゲームに似た異世界に飛ばされてしまう。

メインキャラで飛ばされたら楽勝だったのだが、ネタプレイ用のセカンドキャラだったため、レベル1だった。アイテムや装備も無いし、ネタプレイで何も着ていなかったので、全裸で森の中にいるという、ハードモードで異世界人生が始まる。

ゲームに似ているため、攻略方法がある程度分かっているというのが不幸中の幸いである。その辺にあった草などを使って錬金術で装備を整えつつ、魔物と戦いレベルを上げていく。

web小説 よくわからないけれど異世界に転生していたようです

事故で前世のおっさんの記憶を取り戻した少女が特に目的も無くふらふらする話。


小説家になろう
よくわからないけれど異世界に転生していたようです


孤児院で育った美少女レンちゃんが、醜く腹黒い商人の玩具にされるため移送されている途中で、盗賊に襲撃されて馬車ごと崖下に転落してしまう。事故の衝撃でおっさんだった頃の前世記憶が甦る。

一応はTS物だが、おっさんのまま女神などの力で美少女に変えられる話と比べて、途中までは美少女の孤児として生きてきたので、おっさん臭さはあまりない。

事故の直後、【鑑定】という地味だけど便利なスキルを得る。商人のところに行ってもロクな事にはならないので、逃げだして森の中に住みつつ、自分の能力を強化し始める。【創造魔法】というチート能力を得た後は、どんどん強くなって行く。

厄介ごとに巻き込まれて森を出た後は、冒険者になったり鍛冶スキルを鍛えたり、かなり自由に生きて行くことになる。孤児院時代の友人とも再会するのだが、レンを虐めた馬鹿も混じっていた。自分で虐めてフラグを圧し折っておいて、レンと結婚する気満々の馬鹿は救いようが無いと思う。

スライムにエッチなイタズラされちゃうアンソロジー

4758067244スライムにエッチなイタズラされちゃうアンソロジーコミック (REXコミックス)
アンソロジー
一迅社 2018-03-27

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スライムのヤられちゃう女の子、サイコ――――――――――!!!!! その信念によってのみ創られた、至極のエピソード豪華9編収録!! 女の子が服を溶かされたり…。スライムに攻撃されても痛いどころか逆に気持ち良かったり…。スライムが貧乳の女の子おっぱいに擬態して一気に巨乳に!?なんてシーンも…。


どう見ても二次元ドリームみたいなエロい表紙なのに、成人マークがついていないので心配だったのだが、中身は男子小学生じゃないと悦ばないくらいの微エロだった。ギャグやネタのほうが多めで、本格的にエロ展開はしない。

最初に出て来る魔王の娘は、スライムの制御に失敗してしまい、勇者の目の前でエロい事になってしまうのだが、絵柄も二次元ドリーム方向でGJすぎる。その後、勇者にプロポーズされてリア充フラグが立ってしまうが。

巨乳好きの貧乳魔法少女がスライムを仲間にして、偽乳として使う話は、スライムにエッチな悪戯をされていないではないか。代わりに、仲間の女の子がスライムおっぱいを揉み始めるのだが。

酒場の店員と村娘が冒険の旅に出るための修業をする話では、男のほうがスライム変化するのだが、村娘のほうが無自覚でエロかった。魔物使いがスライムを酷使して反撃される話や、落ちこぼれ魔法使いの三人娘がスライムの世話をする話は、お約束の展開をする。

全体的に、服だけ溶かされる攻撃が多いのだが、なんちゃって中世ファンタジー風の世界だと、しまむらやユニクロも無いから、お金がかかってエラい事になりそうだ。

ヘッポコ勇者に戦略を

4065112141ヘッポコ勇者に戦略を(1) (講談社コミックス)
悪介 中村 力斗
講談社 2018-03-09

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ひょんなことから異世界に転移してしまったRPGオタのタクマ。魔王が支配するその世界で、勇者なのにヘッポコな少女・アコと出会う! 体力ゼロ、勇気ゼロのポンコツ度100%の勇者と一緒に、タクマは世界を救えるか…!? 笑いあり、ちょっぴりバトルありの異世界転移コメディ、ここに開幕!!


RPGが大好きな井上拓馬は、断ったにも関わらず、何処かの知らない女神によって、強制的に異世界に飛ばされてしまう。そこは魔王が支配する世界で、ゲームのようなシステムで成り立っている場所だった。

どうやら、女神が管理するこの世界を救わないと、日本に戻れないらしい。別に勇者召喚という訳でも無いのに、なんで自分が選ばれたのか疑問だったが、ヘッポコ勇者をRPGのように育てる事を期待されているようである。

森の中で泣いている残念な少女アコに出会うのだが、こいつが勇者だと!? 父親が勇者だと、弱虫でも遺伝して勇者になってしまうのだろうか。勇者なのに弱すぎて戦ってくれないので、村人からも冷たい目で見られているのだが、魔物が来たらおしっこを漏らす勇者なんて初めて見た(汗)。

スライム相手でもまともに戦えないし、勝手にドジって自滅しそうになるような低レベル勇者を、どうやって鍛えれば良いのだろうか。自分が勇者になって頑張る系の話と比べて、物凄く面倒くさそうである。

ところで、登場する魔物が女性型ばかりなのだが、これは魔王の趣味なの?

ムッシュ・ムニエルとおつきさま

4871101355ムッシュ・ムニエルとおつきさま
佐々木 マキ
絵本館 2001-10-01

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魔術師のムッシュ・ムニエルが魔法を使うと、空から月が落ちてきました。ところが、月の入ったカバンを双子の博士に盗まれてしまい、しかも二人は研究に夢中でなかなか月を返してくれません。シリーズ第3弾。


大昔、小学校の図書室にあった『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』を読んだらすごく面白かったような気がする(すでに記憶が曖昧)のだが、近所の図書館には無かった\(^o^)/

仕方がないので、続編と思われるこの本を借りてきたのだが、シリーズ第三弾だと!? また、読む順番を間違えているじゃないか。

ムッシュ・ムニエルは魔術師である。見た目がヤギなのだが、説明が無いので、異世界のヤギ獣人なのか、魔術で化けているだけなのかは分からなかった。とりあえず、こんな顔の人が歩いていても、周囲の人間が反応していないので、地球ではないのかもしれない。或いは、認識阻害系の魔術なのかもしれない。

ムッシュ・ムニエルが歩いていると、女の人が街角で悲しい歌を歌っていた。残念だが、あんまり美人じゃない。ウーピー・ゴールドバーグみたいな感じだった。

ムッシュ・ムニエルが悲しい歌を、空き瓶に吸い込んで「ハバナ・ムーン、バナナ・ムーン、アスカ・ブーン」と呪文を唱え火をつけると、花火が上がって月が落ちてきた。意味不明すぎる(笑)。歌声を打ち上げたら月が落ちてくるとか、訳が分からないよ。

ムッシュ・ムニエルは月を鞄に入れて歩き始めるのだが、おっさんに強奪されてしまう。泥棒を追いかけると、犯人は何故か分身する。……と思わせておいて、双子の泥棒だった。

おっさんは、月を研究しているニッチモ博士とサッチモ博士だった。研究したいから貸してくれと言われ、なかなか月を返してくれないので、ムッシュ・ムニエルは「ムーン・ライト、ジューン・ブライド、アラビアン・ナイト」と呪文を唱え、偽物の月を天空に並べた。

大量に月が現れたので、街の人々は大混乱である。月がふたつある異世界どころではない。2桁の月が空にあるのだが、本物だったら重力バランスがヤバい。

双子の博士が月を返そうとしないので、歌声で攻撃して、月を取り返す。無理やり瓶に押し込もうとすると、月が爆発して花火が上がる。そして、月は元に戻り、偽物の月が空から降ってくる。爆発したら花火になって、宇宙に戻るとか訳が分からないよ。

恐竜消滅―何がかれらを襲ったか

4391121808恐竜消滅―何がかれらを襲ったか (開かれた封印 古代世界の謎)
ダグラス パーマー Douglas Palmer
主婦と生活社 1998-07

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繁栄をきわめていた恐竜が6500万年前に突如姿を消した。彼らの身に何が起こったのか。自然界の進化のせいだったのか。それとも地球的規模の天変地異のためだったのか。恐竜の最初の発見から現在までの研究のあとを辿る。


「開かれた封印 古代世界の謎」シリーズの一冊である。恐竜絶滅に関する内容になっているのだが、エロくはないが薄い本なので、入門書くらいの感じである。6億年ほどの間に、様々な生物が絶滅して行ったのに、何故か恐竜だけが人気者になりすぎである。

このような太古の生物は昔から発見されていたはずなのに、大人の事情によって無かった事にされてきた。6000年前に神が世界を創ったはずなのに、それよりも古い地層から未知の生物が出てきたら都合が悪いからね。まったく、宗教はロクな事をしない。

巨大生物の化石が出てきても、それが何処かで生きていると思われていたのだが、幸いな事に、今では神が世界を創る前の時代の生物だと分かっている。何処かの神が世界を創る前に生きていたのだから、恐竜は外なる何かが創ったのかな?

マーストリヒトの怪獣など、近現代あたりの歴史イベントにも触れられている。マーストリヒトの怪獣は1786年に発見された、巨大なトカゲに似た未知の生物である。すでに絶滅した種の存在が初めて立証されたのだが、お前らは、それよりも前にドードーとかステラーカイギュウなど、最近まで生きていた動物をヒャッハーして絶滅させているじゃないか(汗)。

ちなみに、マーストリヒトの怪獣はナポレオン軍が攻めてきた時に奪われたらしい。どうやら、皇帝陛下も怪獣には興味があったようである。

恐竜絶滅の話なのに、2億5000万年前の大量絶滅に言及して、ユカタン半島に落下した隕石だけが原因ではなく、その前から種の減少が始まっていると説明しているのは微妙である。あまりにも時代が違いすぎるし、その時代の大量絶滅は、恐竜とは関係のない別の出来事ではないか。

どろんこライオン

4652009208どろんこライオン (おはなしパレード)
佐々木 マキ
理論社 2011-06

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サーカスの動物ってたのしい?たいへん?サイとヘビとライオンの3びきがきのこちゃんの助けでくりひろげるゆかいなどろんこ大さくせん。


アニマル・サーカスで働いている動物たちがいた。大人1,000円、子供は半額で観られるなんて、かなり安いな。最近は、こんな値段では観にけないだろう?

ライオンのライオネルむらせは、綱渡り担当である。しかし、綱渡りは得意ではないため、失敗してしまう。蛇のスネイキーあすかは、火の輪くぐりである。しかし、胴体が長すぎるので、スネイキーあすかも失敗してしまう。サイのサイクロンさえきは空中ブランコであるが、やはり失敗してしまう。

明らかに、適正とミスマッチなのだが、サーカス団長は、そのほうが珍しいので動物からの希望には応じなかった。ストレスが溜まった動物達は、サーカスから脱走する。

逃げ出したライオンとサイとスネークは、きのみきのこちゃんという女の子の家にたどり着き、世話になる。きのみきのこちゃんは、表紙にいるペコちゃんみたいな女の子である。

翌日、動物が逃げた事に気づいたサーカス団長が追いかけて来るが、逃げる動物を捕まえようとして、川に落ちてしまう。きのこちゃんが、救助する代わりに何でも言うことを聞くと約束させた結果、動物達の配置転換が行われた。

こぶたのかばん

4323072570こぶたのかばん
佐々木 マキ
金の星社 2013-03-15

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こぶたのぐぷたのきいろいかばん。おつかいのかえりみち、なにかひろってはしまい、もらってはしまっていくと、かばんはどんどんどんどん…。


こぶたのぐぷたが母親のお使いで買い物に行く。なんか、古代インドの王様みたいな名前のこぶただな。ぐぷたはケチャップを買うと、自分のかばんに入れた。

橋の上で風が吹き、犬のおじさんの帽子が飛んで行ってしまったので、拾ってきてあげるのだが、変な形の木の枝が落ちていたので、かばんに入れた。

続いて、くまのおじsんがペンキを塗っていたので手伝ったところ、くまのおくさんが夏蜜柑を3個くれた。夏蜜柑も自分のかばんに入れる。

工場の近くを通ると、機械の部品のようなものが落ちていたので、拾ってかばんに入れる。ダチョウダンス教室で、ダチョウ先生が絡まっていたので助けたところ、何故かキャベツをくれた。もちろん、キャベツもかばんに入れる。

家の傍にビンの蓋が落ちていたので、拾ってかばんに入れる。家に帰ると、ぐぷたのかばんを見て母親が驚く。入れた分だけ、ぐぷたのかばんが大きくなっているのである。亜空間収納系のマジックアイテムほど不思議ではないが、入れた分だけ大きくなるのはおかしい。

かばんを開けると中身が飛び出してくるのだが、変な形の木の枝と機械の部品とビンの蓋が活躍しなかった件。ケチャップは頼まれていた商品だし、キャベツは晩御飯になり、夏蜜柑は食後のデザートになったので問題なかった。