![]() | 人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫) (2008/12/19) 田中 ロミオ 商品詳細を見る |
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。里の娘さんがたからは、先生と呼ばれたりもしてます(恥ずい)。「妖精社」製の妙な品々が里に出回るのと前後して、走るチキンを目撃してしまったわたしは、祖父と助手さんとともに「妖精社」の工場視察に向かったのですが…。数か月でクスノキの里を、世界一の妖精人口過密地帯にしてしまったわたしの出張報告とともに、クニクニどうぞ。
表紙を見て、何で4巻だけ髪が短いのかと思っていたら……。やはり女の子はロングじゃないといかんだろう。長髪こそ女に産まれた者にのみ許される特権なのだから。だってさ、女で長髪が許されないのって、水泳選手とか一部の調理関係とか、限られた分野だけだろ!? 逆に男だと、芸能界とクリエイター関係とオカマバーくらいしか許されないと思う。普通の会社でOLが長髪になるとモテ率が向上するだけだが、男性社員がやるとリストラ率が向上するから!
という訳で、主人公の髪が短くなってしまったのが非常に悲しい。本人も泣いていたが、この酷い仕打ちには全米が泣いた! まあ、アッサリと救済策が用意されていたので良かったけど。
今回は、食糧難に陥った村に、妖精社なる謎の企業印がついた怪しい物資が蔓延する。そして、付近に出現した怪しい工場。またしても妖精さんの仕業なのか!? 調停官としての任務を果たすべく、この工場へ乗り込むのだが……。これって、チョコレート工場ネタ? 他にも、良くなかった探しをするダーク・ポリアンナが脇役で出てきて笑える。
後半は、妖精さんの密度が増えすぎて、イジメが発生。ノーテンキっぽい妖精さんが、だんだん人類化してきて嫌だなぁ。これも過干渉の弊害か!? 妖精さん人口が村近辺で急上昇しているという調査結果が出るのだが、原因は明らかな訳で。
かくして主人公は妖精さんがいない場所へ、イジメられた子を亡命させるための単身赴任命令が発動されてしまう。しかし、行った先で湖の無人島に流されてしまい、再びサバイバル生活に。また臭くなるのか(笑)。どんどん主人公が逞しくなっていくな。
しかし、今回はネガティブ・オーラに包まれたイジメられっ子な妖精さんがいる。小さな無人島で建国する気になった妖精さんは、主人公を女王様に! これは、小さな王国の栄枯盛衰の物語である。
それにしても、妖精テクノロジーは高度すぎて、相変わらず魔法どころか冗談にしか見えないな。入手可能な物資によって出来る事に制限がかかるので、魔法じゃなくて科学なのだろうけど。
あとがきにある新展開というのは何だろうか? きっと、コミック化、アニメ化あたりだろうけど。




























