橋本紡

攻略対象書籍は以下。

初期作品にラノベが多いから苦戦しそう……。

『猫目狩り』
『バトルシップガール1』
『バトルシップガール2』
『バトルシップガール3』
『バトルシップガール4』
『バトルシップガール5』
『バトルシップガール6』
『バトルシップガールSP』
『リバーズ・エンド1』
『リバーズ・エンド2』
『リバーズ・エンド3』
『リバーズ・エンド4』
『リバーズ・エンド5』
『リバーズ・エンド6』
『半分の月がのぼる空1』
『半分の月がのぼる空2』
『半分の月がのぼる空3』
『半分の月がのぼる空4』
『半分の月がのぼる空5』
『半分の月がのぼる空6』
『半分の月がのぼる空7』
『半分の月がのぼる空8』
『半分の月がのぼる空 one day』
『君と僕の歌 world's end』
『毛布おばけと金曜日の階段』
『猫泥棒と木曜日のキッチン』
流れ星が消えないうちに』★★★☆
空色ヒッチハイカー』★★★☆
『ひかりをすくう』
『月光スイッチ』
彩乃ちゃんのお告げ』★★★☆
九つの、物語』★★★☆
『橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ』


『半月-HANGETSU-』
(小説挿絵担当山本ケイジの「半分の月がのぼる空」の画集。書き下ろし短編小説「花冠」を収録)
『The Art of OTOHIKO TAKANO 高野音彦画集 river's end』
(少量の対談文章と短編)

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彩乃ちゃんのお告げ

彩乃ちゃんのお告げ彩乃ちゃんのお告げ
(2007/11/03)
橋本 紡

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素朴で真面目で礼儀正しくて。一見ふつうの5年生だけど彩乃ちゃんには、見えている。周りの人のちょっとした未来。うまくいかない相手と仲良くする方法。幸運をよぶ少女と迷える人たちのひと夏のできごと。注目の著者が描く優しいファンタジック・ストーリー。


彩乃ちゃんという名前の、特殊な力を持った少女が新興宗教の二代目教祖として登場する。題名がコレだから、彩乃ちゃんが主人公だと思っていたら違った。

夜散歩、石階段、夏花火と三編ある短編に異なる三人の主人公が登場し、各人物の人生に一部関わる事になるのが彩乃ちゃんである。彩乃ちゃんは祖母から受け継いでしまった不思議な力で未来まで視えるらしく、それぞれが彩乃ちゃんのお告げを受ける事になる。

「夜散歩」では、教祖が亡くなり、教団内部の権力争いによるゴタゴタから守るため、ある男が彩乃さまを預かってくれと智佳子に頼み込んで来る。半ば無理やりな感じで彩乃ちゃんを預かる事になるのだが……。

続いての「石階段」は、人を利用する術に長けている同級生に誘われたまま、たったひとりで山に埋もれている石の階段を掘り出す事になってしまった男子高校生に彩乃ちゃんが絡んで来る。智佳子に貰った物を持っているので、これは時系列でも二番目の話。

最後の「夏花火」は、彩乃ちゃんと同世代の少女が主人公になる。東京と田舎のギャップで、上手く地元民と溶け込んでいない佳奈の現状も視えてしまう彩乃ちゃんが貸してあげたのは、先の二編で貰った大切な物。

予知能力により不思議な力を使う彩乃ちゃんだが、それほど派手な力技ではなくて、よく注意していないと見落とす程の、些細なお告げしかしていない。大人の事情によりあちこちに連れて行かれているのだが、全てが視えてしまう為なのか、まだ少女なのに超然としているのが魅力的である。

やや淡々としすぎなので、派手なのが好きな人には物足りないかもしれない。

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九つの、物語

九つの、物語九つの、物語
(2008/03)
橋本 紡

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大切な人を、自分の心を取り戻す再生の物語。大学生のゆきなのもとに突然現われた、もういるはずのない兄。奇妙で心地よい二人の生活は、しかし永遠には続かなかった。母からの手紙が失われた記憶を蘇らせ、ゆきなの心は壊れていく…。


9話入っているけれども、登場人物は全部同じ。それぞれの話が、各話タイトルとなっている文学作品とリンクする。

最初の話で、突然戻ってきた兄の正体がネタバレする。本来はそこにいてはいけない存在だが、怖くは無いのでホラーではなくファンタジー。いない筈なのに、あまりにも存在感がありすぎる兄がちょっと嘘臭いけれども、芥川賞を受賞したイトヤマ作品の幽霊と比べたら、許容出来る範囲。

兄の存在だけが非日常だけど、物語自体は淡々とした日常風景か。ゆるい感じだけど、ちゃんとオチがついているので、雰囲気だけで最後にオチ無い恩田陸よりは良い。

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空色ヒッチハイカー

空色ヒッチハイカー空色ヒッチハイカー
(2006/12)
橋本 紡

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あれほど憧れ続けた兄貴の背中を追いかけて、18歳の夏休み、僕は何もかも放りだして街を出た。兄貴の残した年代物のキャデラックに免許証。抜けるような夏空。ミニスカートにタンクトップの謎の美女・杏子ちゃんが、旅の相棒。個性あふれるヒッチハイカーたちと一瞬の出会いを繰り返しながら、僕は、ひたすら走り続ける!バカだからこそ、突き進める。真面目だからこそ、迷わない。―究極の青春小説。


兄が残した1959年製キャデラックに乗り、無免許で九州を目指す高校生。途中で拾った謎の美女ヒッチハイカーを乗せ、ひたすら西へと向かう。旅の途中で、車の運転が怖くなった老人や、家出娘、放浪男など、様々な他のヒッチハイカーも拾うが、謎美女杏子だけは助手席固定。

辿り着いた最終目的地に待っていたモノ! やられた、作者にやられてしまった!! 確かに、よく見ればトラップになっているのだが、そこに仕掛けられた罠を見破れなかった。漢字に着目すれば気づくのだが。ミステリーじゃないけど、推理小説級に負けてしまった気分である。本当は、ちょっと恋愛要素の入った青春小説なのに……。

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流れ星が消えないうちに

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)流れ星が消えないうちに (新潮文庫)
(2008/06/30)
橋本 紡

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忘れない、忘れられない。あの笑顔を。一緒に過ごした時間の輝きを。そして流れ星にかけた願いを―。高校で出会った、加地君と巧君と奈緒子。けれど突然の事故が、恋人同士だった奈緒子と加地君を、永遠に引き離した。加地君の思い出を抱きしめて離さない奈緒子に、巧君はそっと手を差し伸べるが…。悲しみの果てで向かい合う心と心。せつなさあふれる、恋愛小説の新しい名作。


すでに故人となった青年を含む、三人の物語。恋人が海外で知らない女性と事故死して以来、自分の部屋で眠れなくなった奈緒子の定位置は玄関。親友が死んでしまい、親友の彼女と付き合い始めた巧。そして、旅先で死んでしまい、追憶でしか出てこない加地。この世に二人しか存在しない三角関係。

綺麗すぎる内容だが、現実世界に溢れている小汚い恋愛を疑似体験する趣味は無いので、個人的には薄味で結構。

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