火車

火車 (新潮文庫)火車 (新潮文庫)
(1998/01)
宮部 みゆき

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休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。


第108回直木賞候補作。

「龍は眠る」を読んでみたものの、淡々としているのが肌に合わなかったところ、ならこれはどうだと宮部みゆきファンから渡された第二の課題図書(笑)がコレ。

題名が「火車」。思わず、台所が火の車というのを連想してしまうが、ずばりそのまま借金地獄の話だった。キチガイ殺人鬼とかではなくて、資本主義という名の悪魔に蝕まれて堕ちて行く者の悲劇が物悲しい。

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龍は眠る

龍は眠る (新潮文庫)龍は眠る (新潮文庫)
(1995/01)
宮部 みゆき

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嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。


第105回直木賞候補作。


レベル7』を読んだと言ったら、宮部みゆきファンな方からこっちの方が良作だと渡されてしまった課題図書? な一冊。

超能力者の苦悩を描いたミステリーなのだが、淡々としすぎで起伏に乏しい。超能力があるからと言って、ご都合主義的に派手なサイキック・バトルが展開される訳でもない。終盤は面白くなるけど、どちらかと言えば「レベル7」のほうが好みだった。

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レベル7

レベル7(セブン) (新潮文庫)レベル7(セブン) (新潮文庫)
(1993/09)
宮部 みゆき

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レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。気鋭のミステリー作家が放つ力作長編。


宮部みゆきが面白いと薦められ、一番最初に読んだのがコレ。SFなのかと思ったけど、ミステリー。なかなか物語の核心が見えてこないので、分厚さにもめげず、一気に最後まで読んでしまう。

これでも力作だと思うのだが、薦めてくれた宮部みゆきファンからは、これはイマイチだと言われる。今となっては、ラストが全然思い出せないので、やはり宮部作品の中では並なのかもしれない。うーん、随分と昔に読んだからなぁ……。

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