畠中恵

攻略対象書籍は以下。

しゃばけシリーズ
『しゃばけ』
『ぬしさまへ』
『ねこのばば』
『おまけのこ』
『うそうそ』
みぃつけた』★★★☆
『ちんぷんかん』
『いっちばん』
『ころころろ』
『ゆんでめて』
『やなりいなり』

アイスクリン強し』★★★
若様組まいる』★★★☆

『ゆめつげ』
『まんまこと』
『つくもがみ貸します』
『こころげそう-男女九人お江戸の恋ものがたり』
『ちょちょら』
『百万の手』
とっても不幸な幸運』★★★★
『アコギなのかリッパなのか』


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若様組まいる

若様組まいる (100周年書き下ろし)若様組まいる (100周年書き下ろし)
(2010/11/05)
畠中 恵

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明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子屋を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってきた。その少し前―。徳川の世であれば、「若殿様」と呼ばれていたはずの旧幕臣の子息・長瀬達は、暮らしのために巡査になることを決意。今は芝愛宕の巡査教習所で訓練を受けていた。ピストル強盗の噂が絶えない物騒な昨今、教習所でも銃に絡む事件が起きた。若様組の他、薩摩出身者、直参で徳川について静岡に行った士族達、商家の子息達、さまざまな生徒に、何やら胡散臭い所長や教員を巻き込んで、犯人捜しが始まる。


アイスクリン強し』に出て来た若様達の物語で、時系列は遡る。まだ警官になる前で、巡査教習所に入って、授業や訓練に悪戦苦闘する毎日。薩長の勝ち組派閥だけでなく、負け組の中でも帝都残留組と徳川に従い駿府に移った者とは反目、さらには平民出身とも仲違い。なかなか面倒な人間模様だな。

教習所内で起きた狙撃事件が発生し、犯人探しが始まる。偶々関わってしまったピストル強盗事件や銃弾横流し事件がなかなか繋がらない。若様達の家庭事情や結婚問題も絡んでくるので、青春半分、ミステリー半分といった感じになっていて、やや物足りなかった。


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みぃつけた

みぃつけたみぃつけた
(2006/11/29)
畠中 恵

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ひとりぼっちで寂しく寝込む幼い一太郎が見つけた「お友だち」は、古いお家に住み着いている小さな小さな小鬼たち。ちゃんと仲良くなれるかな。しゃばけシリーズ番外編。


「しゃばけ」シリーズの番外編にして児童用の絵本。病弱で寝てばかりいる一太郎は遊び相手も出来ず、一人ぼっち。そこへ、天井から小鬼の集団が入ってきて走り回る。若旦那最初の友達となる鳴家(やなり)との出会いを描いた物語。絵もまんが日本昔話っぽくて良いですな。


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アイスクリン強し

アイスクリン強しアイスクリン強し
(2008/10/21)
畠中 恵

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ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム、スイートポテト。南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、新たな品々が数多登場。そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。そこには今日もまた、甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と…。著者の魅力全開!明治の築地居留地で、西洋菓子屋の若主人と元幕臣の警官達「若様組」が繰り広げる「スイーツ文明開化」騒動記。


「チョコレイト甘し」「シュウクリーム危し」「アイスクリン強し」「ゼリケーキ儚し」「ワッフルス熱し」 と、スイーツ絡みの題名がついた連作なのだが、スイーツな小説じゃなかった。スイーツは隠し味程度で、方々で持ち上がる騒動を西洋菓子屋の店主や元幕臣の警官達が解決する、明治初期を舞台にした軽めのミステリーだった。

菓子屋店主と成金娘のヒロインはともかく、若様組の面々があまり書き込まれておらず、話の上手く乗れない。長瀬以外の人は脇役なのか? もう少し登場人物を書き込んで欲しかった。


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とっても不幸な幸運

とっても不幸な幸運 (双葉文庫 は 18-1)とっても不幸な幸運 (双葉文庫 は 18-1)
(2008/03/13)
畠中 恵

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ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世界好き店長のいる酒場。クセモノ常連客が集うこの店に、いわくつきの「とっても不幸な幸運」という名の缶が持ち込まれた。缶の中から現れたのは、不思議な幻影やベートーベンの曲や、昔の知り合いの姿…。いったいどんな意味が?そして缶を開けた人間にもたらされたのは「災い」?それとも「幸せ」?じんわり温かく、そしてほんのり切ないファンタジーミステリー。


なんだか奇妙な題名だが、これは缶詰の名前。「酒場」という名前の酒場を経営する男の娘が持ち込んだ「とっても不幸な幸運」という缶詰が発端となり、様々な事件が起こるのでる。100円ショップで売られているという設定で、一見すると空気の缶詰のように無意味な物でしかないのだが……。

オーナーも客もクセのある存在だが、居場所が存在するというのは素晴らしい事だ。最近は、店なんてすぐに無くなってしまうからなぁ。それにしても、怪しげなモノを売っている100円ショップは、アウターゾーンのミザリーが経営している店なのでは?


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