星野智幸

攻略対象書籍は以下。

最後の吐息』★★
嫐嬲』★★
目覚めよと人魚は歌う』★★
『毒身』
『ファンタジスタ』
『ロンリー・ハーツ・キラー』
『アルカロイド・ラヴァーズ』
『在日ヲロシヤ人の悲劇』
『虹とクロエの物語』
『われら猫の子』
植物診断室』★★
『無間道』
『水族』
『俺俺』

どうも、この作家の文体とは相性が悪いようだ。


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目覚めよと人魚は歌う

目覚めよと人魚は歌う (新潮文庫)目覚めよと人魚は歌う (新潮文庫)
(2004/10)
星野 智幸

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大きな目は少し緑がかって睫毛が長く肌は薄いシナモン色をした日系ペルー人の青年ヒヨヒトは、暴走族との乱闘事件に巻き込まれ伊豆高原の家に逃げ込んだ。そこでは恋人との夢のような想い出に生きる女・糖子が疑似家族を作って暮らしていた。自分の居場所が見つからないふたりが出逢い触れ合った数日間を、サルサのリズムにのせて濃密に鮮やかに艶かしく描く。三島由紀夫賞受賞作。


第13回三島由紀夫賞受賞作。

怖い話なのかと思ったら全然違った。人魚なんて何処にも見当たらないのだが、この題名の意味するところは一体……。

乱闘事件に巻き込まれ、女を連れて逃亡した青年ヒヨヒトの物語。今までの作品みたいな意味不明の話では終わっていないけど、別にどうでも良い内容ではある。出てくる人々に魅力を感じないし、この手の文体も好きになれない。


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嫐嬲

嫐嬲(なぶりあい)嫐嬲(なぶりあい)
(1999/10)
星野 智幸

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川の字の形でうわなり、なぶり、ねたみあう、女男女、男女男。みずみずしい奇蹟の氾濫を描いた小説。表題作のほか、「裏切り日記」「溶けた月のためのミロンガ」を収録。


なんだか「男女男男女男女♪ 男女男男女男女♪ 男女男男女女男女男女 女男女男女男男女♪」という某曲を思い浮かべてしまいそうな題名である。

表題作は、嫐嬲というよりも、女女女で姦しい感じなのかと思いきや、その中の一人が性同一障害な男だった。三人で犯罪っぽい悪戯ばかりしているし、この人達はいい歳して何をやってんだか。

「裏切り日記」は、人殺しのキチガイ少年が親の手引きで南米へと逃れ、そこで別の人殺しキチガイ少年と出会う話。キチガイ&キチガイで、二乗倍に不愉快。

最後の「溶けた月のためのミロンガ」は、視点入り乱れて訳が分からない意味不明系。年齢がおかしいのは人外なのか、嘘吐きなのか、頭がおかしいのか? 一身二魂なのか? 何だかよく分らなかったけど、面白くない話だった事だけはガチ。

この作家の小説って、こういう純文学臭が漂う、糞面白くない意味不明系のものばかりなの?


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最後の吐息

最後の吐息 (河出文庫)最後の吐息 (河出文庫)
(2005/11)
星野 智幸

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蜜の雨が降っている、雨は蜜の涙を流してる―ある作家が死んだことを新聞で知った真楠は、恋人にあてて手紙を書く。咲き乱れるブーゲンビリア、ベラクルスの熱風、グァバの匂い、ハチドリの愉悦の声。メキシコを舞台に、鮮烈な色・熱・香・音が甘やかに浮かび上がる恍惚と陶酔の世界。短篇「紅茶時代」を併録。第三四回文藝賞受賞作。


第34回文藝賞受賞作。

星野智幸の作品で初めて読んだのは『植物診断室』だった。文章力はあるのだけど、いかにも芥川賞候補な感じの糞面白くない作品だったのだが、デビュー作のこれも負けず劣らず……。

表題作と「紅茶時代」の二編入っているのだが、どちらも訳が分からない意味不明系統の話で、読んでいてちっとも面白くなかった。「紅茶時代」のほうは、ダラダラと長い文が多いし。なんで純文学系統の作家は、読点を使わずに一文が長いものを書きたがるのか。

「最後の吐息」は、まだ読んだ事が無い作家の死を、彼女から送られて来た新聞で知った、メキシコ在住の男の話。しかし、入れ子構造になっており、中身の大半は男が書いた意味不明系統の作中内小説になっている。誰かの脳内妄想が見た夢ネタを、無理やり聞かされた時のようなつまらなさ。吐息じゃなくて、ため息が出る。


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植物診断室

植物診断室植物診断室
(2007/01)
星野 智幸

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夫でもなく、父親でもない“大人の男性”の役割とは――散歩が生き甲斐の独身男・寛樹は、ある女性に「夫でもなく、父親でもない役割」を求められた。家族や婚姻制度に一石を投じる問題作。


第136回芥川賞候補作。

星野智幸作品、初挑戦にしてつまらない……。中年域まであと僅かのショボい未婚男性と、男の子を育てるために理想の男性像を求めるバツイチ女性の、心のふれあいを描いた物語である。

ビジネスとして子供の相手をする訳でもなく、バツイチ女性と色恋が進展したりする訳でもなく、いかにも芥川候補作らしい退屈な作品だった。いい感じで芥川賞候補っぽいよ。これで受賞してたら多分、大いに貶すだろうけど。

植物診断室という訳のわからないあやしげなヒーリング施設で癒されるというか、洗脳されるというか、妙な医療外治療を受ける主人公も程よく気持ち悪かった。

残念だけど、喪男主人公も、バツイチ女も、バツイチ女の息子と娘も、主人公の妹と旦那も、主人公の母親も、全てが魅力に乏しい人物で、読んでいて話にまったく惹きこまれなかった。

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