できそこないの男たち(光文社新書371)

できそこないの男たち (光文社新書)できそこないの男たち (光文社新書)
(2008/10/20)
福岡 伸一

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<生命の基本仕様>----それは女である。本来、すべての生物はまずメスとして発生する。メスは太くて強い縦糸であり、オスは、メスの系譜を時々橋渡しし、細い横糸の役割を果たす「使い走り」に過ぎない----。分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと駆け引きの息吹を伝えながら≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る、あざやかな考察。


流れるような文章は小説家レベルで面白い。下手な小説家よりも文章力は上なのではあるまいか。内容的には専門的な話の入門書ではなく、エッセイの域であるが。生命はメスを基本形態とし、オスは不完全な生き物である。癌になりやすいし、病気にも弱いし、すぐ死んでしまうし、寿命も短いし、良いところなんて無いじゃないか。これではあまりにも男が可哀想すぎる。全米どころか生物界の全オスが泣いた!

男尊女卑なイスラム原理主義国家とかならともかく、世界最高(最低最悪?)の女尊男卑国家と化した日本では、本当に良い事が無いよね。生物として女よりも脆弱なだけでなく、ブサイクフェミ婆に女性専用車両から引き摺り下ろされるし、レディースデーで迫害され、プリクラも禁止、ちょっと人生に失敗したら男人生にフリーライドしている女から容易く見捨てられちゃうし。「もうやめて! 男のやる気はゼロよ(涙)」


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決断プロフェッショナル―失敗しないための思考と技術(光文社新書022)

決断プロフェッショナル―失敗しないための思考と技術 (光文社新書)決断プロフェッショナル―失敗しないための思考と技術 (光文社新書)
(2002/01)
今村 栄三郎

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組織の長たる者なら、自らの意思決定に関して少なからぬ自信と自負を抱いているだろう。しかし、その方法は自己流に陥っていないか。「何に基づいて、どのように決断したか」と問われ、明確に答えることができるか。本書は日米でマネジメント研究を行ってきた著者が、意思決定の仕組みとチェックポイントを簡潔に整理したもの。まずは「決断を誰のために行っているか」と読者に問う。多くの経営管理者が対象を全く考慮していないという調査結果を示し、ひらめきや感情的衝動、直感的・刹那的に突き動かされた決断が予想以上に多いと指摘する。


決断に至るためには、まず的確な情報収集と、その情報を判断する能力が求められる訳だ。時に、決断の過ちによって世界が終わってしまう事だってあるのだ。

とは言え、その情報を収集するのが至難の業なのである。適切な決断を下すための情報が圧倒的に不足しているために、誤った結果に至ってしまう。あの時、ああしていれば、しなければ……。自らの愚かさ故では無く、情報の欠如により誤った選択をしてしまった事が結構ある。

表には出ない情報を収集するには、一体、何をしたら良いのだろうか?


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キヤノン特許部隊(光文社新書026)

キヤノン特許部隊 (光文社新書)キヤノン特許部隊 (光文社新書)
(2002/02)
丸島 儀一

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特許で守り、攻める。これが神話になった特許マンの仕事だ! 1950年代には未だカメラ専業メーカーであった、キヤノンの奇跡ともいえる60年あまりの歴史に、丸島の展開してきたビジネスはどのような役割をになったのか。企業戦略として特許を活用するとは、具体的にどのようなことなのか。昭和9年生まれの日本人が、朝からステーキを喰うアメリカのビジネスマンたちとどのように渡り合ってきたのか。そして私たち日本のビジネスパーソンは、特許あるいは知的財産権をどのように考え、仕事に生かすべきなのだろうか。実はいま、特許、発明、知的財産という言葉が私たちの周囲を飛び交っている。


キヤノンが如何にして世界のトップ企業と対決したか。その強さの秘密は卓越した特許戦略にあった。そして、その企業戦略に重要な役割を果たしたのが丸山儀一という男。企業にとって、特許というものが如何に大切であるかがよくわかる。


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わたし琵琶湖の漁師です(光文社新書025)

わたし琵琶湖の漁師です (光文社新書)わたし琵琶湖の漁師です (光文社新書)
(2002/01)
戸田 直弘

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ゴム長靴を革靴に履き替えた青年漁師が、環境問題もブラックバスなどの外来魚の驚異も魚がいちばん知っている!と環境会議で語った。毎日の漁で見た現実が、名だたる学者、研究者たちの胸に響いた。何億匹かわからないほどに増殖し続けるブラックバスとブルーギル、そして新たな外来漁。一方で絶滅の危機に瀕している琵琶湖固有の魚たちという現実に向かい合いながら毎日何を思い漁を続けているのか?自然と共に生きる知恵と愉しみに溢れた本。


タイトル見て思わず、『うわっ面白くなさそう』って思ってしまった。すみません、意外に面白かったです。
 
琵琶湖で漁なんて、いまいちイメージが湧かなかったけど、ここにも漁師がいて、今日も魚を獲っている。昔は魚がたくさんいたようだが、今では南側は外来種であるブラックバスやブルーギルに食い散らかされて、魚が獲れないらしい。困ったものだ。

外来種を駆除しようとすると、キャッチアンドリリースな趣味で釣りをしている奴らが反対しがちだが、元々存在しなかった種であるが故に、従来の生態系を脅かしているのに加えて、その場で生活してきた人々にも被害が出ているのだから、身勝手だと思う。


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お寿司、地球を廻る(光文社新書023)

お寿司、地球を廻る (光文社新書)お寿司、地球を廻る (光文社新書)
(2002/01)
松本 紘宇

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1977年のアメリカでの大ブームを皮切りに、世界各国に普及していった寿司文化。パリ・北京の回転ずしから世界最南のお寿司屋さんを探る旅まで、ニューヨーク初の寿司専門店開業者による、世界各国のお寿司事情レポート。


日本の寿司文化が世界に広がっていく様子がよくわかる。西洋文化圏でも、意外に魚の生食が抵抗無く受け入れられているんだね。回転寿司は、日本では安い寿司といったイメージがあるけれども、海外ではもの珍しさもあるのか、結構人気があるらしい。
 
私は、回らない寿司屋しか行きたくないけどね。回らない寿司屋で値段に時価って書いているのは、ちょっと困るけど。 大抵のものは、そんなに高くないけれども、時々5万円のとかあるからね。知らずに5万円の寿司をパクパク食った日には……。


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本格焼酎を愉しむ(光文社新書002)

本格焼酎を愉しむ (光文社新書)本格焼酎を愉しむ (光文社新書)
(2001/10)
田崎 真也

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「ソムリエという仕事柄、ワインしか飲まないのではと思われがちですが、僕が日常的に一番多く飲むお酒は焼酎です」―世界の頂点に立ったソムリエは、本格焼酎をこよなく愛する。基礎的な知識から、新しい楽しみ方までを、著者自身の体験を交えながら語る、本格焼酎入門書の決定版。芋や米、麦、ソバ、黒糖からつくられる焼酎から泡盛まで、世界に誇る日本の蒸留酒を知り、味わい、自己流で楽しむ。


田崎真也なのにワインじゃないのが意外である。焼酎だからではなく、田崎が焼酎も語っているという理由で買ってしまった。完全に出版社の策略に屈しています(笑)。 
 
ちょっと前まではアル中親父が飲んでいそうな安酒的イメージがあったのだが、最近ではビールや日本酒よりもお洒落なイメージになってしまって、OLとかもよく飲むらしい。そのうち、女子高生の間でも流行りそうな勢いだな。いや、法律の建前では飲んではいけないけど、今時、二十歳になるまでアルコール飲まない人なんて、白いカラスを見つけるよりも……。

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Zカー(光文社新書001)

Z(ズィー)カー (光文社新書)Z(ズィー)カー (光文社新書)
(2001/10)
片山 豊財部 誠一

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Zカーの父・片山豊とカルロス・ゴーンの固い握手。そこから新しい歴史が始まった。ニューZが復活する。そこに込められた大きな意味とは?アメリカ日産の社長としてダットサンを輸入車ナンバーワンに育て上げた片山豊の物語は、日本人が失ったもの作りのスピリットそのものだった。そしてそのDNAは、さまざまな人に受け継がれていたのであった。


本書を読めば明らかになる日産の光と影。
キーワードは『Z』

日産が低迷していたのが必然ならば、カルロス・ゴーンが日産を蘇らせたのもまた必然。意外なところでゴーンと日産に繋がりがあったんだ。それにしても、大企業病というものは恐ろしい。いや、大企業に限らず全ての企業に言える事だが、人を正当に評価出来ない会社は恨まれ、やがては自らにその恨みが還って来るものである。

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