食物アレルギーのひみつ 学研まんがでよくわかるシリーズ113

食物アレルギーのひみつ 学研まんがでよくわかるシリーズ113

ぼくは小学5年生のコウタ。近所にとってもかわいい女の子、ミクちゃんが引っ越(こ)してきた。いっしょにケーキを食べようとしたら、ミクちゃんはぼくにケーキをくれるって言うんだ。食物アレルギーだから食べられないみたい。ミクちゃんは牛乳(ぎゅうにゅう)のアレルギーって言ってたけれど、なんでケーキが食べられないのかな? 食物アレルギーって一体なんだろう? 


Amazonで取り扱っていないと思ったら、一般書店では売っていない図書館専用書籍なのか。表紙のおにゃの子に釣られたのだが、名前がミクちゃんとか堪らん(*´Д`) べ、べつにロリコンとかじゃないんだからねっ!

小学五年生のコウタの家の近所に美少女が引っ越してくるのだが、食物アレルギーでケーキを食べる事が出来なかった! 食物アレルギーに関して何も知らなかったコウタが、ミクちゃんと一緒に勉強して行くのだが、少年の日の甘酸っぱい思い出で終わらずに、最後までフラグ立てきっただと!?


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マーサとリーサ1 お片づけのなやみ、ひきうけます!

4265060919マーサとリーサ (1) お片づけのなやみ、ひきうけます!
たかおか ゆみこ
岩崎書店 2016-03-11

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マーサとリーサは、ふたごの姉妹。冒険家のお父さんといろいろな国でくらしてきましたが、今、ふたりきりで船に乗って、あたらしい町にむかっています。さて、どんなことがまっているのでしょうか。お片づけもお部屋づくりもおまかせあれ!かわいい小物もつくれるよ。ステキなふたごの物語がはじまります!


双子の女の子、マーサとリーサが(多分)日本にやってきて、美容室を経営している叔母さんのところに住む話。冒険家の父に連れられて世界を転々としていたので、片付けるのが上手という設定になっていて、自分達が住む部屋だけでなく、叔母さんの息子や、カリスマモデルの部屋も片付けに行く。

ダンボールや牛乳パックを使い、お金をかけずに収納する方法が具体的に描かれているので、実際に役立つ内容になっている。本とゲームで溢れている私の汚部屋はこの本を読んでも片付かないけどOrz


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おとなもブルブル ようかい話

4265024203おとなもブルブルようかい話 (日本のおばけ話・わらい話20)
木暮 正夫 原 ゆたか
岩崎書店 1988-03-01

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『しゅのばん』のばけもの/ひとつ目のおに女/しゅてんどうじのくびなど、おとなでもブルブルとふるえてしまうような「ようかい話」を、15話収録。


題名だけ見ると、物凄く怖い話が入っていそうだが、実際は妖怪が出て来る日本昔話といった感じの話ばかりで、どれを読んでも怖くない。かなりのチキンじゃなかったら、読んでもブルブル震えたりはしないと思う。

化け物が退治されて一件落着するものもあれば、不条理な目に遭った挙句、BAD ENDなものもある。好奇心が身を滅ぼすパターンはともかく、首を突っ込む気すらないのに、巻き込まれて殺される話は嫌だなぁ。幸い、不条理な話は少なめだったが。

酒呑童子って、イケメンだったのに言い寄る女を相手にしなかったから、呪われて鬼になったの? ヤリチンで女を泣かせまくったから鬼になるとかなら分かるけど。


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猫の名前

猫の名前猫の名前
(2002/07)
草野 たき

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「佳苗に会いたがっている」担任の先生に頼まれ、不登校の春名に会うことになった佳苗。ところが、春名は佳苗に復讐したいと言い出す。理由がわからない佳苗は戸惑うばかり。しかもそれ以降、友人の絵里や周囲との関係もうまくいかなくなってしまう。真の友情の姿を、丁寧な心理描写を駆使して綴った感動作。


猫小説かと思ったけど、猫はあんまり関係無かった。ある日、女子中学生の佳苗は先生に呼び出され、自殺未遂をした不登校の春名に会いに行ってくれと頼まれる。何故か、春名は佳苗を名指しで指名し、会ってくれないと自殺するかもしれないというのだ。嫌がる佳苗だったが、無理やりな感じで難題を押し付けられてしまい、仕方なく教えられた病院に行く事に。

病室で会った春名は佳苗に復讐したいと言い出すが、何で自分が恨まれるのか全くわからなかった。その後、友人の絵里とも上手く行かなくなるし、隣に住んでいる紗枝子さんとの仲もおかしくなってしまう。

女子中学生にしては、かなりしたたかに生きるリア充で、もっさりした感じが無いな。まだ子供なのに上手く立ちまわりすぎで怖いが、友人のほうはさらに一枚上手で驚く。一緒に遊んでいる大人の紗枝子は逆に子供っぽいし。

自殺未遂するようなメンヘルさんと関わらなくてもいいじゃないかと思っていたら、意外なところで主人公と繋がりが! この主人公、結構酷い奴だな(汗)。

デビュー作は微妙だったけど、これはプロット練り上げられている感じで面白かった。



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月蝕姫のキス

月蝕姫のキス (ミステリーYA!)月蝕姫のキス (ミステリーYA!)
(2008/10)
芦辺 拓

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高校生の暮林少年は、なにごとも論理的に考えぬかないと気がすまないというやっかいな性格の持ち主だ。まるで、かの名探偵エラリー・クイーンのように。ある日、学校の近くで起こった奇妙な殺人事件。偶然巻き込まれてしまった暮林少年は、考えに考えるうちに恐ろしい事実に気づく。クラスメートのあの子が犯人だとすれば、すべてのつじつまが合うということに。しかし、静かな町を揺るがすさらなる事件が起きる…。本格的な謎解きの要素に満ちた叙情あふれるミステリー。


冷めた少年が事件に巻き込まれて行く。自分が下校途中ですれ違った男が何者かに殺されるのだが、先にすれ違ったとされる同級生達と状況が噛み合わない。都合の良い証言を欲しがる馬鹿刑事に睨まれつつ、自分で推理を展開して得られた解答は……。

謎の美少女クラスメイトが、次々と起こる事件の中心にいるのだが、ただのキチガイ殺人鬼ではなくて、ここまでやってしまったらもうテロリストである。謎のテロリスト、月蝕姫は魅力的だが、動機が解明されず、その正体も明かされないままで終わるのは消化不良でモヤモヤする。

お子様用ミステリーなので、かなりご都合主義な部分があるのだが、実際のところ、ここまで大規模なテロを敢行出来るのだから、個人でやっているのではなくて、裏に相当大きな組織がついているのだろう。

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雨ふる本屋

雨ふる本屋雨ふる本屋
(2008/11)
日向 理恵子

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いらっしゃいませ。ここは、あなただけの物語が見つかる本屋さん。こんな雨の日には、ほんとうの自分に出会えるかもしれません―。


買い物帰りのルウ子が、雨に降られ、図書館に入ったところ、いつの間にか妙な場所へ。妹に悪戯するつもりで捕まえたカタツムリが逃げ出し、それを追いかけているうちに、図書館内部なのに迷子になってしまう。

カタツムリを追ううちに、雨が降っている本屋にたどり着く。店主はドードーだし、助手? の舞々子さんも、なんか変。そこは、忘れさられた物語が雨となり降り注ぐ本屋だった。だが、最近は物語が綺麗に仕上がらない。人間しか立ち入れないので、ルウ子が物語の種があるほっぽり森で起きている異変を確かめに行く事に。

店主のドードー鳥が、やたら短気ですぐ怒る。まるで沸点が低すぎる、ゆとり脳のモンスター・ペアレンツみたいだった。書名に惹かれて図書館で予約を入れたものの、受け取ったら童話系統の児童書だった。世俗の腐臭に穢されて、心が荒み切った者が読むには辛い(笑)。最後、夢オチ的な結末で終わらないのは良かった。

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タイムマシン

タイムマシンタイムマシン
(2006/11/23)
アニリール・セルカン

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1988年、15歳の僕たちは、ドイツ・ケルン市に巨大なタイムマシンを作り上げた。世界初の時間旅行をめざして―スイスにある厳粛な寄宿学校を退学になった13人の少年たちは、一度は世界中に散らばるが、ドイツに再び集結する。仲間とタイムマシンをつくるために。「タイムマシンだと、ふざけるな」「君たちくらいの年頃は、そういうつまらないことに興味を持つものだよ」そんな理解のない大人たちも、しだいに少年たちの熱意に動かされていく。やがて、少年と父親たちの手によって組み立てられたタイムマシンは、みんなの“希望”を乗せて動き出すのだった。果たしてタイムトラベルは成功するのか?少年たちの未来は?気鋭の科学者が、自身の体験をもとに記す青春ストーリー。


日経BP社から出ているので、もっとしっかりしたタイムマシンなのかと思っていたけど、ゆるめの児童向けフィクションなんだね。寄宿学校を退学になった少年達が集まって、タイムマシンを作ろうとする話。

最初から実現不可能としか思えないのだが、何かひとつ位は捻りが効いて来るのかと思ったけど、SF的なオチもファンタジー的な結末も無いまま終わってしまった。普通すぎるじゃないか。これでは、ウェルズの足元にも及ばない。

一応、少年の頃に夢見た話が元になっているという設定なのだけど、数々の経歴詐称疑惑から考えると、それ自体が疑わしい。


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ウラナリ、さよなら

ウラナリ、さよなら (YA!ENTERTAINMENT)ウラナリ、さよなら (YA!ENTERTAINMENT)
(2007/04/11)
板橋 雅弘

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身も心も、すぐそばにいるとやっと実感できる、と思えてきた二人。強がりなサクラが、ハヤブサに甘えてきた。しかし、二人には残酷な運命が、待ち受けていた。ウラナリ、大好き、ありがとう。そして、さよなら、ウラナリ。感動の最終巻。


「感動の最終巻」と書かれているが、感動どころか、裏切られた気分でいっぱいだ。話の雲行きが怪しかったのだけど、やはりヒロインがやばい病気で、どんどん弱体化して行く。

「BOYS BE…」な表紙で釣っておいて、なんで安易に病気物に変貌させるのか。普通に「BOYS BE…」的な青春物でいいじゃないか。病名は同じじゃないみたいだけど、あれ? これなんてセカチュー? 「BOYS BE…」でも若干、BAD ENDは存在するけど、ここまで可哀想な結末ではなくて、「もうあの日の空ではなかった」とかいう終わりだしね。これは、空そのものが暗闇に包まれて救いが無いじゃないか……。

最終巻開始直後にネタバレしているので、あえてミスリードしているのだと僅かな期待に賭けるも、捻りも何にも無く、直球攻撃そのままだった。「BOYS BE…」を遙かに凌駕するBAD ENDに、全ウラナリが泣いた! 児童小説なのに、なにこの後味の悪さは……。

これが実話なら許容範囲だけど、安易に病死ネタを使ってお涙頂戴しようというのは、邪道だと思う。とりあえず、もうサクラを超える相手は出現しない気がする。人生において、何度も天使が舞い降りる事は稀有である。

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ウラナリは泣かない

ウラナリは泣かない (YA! ENTERTAINMENT)ウラナリは泣かない (YA! ENTERTAINMENT)
(2006/10/11)
板橋 雅弘

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ハンドボール部で、頭角を現し、恋にも命を懸け、当然、競争相手も増えてきた。そんなモン、蹴散らせ、蹴散らせ!やっと、ハヤブサも男になった。全てに勝負を賭けろ!「ウラナリ」シリーズもいよいよ終盤。ハヤブサとサクラの仲も急進展。


サクラの受験時に出てきた嫌な感じの男がライバルとして登場して来た。相手のフジもサクラを狙っているらしく、やたらウラナリを敵視して来る。

父親も、ハンドボール部顧問の先生とデキていて、それを部員に知られたものだから、とても険悪な雰囲気に。さらに、離婚した母親が身篭るも、悲しい事に。なんか、嫌な事だらけだね。

そして、ヒロインも体が弱くなって、話の雲行きが怪しい。

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ウラナリと春休みのしっぽ

ウラナリと春休みのしっぽ (YA! ENTERTAINMENT)ウラナリと春休みのしっぽ (YA! ENTERTAINMENT)
(2006/05/11)
板橋 雅弘

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サクラは中学を卒業したら、それまでの自分の殻に閉じこもりがちな「自分」とは、訣別する決意をした。そして「新たな自分」を作り上げるべく、東京の高校を受験し、めでたく合格。そして憧れの女子寮生活をすることになった。ところがサクラをつけ狙うストーカーが現れた。その男が、どうもサクラもよく知っているあの男に思えてならない……。


卒業シーズンとなり、ついに上京するサクラ。今回は、サクラによる一人称視点が混ざってくるので、ウラナリは主人公の座を半分奪われてしまった感じ。

上京直前に、同級生から告白されるも、自分の事で頭がいっぱいになっているサクラは、冷たく切り捨てる。ウラナリすら、離別の手紙みたいなのを送られてヘコみ、悶々としているからね。

サクラの引越しや新生活に連れ回される気満々だったウラナリは、春休みが暇になり、ギターをしたり、数少ない友達とハンドボールの練習をしたり、一人でボートに乗ったりと……。一人でボートは羞恥プレイすぎる! さらには、密かにサクラを見に行ったり、後を追いかけたり、住んでいる女子寮まで行ったりと、ストーカーっぽくなる。

そこへ、サクラが謎の無言電話で怯え始めるという展開に。何者かがストーカーとしてサクラに付きまとい、監視し始める。となれば、これはもう「犯人はウラナリだ!」と思わせておいて、実際はミス・リードを狙っているわけですねわかります!

ヤング・アダルトだから最後までは行かずに済むけど、結構際どい状況まで追い込まれてしまうな。ストーカーがキモすぎる。こういう馬鹿は死ねば良いのに。

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ウラナリ、北へ

ウラナリ、北へ (YA!ENTERTAINMENT)ウラナリ、北へ (YA!ENTERTAINMENT)
(2005/10)
板橋 雅弘玉越 博幸

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ハヤブサの母親とサクラの父親が再婚。サクラは、母親と新しい父親と弟と長野の茅野市に住む。ハヤブサは父親とうまくいかず、サクラを尋ねて家出をするが、彼の知らない「サクラ」がいた。―中3のサクラとハヤブサには、北風がいつもより堪える秋です。累計2000万部の人気漫画「BOYS BE


ストーリーとしては、一冊目よりも地味な感じ。フラグ立ちかけなのに、ヘタレ主人公が一線を越えていけないもどかしさは、いかにもBOYS BE…クオリティ。

主人公は内部進学が際どいラインなのだが、ここで波乱万丈展開になるのかと思いきや、予定調和なのが残念。では、ヒロインが密かに同じ学校に入るのかと期待するが、当初の予定通り、難関私学を受けてしまう。なんだ、クラスメイトになったりはしないのか。

何でヒロインが受ける私学のほうが、主人公のいる国立より難関なのかと思っていたら、国立のほうが偏差値は高いけど、小学校から入っているので成績が良くなくても内部進学で何とかなっているというオチだったんだね。

日本って、最初に勝ち組になった奴が、延々と勝ち続けるシステムだからなぁ。私立大学だって、内部進学が金持ちの馬鹿だらけな分、一般入試を絞って偏差値の底上げをするという、嫌な仕組みになっているしね。

主人公が国立校内部進学、ヒロインも難関私学合格と、何事も起こらないままなのだが、サクラの母親が上京に反対しているらしく、「サクラサク」が「サクラサケズ」に!?

自分の父親が学校の先生を家に連れ込んでいる現場を目撃してしまったウラナリ少年は、怒った勢いで家出し、サクラのいる長野へと向かう。「メガミコニシズム」というメールを気にして長野まで来たものの、再開したサクラに、いきなり蹴りまくられるという、それ何て猟奇的な彼女?

その後、一緒のホテルに泊まるものの、何にもないというのが、やはりBOYS BE…クオリティ。向こうからくっ付いて来ているのに、クララどころかフラグも立たないなんて、なんというヘタレ。もったいないお化けが百鬼夜行の行列くらい出た。児童書なんで、大人味になる展開はご法度なので、仕方ないけどね。

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ウラナリ

ウラナリ (YA!ENTERTAINMENT)ウラナリ (YA!ENTERTAINMENT)
(2005/07)
板橋 雅弘玉越 博幸

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累計2000万部のラブコメ漫画「BOYS BE…」のゴールデン・コンビが、『甘っ辛い青春小説』を引っさげて、YA!に殴り込んできた!! 176センチの52キロ。「アンガールズ」みたいなハヤブサが、中3になってから、ハンドボール部に入るという。実にマイナーでキモい奴だ。そんなハヤブサを、「ウラナリ!」といってガンを飛ばす女が現れた。彼女が、サクラだった。


「BOYS BE…」な表紙に釣られた。

主人公のウラナリはともかく、ヒロインのサクラが強烈すぎる。見かけに似合わず暴力女で、まるで猟奇的な彼女みたいではないか。冒頭から、いきなり見ず知らずの美少女に殴り飛ばされる哀れな少年。

ヘタレ設定なのかと思いきや、中三という中途半端なスタートなのに、ハンドボール部にスカウトされてしまい、最上級生なのに進入部員という妙な事になる。そのまま暫く、スポーツ小説と化し、謎の暴力ヒロインは、なかなか再登場しない。

夏休みになり、ようやく出てきたと思いきや、父が不在の家に上がりこみ、プチ同棲みたいな展開に。サクラは、遠い親戚だと言い張るのだが……。

うーん、いろいろな部分で、あまりにもお約束すぎるストーリー進行なのが、あざといなぁ。中学生が読んだら、素直に楽しめるのかもしれないが。

ちなみに、主人公のほうは父子家庭で、離婚した母親は別の男性と再婚。サクラの両親も離婚したが、母親に引き取られ、母親が再婚。父も別の女性と再婚して東京にいるのだが、サクラ父の再婚相手が主人公ウラナリの母親という、ややこしい事になっている。

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独学魔法ノート

独学魔法ノート独学魔法ノート
(2005/02)
岡崎 祥久

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魔術とは「人類を苦しめてきたもっとも有害な妄想」である。僕は、自分でもどうすることも出来ない熱狂の中にいた。人智を超え、次のパワーの源へ。超現実的魔法使いを目指す13歳の記録小説。


題名そのもので、男子中学生が独学で魔法の勉強を始める。とはいえ、物語の舞台となるのは現代の日本。魔法なんてあるとは思えないのだが、主人公が、図書館で調べまくったり、古本屋で高いオカルト本を購入する過程で、不思議な出来事も起こる。

カフェで年齢不詳の怪しげな男と出会う。普通の人には出来ない事をするので、ひょっとして魔法協会か何かの関係者かと思いきや、ただの……だった(汗)。最後まで読んでも、果たして魔法が存在するのか否か判らないまま。

淡々と独学で魔法を勉強する主人公がちっとも子供っぽくないのだが、姉妹も変わっている。姉の名前はグミ、妹はまれん子! まれん子って、凄い名前だな。中身も妙なキャラだけど。

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バンビーノ

バンビーノバンビーノ
(2000/05)
岡崎 祥久

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あの時、目覚まし時計さえ買いに行かなければ…。コドモノクニへ転校してきたトシオを待ち受けていたもの、それはいったい何か? ボディーブローのように効くふきつなユーモアにのせて描かれる、子どものリアル。


背は小さいのに、やたらと大人臭いトシオが転校してくる。小学五年生なのだが、もっと小さい子にしか思えない。トシオはハルニワ、コウタロウと一緒に遊び始めるのだが、どことなく距離感がある。

そのうち、トシオが自分は本当は大人で、呪いをかけられて子供になってしまったと打ち明ける。一緒に住んでいるTJという女性は母ではなくて彼女だと言うのだが、嘘だと思ったハルニワが距離を置きはじめ、靴を隠すなどのイジメが始まってしまう。

しかし、大人の行動で、ちっとも挫けないトシオ。ある日、ランドセルを隠した教室で、三人揃って異形の何かがいる変な空間に閉じ込められてしまう。そこは、呪われた人が呪い返しをする場所だったのだが、トシオは自分を呪った相手に呪い返しをしようとしない。

結局、トシオは大人だったのか、謎。異形が出てきたから大人だったのかもしれないけど、大人のふりをしている変な子供の可能性も残されているし、どっちが正解なんだ? 最後まで読んでもスッキリしない、変な話だった。

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