宮田珠己

攻略対象書籍は以下。

旅の理不尽 アジア悶絶篇』★★★★
東南アジア四次元日記』★★★★
ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記』★★★★
わたしの旅に何をする。』★★★★
ジェットコースターにもほどがある』★★★★☆
52%調子のいい旅』★★★★
晴れた日は巨大仏を見に』★★★★☆
ふしぎ盆栽ホンノンボ』★★★★
ポチ迷路』★★★★
なみのひとなみのいとなみ』★★★☆
スットコランド日記』★★★
スットコランド日記 深煎り』★★★
『四次元温泉日記』
『日本全国津々うりゃうりゃ』
『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』

共著
『勝手に関西世界遺産』
『だいたい四国八十八ヶ所』


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ポチ迷路

ポチ迷路ポチ迷路
(2007/06)
宮田 珠己

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バスに乗って山を越え、船に乗って海を越え…悩めるポチのひとり旅。“読んで”ほろり、“やって”楽しい、迷路でたどる物語。ポチと歩けば右脳も左脳もフル回転。


どんな内容なのかと思いきや、迷路絵本かっ!! 難解な迷路になった絵本なので、いつものふざけたエッセイを期待すると、中身が違いすぎてビックリするだろう。

迷路好きな子供は多いけど、大人になってもこういう迷路を作るなんて、ちょっと凄すぎる。普通の大人は「え? 迷路!? いいよ迷路なんて、やるの面倒くさいし」みたいな感じになるに違いない。

ちゃんとストーリーもあって、ポチが旅に出て、迷路がどんどん複雑になって来る。というか、最初のページから、かなり難易度が高い。迷路大好き人間じゃないと、こういう迷路は書けない。小学生用の雑誌に出てくる迷路とは桁違いである。

とはいっても、やはり所詮は迷路。「え? 迷路!? いいよ迷路なんて、やるの面倒くさいし」と思ってしまいような、子供の心を忘れてしまった大人には不向きな一冊。


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スットコランド日記 深煎り

スットコランド日記 深煎りスットコランド日記 深煎り
(2010/08/05)
宮田 珠己

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どこから読んでもおかしな日常。宮田珠己のエンターテインメント日記。


スコットランドじゃなくてスットコランド日記の続編。というか、2009年編? やはり日記でしかなく、初期の頃のはっちゃけ具合が足りない。もっと非日常的な暴走モードに突入して欲しい。

スットコランドのマンション住まいから、近場の一戸建て持ち家へ。最近は家賃よりもローンの支払いのほうが負担少なかったりする訳の分からない時代なので、買えるならば持ち家のほうが楽かもしれない。

四国八十八箇所巡りをしている最中なので、四国ネタ多め。これは『だいたい四国八十八ヶ所』という本になっているので、そのうち読みたい。ところで、『ときどき意味もなくずんずん歩く』がひたすら増刷されてるのだけど(笑)。増刷ネタというか報告が多すぎ。本当は儲かってるんじゃないの?

青色申告の話では、本人ではないが友人がコンサートやCD、子供服まで経費で落しているという部分があって、税の不公平にリア充爆発させたくなってくる。こういう脱税が許されているから金が足りなくなるんだろう。消費税増税とか言う前に、ちゃんと取るべき相手から取りやがれです! 日本語を話す阿呆な豚泥鰌めっ!



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スットコランド日記

スットコランド日記スットコランド日記
(2009/08/04)
宮田 珠己

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マンションの窓から見える景色(ほんの隙間)が「スコットランド」そっくりという理由から、その場所を「スットコランド」と名付け、毎日原稿を書かずに外出ばかりしている様を、爆笑の脱力文体で綴ります。椎名誠も「こんなにおもしろくてうなづいてずでんどうとひっくりかえり日記ははじめてだぁ!」と抱腹絶賛!


はて? 読んだのに、読書記録のメモが無いとというのは如何に!? データが何処かへ行ったので詳細を書けなくなってしまったのだが、初期の頃のぶっ飛んだ感じのエッセイではなくて、無難に纏まりすぎているのが残念。

スコットランド日記なのに全然スコットランドに行かないじゃないかと思ったが、よく見たらスコットランド日記じゃなくてスットコランド日記だった(汗)。普通のレベルの人が書いたら、このレベルでも楽しめるのだろうけど、宮田珠己だけに、今度はどんな変なエッセイを書くのだろうと、過度な期待をしてしまう。手堅く纏まっているのは、いつものように不思議盆栽とかジェットコースターとか巨大仏とか、妙な題材で書かずに、日常を扱っているからかもしれない。

とりあえず、密林の説明にあるような「抱腹絶賛」とまでは行かなかった。次回は、もっと変なネタでお願いしますっ!


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ふしぎ盆栽ホンノンボ

ふしぎ盆栽ホンノンボ (講談社文庫)ふしぎ盆栽ホンノンボ (講談社文庫)
(2011/02/15)
宮田 珠己

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「本体が岩(石)であること。ミニチュアがのっていること。水を張った鉢の中にあること」がホンノンボの特徴である。ベトナムの国民的文化といわれる、不思議な盆栽「ホンノンボ」とその謎を探る。


題名が変である。ホンノンボって何? と思う人が大半ではなかろうか。これはベトナムの盆栽なのだが、日本の盆栽とは違って岩のほうが主役なのである。水を張った鉢の中に岩(石)を置き、底から吸い上げられる水分で植物を育てるという盆栽なのである。

岩のほうが主役なだけでも変な感じなのだが、そこにミニチュアを置いて独特の世界観を作り出すので、ますます変に見える。岩の途中で老人が囲碁で遊んでいたり、西遊記の一行が旅をしていたりするのだ。

旅先で、このホンノンボを目にした宮田氏が、気になった挙句、あちこちに出かけて出来上がったのが、本書である。いつもの様な弾け具合は控えめだけど、ホンノンボについて書かれている本なんてほとんど無いだろうから、ある意味、貴重な一冊かもしれない。カラー部分には、買い漁ったミニチュアもたくさん載っていて面白い。

それにしてもこの人、巨大仏を見に行きまくったり、ジェットコースターに乗りまくったり、シュノーケルしまくったり、ホンノンボを見まくったりと、いつも変な事ばかりしているなぁ。人生満喫していて、楽しそうだ。



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東南アジア四次元日記

東南アジア四次元日記 (幻冬舎文庫)東南アジア四次元日記 (幻冬舎文庫)
(2010/07)
宮田 珠己

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変な旅で、わるかったな。ある日サラリーマンが会社を辞めて、東南アジアの迷宮へと旅立った。謎の元会社員、宮田珠己が贈る、変な旅行記。


会社を辞めて旅に出た著者の、妙な旅行記。最初は普通に東南アジアを巡っているのだが、次第に変な場所を求めてネタにし始める。ジャングルの中に巨大仏が林立している場所は、まるで特撮映画のセットみたいだ。ジョーンズ博士やトゥームレイダーのララ・クロフトがお宝探しに来そうである。

ただのおっさんにしか見えない偉い何か(神様か?)のハリボテみたいな像がズラリと並んでいる場所とか、ビルを枕に寝ている巨大仏とか、不気味な僧の像が数百も列になって山へと続く場所とか、はらわたが抉られた感じのゾンビみたいな群れがある場所とか、異次元っぽい場所がたくさん紹介されている。

地獄の寺ではノコギリで切られている像や、棘だらけの木に逃れようとした人が化け物みたいな犬に喰いつかれている像があって気色悪い。一番ありえないのは、うんこをしている像と、その後ろでうんこの処理をしている像である。何でそんなスカトロプレイっぽい構図になっているのか謎である。

旅そのものも波乱万丈展開である。妙なおっさんに連れられて乗ったトラックが暴走して、必死にしがみついたり、うっかり滞在期間を一ヶ月も延長して長官に呼び出し食らったり、油断したところをオカマにキスされたり、オカマに抱きつかれたり、オカマに連れ込まれて無断で膝枕させられたりと、とにかくオカマの攻撃が恐ろしい。


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52%調子のいい旅

52%調子のいい旅52%調子のいい旅
(2003/06)
宮田 珠己

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アムステルダムから近所の散歩、原子炉訪問から三宅島一周まで、著者がそこらじゅうを訪れて考察した、脱力感あふれる、ふふふのエッセイ集。『旅行人』連載を加筆訂正したものに他誌掲載エッセイ、書下ろし等を加えて刊行。


文庫化改題『ときどき意味もなくずんずん歩く』と同じなので注意。


なんで52%調子がいいのか。残り48%は調子が悪いのか、どうなんだ責任者出て来い! といった感じのタイトルになっているが、これは寄せ集めて出来上がったこのエッセイが、100%全てが旅がらみにはなっていないからである。旅に関係する内容が52%、残りは調子が悪かったりするのではなくて、旅とは関係の無い話になっているだけであった。

これも、ジェットコースターた巨大仏のインパクトと比べると大人しすぎる感じがして、「なんだ、宮田珠己にしては普通のエッセイすぎるじゃないか」と思ってしまうのだが、たまに変なエッセイが紛れ込んでいるから侮れない。侮って電車の中とかで読むと、たまに爆笑モノが混ざっているので危険である。

いきなり歩き出したくなり、道が無いところをずんずん歩いた結果、とんでもない事になってしまったりもして、なかなか波乱万丈である。やはり、道があるところを歩いたほうがよろしい。

驚いたのは、原子炉の中に入った話である。一般人どころか関係者であっても、原子炉の中には普通、入らないだろう。大丈夫なのか!? 関係者は「大丈夫だ」と豪語するが、著者が入ったまさにその時、例の事故が発生していたりして、大丈夫なのか大丈夫じゃないのか、よく分からない微妙なままお茶を濁されている。


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ウはウミウシのウ

ウはウミウシのウ―シュノーケル偏愛旅行記 (白水uブックス)ウはウミウシのウ―シュノーケル偏愛旅行記 (白水uブックス)
(2007/03)
宮田 珠己

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ウミウシ、イザリウオ、エイ―海の中における「3大見たい生きもの」を求め、旅に出よう!変なカタチの生きものを観察するために、東南アジアや日本近海の島々をシュノーケルでお気軽に楽しむポイントについて紹介。図解イラストも絶妙で、珍無類な怪笑エッセイ。


海に特化したエッセイである。ジェットコースターや巨大仏と比べたら、その破壊力は控えめであるが、それでもふざけ過ぎているのはいつも通りである。

苦手な飛行機を恐れながら南の島へ飛び、あちこちでシュノーケルを満喫しようとするも、サンゴが全滅していたり、台風に襲われたり、時には売り子をしていた美女と仲良く海へ行こうという展開になりかけるも、側にいたブサイクな売り子の妨害にあって想いを果たせなかったりもする。所謂、ブスの呪いである。ブスの恨みというものは恐ろしい。他人の恋路を邪魔してなおかつ蹴りいれてきた馬を蹴り返す程度の能力がある。

幸いな事に、これは宮田氏が受けたブスの呪いであり、私には被害どころか、そもそも美女の誘いが無いどころか、その辺に美女が皆無である。良かった! ブスの呪いがかからなくて本当に、うわーい良かった!!

シュノーケルをしに行くとは言っても、目的は熱帯魚を見る事ではない。ターゲットとなるのは、ウミウシとかイソギンチャクとか、変な生き物である。海の生き物は変なのが多い。どのくらい変かというと、詳しくは『へんないきもの』とか『またまたへんないきもの』あたりを読めば、よく分かるかと思う。

宮田氏は、出会った変な生き物を微妙に下手っぽい感じのイラストで表現しているのだが、たまに変な生き物どころか、旅先で抜けてしまった自分の歯とかまで描いているのがふざけ過ぎで大変よろしい。


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わたしの旅に何をする。

わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)
(2007/06)
宮田 珠己

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たいした将来の見通しもなく会社を辞め、とりあえず旅行しまくりたいと考えた浅薄なサラリーマンのその後。抱腹絶倒、宮田珠己の全力リラックス旅行記。


相変わらずふざけているものの、会社まで辞めて旅行に行く潔さと覚悟は天晴れ。しかも、結婚までしてしまうし、漢である。はっちゃけ度合いが他作品と比べて大人しめだと思いきや、時々爆笑してしまう部分もあるから侮れない。電車の中とかで読むのは危険である。

鳥葬の話は恐ろしかった。もっと、少しずつ食われていくのかと思ったら、ピラニアの襲撃に勝るとも劣らない勢いで白骨になるのか。ハゲタカの食欲、恐るべし。

相変わらず、胡散臭いインド人や何かに付きまとわれているのは同じなのだが、騙されて経験値が上がっているのか、交渉と駆け引きの技術が向上している。騙されて違う場所に連れて行かれると、金を払わず無視して逃走するのがGJ!

ブルネイの無料遊園地で、ジェットコースターに乗ろうとしたら、誰も乗りに来ないので、一人で待たされる姿は哀れである。それにしても、無料の遊園地を造ってしまうとか、ブルネイ国王は凄すぎる。さすが世界有数の金持ちである。

一番笑ったのが、西北大学出版社が出している中国人用の日本語会話集を買った話。「おはようございまよ」「ありがとうでぞいます」「おほようごぎいます」「であんおさい」「いれはどうごしょう」「どうぞねかはくだちい」「ね元気ですか」「まあまあごす」「いまは九時二十五分ごす」「てれがあれとり上等ごす」「わつりごす」「ぴつそりごす」「あななはどちちかちね出でですか」「ねをかが空さました」「たろたろ失礼します」「スープピにしますか」「遠いのよ(遠くないのよ)」「ミンブしますからどうぞてちらへ」「頭、顔、手。足、アッヤー」「もうなんたたろいたしたか」「やかをとてそへ行またいぞすか」「ちょっトずそずわしますが、郵便局は何時から開きますか」「どのようにずりしましょうか」

こんな無茶苦茶な会話ばかりが載っている本らしい。それ何語ごすか? 民明書房の本より酷いな! ミンブとは何だ? アッヤーとは何処の部位なのか? こんな会話ばかり読まされると、ちょっトずそずわしますが……。


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旅の理不尽 アジア悶絶編

旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)
(2010/05/10)
宮田 珠己

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一読悶絶。一歩間違えれば誰でも遭遇する旅の理不尽の数々を、名もない素敵な一介のサラリーマンが独特な文体で描いた旅行エッセイ。こんな旅でも許されるのか、と旅に対する考え方が変わる一冊。また、誰でもちょっと視点を変えるだけで、こんなに面白く旅ができるというガイドブックにもなっている。口コミ人気で重版を重ねる幻の自費出版の奇書が、文庫になってメジャーデビュー。アジアの知られざる一面がここにある。


サブタイトルがアジア悶絶編となっているので、じゃあ他にも「南米激情編」とか「ヨーロッパ風雲編」とか「広島死闘編」とかが出ているのかと言うと、出ていません(笑)。
それにしても、一作目からただものでは無い。なんというか、ふざけ過ぎていて面白い。旅行先での出来事、事件、災難が、これでもかと過度に強調されている。旅先で降りかかる災難は、本当に理不尽な事が多い。日本の常識は世界では通用しないのである。

トルコで熊男に出会ったり、スリランカで怪しげな人々に寄付を迫られまくったり、インドで詐欺に引っかかったり、ブータンで坊主に混ざって普段は入れてくれない場所に潜入したりと、なんかもう何でもアリですね。

イスラエルに入国する時、直接スタンプを押されたら、もう近隣のアラブ諸国には入れなくなってしまうのか。知らなかった。シルクロードで知り合う中国人が凄く積極的なのだけど、これで容姿がビビアン・スーみたいなお姉さんなら良かったのになぁ。


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なみのひとなみのいとなみ

なみのひとなみのいとなみなみのひとなみのいとなみ
(2008/09/19)
宮田 珠己

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宮田サラリーマン青年を待ち受けていた営業に満ち満ちた世の中とは? 著者は、営業の外回りで街を歩いていると、突然、圧倒的な「働きたくない」の光が、天の啓示として、降り注いだという……。妻のため生理用ナプキンを買いに行くの記。宮田式英語上達法とは? この一冊で「悩みなんてスベスベマンジュウガニの糞の如し」となること請け合いの抱腹絶倒脱力のお話の数々。著者初めての日常エッセイ集。


最初に読んだのが巨大仏ツアー、その次がジェットコースター・ツアーだったので、日常エッセイだとインパクトに欠けるのだが、それでもエンタメ性は十分にあって面白い。やはり、エッセイもエンタメ性を意識して書き上げるべき。エンタメ性の欠如した小説は純文学になるかもしれないが、エンタメ性の欠如したエッセイだと、ただのチラシの裏にしかならない。

日常に潜んでいる疑問を、脱力系で語って行く。なんか変だと思いつつも、日常に振り回されていると、そこまで考えてられないしね。“営業”なるものの胡散臭さなんて、多くの人が感じているはず。

それにしても、会社という胡散臭いシステムから解脱して、好きな事をして暮らしていける身分が羨ましい。


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ジェットコースターにもほどがある

ジェットコースターにもほどがある (集英社文庫)ジェットコースターにもほどがある (集英社文庫)
(2011/03/18)
宮田 珠己

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独特のユーモアと卓抜した視点で多くのファンを持つ宮田珠己氏は、ここ2年ほどで世界各国のジェットコースター109マシンに乗りまくった、おそらく日本一ジェットコースターに詳しいエッセイストです。近年、ジェットコースターは、本場アメリカでも大ブレイクしており、日本でも新しいマシンが登場し、新たなジェットコースターブームを予感させます。本書は、宮田氏独特のユーモア溢れるエッセイに日本の主要コースターの格付け、世界ランキングなどを加え、ジェットコースター好きな人だけでなく、幅広い層に楽しんでいただける1冊になっています。


ジェットコースター好きというのは、そこそこ人口がいるだろうけど、アメリカまで行って乗り倒し、しかも本まで出してしまうとは、普通じゃない。同行する事になったジェットコースターマニアの高校生(当時)も、強烈なキャラである。普通、受験目前の時期に、学校を休んで渡米するか?

世界には、恐ろしいコースターがたくさんあるんだね。かなりマニアックな部分まで書いてあって、読んでいるとだんだん乗りたくなって来るのだが、取り上げられているコースターの大半が太平洋の向こうにあるので、残念ながら乗ることが出来ません(笑)。

それにしても、2年間で109マシン、延べ200回以上乗るとは凄すぎる。そんなに乗ったら、体がおかしくなりそうだ。


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晴れた日は巨大仏を見に

晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫)晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫)
(2009/10)
宮田 珠己

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風景の中に、突然、ウルトラマンより大きな仏像が現れたら…。日本各地に点在する巨大仏。その唐突かつマヌケな景色(マヌ景)を味わうため、牛久大仏、釜石大観音など、“四十メートル以上”の巨大仏を探しては、いたってまじめに日本を巡る。巨大仏のある風景を見ると、なぜ胸が騒ぐのか。日本風景についても論じた、怪笑紀行エッセイ。


日本各地にある巨大仏を見に行くという、妙なエッセイになっている。作者本人も変な人だが、同行する編集の二人も、かなり変な人である。そして、目的となる巨大仏は強烈なまでに禍々しくて変だった!

何でこんなモノが、日本各地に溢れているのか。建てられた時期が昭和から平成に変わる境界付近に集中しているので、これはもう宗教とか信仰とかカルトとか世界平和とか自己満足とかではなくて、バブルの爪痕とか、遺物とか、残滓と呼ぶのが相応しい存在なのだろう。

どれを見ても、有難い存在ではなくて、異世界から来襲した禍々しい狂気を纏う邪神にしか見えないのは何でだろうか? ああっ! 読んでいる私が、神も仏も信じていないからか。あまりにも巨大すぎる仏像を見ていると、初めてアザトースを見てしまった時のような気分になる。いや、出会ったら死ぬと思うから、まだアザトースは見た事が無いけど。

大半の巨大仏は、ただ大きいだけで、ちっとも食指が動かない。むしろ、ちょっと脱線して取り上げられている太陽の塔とか、PL教団の大平和祈念塔とか、台湾のビルに座っている道教の神とか、校舎の上にある巨大ミカンのほうが心惹かれる。

ちなみに、第一位は牛久大仏で120m。奈良の大仏が僅か14.7mなので、比べて見ると、その恐ろしさがよく分かる。サイコガンダムすら、40mしか無いというのに……。ちなみに、造ったのは東京本願寺である。さすが本願寺! 門徒宗を扇動して戦国大名を苦しめただけあって、強すぎる! これでは、横に並べたサイコガンダムが、子供に見えるじゃないか。(注意:別に本願寺を誹謗中傷する意図は全くありません。だって、コーエーのシミュレーション・ゲーム『信長の野望』や『太閤立志伝』で本願寺プレイするのも好きだし。)

巨大仏で唯一ドキドキしてしまったのは、会津慈母大観音である。他の奴らがパンチパーマのおっさん巨大仏だったり、やる気無さそうな格好で、ゴロンと横になっている奴だったりする中で、会津慈母大観音だけが若くて可愛い顔をしている! 他のおっさん巨大仏と比べたら、この顔は好みのタイプである。

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