ベテルギウスの超新星爆発(幻冬舎新書238)

4344982398ベテルギウスの超新星爆発 加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書)
野本 陽代
幻冬舎 2011-11-29

by G-Tools

オリオン座の中で明るく輝く赤い星ベテルギウスは晩年を迎えている。星が一生の最後に自らを吹き飛ばす現象「超新星爆発」。ベテルギウスは今、いつ爆発してもおかしくない状態にある。地球からこんなに近くで起きる超新星爆発は史上初のこと。過去、超新星は数々の宇宙の謎解きに役立ってきた。ベテルギウスが爆発したら何が起こるのか?二〇一一年にノーベル物理学賞を受賞した「宇宙の加速膨張」という衝撃的な事実は、どのようにして明らかになったのか?超新星の最新研究をやさしく解説する。


図書館に無かったので、他の図書館から借りてもらったのだが、リクエスト用紙に記入したところ、「これは、ベテルギウスですか? それともペテルギウスですか?」と聞かれてしまった。天文マニアにとっては、オリオン座の一部であり、冬の大三角を形成する重要な恒星であるが、興味が無い人にとっては、ベテルギウスなのかペテルギウスなのか分からない程度の星でしかなかったようだ。

2012年頃、オリオン座のベテルギウスが爆発するかもしれないと話題になったが、ちっとも爆発しなかった。爆発しそうだと話題になった当時は、太陽が2個になったように見えて、一時的に夜が無くなると言われたのだが、どうやら爆発しても夜が無くなったりはしないらしい。

時々、よく分かってなくて、「もし爆発しても、遠く離れているのだから、生きているうちに観ることは出来ないんじゃないの?」と言う人がいるが、今見えている光が、642年前に出発した過去の光である。つまり、爆発が観測された場合は、そこから遡って642年前に爆発していたという事になる。

ここ数年で急激にベテルギウスが変形しているので、実際にはすでに爆発した後だという可能性も結構高いと思うのだが、リア充が爆発した時と違って、直ちに確認出来るわけではないので、離れている距離分のタイム・ラグが発生する事になる。

本書はベテルギウスだけの話ではなくて、恒星のたどる運命や、種類の違いなど、様々な事が書かれている。幻冬舎らしい、タイトルと内容が一致していない本になっているので、ベテルギウスに関する話だけが読みたい人は注意が必要である。

ちなみに、私が初めてベテルギウスと出会ったのは3~4歳頃である。子供用の図鑑に太陽の1000倍の赤色巨星として紹介されていた。当時はベテルギウスが最大だったような気がするのだが、最近ではVY Canis Majoris、NML Cygni、UY Scutiと、どんどん抜かされてしまってショックである。

UY Scuti
左端の一番小さい子がベテルギウスである。(wikiより)

ベテルギウスの超新星爆発に関しては、「オリオン座が壊れるから止めて!」派と、「2つの太陽がある世界を観たいからさっさと爆発しろ!」派に分かれているようであるが、私は2つの太陽派である。

恐怖の大王といい、マヤの予言といい、ベテルギウスといい、私を待たせすぎではないか。早く爆発して欲しい。ついでにリア充も爆発して欲しい。ベテルギウスはやれば出来る子、まだ本気出してないだけ!


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少数精鋭の組織論(幻冬舎新書029)

少数精鋭の組織論 (幻冬舎新書)少数精鋭の組織論 (幻冬舎新書)
(2007/03)
斉須 政雄

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味、価格、サービス、雰囲気…レストランはいくつもの尺度で客から裁かれる。不満を抱いた客は、二度と訪れない。彼らを満足させるためにやるべきことは山ほどあるが、無駄な人員を抱える余裕はない。最少人数のスタッフが一丸となってサービスを提供できなければ店が潰れてしまう。そんなシビアな世界で二十年の長きにわたって営業を続けてきた一流フレンチレストランのオーナーシェフが、チームで結果を出す秘訣を明かす。


(((;゚Д゚)))なんだこれ、題名がこんなだから組織経営に関するビジネス書籍かと思ったら、全然違うじゃないか。有名な高級フレンチレストランのオーナー・シェフが抽象的な言葉で語っているばかりで、全く「論」と呼べるレベルになっていない。内容の程度は高いかもしれないが、これではただのチラシの裏じゃないか(笑)。

幻冬舎はいい加減、こういう釣り題名ばかりつけるのを止めて、ちゃんと内容とリンクしたものにして欲しい。コート・ドールのオーナーの生き様に興味がある人にはお勧めだが、組織論について学びたい方には全くお勧め出来ない。

具体的な言葉で語ってくれないので、雰囲気、或はふいんき(何故か変換出来ない)ばかりで読み手に何を伝えたいのか、芯になる部分が見えてこない。有名になった人にありがちな俺SUGEEEモードに突入していないのは良かったけど。

自分一人だけが甘い汁を啜るのではなく、スタッフや出入りの業者など、周囲の人々によって生かされているのだと認識し、天狗にならず謙虚な心を持ち続けているのは素晴らしい。黒企業オーナーだと、人材は使い捨て、客はカモに過ぎず、業者はひたすら買い叩いて、自分だけが私腹を肥やすからなぁ。

チームで結果を出す秘訣を明かす! とか裏表紙に書かれているけど、きちんと掃除をする、周囲の人間と真摯に向き合う、同じ価値観を共有するなど、ごく基本的な事しか語っていないので、ミラクルな技を期待してはいけない。


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人生が深まるクラシック音楽入門(幻冬舎新書220)

人生が深まるクラシック音楽入門 (幻冬舎新書 い 16-1)人生が深まるクラシック音楽入門 (幻冬舎新書 い 16-1)
(2011/07/28)
伊東 乾

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猛然と勇気が湧いてくるベートーヴェンの交響曲第五番、過ぎ去った日々への愛惜をかきたてるブラームスの交響曲第四番――クラシックは、人生の春夏秋冬に寄り添い、心の襞(ひだ)に入り込む。聴くだけでも楽しいが、いくつかのツボを押さえれば無限に深く味わえるクラシックの世界。「西洋音楽300年の歴史」「楽器とホールの響きの秘密」「名指揮者・演奏家の素顔」など、作曲家・指揮者として活躍し、国際的な音響の脳科学研究プロジェクトも率いる著書がやさしく解説する。クラシック入門の新スタンダード、ここに誕生。


敷居が高いと思われているクラシックを、もっと気楽に触れてみようという入門書である。随所に鏤めれているトリビアや歴史的エピソードは非常に面白いのだが、あまり敷居が下がった気がしない(汗)。今まで生きていてほとんど接点が無かったのと、何から聴いたら良いのやら、全く分からないので、やはり食指が動かない。

幼少の頃からクラシックに触れられるような上流階級にいないと、歳をとってから慣れ親しむのは、なかなか難しいよなぁ。銀河英雄伝説のBGMくらいしか記憶にございませんが何か? 今ではyoutubeなどの動画サイトでも聴けるので、昔よりはクラシックを嗜むためのカースト格差が縮まってはいると思うけど。

巻末にあるお勧めリストを適当に入力してみたら、R・シュトラウス 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》って、2001年宇宙の旅に使われているやつかっ! 名前に釣られてローエングリンとかいうのを聴いてみたが、聴き手が駄目すぎるから、ドラゴンクエストの新曲か何かにしか聞こえない\(^0^)/

とりあえず何曲か聴いてみたが、もう脳と体がスローテンポで静かな曲を受け付けなくなっている件。やはり最底辺非リア充では上流階級の音楽は合いませぬ(笑)。私のような底辺は、負け組に優しいボカロと東方とアニソンでいいや……。


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レアメタル超入門(幻冬舎新書125)

レアメタル超入門 (幻冬舎新書)レアメタル超入門 (幻冬舎新書)
(2009/05/27)
中村 繁夫

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レアメタル(希少金属)とは、埋蔵量が少ない、もしくは取り出すのが難しい金属の総称だ。タンタルやニオブ、コバルトなど、その数、狭義で四七、広義で五七種類に上る。携帯電話やデジカメの小型化に不可欠で、日本は消費大国にして輸入大国である。アフリカのレアメタルを丸ごと買い押さえる中国など、各国が熾烈な資源争奪を展開するなか、日本は完全に出遅れている。金融暴落の今こそ、日本よ動け。レアメタル第一人者が緊急提言。


レアメタルそのものを学ぶ理系の入門書ではなく、レアメタルを取り巻く国際力学等を取り上げている。希少金属が偏在している状況、それを囲い込んだり、取り込もうとする各国の思惑、さらには相場の乱高下で一攫千金を得ようとする相場師が暗躍する。まさに魑魅魍魎が蠢く妖しい世界である。

治安の悪い全体主義国家では、資源争奪によって利権を得ている者が連続で不審死したりしていたりして、結構怖い業界になっている。日本も国家戦略として、レアメタルの確保に走らなければならないのだろうが、無為無策同然なのが心許ない。

著者のように民間で頑張っている人はいるが、各国の思惑でいきなり利権を奪われたりする現状、国家としてもある程度は対策を練るべきなのではなかろうか。日本には金に群がる魑魅魍魎が永田町や官僚機構に巣食っていて、私益優先で無茶苦茶するから、レアメタルに群がる魑魅魍魎よりも厄介なのだが。

先進国で環境に良かれと販売されているハイブリッド車にもレアメタルが使われているが、産出国で深刻な環境汚染を引き起こしているとなると、トータルで考えた場合、世界にとって良い方向に動いているとは言い難い。

自国をクリーンにするためには他所が汚れても知らぬ存ぜぬというところが、いかにも日本らしいけど。「買ってやってる」意識が強い日本と「貴重な資源を売ってあげている」中国にズレがある点を、もっと認識しないと駄目だと思う。


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日本進化論(幻冬舎新書043)

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)
(2007/07)
出井 伸之

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大量生産型の産業資本主義から情報ネットワーク金融資本主義に、いま世界は急速に移行中である。戦後、驚くべき発展を遂げた日本にとって、こうした社会の変動期こそ再び跳躍する好機といえる。21世紀の日本は「平和国家」を宣言して「競争から共創へ」をテーマに、この国最大の資源である豊かな自然を活かしながら文化・伝統の多様性を重視する地方と、ものづくり・金融資本主義をより徹底する都市へ移行すべきである。日本再生に向けた「国家」経営論。


他の幻冬舎新書と比べたら読めるレベルだけど、142pしかなくて薄いな。2020年に向けての大胆な未来予測だが、さすが巨大企業のトップを務めただけあって、ポジティプすぎる。実際は、こんなバラ色の日本が待っているのではなくて、もうひたすら沈むだけだと思うよ。だいたい、世界好況が持続するという予測すら外れて、サブプライム禍以降は世界同時不況で踏んだり蹴ったりになったじゃないか。

情報ネットワーク金融資本主義を絶賛しすぎだけど、複雑な金融工学や実態を持たないゴーストのような何かで狡猾に儲けているだけで、世界経済を不安定にする事はあれど、彼らは何も生み出してはいないじゃないか。ウォール街の奴らが好き放題やった結果が、世界同時不況という惨状ですからね。他の国が上手くやっている事だから、日本も同じように甘い汁を啜るという方向は否定しないけど、やはりモノ作りをないがしろにする国は長い目で見たら没落して行くと思うぞ。

「共創」という概念も、具体的に何をやるのか書かれていないので、綺麗事にしか聞こえないのが残念。個人的に出井伸之という経営者は好きなのだが、本書は勝ち組リア充のポジティブすぎる戯言にしか思えず、フォースの暗黒面に堕ちた私の心に響いては来なかった。


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会社の品格(幻冬舎新書054)

会社の品格 (幻冬舎新書)会社の品格 (幻冬舎新書)
(2007/09)
小笹 芳央

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不祥事が多発する中、会社の「品格」が問われている。法令遵守や企業統治を掲げてルール整備する企業も多いが、会社とは、まず「社員」である。会社のことを一番よく知っている社員が、自らの目線で企業体質を見抜くべきなのだ。本書では、「組織」「上司」「仕事」「処遇」という、社員の4つの視点から、会社を評価する。


幻冬舎新書にしては結構まともな内容でクオリティも高い。会社が利益追至上主義で動くのは資本主義としては仕方ないかもしれないが、やはり法律を順守せずに暴走するのは現状としても認めるべきではないと思う。人生ゲームでも、ルールを守らない奴がいたらゲームにならないよね!? 例えば俺様な奴が「俺だけ仕返しのコマで1000万ドル取れるし都合の悪いコマの決まりには従わなくて良いし自分だけ好きなコマにワープ可能」とかやりだしたら、一緒に遊べないじゃないか。

法律を順守する気の無い黒企業が資本主義というゲームに参加する事は、そういうジャイアンみたいに横暴な奴を混ぜるのと同じなのだから、絶対に認めてはいけないと思う。何でもアリとか言い出すのなら、振り込め詐欺でも銀行強盗でもテロでも金持ち子息女誘拐でも、好き放題してお金を儲けて構わないって事になるよね。

ワ●ミやユニ●ロみたいな黒企業が叩かれると、社内のネット工作員なのか真正キチガイなのか知らないけど、「お前らも起業家になれば良い」とか「無能な奴は勝ち組の真似出来ない」みたいな事を書き込むクルクルパーがいるけれども、じゃあ銀行強盗した奴が批判されたら「お前らも銀行強盗になれば良い」とか「ヘタレなお前は銀行強盗出来ないだろ」などと言うのか? ……言うんだろうな、クルクルパーだし。

法から逸脱しない範囲で戦うには良いのだが、守らない奴がゲームに混じると無茶苦茶になるんだよ。品格を保てない企業は淘汰されると楽観的に見ているが、その前に黒企業に蹂躙されて焦土と化したりはしないのか? 飲食とか家電とか流通とか量販店を見れば一目瞭然で、どす黒く染まっているではないか。悪貨は良貨を駆逐すると思う。例え人口が激減した未来世界において黒企業に人材が集まらなくなったとしても、それまでに品格を保った会社のほうがフルボッコにされて倒産してるんじゃないの?

会社の品格だけでなく、組織、上司、仕事といった方向からも攻めているが、なんといっても上司の品格が素晴らしい。是非、全国の馬鹿上司に読んでいただきたいものである。まだ部下な人も、駄目上司にならないために一読しておいたほうが良い。専門性、人間性、返報性、一貫性、厳格性を兼ね備える事が品格ある上司の姿である。なかなか難しいだろうけど。これと真逆のうんこ上司は腐るほどいるよね(←割とマジで死ねば良いと思う)。

駄目上司がたくさんいる会社というのは、まず社長が駄目人間だよね。自分の好き嫌いだけでイエスマンを取り巻きにするから、そいつらがまた自分に都合の良い部下を選んで……、という馬鹿の連鎖になってるし。遠からず、そういう品格のない会社は滅びるのだろうけど。

会社内では独自の規範が形成されやすく、社会常識とズレが生じる場合があり、ズレた人間ほど出世したりすると書いてあった。そういうのは経団連幹部なんかのズレた発言を聞いているとよくわかるよね(苦笑)。今だって、隣国から国家主権を脅かされている状態なのに、金儲け優先の売国奴的発言しかしていないし。

「品格のない会社は、社員から意味と時間を奪う」と書かれていたが、ブラックなんて意味と時間どころか、社員から人生と生命まで奪いますからね。法律を順守しない犯罪企業はちゃんと取り締まってほしい。野放し放置状態では、法治国家とは言えないだろう。あっ! 日本は法治国家じゃなくて放置国家でしたね失礼しました。

最後に、お金儲けをしている資本家は税金も納めているのだから、その点は評価すべきと書かれているが、これだけは全く賛同出来ない。まっとうに法律を守って儲けていたら、誰も批判なんてしないし、ちゃんと世間から評価されるんだよ。イチローが野球で頑張ってお金持ちになったからといって批判されたりする? 法律を守らずに無茶苦茶な儲け方をするから尊敬されないんだよ。黒企業経営者みたいに、違法行為で儲けても納税するだけで評価すべきと言うのなら、仮に銀行強盗が奪った金の一部を所得税として納税した場合、評価されるべきって事になるが……。


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裁判官の爆笑お言葉集(幻冬舎新書031)

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)
(2007/03)
長嶺 超輝

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「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい!


題名がこんなのだから、ウケ狙いの微妙本かと思ったが、意外とまっとうな内容だった。爆笑するようなトンデモ説諭はごく僅かで、大抵は厳しかったり慈愛に溢れる言葉であり、当事者達の人間模様を浮かび上がらせる内容である。

それにしても、裁判官の主観で量刑が変わってくるとしか思えない点が微妙である。子供がいる犯罪者に子供への影響を理由に執行猶予がついたりしているが、もし子供がいなかったら実刑食らうの? それは子供がいない負け組差別にならないか!?

裁判官の声に対してはトンデモ発言が少数で幸いだが、量刑に関しては、まだまだ悪人ばかり保護されており、被害者が浮かばれなくて可哀想である。


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死にたくないが、生きたくもない。(幻冬舎新書006)

死にたくないが、生きたくもない。 (幻冬舎新書)死にたくないが、生きたくもない。 (幻冬舎新書)
(2006/11)
小浜 逸郎

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人生、終盤にさしかかれば、心身にガタがくるのは自然の定め。しかし、いまや六十になっても、なかなか「老人」とは認めてもらえず、やれ「生涯現役」だ、「アンチエイジング」だと、世間は喧しい。もう一花咲かせる気力や体力はもちろんないが、残り時間は、なるべく不幸せでなく埋めていきたい―そんなささやかな願いはどうしたらかなえられるのか?自らの老いの真情を吐露しつつ問う、枯れるように死んでいくための哲学。


団塊世代のどうでも良い愚痴エッセイかと思いきや、だんだんヤバい題材に切り込んでいき始める。同意出来る部分もあり、おかしいと思う部分もあり、内容は様々。老いたら徐々に枯れていきたいと願う筆者もいれば、いつまでも若さにしがみつく老害もおり、それまでの人生や立ち位置も千差万別なのだから、後の世代に迷惑かけない範囲で好きに生きれば良いと思う。後の世代に迷惑かけまくりんぐなのが団塊世代だから厄介なのだけど。

狂牛病問題に関しては、腐った肉と病原体に汚染された肉を同列に語っていて、全く同意出来ない。アルツハイマーに関しても、単なる痴呆と一緒に論じているが、胃癌と腹痛を同じだと語るくらいおかしいと思う。もう十分楽しく生きた団塊だから、不幸の宝くじに当たるような事があっても、それほど怖くないのかもしれないが。


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民主主義が一度もなかった国・日本(幻冬舎新書151)

民主主義が一度もなかった国・日本 (幻冬舎新書)民主主義が一度もなかった国・日本 (幻冬舎新書)
(2009/11/26)
宮台 真司、福山 哲郎 他

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じつは豊かな時代に民主主義は不要だった。日本の政治家は密室談合して地元に利益誘導すればよいだけだったからだ。しかし経済が収縮する時代は、民主主義が機能しないと、それはそのまま国土と人心の荒廃に直結する。そうして今回の政権交代が起こった。多くの国民は気づいていないがこれは革命だったのだ。だが、まだ油断は禁物だ―。日本を代表する危険な社会学者とマニフェスト起草に深く関わった民主党の頭脳が、この革命の中身と正体について徹底討論した。


ひたすら自民党をディスって民主党をヨイショしまくっているが、自壊するかのように予測した自民党が勢いを取り戻し、民主党が滅亡寸前になった現状は、どう考えているんでしょう?

今まで日本がまっとうな民主主義国家じゃなかった点については否定しないが、民主党になってからも、やるべき事をやらずにグダグダで、民主主義には至らなかった。さらには一番やってはいけない消費税増税を決めて詐欺政党と化し、見事なまでに自分で勝手に転んでおめでとうございます!

いつもと同じく、自分と主義主張の違う相手を上から目線で汚い言葉で罵るばかりで、理路整然とした中身もなく一刀両断するのには辟易してくる。洋泉社新書にすら劣るクオリティで驚いた。

自民党がうんこな点だけは否定しないが、じゃあ下痢うんこレベルだった民主党はどうなんだ? と考えると、今となっては読む価値すら無い本である。ここまで賞味期限が短い新書も珍しい(苦笑)。


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思春期ポストモダン(幻冬舎新書060)

思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か (幻冬舎新書)思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か (幻冬舎新書)
(2007/11)
斎藤 環

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メール依存、自傷、解離、ひきこもり…「非社会化=未成熟」で特徴づけられる現代の若者問題。しかし、これらを社会のせい、個人のせいと白黒つけることには何の意味もない。彼らが直面する危機は、個人の未熟さを許容する近代成熟社会と、そこで大人になることを強いられる個人との「関係」がもたらす病理だからだ。「社会参加」を前に立ちすくみ、確信的に絶望する若者たちに、大人はどんな成熟のモデルを示すべきなのか?豊富な臨床経験と深い洞察から問う、若者問題への処方箋。


若者に関するメール依存、自傷、解離、ひきこもり問題等を論じているが、別に若者だけじゃなくて、他の世代にも見られる現象なのでは? 未成熟なのは若者だけではない。団塊まで含めて、悪い意味で子供みたいな輩が増えているし。

内容は良いと思うのだが、題名で評価落としていると思う。ひきこもり関連の内容が多いのに、何故かポストモダンの文字が。幻冬舎お得意の題名詐欺ではあるが、内容とズレがありすぎれば、ポストモダン関連書籍を求めて本書を買った人は不満になるだろう。

若者の無気力問題に関しては、あちこちでよく聞くが、気力を吸い取っているのは勝ち組のお前ら団塊世代じゃないの? 虐げられた世代が他国のようにデモ、暴動、テロ、革命等に流れて行かず、飼い殺しにされている分、この国は上手く弱者を支配していると思う。リア充爆発して欲しい。


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血税空港(幻冬舎新書128)

血税空港 本日も遠く高く不便な空の便 (幻冬舎新書)血税空港 本日も遠く高く不便な空の便 (幻冬舎新書)
(2009/05/27)
森 功

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「オープンスカイ」(=空の自由化)の世界的潮流でアジア各国が空港を整備し飛躍するなか、日本は致命的な後れを取った。羽田空港は頭打ちの国内線中心。米航空会社に占められ新規参入枠がない成田空港は、「アジアの玄関口」の座を周辺諸国に奪われて久しい。鳴り物入りでオープンした関西国際空港をはじめ、全国津々浦々99の空港のほとんどが火の車だ。その補填のため毎年5000億円もの税金が垂れ流し。そんな航空行政の呆れた実態を緊急告発。


狭い国土に99もの空港。そしてその大半は赤字を垂れ流し続け、毎年5000億円もの血税が吸い取られて行く。アジア各国がハブ空港を整備するなか、腐敗した日本という国は何のビジョンも持たず、上級官僚がひたすら国家を食いつぶして行く。まさに衆愚政の末期的症状である。

道路だけは目立つから無駄金垂れ流し状態が注目されているが、空港も同じ構造である。何でこれほど空港が必要なのか。発着枠も既得権益化して無駄が多い。ルクセンブルクが希望した関空の発着枠は馬鹿な国土交通省官僚が蹴り飛ばす。世界中が競争する時代に突入する中、日本だけが何の展望も持たず取り残されそうである。

弊害だらけの航空行政だが、何でこんな事になってしまったのか、その理由まで切り込んで欲しかった。どうせ土建屋と選挙区に利権誘導している某金権腐敗政党が結託して箱物に税金を横流し、そして各空港に官僚が天下りポストを用意するような構造になっているのだろうけど。もうこの国は\(^o^)/


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重力とは何か(幻冬舎新書260)

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)
(2012/05/29)
大栗 博司

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私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は一〇次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。


読むと重力の事がよく分かるようになるのではなくて、逆に分からなくなって来る。というか、人類が重力についていかに分かっていないかが、よく分かるといった感じか。

ニュートンからアインシュタイン、そして超弦理論まで含めて解説して行くのだが、すべての力を統一出来るだけの万物理論がまだ分かっていないからなぁ。数式など使わずに分かりやすく書かれてはいるのだが、基礎知識が皆無で読むのは厳しいかもしれない。とりあえず、ガチ文系でもSF者ならばついていけるであろう。

下降中のエレベーター内部で実際に重力が弱まり、体重が微妙に減るというのは驚いた。太って困る人は、高速エレベーターの下りで体重を計るのがお勧め(笑)。実際に体重計を持ち込んだりしたら、エレベーターガールのお姉さんに怒られちゃうかもしれないが。

リサ・ランドール教授の『ワープする宇宙』にも一次元分落として考える方法が書かれていたけど、フラットランドの話は分かりやすくて良いよね。二次元を通る三次元球体は、二次元人が見れば円が拡大したり縮小するようにしか見えない。

重力が変化すると円周率3.14が成立しなくなったりするのも驚きである。ゆとり教育的に3で良いというおバカなオチではなくて、これも二次元を利用してわかりやすく説明している。


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なぜ若者は老人に席を譲らなくなったのか(幻冬舎新書069)

なぜ若者は老人に席を譲らなくなったのか (幻冬舎新書)なぜ若者は老人に席を譲らなくなったのか (幻冬舎新書)
(2008/01)
大林 宣彦

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老人に席を譲らない若者を責めるのは間違っている。責任は、長く生きることの尊さを教えてこなかったぼくら大人にある。戦前は、「心」がどうあるべきかを教えることのできる大人が大勢いた。しかし戦後、豊かで便利な生活を目指すあまり、誰もがモノやカネに執着し、結果、美しい日本の風習や風景がどんどん消えた。ぼくらはそれを嘆くが、まさに自業自得。今こそ、古き良き文化や知恵を若者や子供に伝える最後のチャンスだ。それができないぼくらに、もはや存在価値はない。言っておかなければ絶対に後悔する、魂の人生論。


題名がこんなのだから、世代間対立の話かと思ったら、老人が(斜め)上から目線で、他人事のように日本の現状と若者の未来を憂いているだけのエッセイじゃないか(汗)。席を譲らない若者の話も日本国内の事例ではなくて、もっと悲しい物語だったし。その国でも、子供から未来を奪ったのは悪い大人達なんだよ!

団塊前後の世代が、未来から借金をしてまで日本を喰らい尽くしているのに、今の日本がおかしいと他人事みたいに言うだけで、分析したり解決策を提示する訳でもない。全く心に響かない説教を聞かされるだけで終わってしまったのは、残念。

年配者が若者を生暖かく見守るだけのエッセイとして手に取れば、それほど悪く無い内容なのかもしれないが、題名がこんなだからなぁ。内容とほぼ無関係な題名をつけて釣ろうとする、幻冬舎の策略にしてやられた\(^o^)/


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勝手に絶望する若者たち(幻冬舎新書051)

勝手に絶望する若者たち (幻冬舎新書)勝手に絶望する若者たち (幻冬舎新書)
(2007/09)
荒井 千暁

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今の若者は焦っている。そして、「絶望に打ちひしがれた」と言って職場を去っていく。“就職氷河期組”と呼ばれる、現在25~35歳の彼らは、安定を強く望み、見かけの人生設計に精を出す。だが、それを実現する実力も経験もない。そんな現実を直視できず、自分自身にイラつき、自滅していく。彼らが上司に伝えた建前の退職理由、そして著者にだけ語った本音とは何か。多くの職場で起きている、深刻な現象を徹底分析した一冊。


勝ち組世代の勝ち組による、上から目線で表層的な面しか捉えていない一冊。分析も出来ていないし根拠となるデータも提示せず、適当に他人のロジックを引用してきて、何が言いたいのかよく分からない俺様理論を展開しているだけだよね。これは負け組世代が読んでも気分を害するだけで終わるんじゃないのか!?

産業医として関わった数少ないサンプルで全体を論じようとする時点で無理がありすぎ。新卒採用一発勝負型社会の日本において、不況下で採用が抑制されたため、挑戦する機会すら与えられなかった者の苦悩と怨念など、東大大学院卒のエリートには理解出来ないだろうな。

勝手に絶望してるんじゃないんだよ! お前ら団塊前後の勝ち組世代が日本を無茶苦茶にしたしわ寄せで、バブル崩壊後の世代にばかり負担がかかり、人生終了フラグが立てば、絶望したくもなるだろう。

成果主義の弊害については否定しないが、これは評価する者が節穴さんだから起こる事であって、成果主義自体が悪い訳ではないよね。上司が馬鹿だと馬鹿なりの節穴判定しか出来ない訳だし、フェアな考課制度を持たない馬鹿企業は、人のやる気を無くし、点数稼ぎ目的のチート行為ばかり目立つようになるから。そして、馬鹿企業を支配する層や、馬鹿上司は大抵の場合、若者ではなくて団塊脳やバブル脳のおっさんなんだよ。


仕事を教えてもらえなかったり、即戦力になれなかったり、したい仕事をやらせてもらえないという若者の不満は、本人の実力不足や経験不足というよりも、上が詰まっているのが原因だと思う。どの会社にも、誰もやりたくないけど誰かがやらなければならない仕事というものがある。上にいる人は自分のやりたい仕事を取る訳だから、必然的にやりたくない仕事は社内最下層カーストに回ってくるよね(笑)。

雑魚扱いされたままというのは不満かもしれないけど、上が詰まったままの企業は、人が逃げていかない場所なのだから、ある程度、恵まれた職場だと看做す事も出来るんじゃないのか?

即戦力になりたい若者は、ブラックに行けばいいと思うよ。どんどん仕事を与えられるし、上がどんどん辞めていくので、新卒の若造でも即戦力にしないと、会社が回っていかないから。


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インテリジェンス 武器なき戦争(幻冬舎新書012)

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
(2006/11)
手嶋 龍一、佐藤 優 他

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東京のインテリジェンス市場は今、沸き立っている。北の独裁国家が核実験に踏み切ったのを機に、情報大国は第一級のインテリジェンス・オフィサーを日本に送りこんでいる。彼らの接触リストのトップには本書の著者名が常にある。情勢の見立てを誤ったことも、機密を漏らしたこともないからだ。極東発のインテリジェンスは対日戦略の骨格となる。武器なき戦いの幕はあがった。情報大国ニッポンの誕生に向けた驚愕のインテリジェンス入門書。


情報論か何かの話かと思ったら、諜報機関等に関する話だったのか。裏情報も暴露しているので内容は面白いが、対談形式になっているので、パッと見は洋泉社新書のペラペラな本みたいで読みにくい(笑)。お互いにヨイショしているのも微妙だし。

中身はかなり面白いというか、危ない部分まで書いているので、対談じゃなくて、きちんと整理された文章で読みたかった。ところで、本書の出版もインテリジェンスとしての活動の一部なの?


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宇宙は何でできているのか(幻冬舎新書187)

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
(2010/09/28)
村山 斉

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物質を作る最小単位の粒子である素粒子。誕生直後の宇宙は、素粒子が原子にならない状態でバラバラに飛び交う、高温高圧の火の玉だった。だから、素粒子の種類や素粒子に働く力の法則が分かれば宇宙の成り立ちが分かるし、逆に、宇宙の現象を観測することで素粒子の謎も明らかになる。本書は、素粒子物理学の基本中の基本をやさしくかみくだきながら、「宇宙はどう始まったのか」「私たちはなぜ存在するのか」「宇宙はこれからどうなるのか」という人類永遠の疑問に挑む、限りなく小さくて大きな物語。


宇宙の話だけど、銀河系やブラックホールといった派手な部分ではなくて、原子、分子、クォークといった極小世界を扱っているので注意。まだよく分かっていないダークマター、ダークエネルギー、超ひも辺りは多少触れる程度。

素粒子物理学で宇宙を見ていくのだが、新書にしてはかなり内容が高度なので、馬鹿お断りな一冊になっている。知識皆無だと後半戦でついて行けなくなるので、初心者は講談社ブルーバックスあたりを読んだほうが良いだろう。


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凡人として生きるということ(幻冬舎新書090)

凡人として生きるということ (幻冬舎新書)凡人として生きるということ (幻冬舎新書)
(2008/07)
押井 守

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世の中は95%の凡人と5%の支配層で構成されている。が、5%のために世の中はあるわけではない。平凡な人々の日々の営みが社会であり経済なのだ。しかし、その社会には支配層が流す「若さこそ価値がある」「友情は無欲なものだ」といったさまざまな“嘘”が“常識”としてまかり通っている。嘘を見抜けるかどうかで僕たちは自由な凡人にも不自由な凡人にもなる。自由な凡人人生が最も幸福で刺激的だと知る、押井哲学の真髄。


押井守が新書なんて出しているから買おうかと思ったけど、図書館で借りて済ませた。買わなくて良かった。オヤジの薀蓄なだけで、論理的な展開は無い。自分が思っている事をフィーリングで語っているだけ。しかも人生の成功者だからリア充臭が半端ない。

最初のオヤジ論からもう酷い。自分にとって価値を見出せないものを一刀両断で切り捨てる。価値観の多様性を許容していない点において、すでに老害臭がする。歳をとると自分の価値観の範囲内でしか世界を見れなくなってくるからね。服に金をかけるのと、映画に金をかけるのと、どこに違いがあるというのだ? 車が好きなら組み立てるところから始めろというのも極論すぎて横暴である。車でドライブに行くのが好きな人もいるじゃないか。何言ってんの? このオヤジは。じゃあ飛行機が好きな人は飛行機作れってか? 蕎麦食うのが好きな人は蕎麦打ちからやらんといかんの? ニコ厨は動画を見るだけじゃなくて全員が生放送したり踊ってみたり歌ってみたりしなくちゃならんのか? 

『若さに価値などない』と言い切るが、市場が若さに価値を付与している側面はあるにしても、どう考えても価値はあるだろう。若いというだけで可能性が広いのだから。本当に価値が無いのなら、新卒採用にしても資格試験にしても公務員試験にしても、年齢制限を設ける必要など無いじゃないか。若さに価値が無いのならば何歳まで可じゃなくて、何歳以上という条件をつけて然るべきじゃないのか? 若くなくなったらリアル人生ゲームに参加する資格すら失われたり制限されちゃうんだから、価値はあるに決まってるじゃないか。

いい加減を許容し、不完全な民主主義でも良いかのように書いているが、それは自分が弾圧された世代じゃないからだろう? アメリカみたいに能力格差や努力格差ならまだしも、日本は生まれ年格差社会であり、運格差でもあるのだから、全くフェアじゃないんだよ。同じ事をしても結果に格差は生じるだろう。50メートル走をしても、速いやつと遅いやつが出てくる。結果の不平等による格差が生じる事までは否定しない。しかし、ゴール寸前からスタート出来たり、200メートルも後方から走らされたり、そもそもゲームに参加させてもらえないような機会不平等によって生じた格差では、不利な条件突きつけられた人間は許容出来ないじゃないか。団塊からバブルまでの世代はリアル人生ゲームをイージーモードとかノーマルモードでプレイしているから、ウルトラハードモードや鬼畜モードや地獄モードでプレイさせられている氷河期やゆとり世代の苦悩なんて分らないんじゃないのか?

95%の凡人と5%の才能というのも、出典もデータもなくフィーリングで出された数字に過ぎない。ダヴィンチやモーツァルトのような、数百年に一度の偉人を例に出して自分は凡人だと言われても、そもそもそんな天才は5%もいないのだから、数字に全く説得力がありませぬ。映画への情熱を失わなかったから映画監督になっているという部分は否定しないが、それとて情熱を失った押井守に、情熱を失わなかった押井守が勝っただけの事で、他者に勝った訳じゃないよね。芽が出なかった他の人は自分より情熱が無かったとでも思っているのなら驕りすぎだし。

リア充のくせに「友達は要らない」とか、ぼっちの人に失礼だろう。仕事仲間がいれば良いと言うが、万人が好きな仕事を出来る訳じゃないのだから。大半はやらされ仕事を黙々とこなしているんだよ。そういう下の人間がいて、初めて上の人間はやりたい事が可能となるのだから、むしろ虐げられた階層に感謝すべき。

リアル人生イージーモード世代で勝者となったオヤジの戯言しか書かれていない。押井守ファンブックで終わっている。ゆとり脳ならオヤジに洗脳されて心地良くなれるかもしれないが。


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SとM (幻冬舎新書074)

SとM (幻冬舎新書)SとM (幻冬舎新書)
(2008/03)
鹿島 茂

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娼婦に肛門性交を強いて国を追い出された作家マルキ・ド・サド、被虐趣味に溢れた小説を書き一躍有名になったザッヘル・マゾッホ。彼らの嗜好を基に命名された「サディスム」「マゾヒスム」が浸透したのは十九世紀だが、そもそも精神的・肉体的な苦痛を介して人が神に近づくキリスト教に、SM文化の源流はあったのだ。鞭とイエスはどんな関係があるのか?そして、SMが輸入されることもなく日本で独自の発展を遂げたのはなぜか?縦横無尽に欲望を比較する画期的な文明論。


題名がこれだから、よくあるAV男優とかAV監督とかエロ編集とかに書かせた、エロ方面の裏事情か何かかと思っていたら、東大を出てフランス文学を研究している方の、かなり真面目な本であった。平易な文章で書かれているけど、エロくないから、えっちな事を期待したら駄目なんだからねっ!!

Sがマルキ・ド・サド、Mがザッヘル・マゾッホから来ているのは有名だが、国を追われ、隔離されてもSの道を究めまくるサドの人生が凄すぎる(笑)。お尻のほうでえっちしたら死刑になる時代があったのか。自慰行為でも死刑とか、非リア充は涙目になるよね。同性愛も禁止だから、腐女子も涙目になるか。今の日本で禁止されたら、リア充以外は居なくなって、日本終了フラグとなるであろう。

Sがただ痛めつけるだけの側ではなく、Mもただ虐められるだけの存在でもなく、お互いの関係性が重要だと説いているが、じゃあ監禁王子みたいな奴は失格という事になる。途中で関係性が変化して、S→Mへ移行したりするのも面白い。寝取られ系の話まで出てくるが、寝取られクラスタだけは理解出来ない。寝取られゲームとかも、やたら多いけど、何が楽しいのか全く分からない。


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岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書155)

岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)
(2010/01)
河合 敦

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三大財閥中、三百年以上の歴史を持つ旧家の三井・住友に対し、三菱は明治の動乱に乗じて短期間で巨万の富を築いた特異な会社である。坂本龍馬の遺志を継いで海運業を起こし、権謀術数を駆使してわずか五年で頂点を極めた政商・岩崎弥太郎。日本初のビジネス街・丸の内を建設した二代目・弥之助。戦争景気で業績を伸ばし、昭和の大不況を勝ち残った三代目・久弥と四代目・小弥太。時代に即した巧みな経営術と、現在も続く財界随一のグループ結束力で成り上がった一族、岩崎家四代のビジネス立志伝。


三菱財閥を創り上げた岩崎一族の立志伝。創業者となる初代、岩崎弥太郎に最も紙面が割かれるが、続く弥之助、久弥、小弥太も只者ではない。全員が優秀なカリスマであり、馬鹿ボンボンが一人もいないというところが、また凄い。

短期間で財を成しているので、相当腹黒い事をしてきたのかと思ったら、むしろ政府に敵視され、圧力をかけられているのに驚く。初期には詐欺まがいの事をしているが、それは土佐藩の無理難題に答える形で止むを得ず、といった感じである。

今に残る三菱の原型を作ったのは歳の離れた弟、二代目となる弥之助である事にも驚いた。兄が大きくした海運業は政府の圧力で吸収されてしまったので、残った鉱山から出る利益で造船等の新規事業を始めている。

弥太郎の遺志通り、兄の息子である久弥が成長すると、トップの座を譲っているが、これもなかなか出来る事ではない。一族の内紛で瓦解する馬鹿な同族会社が多い中、素晴らしい団結力である。後を継ぐ久弥も、スパルタ教育によって優秀な人材に育っている。同族でも、ちゃんと教育すれば、馬鹿ボンボンにならないんだ(笑)。

敗戦によって多くを失ったが、財閥解体の危機も乗り越えた。今尚、巨大企業集団として日本の中枢に君臨している三菱、恐るべし。


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ゲームニクスとは何か(幻冬舎新書046)

ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書)ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書)
(2007/07)
サイトウ アキヒロ

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国内販売数が、携帯電話人口の約5分の1に届いたニンテンドーDS。ブレイクするiPod、グーグル、ミクシィ。これら一人勝ち商品の共通点が「ゲームニクス理論」だ。日本のゲームは、スペースインベーダーやドラクエに始まりWiiに至るまで、初心者もマニアも共に熱中させることのできる世界でも稀有な存在。ゲーム制作のノウハウを体系化したのがこの理論。ポイントは「使いやすく」「使い込める」ものづくり。あらゆる分野に応用できる日本発の知恵だ。


「ゲームニクス」とは何なのか気になって読んでみたのだが、ゲームニクスという言葉が独り歩きしているだけで、具体的なゲームニクス理論として展開されていないのが残念である。

マニュアルを読まなくても簡単に操作出来るという、ゲームの特性については、他の家電製品も大いに見習ってもらいたいものであるが、肝心のゲームニクスについては、まだまだ体系化されておらず、フィーリングに留まっている感じがした。

任天堂をやたらヨイショしすぎな部分も気になる。セガの敗北やソニーの苦戦は、ゲームニクスでは全く説明出来ていないし、任天堂視点に偏りすぎである。持論に有利な題材ばかり切り貼りして、しかも一部分間違っていたりするのも微妙。

なんで架空の物語であるガンダムネタまで持ってくるのか理解に苦しむが、アムロがガンダムを楽々操縦出来たのは、ゲームニクスだからじゃなくてニュータイプだからだと思う。だって、セイラさんは上手く操縦出来なかったよね!?

この著者は、任天堂に恩義があり、ソニーに恨みでもあるのだろうか? やたら任天堂とDS、Wiiばかり褒める一方で、ソニーの成功例については華麗にスルーしている。これでは任天堂の布教本としか思えないのだが。

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日本の難点(幻冬舎新書122)

日本の難点 (幻冬舎新書)日本の難点 (幻冬舎新書)
(2009/04)
宮台 真司

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現代とは「社会の底が抜けた時代」である。相対主義の時代が終わり、すべての境界線があやふやで恣意的な時代となっている。そのデタラメさを自覚した上で、なぜ社会と現実へコミットメント(深い関わり)していかなければならないのか。本書は、最先端の人文知の成果を総動員して、生きていくのに必要な「評価の物差し」を指し示すべく、「現状→背景→処方箋」の3段ステップで完全解説した「宮台版・日本の論点」である。


過激な発言はともかく、自分の主張をゴリ押ししているだけで、他者を納得させるための根拠があまり書かれてないなぁ。著者と思考の方向が同じベクトルの人は楽しめるだろうけど、上手くシンクロ出来ないと拒絶反応を起こしそうである。

「スゴイ人」しか他者に対する感染力が無いと言われても、そもそも駄目人間だらけで、肝心の「スゴイ人」が絶滅危惧種な現状、一体、どうすれば良いのだろう。「スゴイ人」がいないのに、「スゴイ人」頼みでは、そりゃ虐めはなくならないよね。宮台さんはスゴイ人なのだろうから、頑張って愚民どもを感染させて、光輝く方向へと導いて下さいな。

早期教育は役に立たないとか、東大を出ているような人に言われても……。高偏差値大学における質の低下だって、少子化で説明出来るんじゃないの? 受験人口が半減したのだから、定員も半分にしなければ、従来なら入学出来なかったはずの低レベルが混ざってしまうのは当然である。「ガリベン」が「地アタマ」の良い人間に勝てないというが、「ガリベン」にならなければ、ただの駄目な人で終わるのだから、そこを否定するのは如何なものか。要は俺「地アタマ」が良い人でSUGEEEEEE! という訳ですね。

「馬鹿保守」や、規制強化主義者達の抵抗勢力となっている部分は肯定したい。「他人に迷惑をかけなければ何をやってもいいのか」と反論しつつ、他者の権利を侵害しているのは、規制強化主義者達のほうですからね。やはり、筆者の主張するゾーニング方式のほうが、遙かに健全である。追い立てられれば、アングラ化して目に見えなくなる。自分の目が届く範囲が綺麗になったからと安心する規制強化勢力は、全体主義者か、ただの馬鹿である。

ブッシュといえば、アメリカ史上最低の大統領であろう。選挙での誤魔化しもあり、正当性すら疑わしい、9.11テロも阻止できず、あちこち攻め込んで大量殺戮した最悪な大統領であるが、筆者が見るように、オバマ登場への布石だと考えると、必要悪にも思えてくる。なるほど、ここまで最低最悪な大統領がいなければ、オバマ大統領は誕生しなかったかもしれない。

主観による断言が多く、何故そうなるのかという理由を述べないまま次の題材に飛んで行くのが本書の難点。勝間和代程ではないが、自慢話が多いのも鼻につく。

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義理と人情(幻冬舎新書033)

義理と人情―僕はなぜ働くのか (幻冬舎新書)義理と人情―僕はなぜ働くのか (幻冬舎新書)
(2007/03)
みの もんた

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ひと月のレギュラー番組三十二本、一日の睡眠時間三時間。依頼された仕事は、決して断らず、医者に止められようが、働かずにはいられない―。屈辱を味わったサラリーマン時代、テレビ・ラジオから干され、ひたすらトラックで営業周りした十年間を経て、今、諦めきれなかった芸能界で仕事ができるのは、人の情けのおかげ。その情けに報い、義理を果たすために、僕は働き続ける。迷い、立ち止まる現代のサラリーマン必読の書。


波乱万丈人生で苦労しているかのように書いているけれども、この程度なら誰だって味わっているし、むしろ恵まれすぎだと思う。10年毎に当たり外れをつけると、みのもんたの人生は当外当外当当になっているし。世の中には波乱万丈どころか、もうずっと沈み込んで外外外外外外みたいな人生だって山ほどあるのだから。

「仕事は選ばない」と言いつつ、選んでいるし。普通の人は「仕事を選べない」のであって、ひたすらやらされ仕事をこなす事になる。黒企業なんかだと報われるどころか、やればやるほど、自分の首を絞めて死へと近づいていくばかり。

人生論としては、こんなに恵まれた人に苦労話を聞かされてもなぁ……、といった感じなのだが、みのもんたは親がやっていた会社の社長も務めていて、社長としては素晴らしいと感じた。世の中には、人をネジのような消耗部品程度にしか思っておらず、使い捨てする黒企業経営者が山ほどいるからね。死ぬ寸前まで奴隷以下の扱いでこき使い、消耗したら被弾したヤクト・ドーガの如く放出されてサヨウナラ。そんな黒企業と比べたら、みのもんたはまっとう過ぎる。


その瞬間、瞬間を本気で、一生懸命生きていれば、いつかは流れがくる。


最後にこう書いてあるけど、じゃあ流れが全然来ない人は一生懸命生きてないのか? 宝くじに当たった人に、いつか当たると言われるのにも似て、全く心に響いて来ない。所詮は、当たりクジ人生を引いた勝者の戯言なんじゃないのか? 私の人生なんて一度も流れが来ないままエンドロールが見えてきた感じですけどっ!!!1


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あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの(幻冬舎新書172)

あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの (幻冬舎新書)あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの (幻冬舎新書)
(2010/07/21)
菅 伸子

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2010年6月4日、夫・菅直人が第九十四代内閣総理大臣に選ばれた。総理大臣というと吉田茂や鳩山一郎のような風格漂う傑物を思い起こす私にとって、「本当に菅でいいのかしら」という思いが拭えない。しかしこんな大変な時期に自ら立候補したのだから、覚悟はできているのだろう。私も共に行くしかない ――。四十年の結婚生活を通して、最も身近な夫人が菅直人という人間を語る。サラリーマンの息子で、市民運動経験を持ち、かつ非自民出身の総理の知られざる素顔。


タイトルだけ見れば「はあ? 何が変わるって、何も変わらないじゃない。むしろ、どんどん悪くなってるじゃないか!」と思う人が多い気がするのだが、政治的な内容ではなく、首相夫人としての視点から物事を見たエッセイのようなものになっている。

菅本人は、世間が思っていた以上に(以下に?)、予想の斜め下方向に無能だったのだが、これは本人の著書ではないので、あえてここでは文句を言うまい……。

どす黒い金権腐敗政治家達と比べたら、ごく普通の市民層から、市民運動をやって出てきた菅は異色とも言え、総理に至るまでの様々な出来事を夫人の立場から見て書かれているので、裏事情なんかも分かって面白い。息子が二人も登校拒否になったりして、こういう部分はエリート層とは違い、巷の家庭と同じような悩みを抱えていて親近感が持てる。

しかし、後半部分の政策が絡んだ内容になって来ると、やはり眉唾物。なにより、本人の消費税10%発言は馬鹿そのものだしなぁ。普通、バケツに穴が開いていたら、先に穴を塞ぐだろう? 何で穴を塞がずに、蛇口を先に捻ろうとするのか謎である。事業仕分けは結局ポーズだけ、経団連の言うがままに企業減税を行うための原資として、短絡的に消費税上げようと考えたとしか思えない。

予算が無いなら消費税増税より先に、子供手当てを止めろよ! 今時、子供を持てるやつはむしろ勝ち組なんだから。何で子供を産める裕福な家庭にばら撒くために、子供すら持てない貧乏人からさらに強奪するの? 子供手当てをそのままに増税するなら、子供いない手当て、結婚出来ない手当て、結婚どころか相手すらいない人に、非リア充手当てを支給しろと言いたい!!!1 手当てを貰って喜んでいる人もいるって、そりゃ当然だろ!? 私だって子供いない手当て、非婚手当て、喪男喪女手当て、非リア充手当てを支給されたら喜ぶわっ!

子供手当てに関しても、金が無いから止めろというなら、年金も止める? とか訳の分からん事を言っているのだが、いっそ年金も止めてしまって、現役世代には全額返還、受給世代は返納してくれたほうが有り難い。今の制度って、自分のための保険的制度ではなくて、たんに年配世代が若手から巻き上げて使うだけの、国家的ネズミ講システムだからね。子会員が減ったら親の取り分が減って破綻するのは馬鹿でも分かる。少子化政策! によって子が減りまくっているのに、老人がなかなか死ななくなったのだから、破綻するに決まっている。

ラスト付近の死刑廃止についても、全く同意出来ない。この人も、ただの死刑廃止教信者か。法律で人を殺すのがダメなら、法律を無視して何の落ち度も無い人を殺すのは許されるのか? そもそも、法律で廃止しなくても、今の日本では誰か3人くらい殺さないと、なかなか死刑にならないのだから、死刑にされるような悪い事をしなければ良いだけじゃないか。これが、政治思想犯や麻薬を所持して死刑になる国なら、また違ってくるだろうけど。(麻薬は、勝手に荷物に混入されて通報されるという、点数稼ぎ目的の冤罪があるからね。)

後半部分がなければ、なかなか良かったと思うけど、題名がダメっぽいから、きっと美しい国の人の著書なんかと同じで、旬が過ぎたら新古書店で投売りされゴミ本扱いされるだろうなぁ。


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見抜く力(幻冬舎新書 101)

見抜く力―夢を叶えるコーチング (幻冬舎新書)見抜く力―夢を叶えるコーチング (幻冬舎新書)
(2008/11)
平井 伯昌

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「見抜くのは才能ではなく、たったひとつ人間性である」と著者は言う。純粋だが、平泳ぎには不向きな身体の硬さをもつ北島康介。勤勉だが、精神的に弱く本番で力を発揮できない中村礼子。この二人の性格や性質を見抜き、異なるアプローチでオリンピック・メダリストへと導いた。成功への指導法はひとつではない。指導者が自分の経験へのこだわりと、選手への嫉妬と先入観を捨てれば、自ずとそれぞれに適した指導法が見えてくる。誰でも人は伸びる。すべて指導者次第なのだ。


ページ数が少なくて薄いけど、内容は濃かった。著者は、金メダル選手、北島康介のコーチであるが、ただのコーチ論ではない。人を見抜き育てるという点において、人の上に立つ者全てに有用であるし、育てられる側としても役立つ内容だと思う。

むしろ、育てる側よりも、教わる側こそ読んだほうが良さそう。レベルの高い師や上司、コーチ、優れた指導者に巡り逢う可能性は、とても低いのだから。


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