宇宙はこう考えられている(ちくまプリマー新書195)

宇宙はこう考えられている: ビッグバンからヒッグス粒子まで (ちくまプリマー新書)宇宙はこう考えられている: ビッグバンからヒッグス粒子まで (ちくまプリマー新書)
(2013/04/08)
青野 由利

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ヒッグス粒子の発見が何をもたらすかを皮切りに、宇宙論、天文学、素粒子物理学が私たちの知らない宇宙の真理にどのようにせまってきているかを分り易く解説する。


最近人気のヒッグス粒子について紙面が割かれているが、他の素粒子についても解説しているので、分かり易くて良い。他の書籍だと名前しか書かれていないウィークボソンやグルーオンの役割も説明してくれるので、ようやく理解出来た。粒子の性質、宇宙創成の話、暗黒物質の謎、宇宙の運命、統一理論について、各章で説明していく。他にも入門書はいろいろ出版されているが、これが一番分かり易いと思う。


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宇宙就職案内(ちくまプリマー新書179)

宇宙就職案内 (プリマー新書)宇宙就職案内 (プリマー新書)
(2012/05/07)
林 公代

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地球の生活圏は上空36000キロまで広がっている。そんな時代に、宇宙を職場にしているのは、宇宙飛行士や天文学者ばかりじゃない! 地球の生活圏は上空36000キロまで広がっている。そんな時代に、宇宙を職場にしているのは、宇宙飛行士や天文学者ばかりじゃない! 大規模災害や環境問題で活用される人工衛星、宇宙開発において高く評価をされている日本の技術、まもなく実現しようとしている宇宙旅行など。可能性無限大、仕事場、ビジネス・チャンスの場としての宇宙を案内する。


宇宙飛行士から小型人工衛星を手掛けるベンチャー・ビジネスまで、様々な職種を紹介する。何をどうやればなれるのかといった企業研究本の類ではないので注意。まだ憧れの段階にいる小学生、中学生あたりが読むには良いんじゃなかろうか。すでに何もかもが手遅れのおっさんが読んでも\(^0^)/

イメージと実際の仕事内容がかなり違う場合もあるので、現実を知るためにも一読する価値はある。例えば望遠鏡で星を眺めるのが好きな人は、天文学者には向かない。実際に星を眺めるのは専門のオペレーターであって、天文学者は天体望遠鏡を触らせて貰えなかったりする。


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ゲームの教科書(ちくまプリマー新書098)

ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)
(2008/12)
馬場 保仁、山本 貴光 他

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人気ゲームの作者が、ゲーム開発の秘密をぜんぶ教えます。プロになりたい人から教養として知りたい人まで、ゲームの「全体像」をつかめる一冊。


ゲームそのものについて論じた本かと思っていたら、実際には「ゲーム業界の教科書」若しくは「ゲーム業界の歩き方」のほうが題名として相応しい内容だったのが残念。ゲーム業界を志す中高生あたりが読めばちょうど良いのかもしれないが、ゲームに興味があるだけのおっさんが読んでも、いろいろと手遅れOrz 入門書としては良いが、教科書的な事しか書いていないので、本気で就職を考えている人は、より綿密な業界研究が必要となるだろう。

ゲームを作るために必要となる様々なプロフェッショナルについて、詳しく説明されている。一部の大手以外はゼロから人を育てる余裕なんて無いだろうから、音楽やグラフィックなどに関わる人は、アマチュア時代からそれなりの実績を示さないと難しいだろう。多くの人々が関わる事になるので、コミュニケーション能力と協調性も欠かせない。


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多読術(ちくまプリマー新書106)

多読術 (ちくまプリマー新書)多読術 (ちくまプリマー新書)
(2009/04/08)
松岡 正剛

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読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます。著者の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介。本書を読めば自分に適した読書スタイルがきっと見つかります。読書の達人による多読のコツを伝授。


多読するためのノウハウが書かれた本ではなく、著者の読書遍歴エッセイに近いので注意。お手軽に読めるようになるための方法が書かれている訳ではありません。普段からいろいろと読み込んでいる人には参考になる部分も多いが、読書しない層が読むと微妙かも。

正統派文系読書術といった感じなので、活字中毒患者には堪らない。今までの人生でかなり読み込んで来て、本と本がニューロンの如く繋がっている層なら楽しめるのではなかろうか。読書を金儲けの手段としか思っていない方はカツマーでも読みやがれです(笑)。


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サルが食いかけでエサを捨てる理由(ちくまプリマー新書036)

サルが食いかけでエサを捨てる理由 (ちくまプリマー新書)サルが食いかけでエサを捨てる理由 (ちくまプリマー新書)
(2006/05)
野村 潤一郎

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昆虫にも心があるのか、犬と猫はどれぐらい違う生き物か、「ジュラシックパーク」のようなことは実現可能? 生命には意味があり、すべてはつながっている。驚きながら読むうちに、生き物と人間が見えてくる!


題名がこんなのだけど、サルの話ではなかった。すぐ読めるけど、中身に統一性が無く、小学生向けぐらいのレベル。生物学に関して理路整然と話を進めるのではなく、自分の意見や憶測が入りすぎ。雑談として読み流せば面白いかもしれないが、エッセイの域で終わっているのが残念。

結局、サルが食いかけで餌を捨てる事による自然界のメリットは書いてあったけど、理由は説明されていないし。


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SFはこれを読め!(ちくまプリマー新書081)


SFはこれを読め! (ちくまプリマー新書)SFはこれを読め! (ちくまプリマー新書)
(2008/04)
谷岡 一郎

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SFは、科学を通じた現代社会への賛歌である。テーマ別のオススメ本を通じて、社会とは何か、生命とは何か、人はどう生きるべきかなどについて考えてみよう。


今から読み始める人がSF入門書として使える良書。教授と二人の学生によるやり取りで話が進む。SFに関する雑談をしながら、テーマ毎にお勧め作品を挙げていく。異文化コンタクト、ロボット、タイム・トラベルなど、テーマに沿った作品を面白く解説しているのが良い。学生二人のやり取りも面白いし。

なるべく入手出来そうなものを選んではいるが、市場に出回る弾数が少ないので、品切れ絶版に関してはどうしようもないだろう。ネタバレに関しては極力控えているものの、皆無という訳ではないので、ネタバレ嫌いな人は注意が必要。

SFを読んで討論する授業とか面白そうでいいな。本書に出てくるひろ子さんと辰郎くんは本書のために作られたキャラクターなのかと思ったけど、来日したテッド・チャンと会話している写真があるということは、実在の人物なのか……。



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かのこちゃんとマドレーヌ夫人(ちくまプリマー新書128)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
(2010/01/27)
万城目 学

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かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。


第143回直木賞候補作。

マドレーヌ夫人って何者なのかと思ったら、猫なのか。外国語を話す猫という設定だけど、この外国語というのは犬語の事である。かのこちゃんの家で飼われている老犬と出会い、種族の壁を乗り越えて夫人に納まっている。

ホルモーや鹿男と比べたら、不思議成分は少なめだけど、ほのぼの系で楽しい。かのこちゃんの父親が鹿と話せるという設定なのだけど、鹿男と繋がってる?

指を吸わなくなった途端、世界が急激に広がって行くかのこちゃんの覚醒が面白い。意味もよく分からないままに、「刎頸の友」なんて言葉を小学一年生が覚えて使うのは怖いけど。こんなの、大人でも知らない人いるだろ? 読める? 意味は?→刎頸の友

うんこ茶柱は笑ったけど、成長したら、きっと黒歴史と化す事だろう。

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