びじょとやじゅう

4309680216びじょとやじゅう (せかいめいさくアニメえほん)
ボーモン夫人 上北 ふたご
河出書房新社 2014-09-24

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商人が迷いこんだ城の主は野獣でした。野獣は、命が惜しければ、娘を連れてこい、と言います。恐ろしい野獣と暮らすことになったベルが見つけたものは…。


迷った商人が凍えそうになっていたところ、美しいお城を発見! 人の気配はしないけど、豪華な食事が用意されていたので食べて寝てバラの花を取ろうとしたところ、恐ろしい野獣に怒られてしまう。自分の命を取らない代わりに、娘を差し出せと言われ、一番下の娘が野獣のモノとなる事に。

これが一番、プリキュア絵本な感じだった。商人の娘もちょっとプリキュア入っているが、野獣の見た目が、物凄く豪華になったウルフルンじゃないか(笑)。


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ねむりひめ

4309680151ねむりひめ (せかいめいさくアニメえほん)
上北 ふたご
河出書房新社 2014-03-25

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ある国で、待ちに待ったお姫さまが生まれました。王さまは、さっそくお祝いの宴をひらくことにしました。ところが、呼ばれなかった魔法使いが怒って、姫に恐ろしい呪いをかけてしまいます…。


内容はプリキュアじゃないけど、プリキュア絵本な世界名作。美しい姫が生まれるが、13人の魔法使いが国に住んでいるのに、金の食器が足りないという馬鹿な理由で12人しか呼ばないとか酷すぎるだろう。こんな事をしたら、ハブられた魔法使いから恨まれて当然である。食器を増やすとか、足りている食器を使うとかすれば、この後の悲劇は回避出来ただけに、愚かとしか言いようがない。

13人目の魔法使いの呪いで、城全体が寝た状態で止まってしまう。やがて、美しい姫が眠る城として有名になるのだが、姫をゲットしようと訪れた各国の王子を捕えて殺すトラップと化しているじゃないか(汗)。

100年後に訪れた王子が呪いを解除する事に成功して、姫と結婚する。ところで、国を統治出来ないまま100年も経っていたら、周りの領土は全部他国に奪われて王国として成り立たなくなると思うのだが、城だけじゃなくて国全体が眠りトラップにかかっていないと拙いんじゃなかろうか。


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ながぐつをはいたねこ

4309680046ながぐつをはいたねこ (せかいめいさくアニメえほん)
薬師 夕馬 船道 愛子
河出書房新社 2013-05-25

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貧しい粉屋が死んで、長男が粉ひき小屋、次男がロバを相続する。三男は飼っていた猫しか貰えないのだが、この猫は人の言葉を話す天才だった! 猫が色々と仕組んで、いつの間にかただの貧乏庶民がカラバ公爵という事になってしまい、王女とフラグが立つ。

とんでもない逆玉の輿物語であるが、西洋だと爵位は人じゃなくて、領地に付いているものなのだが、領地も持たないのにどうやって王様を騙したのか謎すぎる。


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ヘンゼルとグレーテル

4309680100ヘンゼルとグレーテル (せかいめいさくアニメえほん)
薬師 夕馬 室井 ふみえ
河出書房新社 2013-05-25

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せかいめいさくアニメえほんシリーズなので、プリキュアっぽい絵本と一緒に買ったけど、絵が幼すぎて二人とも幼児にしか見えない。

血の繋がらない子供をリストラしようとする継母、新しい妻の言いなりになって子供を捨てるロクデナシ親父、勝手に他人の家を食べる子供、子供を食べようとするババアと、ロクでもない人間しか出て来ないのだが、一番おかしいのは、お菓子で出来た家!

思いっきり建築基準法違反な感じなのだが、そんな柔らか素材で倒壊しないのか心配である。腐ったりはしないのか!? やはり、魔法だから何でもアリなんですかね?

住んでいる家はお菓子なのに、ヘンゼルが閉じ込められる馬小屋は普通の建物だから、食べて壊して逃げる事が出来ない件。太らせて食べるため、ヘンゼルだけ豪華な食事で、グレーテルはザリガニの殻だけとか、どっちが悲惨なにかよく分からなくなってくる。

最後はグレーテルが魔女を殺し、二人で自分の家に戻るのだが、いつの間にか継母のほうがリストラされていた件。


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にんぎょひめ

4309680380にんぎょひめ (せかいめいさくアニメえほん)
薬師 夕馬 上北 ふたご
河出書房新社 2013-05-25

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もう一冊、プリキュアにんぎょひめもゲット。白雪姫と違って、こちらはBAD ENDだから子供の頃も好きじゃなかったよなぁ。

乗っていた船が沈んで死にかけていた王子を助けたのは良いが、隣国にある城の近くに上陸して、別の王女にフラグ奪われるとか最悪すぎる。それにしても、足と引き換えに舌を切り取られて喋れないのはともかく、筆談くらい出来なかったのか?


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しらゆきひめ

4309680097しらゆきひめ (せかいめいさくアニメえほん)
薬師 夕馬 上北 ふたご
河出書房新社 2013-05-25

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美しい白雪姫は、おきさきさまからにくまれて、お城にいられなくなりました。かくまってくれたものたちと、仲良く暮らし始めます。しかし、どこまでも魔の手が迫ります。白雪姫の運命はいかに!?


プリキュア絵本とかいう噂の『しらゆきひめ』をゲットしてみた。プリキュアじゃないけど、書いている人が同じだから、もうプリキュアしらゆきひめにしか見えない件。悪い后も、悪の女大幹部みたいな容姿でGJである。

紙質はちょっと安っぽい感じだが、1000円を超える絵本が多い中、381円(税別)と、本当に安いから仕方がない。低価格なだけでなく、プリキュア絵だから大きいお友達もたくさん買ったに違いない。

ストーリーは普通に白雪姫であるが、大人になってから読み返すと、ガラスの棺に入れられた美少女の死体を欲しがる王子様とか、ちょっと怖いよね。あと、結婚した後、隣国の后を招いておいて、熱した鉄の靴を履かして拷問するのも怖すぎる。そんな事したら戦争になるだろ?

王子がフェリペ2世で、白雪姫がバイエルンの下級貴族という説もあるから、絶対王政全盛期のスペインと、神聖ローマ帝国内にある吹けば飛ぶような領邦くらい国力差があったのか?


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Electric Shock Showdown

0439999219Electric Shock Showdown (Pokemon Adventure)
Diane Muldrow
Scholastic 2000-09-15

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Ash has challenged Surge for a Thunder Badge. But can Pikachu beat Surge's powerful Raichu without evolving? Ash and Pikachu have to choose a strategy they won't regret for a battle they'll never forget.


北米仕様のポケモン絵本だが、アッシュ、ミスティ、ブロックって誰かと思ったら、主役達の名前が日本と全然違う。ピカチュウはそのままだったけど。辿り着いた町でピカチュウがライチュウと対戦して負けて、入院治療後にリベンジするという内容だった。


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いたずらハーブ えほんのなかにおっこちる

いたずらハーブ えほんのなかにおっこちる

ハーブはえほんがだいすきです。おまけにいたずらもだいすきで、えほんはらくがきでいっぱい。あるばん、ひさしぶりによんだおとぎばなし。うとうとねむりについたハーブですが、3びきのくまのいえでめがさめて…。


いたずら少年が、自分の絵本を切り貼りしたり、らくがきしたり、汚したりと、乱雑な扱いをしていたところ、寝ている時に、絵本の世界へ落っこちてしまう。

有名な童話の主人公らしき人々が多数登場するのだけど、最初に出てくる「きんいろまきげちゃん」というのは、一体誰の事? きんいろまきげちゃんとクマの家から逃げ出した時、おかしの家をボリボリかじっている名も無き兄妹は、ヘンゼルとグレーテルだな(笑)。

王様にラクガキしたり、重要なアイテムを切り抜いたり、電話を貼り付けたり、王子様を別の場所に移動させたりしたから、物語が上手く進行しなくなって、なんて素敵なカオスフィールド状態でございます! 

物語の登場人物達に追いかけられ、扉を描いたり穴を開けたりして逃げるのだが、穴を開けるページでは、本当に穴が開いている件! 最近、モンペやキ印が増えたから、「買った本に穴が開いている! 不良品だ!」とか言って暴れ出すキチガイクレーマーが出そうで心配だ。穴が開いているのは仕様です。


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ぼくは…―JE SUIS…

ぼくは…―JE SUIS…ぼくは…―JE SUIS…
(2005/08)
三浦 太郎

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ぼくは冒険家。ぼくは空想家。ぼくはひとりぼっち。ぼくはヒーロー。ぼくはいろいろだけど、だから人生はたのしい…。自分の中にいる、いろんな自分を表現した絵本。彗星のごとく国際デビューした絵本作家、日本初出版。


丸で“ぼく”を表現し、いろいろなモノとして描かれている。ぼくは冒険家だったり、空想家だったり、ひとりぼっちだったり、ヒーローだったり、うそつきだったり、愚か者だったり、様々なぼくに変化する。

ちょっと主義主張みたいなものが入りすぎていて、アートとしてみれば興味深いのだけど、これを幼児が読んだ場合に、単純に楽しめるかどうかは疑問。

これは国内で出版されたのではなく、スイスで絵本になったものを、日本に逆輸入? という流れになっているらしい。欧州向け仕様なら、普通の絵本とはちょっと違う感じなのも頷ける。なんで日本で出なかったのか。他にも、まる、さんかく、しかくの絵本があるっぽいのだが、図書館にあるかなぁ……。


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ズーム、エジプトをゆめみて

ズーム、エジプトをゆめみてズーム、エジプトをゆめみて
(1996/09)
ティム ウィン・ジョーンズ

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お昼寝している間に消えてしまったマリアさんを探して、ネコのズームは本棚のすきまに入りこみました。その先にあったのは、エジプトのような不思議な世界。そしてそこにいるミイラは何だか見たことあるようで…。


なんだか夢と現実の境目が曖昧な話で、よく分からなかった。猫のズームが昼寝をしている間にマリアさんが消えてしまい、彼女を探して本棚の隙間から謎のエジプト世界のような場所へ迷い込んでしまう。

ミイラにされて運ばれて来たのはマリアさんで、ズームが助け出して外へ出ると、そこはナイル川。とらねこ号の姿を発見し、無事に戻る事が出来たのだが、キャラ設定がほとんど書かれていないので、読んでいて分からない部分が多い。シリーズになっているから、順番に追いかけないと駄目なのだろうか。


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ケイティー

ケイティーケイティー
(2004/08)
ポリー ダンバー

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さえないきぶんのときにはなにしたらいい?まったくさえないきぶんで、おまけにひとりぼっちのケイティーがしたことは…。


なんか聞いた事のある名前だと思ったら、『あお』の作者か。さえない気分のケイティーが、絵を見て、明るい気分になろうとする。

気分がさえないのは、色が足りないからだと思い、緑色の帽子をかぶったり、黄色いタイツを上まで引っ張り上げて、全身タイツ化したり、どんどんキモキャラになって行く(笑)。口紅を塗って、顔まで青く塗りたくるから、明るい気分どころか、読んでいるほうは不気味な気分になる。

そのうち、カラフルな絵の中に入ってしまうのだが、脈絡が無さ過ぎて意味不明だった。最初は地味な感じの絵が、どんどん気色悪いカラフルな世界になっていくのは、絵本ならではの表現で面白かったけど、ケイティが、最初から最後まで不気味系キモキャラなんだよなぁ。


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夜がくるまでは

夜がくるまでは夜がくるまでは
(1996/03)
イヴ バンティング

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ガーゴイル、建物の屋根やひさしからつき出した奇怪な人間や動物のかたちをした雨どい。夜がくるまでは、彼らのからっぽの目はまたたきもしない。が、夜の闇の中では…。ガーゴイルの時間をモノトーンで展開。


洒落たデザインのこの絵本は、モノトーンの絵で綴られるガーゴイルの物語である。ガーゴイルとは、ゴシック洋式の建造物についている怪物の像の事。普段はじっとしていて動かないガーゴイルが、夜になると動き始める。

ところで、ガーゴイルって何なのだろうか? 機能的には、雨水が教会の壁沿いに滴るのを防ぐための排水システムの一部である。ドイツ語ではヴァッサーシュパイヤー、フランス語ではガルグイユ。さらに遡ると伝説の竜から来ているらしいが。ザンスカール帝国のMSはこれか!(をいっ!)

悪魔とその下僕(モンスター)は教会の中に入れないから外にいる。または、教会を邪悪な者から守るために外にその姿を曝しているという説もある。


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ヒエログリフがわかる絵本

ヒエログリフがわかる絵本ヒエログリフがわかる絵本
(2005/03)
ニール スペンサー

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古代エジプトの神殿の壁や石碑、墓の棺などに浮き彫りされた象形文字には、どんな秘密が隠されているのだろう。この本ではいくつかの文字や単語を選んで読み解き、解説をする。写真とオリジナルの美しいイラストをみながら、大英博物館所属の研究者が書いた的確な解説を読むと、3000年もの昔の古代エジプトの王や女王の生活、神様や宗教、自然などが自然にわかってくる。初心者向けの楽しい入門書。大英博物館の企画・編集・出版。オールカラー。


「絵本」とはありながらも(当たり前だが)明らかに大人向け仕様である。古代エジプトの遺跡や壁画の絵は見ていて楽しい。

あの有名なツタンカーメン王が、それ以前の王による宗教改革を終わらせて、アモン神信仰に戻るという説明もある。この時期、宗教改革により遷都が行われ、新都テル・エル=アマルナが建設されていた。信仰すべき対象も従来のアモン神からアトン神へと変わっていた。

ヒエログリフの中に壷のようなモノが描かれているのだが、これはなんとビールを意味している。ピラミッドを建設していた時代からビールが飲まれていた事にも驚くが、ビールの飲みすぎで二日酔いとなり、寝坊だか欠勤だかした若者の事まで書かれているのが笑える。


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試作品神話

試作品神話試作品神話
(2006/03/11)
大塚 英志西島 大介

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「ハロー」と僕達の頭上で神様は言った。牛乳、月の砂、神様の卵…少年たちはその夏、世界の秘密を知ってしまう。ひと夏の冒険を詩情豊かに描き出す、すべての世代に向けて贈る絵物語。


これは絵が素晴らしい。西島大介の鮮やかで美しく萌えじゃない可愛らしさが秀逸。大塚栄志の文章は抽象的すぎて、記号となっているので深く考えずに読み進めるのが吉かもしれない。

神様と出会う子供達はすべて、ナボコフとかディケンズとかサリンジャーとか、書き手や詩人から取った名前。どんどん成長していく神様。やがて選ばれし者以外がいない世界で、子供達は楽園を出る事を決意する。


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ドワーフじいさんのいえづくり

ドワーフじいさんのいえづくり (フレーベル館の秀作えほん)ドワーフじいさんのいえづくり (フレーベル館の秀作えほん)
(2003/10)
青山 邦彦

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気むずかしいドワーフじいさんが、ひとりで家をつくることになりました。すると次々に動物たちがやってきて…。細密に描きこまれた画面が見る人をひきつける、すてきな絵本。


ドワーフじいさんが洞穴の家に嫌気をさし、森の中に自分が住むための家を建てようとするのだが、次々に動物達が集まってきて、手伝うから自分の部屋も造れと言う。やがて当初の設計図とは全然違う巨大な家に! 作者が建築学を学び、建築設計事務所で仕事していたので、出来上がっていく家が現実味のある絵になっている。

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三びきのやぎのがらがらどん

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
(1965/07)
不明

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大きさの違う3匹のやぎがいた。名前はみんな「がらがらどん」。ある日、3匹は草を食べて「ふとろうと」(太ろうと)、山へ向う。だが、途中で渡る橋の下には、気味の悪い大きな妖精「トロル」が住んでいて…。北欧の民話をベースにした物語。 用


図書館で見かけて、懐かしくて思わず借りてみた。いやぁ、面白いんだけど……。がらがらどんってヤギのくせに、ちょっと強すぎなのでは? トロールを粉々にしているけど、泥人形じゃなくて巨人なんだから、そう簡単には倒せないだろう。この三匹目は千の仔を孕みし森の黒山羊か(笑)?

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いったいぜんたいどうなってたことか―恐竜がいまも元気だったら

いったいぜんたいどうなってたことか―恐竜がいまも元気だったらいったいぜんたいどうなってたことか―恐竜がいまも元気だったら
(1997/05)
ケン レイニイ

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もしも―というひとことで、いろんな空想世界を創り出すのは、だれにもたのしいことです。もしもあのすてきな恐竜たちが、いまも元気だったら―というもしもは、大人だって子どもだって大好きでしょう。本書はそのもしもをみごとに、まるでほんとみたいに描きだした一冊。


もしも恐竜が絶滅していなくって、現代社会にそのまま溶け込んでいたら? という妄想を絵本にしてしまった一冊。道路を横断するアパトサウルスの群れが通り過ぎるまで車は通れない。海水浴場で泳いでいるのはイクチオサウルスだろうか? ピラミッドの上空を飛ぶプテロサウルス。西部開拓期には幌馬車を引くステゴサウルスが。


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オテサーネク

オテサーネクオテサーネク
(2001/12)
エヴァ シュヴァンクマイエロヴァー池内 紀

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くったよ、くったよ、なべのおかゆもミルクもどっさり、パンもまるごと、かあさん、とうさんも…で、おまえだってたべてやる。グリム童話よりゾクゾク、イソップ物語よりワクワクするチェコ民話の魅力が詰まった絵本。


チェコの民話が題材となっている。子供に恵まれない夫婦が子供の形をした木の根っこを拾ってきたら、そいつが「お腹空いた」と動き出して、いろんなものを食べていく話。

食べ物を食べ、母さんを食べ、父さんを食べ、外に出て道行く人や家畜、農作業をしている人を次々と襲ってひたすら食べ続けるという物語。なんか、暗い内容だ。意表を突くような展開ではあるけれども、「救い」のような物が感じられない。

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空想動物ものがたり

大型絵本 空想動物ものがたり大型絵本 空想動物ものがたり
(2005/10/05)
マーグリット・メイヨー

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毒をけすまほうの力をもつ一本の角をはやしたユニコーンや、あまいうた声で漁師を海のそこにさそいこむ人魚など、人間のゆたかな想像力からうまれ、世界各地に伝えられた空想動物のものがたり10編を華やかに描く。


挿絵はあるけど字もたくさんあるし、別に絵本ではない気もするのだが、アマゾンが「大型絵本」として分類しているから、絵本のところに入れておくか。各地の神話や昔話が美しいイラストつきで楽しめる。普通に字もギッシリ詰まっているからお子様向けではない。


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ふしぎなお人形 ミラベル

ふしぎなお人形 ミラベルふしぎなお人形 ミラベル
(2005/07)
アストリッド リンドグレーン

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女の子の名前はブリッタ・カイサ。そしてふしぎなお人形の名まえはミラベル。ブリッタ・カイサがどうやってふしぎでかわいいお人形のミラベルとあうことができたかっていうとってもふしぎなお話です。『ながくつ下のピッピ』『ちいさいロッタちゃん』などでおなじみのアストリッド・リンドグレーンが描いたスウェーデンの牧歌的生活をピア・リンデンバウムがファンタジックな絵本にしました。


あの『ながくつ下のピッピ』や『ちいさいロッタちゃん』で有名なアストリッド・リンドグレーンの絵本という事で借りてみた。(でも、肝心なピッピもロッタも未読なのは内緒。)

見知らぬおじさんから種をもらって、それを家の裏に植えて育てたら、人形が生えてくるというお話。だんだん人形が成長していって、大きくなったところで家に持ち帰る。すると人形が動き出す。この手の話はオチが怖かったり、悲劇だったりするものだが、完璧にハッピーエンドで終わるところが、まさにファンタジーである。


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オニロック

オニロックオニロック
(2009/02/14)
中村航

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鬼ヶ島からやってきた大木隼人くんは思いました――僕にはまだ、何が格好いいのか、わかりません。何が優しくて、何が恋しくて、何が強いのか、 自分がトーキョーで何をしたいのか、それも全然わかりません。だけど僕はわかりたい。わかるには、今までと同じじゃだめなんです。キュートでハートウォーミングでジンとくるイラスト・ストーリー☆


これ、鬼のようにロックにのめり込んでいく話かと思ったら、主人公が鬼なのか(笑)。鬼が東京に出てきて暮らし始め、学校へ行ったりピザーラでバイトしたり、音楽活動を始める話。をいっ! ピザーラって……。著者近影みたいな部分で、作者、中村航と絵師、宮尾和孝がピザーラコスプレしてるし、これはタイアップなのか!?

鬼だから、いろいろと差別されるのだけど、そういうテーマ性を入れようとしている訳じゃないよね!? 文章だけだと道徳や人間性といった問題が絡む、重苦しいものになりそうなところ、絵本だから人間の暗黒面で嫌な気分になったりはしない。

最初は帽子を被り、角を隠していた鬼だが、最後は鬼である事を恥じず、オニロックで不条理な世界に堂々と立ち向かうのがGJ! イラストも可愛くて良い。ただ、おっさん二人によるピザーラコスプレは……。綿矢りさなら萌えたかもしれないのに(笑)。


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星空放送局

星空放送局星空放送局
(2007/11/01)
中村 航

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手紙・月・星をそれぞれモチーフにした3話構成のイラスト+ショートストーリーです。共通している部分は、「祈り」=「願い」をこちら側から向こう側へ届ける、というピュアな思いです。


普通の小説に見えるけど絵本になっていた。三話入っているが、よく判らない感じの、ほのぼの系。牛乳大好き少女と黒猫が出てくる、牛乳が作られてから配達されてくるまでの第一話。檻の中にいるのに月から来たという兎と仲良くなった烏が、代わりに月を探しに行く童話みたいな第二話。そして、表題作となっている星空放送局の第三話。全部、イラストがお洒落で格好良い。


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魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
(2005/09)
クリス・ヴァン オールズバーグ

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ぜったいに、何があっても、犬を庭園に入れてはいけません―引退した魔術師ガサツィ。ふしぎな庭で少年が体験した奇妙なできごと。


犬が入ってはいけない、魔術師ガサツィの庭園に、言う事を聞かない駄目犬が走りこんでしまう。慌てて追いかける少年だったが、犬嫌いの魔術師ガサツィが返してくれたのは、アヒルだった。

噛み癖がある駄目犬は、アヒルになっても性格が変わらず、噛み付こうとするのだが、少年の帽子を噛んだまま、空を飛んで消えてしまう。モノトーン風の絵は良いのだが、物語としては普通すぎる。オチもたやすく予想出来てしまうし。訳者が村上春樹というのはGJ!


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おじいちゃんがおばけになったわけ

おじいちゃんがおばけになったわけおじいちゃんがおばけになったわけ
(2005/06)
キム・フォップス オーカソン

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死んじゃったはずのおじいちゃんが夜になって、エリックのところへやってきました。だけど、なんだかちょっとヘン…。大切だけど、ちいさな子には少しむずかしいことを、じいじとのユーモアたっぷりの会話から理解していくエリックの姿が心に沁みるデンマークの絵本。


死んでしまった祖父が、夜になるとエリックの部屋に現れる。おじいちゃん大好きっ子なので、エリックはちっとも怖くない。何でおじいちゃんがお化けになったのか、二人でその理由を探し始めるのだが……。

エリックがお化けになった祖父と一緒にいる事を、両親達は信じない。精神的なショックでおかしくなっているのだと思い、学校を休ませる。大人になると、目に見えるもの、常識として認められる事しか信じないからね。

やがて、おじいさんがお化けになってしまった理由が判るのだが、あれ目から汗が……。別に捻りは無いけれども、この直球攻撃は、小さい子が読むと涙目になるかもしれない。


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そういうことなんだ。

そういうことなんだ。そういうことなんだ。
(1997/12)
五味 太郎

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考えるということ・歯を磨くということ・愛するということ…。なんとなく難しそうな世界、その世界をつくっている人間のやることをすっきりさせれば、全体的にすっきりしてくるかもしれない。絵本的フリートーク51項目。


絵本なのか、アートなのか、風刺なのか、なんだかよくわからない本だが、黒を基調としたデザインと、皮肉の篭った文章が良い! 小さい子が描くような、らくがきスタイルの絵と、毒のある文章のアンバランスさが堪らない。この世界の毒に汚染された大人が読んでニヤリとする為の本。きっと、お子様が読んでも面白くもなんともないだろう。


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ペットになりたいねずみ

ぺっとになりたいねずみ

よる、スナックがしのねぶくろにはいってうえをみあげると、たくさんのまどがあったかそうで、いいなあっておもうんだ。だれかのペットになってあいされてくらせたらどんなにすてきだろう。たのしくて、それでいて、むねがキュンとなるねずみのおはなし。


胸がキュンとなるというキャッチがついているけれども、ちっとも胸キュン状態にならなかった。むしろ、上手くやりやがってこのリア充ねずみめっ! といった感じである。

ゴミ箱に住んでいたドブねずみが、ペットとして飼われている他の動物を羨ましがりつつも、忙しい人に飼われて相手してもらえず退屈するのは嫌だとか、外を歩く時に服を着せられるのは嫌だとか、何かと理由をつけて自分の望みを誤魔化している。

しかし、どうしても誰かに飼ってもらいたくて、ペット屋に相談してポスターを貼ってもらう。ところが、自分の事を「ね(ず)こ」と書き、猫だと間違われるような自画像まで描く。ねずこの「ず」は小さくて見えにくい件。すると、目の悪い人が珍しい猫がいるのだと間違えて……。

結局、自分の可哀想な境遇を誤魔化すために、アレは嫌、これも困ると理由付けしていただけで、飼われると何でもやっているじゃないか。相手を騙してでもペットになろうとするしたたかさはGJであるが、これではブラック系統の笑いはこみ上げて来ても、胸キュンにはならないだろう。

これで胸キュンになる人って、なんなの? 詐欺でも胸キュン状態になるの?


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ぜったいたべないからね

ぜったいたべないからね (ほんやくえほん)ぜったいたべないからね (ほんやくえほん)
(2002/01)
ローレン チャイルド

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おにいちゃんのチャーリーは、ときどきいもうとのめんどうをみなければなりません。でもそれは、たいへんなこと。なぜって…、「あたし、たべないからね。まめもにんじんもじゃがいもも、きのこもスパゲッティもたべないからね。たまごもソーセージもダメ。カリフラワーだってキャベツだって、にまめだってたべないからね。バナナだってオレンジだって、それかられいのトマト!ぜーったい、たべないからね」いもうとはすききらいがはげしいんです。


2001年度ケート・グリーナウェイ賞受賞作。

「チャーリーとローラのおはなし」シリーズ。好き嫌いの激しい妹相手に、お兄さんが、ある作戦を思いつく。

にんじん、まめ、じゃがいも、きのこ、スパゲティ、たまご、ソーセージ、カリフラワー、キャベツ、にまめ、バナナ、オレンジ、りんご、ごはん、チーズ、さかなのフライ、トマト、全部嫌いだから「ぜーったい、たべないからね」と言い張る妹。なんだこの好き嫌いの激しさは!? 一体、何を食べて生きているのか謎である。お菓子だけで生きているのか!?

あれもこれも嫌いと言い張る妹相手に、これは人参に見えるけど、木星から届いた“えだみかん”だと嘘をついて食べさす兄。豆は地球の反対側で空から降ってくる“あめだまみどり”で、じゃがいもは世界一高い山で採れた“くもぐちゃらん”、さかなのフライは人魚が食べてる“ころもうみ”だと食べさせる。すると、妹は一番嫌いなトマトを指差して……。

これ、妹が本人か!? なんか別の本に貼り付けている写真に似ているのだけど。

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ぜったいがっこうにはいかないからね

ぜったいがっこうにはいかないからね―チャーリーとローラのおはなしぜったいがっこうにはいかないからね―チャーリーとローラのおはなし
(2004/03)
ローレン チャイルド

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ぼくにはいもうとがいて、これがなかなかせわのやけるやつなんだ。パパとママは、「おおきくなったな」とか、「もうちょっとでがっこうね」なんていうけど、いもうとはそうおもってない。いもうとはいうんだ。「あたしは、まだおおきくなんかない。ほらね、まだちいさいの!」それに、こうもいうんだ。「どっちにしろ、あたしはがっこうへいってるじかんなんかないとおもうの。いえですることがたくさんあって、いそがしいから」。


「チャーリーとローラのおはなし」シリーズ。今度は、学校にはいかないと駄々をこねる妹ローラ。相変わらずデザインが凝っています。

100 まで数えられなくても十分、字がかけなくてもいい、制服なんて着たくない、給食なんか食べたくないと言う妹ローラ相手にお兄ちゃんは……。いやぁ、このお兄ちゃんはすごいよ。なだいなだ級の説得術だな。それにしても、またまた女の子の写真があるけど、このローラって実在の人物なのでは? 著者本人?


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ぜったいねないからね

ぜったいねないからね (ほんやくえほん)ぜったいねないからね (ほんやくえほん)
(2002/01)
ローレン チャイルド

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「あたしねないからね!6じになっても7じになっても8じになっても9じになってもおめめぱっちりだし、10じ、11じ、12じになったって13じになったって、げんきもりもりなの」いもうとはねむたくなったことなんてないというのです。
お兄ちゃんと妹の関係はとても不思議。一生懸命面倒を見ているチャーリーと、とことん困らせるローラ。早く寝かせようとすると、妹は絶対負けないと言い張る。さあ、軍配はどっちに?!


またまたローレン・チャイルドの本を借りてみた。この独特の絵柄と、写真等の画像も駆使したデザインが好き。

寝たくないからと、突拍子もない様々な言い訳をひねり出す妹ローラを相手に、巧みに寝かしつけようとするお兄ちゃん。それにしても、ライオンが歯ブラシをかじったから歯みがき出来ないとか、クジラが入っているからお風呂に入れないとか、想像力が豊かな妹だ。


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あたしの惑星!クラリス・ビーン

あたしの惑星!クラリス・ビーン

通りの大木が、切り倒される! おにいちゃんは「計画を練って、環境破壊をくいとめる!」と言い出した。でも、どうやってひとりだけで大切な木を守るの? あたしはそれを手伝いたいけれど…。クラリスシリーズ第3弾。


ローレン・チャイルド(作者)の絵はなかなか個性的でよろしい。絵だけじゃなくて、写真を切り貼りしたりしている。

題名を見ると宇宙モノみたいだけど、実際には惑星ネタは少ししかなくて、ほとんど関係がありません。学校に遅刻したクラリス・ビーンが嫌いな子とペア組まされて先生が決めた課題をやらされるんだけど、近所の古木が切り倒されそうになって、課題ほったらかしでそれを守りに行く話だった。

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