笹生陽子

攻略対象書籍は以下。


きのう、火星に行った。』★★★★
ぼくらのサイテーの夏』★★★
『さよならワルガキング』
『楽園のつくりかた』
『バラ色の怪物』
『ぼくは悪党になりたい』
『サンネンイチゴ』
『世界がぼくを笑っても』
『今夜も宇宙の片隅で』
『家元探偵マスノくん』


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ぼくらのサイテーの夏

ぼくらのサイテーの夏 (講談社文庫)ぼくらのサイテーの夏 (講談社文庫)
(2005/02/15)
笹生 陽子

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一学期の終業式の日、ぼくは謎の同級生、栗田に「階段落ち」の勝負で負けた。ケガをしたうえ、夏休みのプール掃除の罰まで下された。よりによって、あの栗田とふたりきりで…。サイテーの夏がはじまった。友情、家族、社会などを少年の目線で描いた、児童文学界注目の著者、珠玉のデビュー作を文庫化。第30回日本児童文学者協会新人賞第26回児童文芸新人賞ダブル受賞作。


第30回日本児童文学者協会新人賞受賞作。
第26回児童文芸新人賞受賞作。


児童向け書籍だったもの。単行本のほうは、絵師がやまだないとというのがGJである。夏が始まる直前、階段落ちというゲームで負傷した主人公は、夏休みの間、プール掃除をさせられるという罰ゲームが(笑)。

今なら悪ガキが罰ゲームとか、有り得ないよなぁ。逆にモンスター・ペアレンツから怪我したのは学校の責任とか糾弾されるだろう。まだ日本人がキチガイ化していない頃の物語らしく、素直にプール掃除をする事に。

一緒に階段落ちしていたクラスメイトや相手クラスの奴らは逃げてしまい、助っ人として一度だけ参加していたデカいやつが手伝う事になる。いつの時代もズルく立ち回る奴らが得をして、まっとうに生きようとする人間には厳しい国だな(苦笑)。

最初は接点が無かったデカい栗田と、腕を負傷した主人公の桃井は、プール掃除という罰ゲームによって、次第に打ち解けていく。


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きのう、火星に行った。

きのう、火星に行った。 (講談社文庫)きのう、火星に行った。 (講談社文庫)
(2005/03/16)
笹生 陽子

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6年3組、山口拓馬。友だちはいらない、ヤル気もない。クールにきめていた。ところが突然、病気がちの弟・健児が7年ぶりに療養先から戻ってきて、生活が一変する。家ではハチャメチャな弟のペースに巻き込まれ、学校では体育大会のハードル選手にでくちゃんと選ばれる…。少年たちの成長に感動必至。


題名がこれだから、SFだと思っていたけど、全然違った。

児童向けだから舐めてたけど、これは面白い。そして上手い! 主人公はやる気無し小学生で、全てに対して妙に冷めているのだが、凡庸ではなく、むしろ基本能力が非常に高くて手抜きしている感じである。

居眠りしている間に、勝手に体育大会の選手に選ばれたり、病気療養中だった弟が戻ってきて生活を乱されたりするうち、ある事を聞かされてから、急にやる気人間に変身する。やや教訓的なメッセージも秘められている気はするけれども、そんなに嫌味ではないので、拒絶反応無しで読めた。主人公がチート性能すぎるのは、少し気になるけど。


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