池井戸潤

攻略対象書籍は以下。
ビジネス書もたくさん出しているけど、小説のみ。

『果つる底なき』
『M1』
 改題『架空通貨』(2003年3月 講談社文庫)
『銀行狐』
『銀行総務特命』
『MIST』
『仇敵』
『BT '63』
『最終退行』
『株価暴落』
『金融探偵』
『不祥事』
『オレたちバブル入行組』
『銀行仕置人』
『シャイロックの子供たち』
『空飛ぶタイヤ』
『オレたち花のバブル組』
『鉄の骨』
民王』★★★☆
下町ロケット』★★★★
『かばん屋の相続』

(刊行予定)
『ルーズヴェルト・ゲーム』
『ブラックバード』
『鋼のアリス』
『仏蘭西ノオト』
『アキラとあきら』


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民王

民王民王
(2010/05/25)
池井戸 潤

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ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。幼稚な発言を繰り返す上、首相だというのに文書に書かれた漢字すら読めず誤読を繰り返すという状況に……。首相と息子の入れ替わりなど夢にも思わない世間では、一国の代表とは言いがたい言動に対する厳しい批判が渦巻く。またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。


日本の首相と馬鹿息子が中身入れ替わってしまうというもの。もっとシリアスな政界闘争物かと思っていたら、ネタ系の話だったのか(笑)。

立場が入れ替わって、上手く演じきれないから国会答弁が無茶苦茶になったり、就職活動が台無しになったりと、お互い大変な事に。そのうち、自分達だけでなく、他の人間も入れ替えられている事が分かってくる。

おバカ設定の話だけど、それなりに楽しめる。でも、どうせなら息子じゃなくて女子高生の娘と入れ替わってくれたら神だったのに。という訳で、入れ替わりモノでは『パパとムスメの7日間』に負ける。


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下町ロケット

下町ロケット下町ロケット
(2010/11/24)
池井戸 潤

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取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。


第145回直木賞受賞作。

取引先の大企業から切り捨てられた直後、別の腹黒い大手企業から特許侵害で訴えられ、崖っぷちとなる下町の中小企業。堅実に経営して来たのに、何でもアリな黒い帝国日本では、正義なんて言葉は無いから、倒産の危機に陥る。

このままではただの鬱小説だが、紹介された凄腕弁護士に頼んだところ、逆に相手側を訴えるという策に出て、黒企業を圧倒する。特許の穴も埋めるようにして隙を無くしたところ、先を越されて独自技術でロケットを飛ばせなくなった帝国重工が圧力をかけて来る。

ロケットを飛ばすという夢を叶えたい社長と、目先の利益を欲しがる社員の対立もあり、なかなか物事が上手く進まないのもリアルである。何処でも社長は夢を追いたがるけど、社員にしてみれば待遇改善を求めるのも当然だしなぁ。

次から次へと難題が降りかかるが、ラストはきちんとハッピーエンドで終わってくれるので良かった。


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