わたし、男子校出身です。

4591103854わたし、男子校出身です。
椿姫 彩菜
ポプラ社 2008-06-10

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生まれたときは男の子、今は現役女子大生! 心は女の子なのに、身体は男の子として生まれてしまった著者が、家族との絶縁、恋の苦悩、社会的偏見、命がけの手術……さまざまな困難と向き合い、「女の子」として人生を再スタートさせるまで。


見た目がこんな(表紙)感じなのに男子校出身というところに釣られたものの、予想以上にシリアスな内容だった。生まれた時から、自分は女だと認識しているのに、身体が男なので、周囲からは認めて貰えない。厳格な家庭だったから、家族にも理解して貰えず、ついには家出して、自分で生きて行く事になる。

女に生まれたかったのに、男だったという部分については恵まれないが、何もかも満ち足りている人はあまりいないからね。お受験をさせて貰える豊かな家に生まれ、容姿も整っている分、まだ恵まれているほうである。同じ性同一障害でも、法整備もされていない時代に生まれ、家も貧乏で、不細工で、誰にも助けて貰えず、人生に絶望して自殺していった人もたくさんいるのだろうし。

他の先進国でも差別が無い訳ではないが、同調圧力の高い日本は、マイノリティが生き辛い国になっているよね。みんなと同じ時に、同じ方向を向いて、同じ事をしない奴はハブられる傾向にあるし。欧米のように、もっと生き方に多様性を認めても良いと思うのだが。

この国は、自分が嫌だからお前らが我慢しろと、俺様ルールを他人に強要したがる輩が多いからなぁ。


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生命と記憶のパラドクス

4167903245生命と記憶のパラドクス 福岡ハカセ、66の小さな発見 (文春文庫)
福岡 伸一
文藝春秋 2015-03-10

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「記憶は不思議ならせん階段である」。生命と記憶の秘密を探る福岡ハカセの長い旅は、刺激的な脱線の連続。地球上で最も成功している生物とは?実は進化に目的はない?コンピューターはクイズで人間に勝てるか?そして記憶は何のためにあるのか?…知的好奇心を心地よく刺激される66の冒険譚。


66編の軽快なエッセイ。『週刊文春』人気連載第二弾と書いてあるので、『ルリボシカミキリの青』の続きなのかな?

生物に絡んだ内容が多いが、学術系論文みたいな硬さは全くない。文才もあるので話に引き込まれるし、自分の体験談に基く身近な話題が多いので面白い。

米国留学に行く際、床にまで溢れた本を処分しなければならなくなるのだが、今まで集めて来た本が5万円とか辛いな。今ならブックオフすら5円買取とかするデフレ時代だから、もっと悲惨な事になりそうだけど。

勝ち組になった今では、子供の頃に読んだ「エスエフ世界の名作」シリーズをを大人買いしたりしているので、米国留学がちゃんと糧になっているのだが。ちょっと気になるけど、1冊1~2万円とかになっているらしいから私が集めるのは無理\(^o^)/ こういうプレミアム価格になっている本は再販して欲しいよね。


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変わらないために変わり続ける

416390252X変わらないために変わり続ける マンハッタンで見つけた科学と芸術
福岡 伸一
文藝春秋 2015-04-22

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未知の巨大ウイルス、記憶に作用するホルモン、NYの片隅のフェルメール。かつてこの街で科学を学んだ、今、この街で芸術にふるえる。


図書館に行ったら生物学の棚にあったから借りてきたのだが、生物学の本じゃなくてエッセイだった。科学的な要素も多少は入っているけど、客員教授としてロックフェラー大学に赴き、ニューヨークで過ごした日々を綴った内容になっている。食いしん坊なのか、食べ物の話が多かった。


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望遠ニッポン見聞録

望遠ニッポン見聞録望遠ニッポン見聞録
(2012/03/09)
ヤマザキマリ

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異国暮らし歴十数年、漫画家・ヤマザキマリが綴る、近くて遠い愛すべきニッポンの妙。ニッポンって変?でも可笑しい。


『テルマエ・ロマエ』の作家が海外より客観的な視点で眺めたニッポンに関するエッセイ。日本の中にいるとなかなか見えてこない視点で書かれているのが面白い。イタリアだけでなく、ポルトガル、シリア、アメリカなど、いろんな場所に住んでいるし、波瀾万丈な人生を送っている。

日本の常識が俺様ルールに過ぎない事が良く分かるし、各地にも俺様ルールは存在する。歯の話だと、八重歯人気が日本限定だというのは結構知られているけど、八重歯は駄目ですきっ歯は可愛いとかいう海外の俺様ルールも理解し難い。

デンマークでは、料理や家事が出来ない男はモテないのか。じゃあ日本人の男はほぼダメって事ですね。妙なニッポン幻想を抱く白人男性から日本人女性が人気だったりするが、貴方達が求めている大和撫子はもはや絶滅危惧種ですからね。日本人女性相手にズダボロにされた人の話もチラリと出てくるが、ご愁傷様です。


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本当のことしかいってない

本当のことしかいってない本当のことしかいってない
(2012/12/26)
長嶋 有

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漫画から絵本そして純文学―時代と世代、性別をこえてつながる新しい読書のかたち。


普通のエッセイかと思っていたら、書評なのか。様々な書籍を紹介しているが、どうも優等生的な紹介分で、読んでいてもいまいち食指が動かない。新聞の書評欄等に掲載された文章が多いからか。そういうところでは、あまり弾けた事は書けないからなぁ。心の底からお勧めしているというよりは、スーパーとかで売るために無理やりヨイショしている商品紹介文と同じ臭いがして残念。


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これからもそうだ。

これからもそうだ。これからもそうだ。
(2012/04/18)
田中 慎弥

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「死にたくなければ一流の小説を書くしかない。そしてそれは、私にとって死ぬほど難しい行為なのだ。」芥川賞受賞作家、初のエッセイ集。


これは厳しい。チラシの裏すぎて小説よりも読み進めるのに苦労した。純文学のほうもそうだけど、このエッセイもエンタメ成分が皆無なので、田中慎弥ファン以外が読んでも楽しめない気がする。

前半部分は、西日本新聞に連載された九州地方をめぐる紀行文で、後半は文芸誌に掲載されたものなどいろいろ。その地方に詳しくない人を引き込むような文章ではなく、どこをどう歩いたかという自分用メモ書きを本にしちゃった感じで、どうでもよすぎる。

時事ネタや何かも、表面をなぞっているだけで、深く切り込んで自分の意見を述べるわけでもない。どうでもいい感じで無関心すぎるのだが、当たり前の事を書かれてもなぁ。


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ゲームホニャララ

ゲームホニャララゲームホニャララ
(2009/09/12)
ブルボン 小林

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遊ばなくてもおもしろい。週刊ファミ通の人気連載が一冊の本になった。現在ツキイチ連載中の「ゲームホニャララ」に加え、2005年から4年間にわたって連載された「ゲームソムリエ」からも傑作エピソードを厳選して掲載。ゲームと、ゲームにまつわるさまざまなものを、肩の力が抜けた著者独自の視点で解き明かします。こよなくゲームを愛する著者がくり広げる、あたたかく、ときに手厳しいゲームエッセーの数々を堪能してください。クリアーするだけではない、ゲームの楽しみかた、味わいかたが、感じられるはずですよ。


ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』と比べてテンションが低く、普通のゲーム・エッセイになっているのが残念。ゲームそのものについて熱く語ったものが読みたかったのだが、ゲームに絡んだ周辺に話が結構ある。トリビア知識的には面白いのだけど、最近はあまりゲームをしないのか、レトロすぎる作品の紹介が多い。

レトロ・ゲームの話題も良いけど、ある程度のおっさんじゃないと、世代が違いすぎて懐かしさも感じないのではなかろうか。しかも、マニアックなゲームが多い(笑)。おっさんゲーマー世代でも、かなり渋いところをチョイスして遊んだ層じゃないと、やった事が無いからいまいちついていけない気がする。ゲームそのものの話題じゃなくて、ゲームに関する雑談、ゲームにあんまり関係の無い雑談はそこそこ面白い。


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ブルボン小林の末端通信 Web生活を楽にする66のヒント

ブルボン小林の末端通信 Web生活を楽にする66のヒント (カッパ・ブックス)ブルボン小林の末端通信 Web生活を楽にする66のヒント (カッパ・ブックス)
(2003/01/24)
ブルボン小林

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Web制作専門サイト「Web296(つくろー)」が発行するメールマガジンに連載されていた「まるで役に立たない」コラム「ブルボン小林の末端通信」から厳選した60数本に、加筆して単行本化。「泣けるWeb」を手がけよう、「キリ番」ぐらいでガタガタいうな、「田舎のオロナミンCの看板」はバナーに導入できる、などWebに関するあれこれが、テンポよくつづられていく。


この手の書物は情報が古くなると使えないものが多いのだが、幸いな事に最初から役に立つような事を書いていないから無問題だった(笑)。業界人向けに発行されたメルマガに連載されたものだが、ほとんど雑談である。時々、トリビア的な無駄知識も混ざったりはしているが、どうでもいい感じのエッセイでしかない。本当に「で?」とすら言いたくならないような読み流しレベルだったのが残念。


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ルリボシカミキリの青

ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで (文春文庫)ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで (文春文庫)
(2012/09/04)
福岡 伸一

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朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。嘘だと思えた。しかしその青は息がとまるほど美しかった。しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。それは福岡ハカセがハカセになるまえの、まぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。


昆虫に魅せられて博士となった福岡伸一の軽快なエッセイ。理系なのに文系のように洗練された文章を書く。しかも面白くて内容に引き付けられる。生物の神秘、不思議さが様々な角度から紹介されていく。

題名だけ見たら昆虫の本みたいだが、実際はルリボシカミキリに関する部分はほんの数ページ。昆虫だけではなく人体、染色体、狂牛病、捏造事件、村上春樹の『1Q84』に出てくるリトル・ピープルまで、多岐に亘る。


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ねにもつタイプ

ねにもつタイプ (ちくま文庫)ねにもつタイプ (ちくま文庫)
(2010/01/06)
岸本 佐知子

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コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方―。奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。


気になる部分』もそうだったけど、このエッセイも、狙いすぎてエッセイを超越しているなぁ。いろいろと脳内妄想を広げすぎで、もはやエッセイじゃなくて変な短編小説と化している気がする。

悪ノリしすぎな部分に上手くシンクロ出来るかどうかは読み手次第で、こういうわざとらしい作った話が好きなら楽しめるのではなかろうか。まっとうな日常生活に満足している常識人でリア充な人々には不向きな一冊であろう。

とりあえず、普通のエッセイを期待すると引いてしまうと思う。エッセイの仮面を被った脳内妄想小説として手に取れば、電波率高い人なら楽しめる。脳内妄想が現実世界のほうを侵食する感じの人々にお勧め。


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「三十歳までなんか生きるな」と思っていた

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた「三十歳までなんか生きるな」と思っていた
(2007/10/30)
保坂 和志

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真に「考える」とは、「わかる」とは、「書く」とはどういうことか? 作家の紡ぐ「うねる」言葉が、読む者を本質的な思考に導く。自分の人生をつかむための粘り強い思考の方法!


タイトルが凶悪な感じだけど、中身まで過激な事を書いているのではない。文学や小説、社会の現状等、様々な事について考え尽くすといった感じなのだが、論理的に展開されている訳ではないので、あちこち飛んで、結局何が言いたいのかよく分からない。

結論が出ないまま終わる内容が多いのだが、思考する過程については同意出来る部分も多いので、その辺の作家が適当に書いた「あれが好き、これが嫌い、これ食べた、人に会った」みたいな感じのお手軽でツマラナイ内容のエッセイと比べたら、脳筋を解き解される感じで、なかなか面白かった。


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本を読むってけっこういいかも

本を読むってけっこういいかも本を読むってけっこういいかも
(2010/09)
香山 リカ

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精神科医・香山リカのこころをいやす読書術。日常を離れて本を読もう。


普通のエッセイじゃなくて、本の紹介になっている部分が多い。サイコドクターリカちゃんなので、普通の本じゃなくて心の動きに絡めたお勧め本が多くなっている。

紹介されている本はともかく、“満たされない私”とか、“自分探しをしているけど見つからない私”みたいな痛い人々の事例がいっぱい出てきて苦笑する。そういうのって、贅沢病だろう? 女性サイドから書かれているものが多いので、喪男が読んでも微妙な感じで終わる話が多いなぁ。だいたい、ここまで女尊男卑型社会に転向して、様々な恩恵があるのに一体何が不満なのか!? 専業主婦の孤独とか甘えすぎだろうJK。じゃあ子育てしながら仕事もして社会の輪の中に入ればいいじゃないか。

紹介されている本で、チラホラ気になる感じのがあるのは良いが、一部、言葉を誤用しているのが気になる。


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マンガホニャララ

マンガホニャララマンガホニャララ
(2010/05/27)
ブルボン小林

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『美味しんぼ』の山岡さんと栗田ゆう子の結婚をなげき、『デトロイト・メタル・シティ』をデーモン閣下目線で語り、『ぼのぼの』の激やせを心配、『臨死!江古田ちゃん』Tシャツを着て、「少年ジャンプ」主人公たちの草食男子化を考え、骨川スネ夫の自慢を分類・統計化する。最強のスーダラ・コラムニストが入魂の書き下ろしを加えて贈る、マンガをマンガとしてもっと楽しむためのアイデア68本。


ゲームだけでなく、マンガも読み込んでいるな。ゲームほどディープな内容ではなかったけれども、読んでいない作品には興味が出てくるし、すでに読んだ作品についても、新たな発見があって面白かった。『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』ほど弾けた内容ではなくて、無難なところに収まっているのが少し残念。

長期連載中のマンガ、現実世界の技術革新によって、登場人物にギャップが生じているのか。携帯が存在しなかった時代に連載が始まって、ポケベル、携帯と移行してしまう中、物語世界での時間が進んでいないと、辻褄が合わなくなって困るよね。


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ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ

ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)
(2004/12)
ブルボン小林

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あの芥川賞作家が放つ、入魂のゲーム批評。ゲーム好きの彼氏の気持ちがよく分かる(多分)。長嶋有の書き下ろし短編小説「ジャージの一人」収録。


某文庫みたいな表紙であるが、単行本である。図書館には単行本しか無かったから、これを読んだけど、今からゲットするなら大幅増補されているらしい、ちくま文庫のほうを買ったほうが良いかも。

芥川賞を獲ったおっさんが熱く語るゲームエッセイ。かなり古い時代のゲームが混ざっているので、おっさん世代のほうが上手くシンクロ出来るかもしれない(笑)。

任天堂派でもソニー派でもなく、セガ派というのが、またマニアック。ディープなゲーマーだからか、突っ込みもマニアックである。

昔は変なゲームが多かったよなぁ。長期不況デフレ・スパイラル状態の今では、冒険出来ないのか、無難なゲームばかりになってきて、はっちゃけ度合いが足りない。

最後のほうに、ゲームとは無関係なエッセイが混ざっていると思ったら、これはエッセイじゃなくて小説か(汗)。『ジャージの二人』の続編? 「ジャージの一人」だった。


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安全な妄想

安全な妄想安全な妄想
(2011/09/22)
長嶋有

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お歳暮を巡る某出版社との「闘争」の記録から、大江健三郎氏とのスパークするディスコミュニケーション、木星と土星の巨大さへの一考察、さらには人力発電提案まで―。作家生活十周年を迎え、加速する妄想の筆が織りなす、六十六篇の傑作エッセイ集。


傑作エッセイかどうかはともかく、本音というか、ぶっちゃけトークみたいなノリで書かれているのが面白い。そんな事書いたら問題あるだろう、叩かれたりするんじゃないか? と心配になる。これが不味いとか、某社と絶交したという話でも躊躇無く書いてしまう。なんだか大人げないけれどもGJであるよ(笑)。

冒頭からいきなり、出版社がお中元やお歳暮に贈ってくれる飲料が不味いという話。毎回同じのが届くけど不味いから飲まず、どんどん溜まって困るという。困るから贈らないでとお願いしたけどまた届き、さらにお願いしてもまた届くという困った話だった。頼まれた事をちゃんと出来ない出版社に笑った。ひょっとして新手の嫌がらせか!? 実名出されている商品についてはちょっと可哀想だった。

狙って面白おかしく書こうという打算が見え隠れするエッセイもあるけれど、大抵は餃子パーティなのに作らされるのは嫌とか、蟹食べさせられても味わえないとか、大人気ない感じになっているので生暖かい目で見守りたくなる。


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歴史上の本人

歴史上の本人 (朝日文庫)歴史上の本人 (朝日文庫)
(2000/10)
南 伸坊、南 文子 他

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本書は、歴史上の人物本人が、自分を思い出す旅のルポを書くという、歴史上類を見ない新機軸の本である。外見の似た人は、考え方も日常の習慣も似ている。だから、外見を似せれば本人の考え方も体験できる、という「本人術的理論」を提唱した著者自身による、理論実践の写文集。


「えっ? 歴史上の本人!? 歴史上の人物じゃなくって?」と、思わずツッコミを入れたくなる題名だが、これは南伸坊が歴史上の人物になりきる企画本なので、誤字でも何でもない。歴史上の本人で良いのだ。

表紙の織田信長コスプレに釣られてしまった。妹の市が戦国一の美女と賞されたのだから、残されている肖像画はともかく、お兄ちゃんの信長だって、もっとイケメンだった気がする。南伸坊がコスプレすると、あんまり信長っぽくない気がするのだが、これはこれで面白いから良い。

世の中にコスプレイヤーは数多くいるが、こんな訳の分からないコスプレばっかりやってしまうおっさんは、他に見た事が無い。女装コスプレで樋口一葉になるとかマニアックすぎる。樋口一葉なんて誰もやらないだろうと思ったが、グーグル先生に聞いたら、意外にもたくさん居た。そういえば、最近は『文豪ストレイドッグス』というのが流行っていたね。

織田信長、松尾芭蕉、清水次郎長、聖徳太子、樋口一葉あたりはまだ人間だから良い。天狗とかシーサーとかキジムナーとか仁王像まで入っていて、途中から歴史でも人物でもなくなっている。

なりきりプレイに徹しているだけなので、あまり歴史の勉強にはならないかもしれないが、人外コスプレが素晴らしかった。特に、仁王像コスプレの完成度が高すぎる(笑)。

ところで、これは本人シリーズ? になっていて、他にもいろいろ変な本が出ているようである。他の“本人”も気になってきた。


2017.03.24改稿


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指先からソーダ

指先からソーダ (河出文庫)指先からソーダ (河出文庫)
(2010/08/04)
山崎 ナオコーラ

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けん玉が上手かったあいつとの別れ、誕生日に自腹で食べた高級寿司体験、本が“逃げ場”だった子供の頃のこと…朝日新聞の連載で話題になったエッセイのほか、「受賞の言葉」や書評も収録。魅力全開の、初エッセイ集。


なんだこの「ゆびさきミルクティ」みたいな名前の本は(笑)!? と気になりつつ、図書館に無かったので、なかなか攻略出来ずにいた。

対談形式でグダグダだった二冊目エッセイよりは普通に読めるけど、特に何も無いな。雑誌や新聞に載ってたら読み流す程度のクオリティである。野心だけは大きいのだが、文章も中身もペラすぎる。

主流とはちょっとズレた感じの喪女オーラたっぷりなので、妙齢の喪女なら上手くシンクロ出来るかもしれない。


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男友だちを作ろう

男友だちを作ろう男友だちを作ろう
(2011/06/11)
山崎 ナオコーラ

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恋とは別の可能性。男の人と友情を築きたいというのは、決して恋愛からの逃避ではないと思う。お笑い芸人、大学生、ミュージシャン、写真家…。小説家が、さまざまな男の人と言葉をかわしてゆく。短篇小説のような味わいに満ちた、最新エッセイ集。


エッセイというよりは対談に近い感じになっている。14名の男性と会って会話するというもの。だが、たんにくっちゃべっているだけで、相手の魅力を上手く引き出せていないのが残念である。ただ喋った事を書くだけなら、チラシの裏で十分である。相手がまだ喋っているのに、聞きたくない内容だと遮ってしまうのも大人気ない。

知り合いの前田司郎と会う回だけは会話が弾んでいるけれども、こういう企画でやるからには、初対面の人間ともこのくらいのレベルでやり遂げないと駄目だと思う。全体的に、非常にペラい会話だけで終わっているし、会話のキャッチボールすら出来ていない場合も多々あるので、ナオコーラ・ファン以外は買ってまで読む必要無いと思う。


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水木しげる 人生をいじくり回してはいけない

水木しげる 人生をいじくり回してはいけない (人生のエッセイ)水木しげる 人生をいじくり回してはいけない (人生のエッセイ)
(2010/04)
水木 しげる

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ゲゲゲの水木サンが見たこの世の天国と地獄とは!?水木しげるが、その半生をユーモアたっぷりに綴ったエッセイの数々。


水木しげるは人生の成功者だけど、妙なリア充感や、勝ち組の驕りみたいなものが無いのが良いですな。なんというか、南国系の脱力感というか、自然体で生きている感じなのが素敵である。きっと、南方戦線で現地の人の輪に混ざっていた体験が影響しているのだろう。

そこらの胡散臭い偽善的な勝ち組達が「努力は報われる」と戯言をほざく中、「努力は人を裏切ります」と言い切るのが凄いですな。何をやっても才能に恵まれていないと無理な訳です。

南国美女の出会いと別れ、何十年も経ってから、その死を蝶が伝える話はラブロマンスっぽい。赤紙で召集され、ラッパが吹けないから最前線に送られて片腕も吹っ飛ぶし、酷い目に遭っているけれども、仲間が全滅する中、生き残れたのは強運だと思う。

本人はそれを何者かに生かされていると感じているが、本人にとっては強運や奇蹟の類でも、想定された確率による当落に過ぎないからなぁ。運命や何か超越した存在の責任にされると、ハズレクジを引いて死んでいった人達が浮かばれないよなぁ。

妖怪の棲めない国は駄目になるという意見には賛同したい。今や、全世界を資本主義という名の妖怪が食い散らかして、他の妖怪を絶滅させているからな(笑)。


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作家の条件

作家の条件作家の条件
(2004/04)
森村 誠一

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330冊を超える著書を持つ小説界のトップランナーが明かす「作家になるための条件」とは?
●作家になる3つの方法
●短編と長編の組み立て方の違い
●トリックを思いつく訓練
●ベストセラーは結果にすぎない
●小説家を目指す人へのメッセージ
――<本文「小説を書くということ」より>


題名通りの本だと思うと、喰らいます。「作家の条件」にズバリ該当する部分は最初の方だけで、残りは普通のエッセイですから。しかも、中盤以降は松本清張を絶賛、信奉した教徒の書と化している。全体としては悪くないのだが、この題名で釣るのは良くないよなぁ。

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夏の入り口、模様の出口

夏の入り口、模様の出口夏の入り口、模様の出口
(2010/06)
川上 未映子

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恋人の浮気を直感ピッコン!で突き止めた日、血まみれタクシー運転手がくれた物とは?襟足から下の方まで「毛」へのこだわり、午前二時の恐怖体験、なぜ冷蔵庫にハムスターの死骸を入れるのは嫌かという哲学的考察など、人気作家の魔訶不思議な頭の中と、世界の魔訶不思議な人間たちの姿が垣間見られる傑作。未体験ゾーンへあなたを誘う、神秘的・哲学的・反日常的エッセイ集。週刊新潮連載「オモロマンティック・ボム!」単行本化。


世界クッキー』よりはエンタメ成分濃くなったけど、別に神秘的でも哲学的でもないよな。夏場に向けて出版されるからと、こんな題名になっているが、中身はあんまり夏と関係ない。本人は「夏」入れたかったので気に入っているようだけど、季節感が全面に押し出されると、夏限定になって他の季節は売上落ちるんじゃない?

話し言葉的な、独特な文体(川上節とか呼ばれちゃっているアノ書き方です)は健在だが、一文が長くてもエッセイなので、さほどイライラしなかった。軽快な語りだけでなく、中身もどうって事のない日常に関するものなので、ファンじゃなければ読み流しする程度で終わるだろうから、図書館で借りるのが無難かも。

女性専用車両の話題で、『「おなじ運賃を払っているのに女性だけ比較的空いているその快適さを享受するのは不公平」なんてつまらないことを言う男性もいるみたいだけど、』という部分には超不快感を覚える。じゃあ、「同じ仕事をしてるのに同じ給料じゃないのは不公平」とか言う女もつまらないって事になるよな。

だいたい、女ばかり男の居場所を浸食してぶん取って、女の権利は男に分け与えない『女の権利は女のモノ、男の権利も女のモノ』みたいなジャイアニズムが横行する女尊男卑社会に逆転したのだから、そりゃつまらない事だって言いたくなりますわなJK!

今の日本で男に産まれたって損するばかりで良い事なんて無いじゃない。こんなんだから男がやる気無くしたり、男の娘だらけになるんじゃないか(笑)。せめて通勤地獄くらい男女平等にしてくれても良いじゃないか。完璧に性別で分けるという手法には賛成するけど。もう、ゼントラーディ軍みたいに、男と女を隔離しておけばいいんだよな。そうすれば異性相手の痴漢や強姦事件は発生しないんだし。もう生息地域から全部分ければ?

んでも、分けたとして真ん中の人は何処に乗れば……。真ん中付近に、中性専用車両作って、ふたなりやニューハーフや男の娘はそこに乗るとか?


専用車両って、草加の陰謀と醜女の呪いで出来上がっていると思う。
女性専用車両

だいたい、女性専用車両って、そもそも憲法違反なんだよね。
それを文筆家が「つまらない」の一言で片付けるなんて言語道断。

憲法第14条〔法の下での平等〕
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。




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電化製品列伝

電化製品列伝電化製品列伝
(2008/11/05)
長嶋 有

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自らの作品を「長嶋家電文学」と称す著者が、現代文学で描かれる電化製品を熱く語り尽くす!こんな読み方があったのか!と、思わず目からウロコが落ちる書評(+映画評)18篇を収録。テレビにアイロン、加湿器、炊飯ジャーから電気シェーバーまで…「オール電化」な“異色”書評&エッセイ集。


電化製品そのものを題材にした変なエッセイなのかと思ったら、小説に出てくる電化製品に着目するという、もっと変なエッセイだった。電化製品が登場している小説の一部分を切り取り、それに関して長嶋有がどうでも良い薀蓄をたれるというスタイルである。

電化製品に対するキモいまでのこだわりは伝わってくるけれども、小説の小道具に関してさほど思い入れが無い身としては、だから何? としか反応しようがなくて困る。


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本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日

本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日
(2005/12)
水木 しげる

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妖怪研究の大家である水木しげるさんは、じつは癒しの達人でもあります。その自然体から醸し出される不思議な言葉の世界が、まわりの人たちの心のコリを解きほぐしてくれるのです。そんな名言に毎日触れることができればこりゃ便利、ということで思わず心がゆるむ名言を集めました。


人生を達観してしまった者の余裕というか、なんだか脱力系の語録集です。子供の頃は遅刻魔にしてガキ大将、戦時にはビンタ喰らいまくり、南方戦線で腕を飛ばされ、復員してからは貧乏に苦しみ、妖怪には憑依されるわで、波乱万丈人生を送った者のオーラがヘロヘロと飛んできます。ビシバシと飛んで来ないのがミソ。下手な癒し本を読むよりも、よほど効果があると思うよ、コレ。

世俗でもがき苦しんでいる迷える子羊にお勧め。
水木サンのように脱力系で達観してみてください(笑)。


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信じることと、疑うことと

信じることと、疑うことと (ちくま文庫)信じることと、疑うことと (ちくま文庫)
(1996/05)
なだ いなだ

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「大きなうそも、声高に叫べば信じられる、といったのはナチの宣伝相だったが、うそをつき続けた彼の、唯一の真理の言葉がこれであった」昨今の“声高な言葉”を安易に信じてしまう危険性を指摘し、本当にわかるということは、どういうことかを考える一冊。オウム、住専、TBS問題…様々な嘘が明らかになった。だまされた側の責任とは。


なだいなだ、さすが精神科医だな。この人の他人を納得させる技術は素晴らしいよ。物分りの悪い人相手に誤りを正すなんて、一般人なら途中でキレるだろうし、ちょっと賢い人でも論理でゴリ押しするだけで納得させる事など出来ないだろう。それにしても、人はどうして疑うべきモノを信じて、信じるべきモノを信じないのだろうか。単に愚かだからなのかもしれないが。


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気になる部分

気になる部分 (白水uブックス)気になる部分 (白水uブックス)
(2006/05)
岸本 佐知子

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眠れぬ夜の「ひとり尻取り」、満員電車のキテレツさん達、屈辱の幼稚園時代―ヘンでせつない日常を強烈なユーモアとはじける言語センスで綴った、名翻訳家による抱腹絶倒のエッセイ集。待望のUブックス化。


気になった部分は、自分で自分の髪をバッサリ切ろうとしている女の子の表紙。中身とは何の関係も無い、ただのイラストだったが。髪がどうなってしまうのかは、表紙を捲るとすぐに判る。中身とは全然関係無いけど。

名翻訳家によるエッセイなのだが、極めて濃い味付け。適当な人に適当に書かせた日記レベルではないのは幸いであるが、ここまで狙ってネタを作られてしまうと、面白くてもさすがに引いてしまう。

日常なのに普通の人が出会わないような奇想天外事件に遭遇してしまうというのがエッセイの面白さであって、理想的なのは原田宗典。話作ってるんじゃないかと疑いたくなるギリギリのラインを攻められるのは堪らないのだが、ここまであからさまにネタ作られると、エッセイの範囲を超えて小説に片足踏み込んでしまうので反則である。

まあ、チラシの裏にでも書いてくれたら良い様な、どうでもいい個人の日記みたいな三流エッセイを読まされるよりは断然面白いけどね。

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いろんな気持ちが本当の気持ち

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(2005/07/26)
長嶋 有

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「サインしていただけますか…好きな言葉を書いて下さい」えっ。思わずみつめ返した。「本当にいいんですね。好きな言葉を書いて」うなずくので、僕は大きく二文字「増刷」と書いた。書いてみると思った以上に間抜けで、小さく「したい」と書き添えたらもっと間抜けになった。―セカイとジブンが愛おしくなるエッセイ集。幻のミステリー作品も収録。


長嶋有の初エッセイ。小説では駄目っぽい主人公(特に男性主人公)ばかり出てくるから、なんとなく作者も駄目っぽい人みたいに思えてしまうが、このエッセイを読むと、相当打算と計算が入った文章だから、単に爪を隠しているだけだという事がバレてしまう。この点、駄目人間を演じている某教授や穂村さんと同じようなあざとさを感じてしまうのだが(笑)。

計算された内容なので、駄目っぽいエッセイを期待してはいけない。小説よりも洗練されているから。それにしても、小説家というのは自らに溜め込んだ器の中身が作品に大きく影響するのだという事がよく判る。


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世界クッキー

世界クッキー世界クッキー
(2009/11/13)
川上 未映子

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体、言葉、季節、旅、本、日常など、あれこれ。「乳と卵」「ヘヴン」の川上未映子が放つ、魅惑のエッセイ集。


この人の悪文は、意図的にやっているのかと思ったけど、もしかして素なのか? 芥川系統の小説はともかく、このエッセイでも、ダラダラと一文が長い。別に、喋った事をそのまま文章化したような長文じゃなくても良い気がするのだが。

内容的にも、様々な場所で書いた文章を一冊に仕上げただけで、纏りが無い。一般人と比べて、多少は高い位置にいるものの、話題の人によるチラシの裏を超えておらず、群ようこや原田宗典あたりと比べ、エンタメ性が乏しい。

これは、ファンしか読まなくて良いかもね。

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ショッピングの女王

ショッピングの女王ショッピングの女王
(1999/09)
中村 うさぎ

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住民税は滞納、むじんくんにまで手を染めながら、なおも買い続けるシャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン。女王様の壮絶な浪費生活。このご時世に、この浪費―。住民税は滞納、むじんくんのお世話にまでなりながら、なおも買い続ける、シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン。女王様の無駄遣い生活は今日も続く。週刊文春激烈コラムがついに一冊に。


いやぁ、これは本当に恐ろしい本である。ある意味、ホラーよりも怖い。買物依存症の著者がこれでもか! とばかりに買いまくる。もはや、誰もこの人を超える事は出来ないだろう。但し、億万長者は除くよ。お金が無くても買ってこそ、プロの買物依存症患者だし。そんなプロになりたくないが。ここまでやれば、女王様を僭称するのも許されよう。
 
凄すぎるけど、ある意味羨ましい。普通に雇われているだけだと、入り口から入ってくるモノは予め決まっているので、使ったらその分稼ぐなんて事は不可能だから。自虐的ネタでも、ここまでたくさん本を出せたら本望だろう。

文庫の表紙はイケてない。あれでは、ただのおばさんにしか見えない。やはり、単行本の表紙のほうが女王様っぽくて良い。

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超人計画

超人計画 (角川文庫)超人計画 (角川文庫)
(2006/06)
滝本 竜彦

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新人作家は悩んでいた。厳しすぎる現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを一直線に突っ走る自分はこのままでよいのだろうか?…いや、よくない!!虚無感とルサンチマンに支配された己を変えるには、そうだ!“超人”になるしかないのだ!!「くじけてはダメ、ゼッタイ!」やさしく励ます脳内彼女レイと手を取り進め、超人への道!!『NHKにようこそ!』の滝本竜彦が現実と虚構のはざまに放つ前人未踏の超絶ストーリー。


なんだか欝ヒッキーの自虐ネタ満載エッセイだった。どこで道を踏み外したらこんなになるのでしょうか。可哀想な人を見る目で、生暖かく見守ってあげましょう。

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』と『NHKにようこそ!』の二作だけで終わってしまったのかと思いきや、他にも『僕のエア』『ムーの少年』『ECCO』があるらしい。早く出版して欲しい。

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