岩井三四二

攻略対象書籍は以下。

『簒奪者』
『斎藤道三 兵は詭道なり』
『連歌師幽艶行』 =改題『戦国連歌師』(文庫)
『月ノ浦惣庄公事置書』
『浪々を選びて候』
『十楽の夢』
『村を助くは誰ぞ』
『銀閣建立』
『竹千代を盗め』
『琉球は夢にて候』
『難儀でござる』
『一所懸命』
『悪党の戦旗 嘉吉の乱始末』
『大明国へ、参りまする』
『清佑、ただいま在庄』
『南大門の墨壺』
『たいがいにせえ』
『踊る陰陽師 山科卿醒笑譚』
『はて、面妖』
『一手千両 なにわ堂島米合戦』
『理屈が通らねえ』
『覇天の歌』
あるじは信長』★★★★
『城は踊る』
『鹿王丸、翔ぶ』
『とまどい関ヶ原』


『連歌師幽艶行』=改題『戦国連歌師』(文庫)



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あるじは信長

あるじは信長あるじは信長
(2009/11/05)
岩井 三四二

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信長に雇われ、出世に意欲を燃やす相撲取りのがんばり、信長をたわけ呼ばわりしていた近習のしくじり、信長に借金をチャラにしてもらおうと画策する神官のなやみ、信長の側室に恋をしてしまった茶坊主のあやまち…。はからずも悲喜劇の主人公になってしまった無名の人びと。信長に仕えたばかりに運命に翻弄される家臣たちを『難儀でござる』の著者が描く。


信長に釣られて借りてみたけど、信長はほとんど出てこなかった。他の大名家みたいに家格がものを言う世界ではなく、百姓や海賊、山賊みたいな胡散臭い奴らでも、実力次第で出世出来るというのが素敵に思えるが、その分、熾烈な出世競争に巻き込まれるわけで、休む暇も無いのが辛いよね。なんか、急成長してるブラック企業奴隷戦士と同じような(笑)。

思う存分に力を発揮できる立場まで登れた者は良いのだが、この本に出てくる人々は大抵が小物で、自分ではどうしようもないまま、運命に翻弄されてしまうのが悲しい。信長に睨まれて斬り捨てバッドエンドとか、仕えたばかりに本能寺の変で討ち死に覚悟とか、領地の場所が悪くて否応無しに明智の謀反に巻き込まれ、羽柴に攻められて死ぬしかないとか、やるせない結末が多い。

独立した短編が8編。分量もないので、空き時間に少しずつ、手軽に読めるのが良い。


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