A・E・ヴァン・ヴォークト

攻略対象書籍は以下。

『スラン』
『武器製造業者』
『非Aの世界』
『宇宙船ビーグル号の冒険』
『ロボット宇宙船』
『イシャーの武器店』
『宇宙嵐の彼方』
『宇宙製造者』
『惑星売ります』
『非Aの傀儡』
『銀河帝国の創造』
『月のネアンデルタール人』
目的地アルファ・ケンタウリ』★★★★
『未来世界の子供たち』

短編
『拠点』(日本オリジナル)
『地球最後の砦』
『時間と空間のかなた』
『終点:大宇宙』
『原子の帝国』
『モンスターブック』



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目的地アルファ・ケンタウリ

目的地アルファ・ケンタウリ

宇宙における歪みが、太陽系に破滅をもたらすという予測にもとづいて、地球を脱してアルファ・ケンタウリへ向かう宇宙船があった。天文学者レズビー博士の率いる〈人類の希望号〉である。だが理論上のミスから予定速度が出せず、宇宙船は難航した。船内には不平不満が満ち、やがて反乱へと発展したが、〈希望号〉はシリウスへ、プロキオンヘ、そしてアルタへと人類の新天地を求めて果てしなき虚空の旅を続けた。しかしその間、船内では五世代にわたって乗組員が交代し、やがて意外な事実が暴露された。鬼才ヴォークトが放つタイム・ギャップSF。


外星系に向かうだけの冒険SFなのかと思ったら、巨大な移民船で放浪する話だった。当初、予定されていた速度が得られず、宇宙船は何十年も宇宙を漂う事に。地球を飛び立った頃の人々はいなくなり、船長の一族が世襲化して、特権階級となっている。

そのうち、地球に戻りたがる人々が反乱を企てたり、暗殺があったりと、内部でゴタゴタした挙句、目的地アルファ・ケンタウリは地球人に適した環境ではなく、先進文明があったので、移民出来ずに放浪する事に。

次の目的地はシリウスだったが、またしても知的種族がいて移民が叶わず。さらに遠く離れたプロキオンへ。宇宙船内での権力交代もあり、船長だったレズビーの一族から、騒動を生き延びたブラウン航海士の一族へ、実権が移る。

次の目的地では敵性文明に宇宙船を弄られて、光速が出せるように。内部の戦いでブラウンを倒したレズビーの後継者だったが、昔、反乱を企てて処刑された男の一族が反乱を起こし、実権を握る。

ゴタゴタ続きのまま、レズビーがエンジンを弄って光速を超えると、何故か過去世界の地球へ。地球からの干渉もあり、宇宙船が妙な具合になりながら、ラストは船の所有者が実権を掌握してハッピーエンドに落ち着いた。

近場に先進文明が多すぎるのは変な感じだったが、ただ放浪して世代交代して行くだけではなく、過去にリンクするという仕掛けが面白かった。


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