東野圭吾

攻略対象書籍は以下。

加賀恭一郎シリーズ
『卒業』
『眠りの森』
『どちらかが彼女を殺した』
『悪意』
『私が彼を殺した』
『嘘をもうひとつだけ』
『赤い指』
『新参者』
『麒麟の翼』

ガリレオシリーズ
『探偵ガリレオ』
『予知夢』
『容疑者Xの献身』
『ガリレオの苦悩』
『聖女の救済』
『真夏の方程式』

天下一大五郎シリーズ
『名探偵の掟』
『名探偵の呪縛』

浪花少年探偵団シリーズ
『浪花少年探偵団』
『浪花少年探偵団2』
  (しのぶセンセにサヨナラ-浪花少年探偵団・独立篇』に改題)


放課後』★★★★
『白馬山荘殺人事件』
『学生街の殺人』
『11文字の殺人』
『魔球』
『香子の夢-コンパニオン殺人事件』
(ウインクで乾杯』に改題)
『十字屋敷のピエロ』
『鳥人計画』
『殺人現場は雲の上』
『ブルータスの心臓』
『依頼人の娘』
(『探偵倶楽部』に改題)
『宿命』
『犯人のいない殺人の夜』
『仮面山荘殺人事件』
『変身』
『回廊亭の殺人』
(『回廊亭殺人事件』に改題)
『交通警察の夜』
(『天使の耳』に改題)
『ある閉ざされた雪の山荘で』
『美しき凶器』
『同級生』
『分身』
『怪しい人びと』
『むかし僕が死んだ家』
『虹を操る少年』
パラレルワールド・ラブストーリー』★★★☆
怪笑小説』★★★☆
『天空の蜂』
『毒笑小説』
秘密』★★★★
『白夜行』
片想い』★★★☆
『超・殺人事件 推理作家の苦悩』
『レイクサイド』
『トキオ(2002年、講談社)
(『時生』に改題)
『ゲームの名は誘拐』
『手紙』
『おれは非情勤』
『殺人の門』
『幻夜』
『さまよう刃』
黒笑小説』★★★☆
『使命と魂のリミット』
『夜明けの街で』
『ダイイング・アイ』
『流星の絆』
『パラドックス13』
『カッコウの卵は誰のもの』
『プラチナデータ』
『白銀ジャック』
『あの頃の誰か』
『マスカレード・ホテル』

エッセイ
『あの頃ぼくらはアホでした』
『ちゃれんじ?』
『さいえんす?』
『夢はトリノをかけめぐる』
たぶん最後の御挨拶』★★★☆

絵本
『サンタのおばさん』



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怪笑小説

怪笑小説 (集英社文庫)怪笑小説 (集英社文庫)
(1998/08/20)
東野 圭吾

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仕事場に通う途中に思いつき、目の前にいる人々の心境を想像した作品「鬱積電車」。怪しい笑いが新たな不気味な笑いを呼ぶ9編からなるユーモアあふれる作品集。怪しい笑いに酔いしれたい方に最適。


怪笑するまでには至らなかったが、ニヤリとするようなブラックユーモアが多い。度が過ぎて、人間の汚さに辟易する話もあるが。「鬱積電車」は、混雑した電車内での、ジコチュー人間達の心の囁きを描く。クソみたいな人間だらけの中、一見、いつも通りの日常のまま終わるのだが……。最後の最後で自白剤を誤って巻いてしまった男が出てきて終わる。この後、修羅場になるのだろうな。

「しかばね台分譲住宅」は、町に死体が転がっており、風評被害でこれ以上値下がりしてたまるかと、死体を隣の住宅街へ捨てに行くのだが、相手も同じ事を考え、死体の押し付け合いに! 「一徹おやじ」は巨人の星だし、「あるジーサンに線香を」は、そのままアルジャーノンのオマージュ。


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黒笑小説

黒笑小説 (集英社文庫)黒笑小説 (集英社文庫)
(2008/04/18)
東野 圭吾

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作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。


題名に相応しく、ブラックなのばかり。結構、皮肉の効いた話が多い。東野圭吾って、長編も短編もハッピーエンドで終わらないものばかりだな。新人賞受賞作家の話なんて、本当にありがちなだけに、痛々しい。とても打算的なシンデレラの話は、他力本願な本家よりもある意味、説得力があって良かった。


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パラレルワールド・ラブストーリー

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
(1998/03)
東野 圭吾

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親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。


やはり東野圭吾は上手いな。冒頭に出てくる、並行して走る二つの電車から、お互いを見る男女。その後、女性は男性の友人の彼女として再び現れるのだが、同時に進む別パートでは自分の彼女になっているので混乱してくる。

書籍上においては、あからさまに別世界の物語であるかのようには分割されていない。本当にパラレルワールド的な展開であれば、もっと綺麗に分けるはずだ。このままでは非常に読みにくい。という訳で、これは絶対に何らかの仕掛けがあるなと思っていたら……。

記憶に関する技術が絡み、勤務する会社が何らかの陰謀を張り巡らしているような展開となって来るのだが、辿り着いた真実は意外に小さかった。最後がアッサリと終わりすぎだよなぁ。

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片想い

片想い (文春文庫)片想い (文春文庫)
(2004/08/04)
東野 圭吾

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十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが…。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。


題名を見て、ただの恋愛小説かと思っていたら、全然違った。性同一性障害に苦しむ人々と、キチガイストーカーに反撃して起こった殺人事件。様々な人物の思惑が交錯して、一筋縄では行かないのだが、殺された被害者が同時に加害者でもあり、同情は全く感じられない。むしろ、逃亡する側を応援してしまう。

全く落ち度の無い人間を殺すのは駄目だが、やられて反撃するのはアリだと思う。日本はキチガイの人権しか守らない悪人天国なので、過剰防衛にされてしまうけど、外国だと正当防衛の範囲内ですからね。やはり、最後はやるせない感じの結末で、ハッピーエンドでは終わってくれない。

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放課後

放課後 (講談社文庫)放課後 (講談社文庫)
(1988/07)
東野 圭吾

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校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将―犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が…。乱歩賞受賞の青春推理。


第31回江戸川乱歩賞受賞作。

東野圭吾は直木賞を取った後くらいから異様な人気が出て、全然図書館に戻ってこなくなった。いつ行っても本棚に無いので困ってしまう。過去作品すら、なかなか読めない。たまたまコレが戻ってきたので借りてみた。

これがデビュー作とは驚きである。しかも、デビュー作品にして第31回江戸川乱歩賞受賞作。投稿作品としては、確か3作目だったと思う。いきなりでこの高水準は凄い。動機が弱いとか言われているが、くだらない理由で人を殺す人間なんて、現実世界にいくらでもいるのだから、単なる悪口でしかないと思う。殺される側からしたら、こんなくだらない理由で死ぬのは堪らないだろうけど。

密室トリックも、使い捨てにしてしまうという贅沢な事をしてしまう。そのトリックでも十分なのに、単なる目眩ましですか! 読み物としては面白いが、事前に全ての情報が明かされないので、読み手が推理する事は出来ない。ラストはいやな感じの結末で、爽快感が得られなかった。

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秘密

秘密 (文春文庫)秘密 (文春文庫)
(2001/05)
東野 圭吾

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妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。


第120回直木賞候補作。

妻と娘が事故に巻き込まれ、助かったのは娘、しかし中身は妻だったという魂入れ替わり。本当は夫婦なのだが、法律上は親子。これは辛い。結末も残酷すぎるので、男と女で評価が変わってきそうだ。

それにしても、やはり女。見事なまでに別腹人生を送っている。男も娘になってしまった妻とは別に、再婚すれば良かったのに。こういうのって、いつでも男のほうが可哀想だよな。その方が絵になるからだろうけど。

途中から娘が復活してきたかと思いきや、男性側に対して結末はあまりにも残酷だ。韓国で妻が失踪し、何十年も信じて待ち続けた挙句に、記憶を失った妻は別の男と結婚して別腹人生を生きていた人の話くらい可哀想だ。

何で女はいつも別腹人生を生きるのか! 主人公の可哀相すぎる結末に、全米が泣いた! それにしても、東野圭吾って意地悪なエンディングが多いよね……。

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たぶん最後の御挨拶

たぶん最後の御挨拶たぶん最後の御挨拶
(2007/01)
東野 圭吾

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なんだか意味深な書名だが、これでエッセイは最後にして、小説に専念するという意味合いらしい。ちなみにこれが5冊目のエッセイ。ほとんど著作を読んだ事も無いのに、いきなり最後のエッセイから始めて良いのだろうかとも思うが、最近の東野圭吾は人気あるから、図書館に帰ってきたのから手当たり次第に読まないと全然読めないので仕方が無い。

これは、ある程度読み進んだ人が手にすれば一層面白いと思う。ちょっと、エッセイというよりはファンムック的な内容が多いので。著者の人生を年表にしたようなモノや、今までの著作を解説する部分が含まれる。

それにしても、なかなか賞が獲れないから苦労している作家なのかと思いきや、結構順風満帆な作家人生を送っているではないか。1作目から乱歩賞の二次選考通過、2作目で最終候補、3作目で受賞とは!

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