嶽本野ばら

攻略対象書籍は以下。

ミシン』★★★★
『鱗姫』
『うろこひめ』
『カフェー小品集』
ツインズ -続・世界の終わりという名の雑貨店-』★★☆
エミリー』★★★☆
下妻物語 -ヤンキーちゃんとロリータちゃん-』★★★★★
デウスの棄て児』★★☆
カルプス・アルピス』★★☆
ロリヰタ。』★★★☆
ミシン2/カサコ』★★★
下妻物語・完 -ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件-』★★★★
『シシリエンヌ』
ハピネス』★★★★
変身』★★★☆
『幻想小品集』
『タイマ』
『おろち―olochi,super remix ver.』
『ROCK'N'ROLL SWINDLE 正しいパンク・バンドの作り方』
『祝福されない王国』
『十四歳の遠距離恋愛』

エッセイ
それいぬ -正しい乙女になるために-』★★★
『パッチワーク』
恋愛の国のアリス』★
『アラジンと魔法のお買い物』
『乙女のトリビア』



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変身

変身変身
(2007/03/30)
嶽本 野ばら

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著者の新境地!勘違い男子のラブ・ロマンス。「ある朝、星沢皇児が妙に気掛かりな夢から眼を醒ますと、自分が寝床の中で見知らぬ恐ろしくハンサムな男に変わっているのを発見した」。フランツ・カフカ『変身』のパロディから始まる、勘違い男子のラブ・ロマンス。


ある日、目覚めると、超不細工男が美形に変身していたという、カフカをパロった作品。こういうのは、最後で元の木阿弥となり、悲惨な結末を迎えるのがセオリーだから、読み進めるのが億劫だったのだが、思っていたような、万人が思い浮かべる結末ではなかったので良かった。

どうしようもない不細工男が美形に変身しても、ちっとも幸せに至らないのが哀れ。絡んで来る三人の美女にして糞女がムカつきます。そして、唯一のピュアなキャラが超絶不細工女のゲロ子という、悲しい設定。ああっ、ゲロ子だけが本物だよ。コンビニ女とキャリア女と芸能女は糞だ。どうせなら、ゲロ子も変身させてくれたら……。


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ハピネス

ハピネスハピネス
(2006/07/14)
嶽本 野ばら

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『ミシン』から6年、嶽本野ばらの新たな原標となる作品。「私ね、後、一週間で死んじゃうの」chr(10) 彼女は唐突に、まるでアルバイトが決まったかのようにさり気なく、話のついでといったふうに、何時もの口調で、何時もの笑顔で、僕にそう告げたのでした。chr(10) 彼女が履いていた靴下の話をしたことがきっかけで付き合うようになった高校2年生の僕達。平凡な毎日を送っていたある日、僕は彼女から唐突に告白される。余命一週間。動揺する僕に、残されたわずかな時間を自分らしく生きたいと、全てを受け容れた口調で彼女は言った。chr(10) 『ミシン』収録の名作「世界の終わりという名の雑貨店」に、自ら捧げたオマージュ…嶽本野ばらの新たな原標となる作品である。

「世界の終わりという名の雑貨店」に、自ら捧げたオマージュ。万人にとっての世界が終わる訳では無いが、当事者にとっては文字通り世界が終わってしまうという事。残された時間は、僅か一週間。思い残す事の無いよう、ひたすら終末へと向かって行く二人。高校生なのに強すぎます! 全米のロリータが泣いた!!

乙女の教祖、またしても死んでしまう系純愛物である。嶽本野ばらは、死んだり壊れたりしてしまう話が多いな! 愛や恋は生ものですから、いつか鮮度が落ちて死んでしまうので、純度100%を保つためには新鮮なうちに殺してしまうしか無いのでしょうけど。

真実の愛は、死んだ愛だけだ!

それにしても、女が死んでしまう話は泣けるのに、男が死んだ場合は全然キレイじゃないのは何故だろうか。やはり、男が残された場合は引きずりそうだけど、女が残された場合には、ケーキを食べる別腹の如く、過去は過去と割り切って新たな恋に走るからだろうな。

『純愛物は女を殺せ』
これ鉄則。


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エミリー

エミリー (集英社文庫)エミリー (集英社文庫)
(2005/05/20)
嶽本 野ばら

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“この残酷な世界に生み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね”。少年と少女の困難で美しい生と性を描いて三島由紀夫賞候補となった表題作はじめ、アートとファッションへの美意識を核に咆哮する三つの愛の物語は、「うっとり読んでいると、破壊力抜群の言葉になぎ倒される」(解説より)。孤高の乙女魂と、永遠の思春期を抱くすべての人に放つ、珠玉の恋愛小説集。


短編2つと、少し長めの本命エミリーが収録されている。エミリーは幼少の頃に歌のお兄さんから白濁した液体をかけられてトラウマになり、ロリータへと走るいじめられっ娘。そのエミリーが唯一かかわれる異姓はホモ少年。

うーむ、題材も内容も暗くて重いぞ。こういうやるせない、読後感がよろしくないものは好きではない。残酷な現実世界に自分を繋ぎとめているのがヒラヒラフリフリの洋服とは……。


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下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
(2005/07)
嶽本 野ばら

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ダメ親父のバッタもの商売が原因で尼崎を追われ、茨城県は下妻に越してきたロリータ少女・竜ヶ崎桃子は、絶滅寸前のヤンキー少女・白百合イチゴと出会い、ふたりは無二の親友となった(ここまで前作。ただし、親友については桃子は認めていない)。桃子は、大好きなブランドBABY、THE STARS SHINE BRIGHTでモデルをやるようになっていたイチゴと、連れだって代官山へ行くようになっていたが、ある日いつものように高速バスに乗ると殺人事件に巻き込まれ、足止めを食らってしまう。殺されたのは歌舞伎町のヤクザの幹部。アリバイがないのと疑惑たっぷりの見た目で、イチゴに容疑がかけられる。桃子探偵は真犯人捜しを始めるが…。


一作目に引き続き、暴走する冷酷なロリータ。その容赦の無い機械のような性格がいい味出しています。ヤンキーのほうが真っ当な人間に見えて仕方が無い。ちょっと馬鹿だけど。

今回は、二人揃って留年だ! ヤンキーは単に頭がアレだから留年で、ロリータのほうは、体育の授業で体操服を着るなんてエレガントじゃないという理由で拒否していたから成績が1になってしまい……。そんな二人が東京から下妻に帰るために乗車したバスで、殺人事件発生。とはいっても、ミステリー要素はあまりないので、推理小説として読んではいけません。

留年決定な春休みなので、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTでアルバイトをしようと決める桃子。初日から凄い! 自分のイメージ通りの服を作ろうと集中しすぎで、声をかけられて我にかえるとすでに翌日の昼過ぎだったりして。目の前にある服は常人ではとても作れないデザインになっていて、驚愕する社長。天才伝説の始まりか!?

前作での重要人物が●●だったり、●●でしまったりなのは……だけど、面白い。これは映画にならないのだろうか?


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下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん

下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)
(2004/03)
嶽本 野ばら

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四方八方田んばだらけの茨城県下妻。そんな田舎で浮きまくりのバリバリロリータ少女・桃子は、大好きなお洋服欲しさに始めた個人販売で、これまた時代遅れなバリバリヤンキー少女・イチコと出会う。見た目も趣味も全く違うこの二人。わかり合えるはずはないのに、やがて不思議な友情が芽生えて…。ギャグぶっちぎり!思いっきり笑ってほんのり泣ける爆走青春ストーリー。刺激的でエンターテイメント・センスがたっぷりなコマーシャルで知られるディレクター・中島哲也氏が惚れ込み、自ら監督を名乗り出た素敵な映画化原作。


映画は凄かったのに原作がショボかったり、逆に原作が優れすぎていて映画がショボかったりするのはよくあるが、原作=映画で、しかも両方が高水準というのは滅多に無い。そして、この『下妻物語』は両方優れているという稀有な例のひとつになるだろう。

映画が秀逸だったのだが、原作もほぼ映画通りで面白かった。野ばら作品で映画化するならば、やはりコレしかないだろう。物語だけならば「世界の終わりという名の雑貨店」も良いのだが、話題にすらならないところを見ると、映像化は微妙なのかもしれない。ツタヤにすら無かったし。

ヤンキーとロリータ、接点が皆無であるはずの二人が、ベルサーチの偽物を介して知り合ってしまう。この無茶な組み合わせが絶妙で面白い。友達を必要とせず、孤高の道を歩み続ける冷血なロリータ桃子。突っ張っていて頭も非常に悪いけど、友情を大切にするヤンキーイチコ(本当はイチゴ)。全く住む世界が違う二人組の暴走が面白い。


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ツインズ―続・世界の終わりという名の雑貨店

ツインズ―続・世界の終わりという名の雑貨店ツインズ―続・世界の終わりという名の雑貨店
(2001/11)
嶽本 野ばら

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「淋しかった。一人で。貴方が眼の前に現れるまで。 淋しかった。一人で。ひたすらに孤独だった。――貴方という人が、きっとこの世界にいることを信じていたから、私は今迄我慢できたんです」 デビュー作『ミシン』収録の感動の名作『世界の終わりという名の雑貨店』が今秋映画公開されます。それに先立ち、待望の続編が遂に登場します。 本作を書き上げた日、著者はエネルギーを使い果たしたと担当者に語りました。一読し、心臓を鷲掴みして揺さぶられたようなショックを受けました。まさに渾身作です。ぜひご一読下さい。


前作でヒロインが自殺してしまったので、どうやって話を続けるんだろうかと心配になった。今回もまた、ヘビーでダークなヒロインが新たに登場します。血を流す邪悪なマリア像、怪しげな魔方陣……。前作のほうが透明感あって良かったんだけどな。今回は、なんだか毒々しい。読んでいて「痛い」。

ああ~、なんだかアマゾンでも激しく酷評されてる(笑)。まぁ、前作だけで完全に仕上がった物語だったから、無理やりな続きを書く必要なんて無かった気はしますけど。

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ミシン2 カサコ

ミシン2 カサコミシン2 カサコ
(2004/07/01)
嶽本 野ばら

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名作『ミシン』から4年。待望の続編がとんでもない傑作として誕生した。かつてないスピード感&うねるようなグルーヴ感。圧倒的なライヴの臨場感が読む者を興奮させる、前代未聞のパンク・ロック小説の登場だ!  派手なパフォーマンスで人気を集める美少女ヴォーカリスト・ミシンと、ミシンに憧れてギタリストになった鈍臭い私の、友情よりも愛情よりも深い絆の物語。


ミシンの続編。ミシンは短編だったが、これは一冊でひとつの話になっているから前よりもボリュームがある。ミシンを求める少女は楽器も弾けないのに無理やりオーディションを受けてメンバーに抜擢される。ミシンから蝙蝠傘子という意味不明の名前をつけられ、パンクバンドのメンバーとして……。

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恋愛の国のアリス

恋愛の国のアリス (朝日文庫 た47-1) (朝日文庫 (た47-1)) (朝日文庫)恋愛の国のアリス (朝日文庫 た47-1) (朝日文庫 (た47-1)) (朝日文庫)
(2007/08/07)
嶽本 野ばら

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どんな恋愛にも当て嵌まる方程式なぞ、存在しない。マニュアルが通用しないからこそ、恋愛は美しいのだから。浜崎あゆみやゆうこりん、キムタク主演のあの大ヒットドラマまで、“恋”をテーマに読み解けばみえてくる“乙女の恋愛道”。トランプを模倣した53のエッセイと、タロットをモチーフにした22の物語風エッセイに託して、“乙女のカリスマ”嶽本野ばらが恋する貴方に贈る究極の恋愛哲学。


いい歳したおっさんな筈なのに、何故か乙女のカリスマというキモイ位置付けにいる作家のエッセイであるが、図書館に無かった……。これは題名が恥ずかしいので、館外貸借してもらうのも厳しい。こんな題名がついていたら、図書館カウンターに座っている柴崎麻子さんにお願いするのは、かなりの羞恥プレイ(笑)。

半分諦めていたら、ブックオフに100円で転がっていた。ちょっとパラパラと捲るつもりが、他のエッセイと比べてかなり適当でショボいので、そのまま立ち読みを強行。なんか、後半三分の一くらいが、妙なタロット占いの意味不明な説明みたいなもので埋められていてよく判りません。きっと乙女語で書かれているのだろう。とりあえず、乙女ではない私には理解不能でした。

でも信者は絶賛しているので、自分が信者だという自覚があるなら読めばよい。これで癒されたら貴方は乙女です(笑)。

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それいぬ―正しい乙女になるために

それいぬ―正しい乙女になるために (文春文庫PLUS)それいぬ―正しい乙女になるために (文春文庫PLUS)
(2001/03)
嶽本 野ばら

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“乙女の聖書”として語り継がれた伝説のエッセイが遂に文庫化。乙女はみんな根性ワル、お食事より悪口が好き、ゴージャスで貴族で孤独であれ、真のロリータとは?リボン・フリルのブラウス・Vivianne Westwood…野ばらのエレメントがちりばめられた乙女論は、ロマンチックでお上品でクラシカルで意地悪!正しい乙女になるための必修科目。


うーむ……。何と言うか、乙女の教祖様みたいになっている時点でキモイ。自画像からして嶽本野ばらって、かなりナル入ってるよね。いや、厳密に言うと嶽本野ばらがキモイのではなくて、乙女という部分がキモイのだ。なんといっても、巷にコギャル、マゴギャル、オヤジギャル、ヤマンバ、お水系、秋葉系、電波系といった魑魅魍魎は多々生息しているけれども、乙女なんてどこにも見当たらないから奇異に感じて仕方が無いのだ。乙女って、まだ日本に生息しているのか? それって大和撫子と同じくらいの絶滅危惧種ではないのか!? 少なくとも、私はまだ出逢った事がありませぬ。

内容は、乙女に向けたエッセイなんだけど、それにしては内容が「乙女」と看做されている人々の水準を凌駕しているのではないかと心配になる。知識が不足していると嶽本野ばらの語りについていけないような気がするぞ。少なくとも、頭の中にお花畑が咲いていて、見た目ロリータ・ファッションが似合いそうな婦女子が読むような文章には思えない。もしかして、嶽本野ばらを信奉する乙女は偏差値が高いのだろうか……。


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ミシン

ミシン (小学館文庫 た 1-4) (小学館文庫 た 1-4)ミシン (小学館文庫 た 1-4) (小学館文庫 た 1-4)
(2007/12/04)
嶽本 野ばら

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あまりに切なくて、気持ちが引き裂かれそうになる、そんな恋愛小説ができました。誰もが一度は、こんな恋をしたいと思ったはずなのです。でも誰もが、きっとこんなに純粋ではいられなかったのです。この本は、喪われた少女性を愛してやまない一人の作家が、一行一行を懸命につむいだ最高の恋物語を収めています。本書を読んだ吉本ばななさんは、こんなコメントを下さいました。「この小説は私を泣かせた。文がずばぬけてうまいから? あの時代のたまらなかった気持ちを思い起こさせたから? いや、それだけではない。ここに出てくる主人公たちの高潔な人格が、この汚れた時代を生きていく、ただそれだけで涙を誘うのだ。野ばらちゃん、最高!」どうかご一読下さい。


「ミシンって、服を縫うミシン? なんだか面白くなさそうな題名だな」と思っていたら、機械のミシンとは関係無かった。ミシン=美心という人の名前。パンクバンドのヴォーカルとして瞬く間にメジャーとなったミシンと、ミシンに魅せられてしまったイケテナイ女の破天荒で奔放な、でも満たされない物語。

もう一編、「世界の終わりという名の雑貨店」が収録されているが、個人的にはこちらのほうが好き。フリーライターの仕事に嫌気をさし、老朽化したビルの一室で雑貨店を始めた男と、店の常連となった少女の物語。

売り文句で吉本ばななが涙したとか書くと陳腐になるのでやめて欲しい。

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ロリヰタ。

ロリヰタ。ロリヰタ。
(2004/01/30)
嶽本 野ばら

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ゆるされぬ僕達をつないでくれるのは、携帯メールだけでした。たとえ「非常識」と誹られようと、汚名を着せられようと愛しく、君を想う――。“乙女のカリスマ”が綴る、インモラルな純粋小説。 題作と「ハネ」、全2篇。


作家が登場するのだが、これが著者本人としか思えない内容で、実話なのかと思ってしまう。もちろん、狙って書かれているらしいが。ある日、作家が一人のモデルと出会うのだが……。

ロリータ・ファッションについて細かく書かれてすぎているが、この人って本当に自分で着ているのか? 登場する作家はそういう格好をしているのだが、その姿を想像するとかなり抵抗がある。

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デウスの棄て児

デウスの棄て児デウスの棄て児
(2003/06)
嶽本 野ばら

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私を衝き動かしてきた、私の生きる原動力となってきたものを、今となっては正直に告白しなければなりますまい。それは神、つまりは天主への憎しみ。この世界を創造し、摂理を生み出した全能の天主なるものが事実存在するならば、私はそのものに復讐を企てる為だけに心血を注いできたのです。神をも畏れぬ衝撃の解釈で、日本キリシタン史最大の悲劇を描いた、第16回三島由紀夫賞候補作家の書き下ろし最新作。


なんか随分と耽美というか、怪しげな雰囲気を醸し出した島原の乱だ。なんだか天草四郎がダークでビジュアル系な感じだし。島原の乱を題材にしているからといって、歴史小説だと思って読むと大きく裏切られるから注意しなければならない。嫌いではないけれども、個人的には他の作品のほうが好き。

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カルプス・アルピス

カルプス・アルピスカルプス・アルピス
(2003/10)
嶽本 野ばら

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コミック雑誌「IKKI」で好評連載された嶽本野ばらの最新作。夭折した画家・田仲容子の遺作をモチーフに、親交の深かった著者が綴った恋愛小説。田仲氏をめぐる人々を書き下ろした26頁に及ぶ「あとがき」も収録。デビュー以降、“乙女”を描き続けてきた嶽本野ばらの最新作は、「月刊IKKI」という青年マンガ誌に連載されたため、男性にも親しみやすい内容となっている。優柔不断な僕と、記憶をなくした彼女が織りなす恋愛風景。それを、夭折した天才画家・田仲容子の遺作を一章ごとのモチーフとして、親交の深かった著者が綴った恋愛小説全6章。巻頭では目次として、モチーフとなった作品をギャラリー風に紹介し、カラーで楽しめる。さらに、田仲氏をめぐる人々の不思議な真実を書き下ろした26ページに及ぶ「あとがき」も収録。「本編」と「あとがき」、この両者を併せて、初めてこの作品は完結する。


題名を見て「え? カルピス・アルプスじゃないの?」と思ったのだが、実際にはカルピス・アルプスだったらしい。だが、カルピスが許可を与えなかったのでこの名前になってしまったようだ。田仲容子という画家が描いた絵画から紡ぎだされた物語。一見、短編に思えるがひとつの物語として繋がっていく。絵に託された裏話が悲しい。

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