フェッセンデンの宇宙

フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)
(2004/04/15)
エドモンド・ハミルトン

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史上最高の科学者フェッセンデンが実験室の中に宇宙を創った!世界中の言葉に翻訳された、名作中の名作「フェッセンデンの宇宙」をはじめ、代表作「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」、切ない怪奇小説「帰ってきた男」、ショート・ショート「追放者」、さらに本邦初紹介作として「風の子供」「凶運の彗星」「太陽の炎」「夢見る者の世界」の4篇を含む、全9篇を収録。


妖精写真に出てくる少女の様な表紙だから、海外純文学か幻想文学みたいに見えるけれども、これは一応SF。まだSFだけでは食っていけないような時代だったので、多少はウィアード・テイルズ系統のゴシック・ホラーも入っていますが。ひとつ、太陽系の惑星が8個になっている作品があって笑った。これは冥王星降格を見越した訳では無く、まだ発見されてなかっただけですけど。

ハミルトンと言えば、キャプテン・フューチャーで有名。それが一種の縛りになってしまい、SF作家の列に入れてもらえないという悲劇も生じているのだが。この辺りの出来事は、本書のあとがきに詳しく載っている。

9編入った短編集であるが、やはり表題となった「フェッセンデンの宇宙」が最高。多少なりとも想像力のある人間なら、一度は感じたであろう、自分達よりも上位世界に居る何者かを感じる恐怖が描かれる。


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