藤野千夜

攻略対象書籍は以下。


少年と少女のポルカ』★★★
おしゃべり怪談』★★☆
恋の休日』★★★
夏の約束』★★☆
ルート225』★★★☆
『彼女の部屋』
ベジタブルハイツ物語』★★★☆
『主婦と恋愛』
中等部超能力戦争』★★★☆
さやかの季節』★★★
少女怪談』★★☆
親子三代、犬三匹』★★★
『願い』
『ネバーランド』
『スラスラ描けるマンガ教室』
『君のいた日々』
『時穴みみか』
D菩薩峠漫研夏合宿』★★☆


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さやかの季節

4334925707さやかの季節
藤野 千夜
光文社 2007-09-21

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小さなつまずきに大泣きしたり、急にいろいろ嫌になったり。かと思えば突然前向きな気持ちになったり―。ゆるやかに過ぎていく日々が、たまらなく愛しい青春の物語。実家を離れてはじめてのひとり暮らし―ベジタブルハイツ物語2。


単品でも読めるけど、これは『ベジタブルハイツ物語』の続編なので、先に前作を読んでおいたほうが良い。表紙が、覚醒前のチャッキー人形っぽくて微妙。もう少し萌えな感じのほうが良かった。

前作は山本家の面々や、所有しているアパートの入居者による視点切り替え方式だったが、今回はもうずっと山本さやかのターンである。

一浪して何処かの大学に合格したさやかは、自宅からでも通える距離なのに、下宿を始める。家が所有しているベジタブルハイツを処分するか否かというところまで追いつめられているのだから贅沢しちゃいかんだろうと思うのだが、娘に激甘でヘタレな父親だからなぁ。

大学に入っても、変な奴に好かれるという体質はそのままなので、入学直後から口説きまくってきたチャラ男に落された挙句、2週間で振られてしまう。冒頭からいきなり(多分)中古になっていて萎える件。

その後は、おしゃれおたく風&地味男が近づいてきて、地味男のほうを選んでしまう。地味男とは長く続くのだが、選ばれなかったほうは大学を辞めて、もっと上位の名門大学に受かってしまう(もしかして東大?)。多分東大のおしゃれおたくのほうが良かったんじゃないの? と思いたくなるが、主人公がかなり面倒で我儘な性格の娘なので、包容力が無いと長続きしないだろうな。おしゃれおたくのほうを選んでいたら、アッサリ振られたに1万と2000ペソ!

せっかく大学生となったのに、勉学に励む様子はほぼ描写されず、男と恋愛中心で、すっかり今風の遊んでいる女子大生と化している。変な非常勤講師にも付きまとわれるし、変人限定で作用するフェロモンでも出ているのかね? これ、かなり我慢強くて包容力の高い地味男彼氏と出会わなかったら、多分、今風ビッチになっているよね。一体、さやかのどこが良いのか謎だが、兄がイケメン設定なので、表紙は微妙だけど実際はそこそこ可愛いのだろう。


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ベジタブルハイツ物語

4334742483ベジタブルハイツ物語 (光文社文庫)
藤野 千夜
光文社 2007-05-10

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部屋に野菜の名前のついたアパート。A号室はアボカド、Bはブロッコリー、Cはキャロット、Dはダイコン。ドアの内側には微妙な問題が。大家の山本さんは四人家族。四十代の両親、予備校生の息子、高校生の娘、こちらもいろいろあって…。住人たちと大家さん、二つの視線は絡み合いすれ違い、それぞれに季節は巡っていく。芥川賞作家の傑作小説。


部屋に野菜の名前がつけられたベジタブルハイツの住人と、大家家族の物語。視点変更により、住人や家族の日常が描かれる。季節の巡り方が早いので、浪人生だった大家の息子が大学生になったり、JKだった娘が浪人生になったり、状況がどんどん変わって行く。

ベジタブルハイツに住んでいる人々は、大家は資産持ちで羨ましいと思っているが、実は投資の失敗でかなり危うい事になっているし、父親はリストラ寸前、息子は多重浪人と、なかなかに大変そうである。

大家の息子は浪人中なのに、彼女に降られた直後に別の女が寄って来るとかけしからん。大学に受かったら、クネクネ女から眼鏡女子に乗り換えるし、ますますけしからん!

娘のさやかはアッサリ大学生になるのかと思いきや、全滅して浪人生になるし、容赦無いな。兄がミニスカポリスのグッズとか集めているし、今から20年くらい前の設定なのかな? ゆとり時代なら、医学部一択とか、東大しか受けないとか、余程の高望みをしなければ浪人とかしないだろう。偏差値60程度では運が悪ければ大東亜帝国すら危うかった氷河期世代ならともかく。

ベジタブルハイツに住んでいる偏差値58の大学に通う大学生は、さやかたん可愛いよさやかたん、さやかたん(*´Д`)ハァハァ みたいな奴でキモかった。捨ててあるゴミの中からピンクの歯ブラシを拾ってきて咥えるなよ(汗)。


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中等部超能力戦争

4575513601中等部超能力戦争 (双葉文庫)
藤野 千夜
双葉社 2010-06-10

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はるかの友人しーちゃんはプライドが高くてわがままで、しかも気に入らないことがあると不思議な力で人を困らせる。今は恋に夢中のはるかと、小説家志望のしーちゃん。そんな二人の間の溝は深まり、静かな「戦争」が始まっていく。ついにある日、仲を引き裂く決定的な出来事が起きて…。少女たちのリアルな心の衝突を描いた学園小説。


題名だけ見ると、派手なサイキック・ウォーズが展開されそうだけど、あるのかどうか分からない程度のショボい能力しか発動しなかった。戦争と呼べるレベルでもなくて、仲違いとプチ虐めくらいだったし。

主人公の磯島はるかは、超能力があると噂される小清水さんと仲良くなってしまうのだが、こいつがまた面倒な性格の子で読んでいるだけでも疲れてくる。

小清水さんは我儘だし、自分勝手だし、無自覚に他人を利用しようとするし、妙な粘着攻撃をしてくる嫌な奴だから、友達もあまりいない。なんでこんなのと友達になっているのか謎すぎる。

完全に空気読めない子である小清水さんに対して、主人公は空気を読み過ぎて厄介事を周囲から押し付けられる可哀想な子である。なんとか上手く友達付き合いをしているつもりだったが、ある日、読んでくれと渡された小清水さんの自作小説には、自分をモデルにしたとしか思えない河童子という奴が出て来て、悪口が書いてあった。

友達相手にそんな気色悪いモノを渡して「読め!」と強要したりするのが地雷女過ぎるし、下手ならまだしも、その内容でB賞を受賞してしまうとかもう終わっている。B賞って文藝賞あたりか?

電球を割ったりするショボい超能力の正体については、予想通りのオチだった。


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親子三代、犬一匹

402250658X親子三代、犬一匹
藤野 千夜
朝日新聞出版 2009-11-06

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柴崎家のアイドル、マルチーズのトビ丸が食卓をぐるりとまわれば、自然と笑みがこぼれだす。祖母、母、姉、トビ丸、そして時々おじさんと、下町に暮らす柴崎章太の、何でもないけどかけがえのない日々。朝日新聞好評連載の書籍化。


下町に暮らす、ごく普通の家庭の日常を描いた作品。父親が亡くなっている点以外は、どこにでもありそうな一般家庭である。家族は祖母、母、姉、章太、トビ丸、時々おじさんである。祖母は父親の母なので、章太の母とは血縁じゃないのだが、嫁姑戦争みたいなものはなくて、上手く関係を築いている。

家族それぞれの視点で語られるのではなく、主役は章太になっている。章太は小学六年生で、次の年からは中高一貫教育の私学に通う。将来は東大に行きたいと考えるくらいには頭が良い少年である。医学部狙いだと、東大は難しい気がするが。

章太は付き合っていた絵里寿に振られてしまい、涙目になっているが、小学生なのに美少女帰国子女に告られて彼女持ちだったとか、リア充爆発ざまぁw その後もバレンタイン・チョコを貰ったりしているので、何で振られたのかよく分からないけど。

おじさんは、元々は祖母の家に住んでいたのだが、今は別の場所にいるので、時々やってきて寝泊りする存在である。章太の父は自分が幼い頃に死んでしまったので、おじさんを父親代わりにして懐いている。

絵里寿とはヨリが戻らないまま卒業してしまい、男子校生活が始まるが、絵里寿によく似た女顔のイケメンがいただと!? 絵里寿顔のイケメンは、お城みたいな屋敷に住んでいるのだが、顔も良くってお金持ちとか、羨まけしからん! 恵まれた奴って天から様々なギフトを貰いすぎ。

振られた女の子とよく似た女顔イケメンと┌(┌ ^o^)┐にならなかったのは残念だ。


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D菩薩峠漫研夏合宿

4103285222D菩薩峠漫研夏合宿
藤野 千夜
新潮社 2015-10-30

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「男子が男子を好きになるのは、おかしなことですか?」「ぜったい一緒に寝ようね。おにいさまより。」 漫研の合宿に初参加した15歳の「わたし」は、出発前のバッグの中にメモを見つけて……。テレビもラジオもない漫画漬けの日々、熱愛カップルの復活、思いがけないおしおき、意外な告白、夜更けの甘いあえぎ声……。切なさに胸熱くなるひと夏の物語。著者初の自伝的BL小説。


名門大学の合格者も多い進学校の漫研部の話。D菩薩峠で夏合宿を行う話なのだが、進学校要素とオタク要素は少なく、ひたすら┌(┌ ^o^)┐な感じだった。

主人公の一人称が「わたし」だし、「少佐」と呼ばれているから、てっきり攻殻機動隊の草薙素子かと思ったが、直後に35年も前の男子校の話であると分かり、驚く。著者初の自伝的BL小説と書いてあるが、男だったのは知らなかった。

誰なのか分からない「おにいさま」と過ごす夏合宿だが、他の男子の水玉パンツ盗難事件が発生して、荷物を勝手に漁られておにいさまの手紙を奪われた挙句、パンツ見せろとかプチ虐めに遭ったりもする。

犯人は誰だか分からないけど男のパンツを盗むとか┌(┌ ^o^)┐ 二人でひたすらチュッチュしている┌(┌ ^o^)┐とか出て来て疲れた。表紙が男子中高生の裸だからもう┌(┌ ^o^)┐な気がしていたが。

残念ながら┌(┌ ^o^)┐属性が無いし腐女子でもないので、全く楽しめなかった。


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ルート225

ルート225ルート225
(2002/01)
藤野 千夜

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公園に弟を迎えに行って帰ってきたら、家からママがいなくなっていた……。中2のエリ子と中1のダイゴが迷い込んだ、微妙にズレたパラレルワールド。学校もあるし、普段と変わらぬ日常が続いているようなのに、なぜか両親がいないのだ。おまけに、死んだはずの同級生が生きていたり、プロ野球選手がちょっぴり太っていたり。一体どうして? 必死で試みる母との交信から二人の軽やかで切ない冒険が始まる。


志村貴子によるコミカライズ作品『ルート225』を読んだので、原作も借りてみた。藤野千夜作品はどうでもいい感じの作品が多くて、ちょっと攻略するのが辛かったのだが、これは良作だった。

家に帰ってこない弟ダイゴを迎えに行ったら、元の世界と少しだけずれたパラレルワールドに迷い込み、戻れなくなるちょっと不思議系物語。コミカライズよりもBAD ENDな点が堪える。ルート225は迷って歩いている国道なのかと思ったが、平方根だったのか。ルート196→14歳、ルート225→15歳、ルート256→16歳……、なるほどね。つまり、パラレルワールドSFとしてだけじゃなくて、エリ子の成長物語としても読まないとダメって訳か。ガチ文系脳だから\(^0^)/です。

ところで、藤野千夜作品に頻繁に登場するホモに関して。とりあえず今回はホモが出てこなかったが、プロ野球選手に入れ込んでいる弟に、姉からの疑惑の目が(笑)。


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少女怪談

少女怪談少女怪談
(2008/06)
藤野 千夜

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生き霊、呪い、神隠し? ……ロウ・ティーンの女の子4人がひょいと異界に足を踏み入れて。あやうい年頃の心模様を描いた傑作短篇集。


またしても表紙に釣られてしまった。この作家の作品は、どれもこれも面白くなりそうでならないまま終わってしまうのでツマラナイ。起承転結で言うと起だけで終わってしまう感じである。

コンビニ前で犬を盗んで勝手に散歩する美少女中学生、昔の同級生の生霊みたいなのに憑かれた喪男高校生。傘の形でからかわれる女子中学生。母子家庭の小さな女の子。その全てが、「だから何?」と言いたくなるような中途半端なところで終わっている。

恩田陸も長編だと後半はダレてグダグダになるけれども、藤野千夜は短編なのに盛り上がらないまま終わってしまうから、超劣化恩田陸を読まされている気分になる。とりあえず、表紙だけは良かった(笑)。



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おしゃべり怪談

おしゃべり怪談 (講談社文庫)おしゃべり怪談 (講談社文庫)
(2001/12)
藤野 千夜

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納会帰りに雀荘へ寄った四人のOLが、おしゃべりな男に包丁を突きつけられながら、延々と麻雀をする羽目に陥る表題作ほか、コミカルで、繊細で、温かく、ちょっぴり怖い四篇を収録した作品集。若者の日常に潜むいつもは見えない不安や心のほころび、性の揺れを優しくリリカルに描いた野間文芸新人賞受賞作。


第20回野間文芸新人賞受賞作。

題名に惹かれて借りてはみたのだが、どれもこれも微妙。表題作なんて、ちっとも怪談じゃなくて、キチガイが起こす事件に巻き込まれて、包丁で脅されながら延々と麻雀させられるだけの話だし。

最初にある「BJ」も、借りた部屋に得体の知れない何かがいて、髪を引っ張られたりするのだが、本当に何かがいるのか、本人の精神が病んでいてそう感じるだけなのか明らかにされないまま物語が途切れてしまうので、非常に歯切れが悪い。

なんだか、劣化した恩田陸を読まされている感じだ。恩田陸は前半面白いのに後半グダグダだけど、この人のは面白くもなくてグダグダになって途切れる。


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夏の約束

夏の約束 (講談社文庫)夏の約束 (講談社文庫)
(2003/02)
藤野 千夜

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ゲイのカップルの会社員マルオと編集者ヒカル。ヒカルと幼なじみの売れない小説家菊江。男から女になったトランスセクシャルな美容師たま代…少しハズれた彼らの日常を温かい視線で描き、芥川賞を受賞した表題作に、交番に婦人警官がいない謎を追う「主婦と交番」を収録した、コミカルで心にしみる作品集。


第122回芥川賞受賞作。

味付け程度ではなく、思いっきりホモカップル全開な内容に萎える。吉田修一といい、この人といい……。性同一性障害とか、テーマ性のある作品ならともかく、ごく普通の内容なら、別に普通の男女カップルでも良いんじゃないの? ホモ小説に負けた太宰に全米が泣いた!

とりあえずストーリーはあるので、自慰や意味不明系な最近の作品と比べたら読めるけど、カップル以外にも出てくるのでホモ率高すぎ(笑)。個人的には『恋の休日』のほうが良かった。


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恋の休日

恋の休日 (講談社文庫)恋の休日 (講談社文庫)
(2002/08)
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肩を“ポンと叩いただけ”で教師が階段から落ち、女子高生のフィンは高校を退学になった。父は体調を崩し、愛人に看病されている。大学生の彼氏とは大喧嘩の末別れたばかり。今どきの若者の風俗や生態を淡々とたタッチで描きながら、心の奥底でふるえる悲しみをとらえた真摯で切なく、心やさしい作品集。


第121回芥川賞候補作。

糞みたいな理由で高校を退学になって、普通なら人生破滅寸前なのに、妙に冷めている。何でかと思ったら、金持ちの娘だから危機意識が弱いのか。金があれば、学歴が無くても怖くないしね(笑)。

母は帰ってこず、父は病気で愛人に看病されている。馬鹿っぽい大学生の彼氏とは別れたという設定なのに、別荘まで追いかけて来る。冷たくあしらいつつ、出かけて別の男と知り合う尻の軽さ。シンクロも共感も全く出来ないが、昨今の自慰作品群と比べたら、芥川賞絡みにしては悪くない。

後半に収録されている「秘密の熱帯魚」のほうが長いのだが、ホモ絡みな理由で離婚に至った女性マンガ家の話。知り合いの女性は百合属性なのか、やたらとキスしたがる。アシスタントが無断で欠勤し、そのまま連絡が取れなくなるのだが、この後の展開がなかなかヘビー。そんな酷い結末にする必要あったのか? ホモとキチガイで、ちょっと憂鬱な気分になれた。


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少年と少女のポルカ

少年と少女のポルカ少年と少女のポルカ
(1996/03)
藤野 千夜

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男子校へ通うトシヒコは陸上部のリョウに恋してる。同級生のヤマダは「間違った身体に生まれたから」と女性ホルモンを注射する。幼なじみのミカコは突然、怖くて電車に乗れなくなった。心と身体の「違和感」にふるえる3人の青春を軽妙に描く表題作に、「午後の時間割」(海燕新人賞)を併録した芥川賞作家の作品集。


主人公がホモだ……。うーん、ホモは嫌いなんだけどなぁ。主な登場人物は三人。主人公のホモ、電車の中で吐いてしまい、自転車にしか乗れなくなった少女、ホモ主人公と同じクラスのオカマ。表紙にも三人しかいないから、一番女っぽいやつが男子校で同じクラスのオカマかっ!

ホモ主人公のトシヒコは美形のリョウが好き。ヤマダはトシヒコが好きなオカマで、でも見た目が女っぽいから相手にされない。女物の私服で登校するツワモノである。「おしゃべり怪談」よりは面白かったけど、別に事件も何も起こらずに淡々としたまま終わってしまう。

同時収録の「午後の時間割」は、64歳になった電波な予備校生の話。これは、64歳という脳内設定にしているだけで、実際に歳をとった訳では無いので、単なる電波さん。本当は若い。同じ予備校のテシロギ君に告白されるものの、付き合ってみればホテルで彼のナニが役に立たず、実はゲイだと言われてしまう。またホモか! ホモはもういいよ……。この作者、ホモが好きなのか!?


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