姫野カオルコ

攻略対象書籍は以下。

『チゴイネルワイゼン』
『ひと呼んでミツコ』
『ガラスの仮面の告白』
『恋愛できない食物群』(「禁欲のススメ」)
『空に住む飛行機』(「ドールハウス」)
『四角関係』
『変奏曲』
『愛は勝つ、もんか』
『短編集H』
喪失記』★★★
『ブスのくせに!』
愛はひとり』★☆
『ラブレター』
『バカさゆえ…』
『不倫(レンタル)』
『受難』
『H』
『初体験物語』
『みんな、どうして結婚してゆくのだろう』
『A・B・O・AB』
『愛はひとり』
『整形美女』
『サイケ』
『蕎麦屋の恋』
『すべての女は痩せすぎである』
『特急こだま東海道線を走る』(「ちがうもん」)
『よるねこ』
『ほんとに「いい」と思ってる?』
『ツ、イ、ラ、ク』
『桃』
ハルカ・エイティ』★★★★
『コルセット』
『ああ正妻』
『すっぴんは事件か?』
『もう私のことはわからないのだけれど』
『リアル・シンデレラ』


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサーサイト

ハルカ・エイティ

ハルカ・エイティハルカ・エイティ
(2005/10/14)
姫野 カオルコ

商品詳細を見る

滋賀県に生まれた持丸遙は女子師範学校を経て、見合い結婚で専業主婦になったが、夫はまもなく出征。太平洋戦争が勃発し、舅姑と大阪で暮らす。やがて敗戦を迎え、経済的理由から職業婦人となったことから、ハルカは女性として開花してゆく―。


第134回直木賞候補作。

ハルカという名前に反応して借りてみたが、主人公のハルカさんっておばあさんじゃないかOrz 冒頭からすでに81歳! それで題名がハルカ・エイティなのか(汗)。妙齢の娘さんを期待していて、いきなり81歳の主人公が出てきたから、ちょっと萎える(笑)。最初はあんまり面白くなかったのだが、途中から良くなってきた。

戦前産まれのハルカさんの子供時代、女学生時代、教師として就職、お見合い結婚で退職、太平洋戦争勃発、旦那さん戦地へ、大阪が空襲で焼け野原になるも生存、旦那さん負傷して帰国、子供できる、戦争終わる、旦那さん再就職、そのうち自立して会社設立、ハルカさん就職試験を受け、毛並みの良さから名門校付属の園長先生に。旦那さん浮気、浮気、また浮気、またまた浮気、さらに浮気……。ハルカさんも浮気、浮気、浮気……。

おいおい! 両方で不倫しまくりかよ。でも離婚はしない。夫婦間が冷めている訳でもない。で、50歳くらいで物語終了。冒頭が81歳なのに、そこまで繋がらないのか。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

愛はひとり

愛はひとり (集英社文庫)愛はひとり (集英社文庫)
(1999/11/19)
姫野 カオルコ

商品詳細を見る

目が醒める。ひとりである…。今日も平穏な日常が虚しく過ぎていく。そして、果てしのない寂しさ―。淡々と、しかし赤裸々に語られる、ある女の「ひとりであること」。孤独な生活のなかで愛を求め続ける切実な心を、フレンチ・ポップスの名曲に託し、詩情豊かに、そして幻想的に描くビジュアル短編集。すべての孤独な女性必読の「処方箋」。この本で、あなたの症状もきっと治ります。


図書館にあったのは単行本だが、画像が無いのでこっちを使っておく。

何故なのか分からないけれども、ページの下1/3くらいが空白。この空白は一体!? ページ数稼ぎのつもりだろうか。あちこちの短編を纏めたのか、統一感に欠けるし、創作用のメモ書きみたいなのをそのまま本にしてしまったのではと疑いたくなるほど荒い。

これはちょっと微妙だなぁ。姫野カオルコも地雷作品あるのか……。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

喪失記

喪失記 (角川文庫)喪失記 (角川文庫)
(1997/12)
姫野 カオルコ

商品詳細を見る

カトリック神父のもとで育ったイラストレーター・理津子の前に、本能のままに生きる男・大西が現れた。精神と肉体の変化、個人と社会の関わりを残酷なまでに孤独な女性を通して描ききった力作長編。


愛される筈が無い、選ばれる筈が無いという怨念でかたまった、三十路すら何事も無く過ぎ去って行きそうな喪女の悲劇。徹底して色気がない。原因は生まれなのか、育ちなのか、それとも外見なのか、或いはその全てか……。

駄目っぽい男と食事に何回も行きつつ、しかし単なる食事友達なまま、少女時代から最近までの人生を回想するという形式になっている。そして、その過去が悉くモテナイ女である。いや、同姓からはモテているのだが。

最初から最後まで痛々しいが、ラストの男が欲しいという魂の叫びは最強に痛い。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ