切羽へ
![]() | 切羽へ (2008/05) 井上 荒野 商品詳細を見る |
夫以外の男に惹かれることはないと思っていた。彼が島にやってくるまでは……。静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。宿命の出会いに揺れる女と男を、緻密な筆に描ききった美しい切なさに満ちた恋愛小説。
第139回直木賞受賞作。
そう悪くも無かった。単に、読み手に恋愛小説適正が欠如しているので素直に楽しめないだけである。文章だけ上手くてツマラナイという訳でもないので、ある程度齢を重ねた
まあ、恋愛小説が面白いと思えない私にとっては、単にネタにするため読み流すレベル。不倫の物語かと思ったが、乱れて泥沼化しているのは主人公じゃなくて別の女性。主人公本人は夫ではない別の男に惹かれつつも淡々としたままなので、ちょっと予想外。

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