大槻ケンヂ

攻略対象書籍は以下。


エッセイと対談が多すぎるのだが、どうやら図書館にほとんど置いてなさそうなので、とりあえずリストアップは小説だけで。古くなってしまったエッセイを、わざわざ探して買ってくるのもアレなんで、完全攻略するかどうかは未定。「ゴスロリ幻想劇場」というのが無いのだけど、図書館の受付で柴崎麻子さんにお願いするのは羞恥プレイです……。

新興宗教オモイデ教』★★★☆
『くるぐる使い』
ステーシー』★★★☆
『リンダリンダラバーソール』
『グミ・チョコレート・パイン グミ編』
『グミ・チョコレート・パイン チョコ編』
『グミ・チョコレート・パイン パイン編』
ロッキン・ホース・バレリーナ』★★★☆
『ゴスロリ幻想劇場』
『ロコ! 思うままに』
縫製人間ヌイグルマー』★★★☆
『筋肉少女帯物語』


のほほんだけじゃダメかしら?』★★★☆
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ロッキン・ホース・バレリーナ

ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫 お 18-15)ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫 お 18-15)
(2007/09/25)
大槻 ケンヂ

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初めてのツアーに出たパンクバンドが、どーかしてるゴスロリ娘を拾った。流れ続ける70’s~80’sポップ&ロック。君を旅へ連れて行こう!God Gave Rock’n Roll To You―ロックの神様が教えてくれた。誰かを好きになること、どこまでも楽しくなること。


十八歳で夏でバカだった。

そんなアマチュア・ロック・バンドの一行が、メジャー・デビューを夢見て、ライブ・ツアーを敢行しつつ、首都圏から九州を目指す。マネージャーを名乗る胡散臭い大人と、インディーズでCDを出した若者バンドは、途中で謎のゴスロリ娘を拾ってしまう。金髪で、カラーコンタクトで、ゴスロリで、ピアスだらけで、派手な化粧で、極め付けに足元にはロッキン・ホース・バレリーナ。

名古屋、京都、大阪……。ライブに出演しつつ最終目的地である博多を目指すのだが、何故か町子と名乗る謎のゴスロリ娘も一行に付きまとい、九州を目指そうとする。

文章が上手いかといえば、ちょっとアレだけど、勢いがあってブッ飛んでいるから、これはこれで面白い。


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縫製人間ヌイグルマー

縫製人間ヌイグルマー (ダ・ヴィンチ ブックス)縫製人間ヌイグルマー (ダ・ヴィンチ ブックス)
(2006/11)
大槻 ケンヂ

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命をかけて、ぬいぐるみが君を守る!糸ほつれ、綿もはみで、布やぶれ、体もげてさえ―綿いっぱいの愛と勇気を!ぬいぐるみのヒーロー、縫製人間ヌイグルマーが、プライドと友情をかけて今、巨大な敵に立ち向かう!大槻ケンヂが描く、かわいくって残酷な長編アクションファンタジー。


やはり、元来の小説家じゃない人が書いた作品はちょっとなぁ……。少し日本語がおかしかったりするし、小説ではなくて一種のアートだと思ったほうが良いのかもしれない。地球外から来た知性体がぬいぐるみと同化して戦うのだが、内容も文体も非常にアホっぽい。なんだかすごくラノベっぽい。

地球に飛来した謎の生命体がぬいぐるみと融合。ぬいぐるみ工場の生産ライン別に異国へ。ここでは二体しか出ないから、他に生き残りがいるのかどうかは不明。一体は日本へ送られ正義の戦士に。もう一体は改造されて悪の組織に。この悪の組織がまた、マッド・サンタとかキル・ビリーとか片腕ロリータとか赤ちゃん人間とか、とっても馬鹿っぽい怪人だらけ。ひたすら戦い続けて、最終ボスは合衆国改造大統領(笑)。

これ、最後に2巻の予告をしているけど、洒落だよね? まさか本気で出すつもりじゃないだろうな。


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新興宗教オモイデ教

新興宗教オモイデ教 (角川文庫)新興宗教オモイデ教 (角川文庫)
(1993/04)
大槻 ケンヂ

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1カ月前に学校から消えたなつみさんは、新興宗教オモイデ教の信者になって再び僕の前に現れた。彼らは人間を発狂させるメグマ祈呪術を使い、怖るべき行為をくりかえしていた―。狂気に満ちた殺戮の世界に巻き込まれてゆく僕の恋の行方は?オドロオドロしき青春を描く、著者初の長編小説。


小説家ではなかった当時のオーケンに依頼して、半ば無理やりな感じで書かせているので、暴走しすぎな感じはするけれども、芥川賞系統の作家と比べると、オーケンの書いた話のほうが面白くて良い。文章力と発想力の両方が備わっていれば言う事は無いけれども、文章力と発想力の二択だったとしたら、どちらが評価されるのかは、山田某が証明していると思う。

題名がこんなのだから、信者で儲ける類の偽善者的な内容か、狂信者が出て来るだけの話かと思った。洗脳されて頭がおかしくなった人が出るという予想までは合っていたけど、メグマ祈呪術という訳の分からない力を駆使して、他者を破壊出来るという特殊能力を持った人々だから、より性質が悪い。

主人公の八尾は、学校へ来なくなった美少女なつみさんに勧誘されて、トー・コンエという怪しげな教祖を頂点とするカルト集団、新興宗教オモイデ教と関わる事になる。このオモイデ教は単なる狂信者集団ではなくて、メグマ祈呪術を使える人々の集まりで、力を使って敵対する新興宗教を潰すのである。

八尾にもメグマ祈呪術を使う能力があると言われるのだが、覚醒する前に、恐ろしい敵が現れる! 修羅場に投げ込まれた八尾は、なつみさんを助けたい一心で、無意識のうちに力を解放する。

なつみさんは助かったが、オモイデ教の信者は二人だけになってしまう。一瞬で勢力を失い、助けてくれと泣きつく教祖を見捨てて去って行く八尾。その横を、義和尊神教教祖が通りすぎる。八尾の想いは叶えられぬまま、切なくほろ苦い結末で終わってしまった。


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のほほんだけじゃダメかしら?

のほほんだけじゃダメかしら? (集英社文庫)のほほんだけじゃダメかしら? (集英社文庫)
(1999/06)
大槻 ケンヂ

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「私はホッケになりたい!」とつぶやく借金苦の女。「SMは天職!」と言い切る女王様。「UFOに乗った!」と宇宙哲学を語る謎の美女。そして女子プロレスラー、ピンサロ嬢、さらには実の母…!オーケンの周辺に出没するヘンな女性たち、そのすべてが強く逞しく、そしてけなげ。愛と優しさに満ちた爆笑エッセイ集。


ただのエッセイかと思ったら、様々な女性に大槻ケンヂがインタヴューする形式になっていた。自分の元おっかけにインタヴューして、余計な事までバラされたりもしている。SM女王様や15歳の少女プロレスラー、虐待親父に暴行されまくっている人、すぐ男に貢いで体も捧げるお馬鹿ちゃん、UFOを広めようとする電波さん、ヘビーな人ばかり出て来て強烈である。

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ステーシー

ステーシーステーシー
(1997/07)
大槻 ケンヂ

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近未来。そこでは十五歳から十七歳の少女たちが突然原因不明の死をとげ、人間を襲う屍体・ステーシーとなって蘇る“ステーシー化現象”が蔓延していた。増え続ける彼女たちを再び殺すには165以上の肉片に切り刻まなければならなかった。また、ステーシー化現象の発生と時を同じくして、東洋の限られた地域で数十人の畸形児が生まれた。いずれも女児で、彼女たちは容姿とともに、人と異なる“力”を持っていた。彼女たちの多くはステーシー化し再殺されたが、十数人の畸形児たちは、再殺部隊の追跡を逃れていた…。


表紙はちょっと可愛い系だけど、中身は血飛沫ドバドバでグチャグチャでドロドロのスプラッターホラー。怖くはないけど、かなりグロ描写が多い。ゾンビ物なのだが、ゾンビになるのが15歳から17歳までの少女。いきなり発症し、ステーシーと呼ばれるゾンビになってしまうのだ。ステーシーになると人肉を食う化け物となり、165個以上に分割された肉片にするまで死なない。頼む、これを恋愛小説に入れようとするのはやめてくれ。確かに「愛」は語られてはいるけれど。

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