ダークネス

ダークネス [DVD]ダークネス [DVD]
(2003/09/26)
アンナ・パキンイアン・グレン

商品詳細を見る

スペインの新鋭、ジャウマ・バラゲロが手掛けるスパニッシュホラー。40年前に謎の失踪事件が起きたスペイン郊外へある家族が越してきた。しかしその家に住み始めてからというもの、父親や息子らが次々と異常な行動を取るようになっていく。


なんじゃ、これ! 悪魔の住む家を彷彿とさせる不気味な家で起こる忌まわしい出来事。以前行われた黒魔術が原因なのだが、その儀式を完成させるために……。という話なのだけど、ホラー映画って、どうしてこうもB級的な展開と結末になるんだろうね。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサーサイト

プロフェシー

プロフェシー [DVD]プロフェシー [DVD]
(2004/08/04)
リチャード・ギアローラ・リネイ

商品詳細を見る

ワシントン・ポスト紙の記者ジョン(リチャード・ギア)は妻メアリーと幸せな日々を送っていたが、突如の交通事故で彼女は死亡。しかしその際、彼女は謎の言葉を遺した。それから2年後、ジョンは見知らぬ町で不思議な事件に次々と遭遇し、やがてメアリーの死に繋がる手掛かりを発見する…。


予告編を見る限りでは面白そう。という事は、きっと本編観るとガッカリする部類なのだろうと期待せずに挑む(笑)。

勝ち組夫婦が大きな家を購入直後、車にぶつかりそうになった正体不明の何かを避けようとして事故に遭う。頭を強打した妻は入院するが、検査の結果、脳内に腫瘍が見つかり、一気に悲劇へと向かう。

病死するまでの間に妻が書き遺したものに混じっていた、羽の生えた不気味な何かの絵。その後、リチャード・ギアは夜中に車を運転していて、ある町へ迷い込むのだが、そこでも不気味な事件が多発。正体不明のモスマンという存在から、未来に起る出来事のヒントを与えられるのだが……。

最後まで観てもよく判らないままで、気味の悪さだけが残った。結局、お化けが出てくるホラーじゃなかったんだね。リチャード・ギア主演の映画は、何故か微妙作が多い。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

デウスの棄て児

デウスの棄て児デウスの棄て児
(2003/06)
嶽本 野ばら

商品詳細を見る

私を衝き動かしてきた、私の生きる原動力となってきたものを、今となっては正直に告白しなければなりますまい。それは神、つまりは天主への憎しみ。この世界を創造し、摂理を生み出した全能の天主なるものが事実存在するならば、私はそのものに復讐を企てる為だけに心血を注いできたのです。神をも畏れぬ衝撃の解釈で、日本キリシタン史最大の悲劇を描いた、第16回三島由紀夫賞候補作家の書き下ろし最新作。


なんか随分と耽美というか、怪しげな雰囲気を醸し出した島原の乱だ。なんだか天草四郎がダークでビジュアル系な感じだし。島原の乱を題材にしているからといって、歴史小説だと思って読むと大きく裏切られるから注意しなければならない。嫌いではないけれども、個人的には他の作品のほうが好き。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

カルプス・アルピス

カルプス・アルピスカルプス・アルピス
(2003/10)
嶽本 野ばら

商品詳細を見る

コミック雑誌「IKKI」で好評連載された嶽本野ばらの最新作。夭折した画家・田仲容子の遺作をモチーフに、親交の深かった著者が綴った恋愛小説。田仲氏をめぐる人々を書き下ろした26頁に及ぶ「あとがき」も収録。デビュー以降、“乙女”を描き続けてきた嶽本野ばらの最新作は、「月刊IKKI」という青年マンガ誌に連載されたため、男性にも親しみやすい内容となっている。優柔不断な僕と、記憶をなくした彼女が織りなす恋愛風景。それを、夭折した天才画家・田仲容子の遺作を一章ごとのモチーフとして、親交の深かった著者が綴った恋愛小説全6章。巻頭では目次として、モチーフとなった作品をギャラリー風に紹介し、カラーで楽しめる。さらに、田仲氏をめぐる人々の不思議な真実を書き下ろした26ページに及ぶ「あとがき」も収録。「本編」と「あとがき」、この両者を併せて、初めてこの作品は完結する。


題名を見て「え? カルピス・アルプスじゃないの?」と思ったのだが、実際にはカルピス・アルプスだったらしい。だが、カルピスが許可を与えなかったのでこの名前になってしまったようだ。田仲容子という画家が描いた絵画から紡ぎだされた物語。一見、短編に思えるがひとつの物語として繋がっていく。絵に託された裏話が悲しい。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

僕は天使じゃないよ

僕は天使じゃないよ (パンプキンノベルズ)僕は天使じゃないよ (パンプキンノベルズ)
(2005/08)
沢野 翔130cm

商品詳細を見る

震災の爪痕も消えやらぬ昭和初期の東京。猥雑さや退廃が渦を巻く都会の喧騒を軍靴の響きが均しつつある時代。その中に一人の男がいた。実家を出奔し、盲目の女中・小梅とともに土蔵のような家に隠れ住む男―北見市蔵。あるとき、会員制の秘密倶楽部「マスカレヱド」へ赴いた市蔵は美貌のM嬢・柘榴の虜となる。期を同じくして市蔵の前に現れる、様々な女達。やがて市蔵と女達の紡ぐ物語は、逃れられぬ破滅へ向けて勢いを増していく―。


表紙に釣られたけど、いろんな意味で痛い内容だった。主人公がひたすら落ちぶれていくロクデナシなので、親からもらった汚い金を寄付した先のシスターはじめ、専属メイドや表紙のM嬢、誰も幸せにならず、バッドエンド一直線。素直に親の言う事聞いたふりしていれば全てが手に入ったものを、馬鹿だから最後は大陸で野垂れ死に? 主人公が最悪すぎる。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

エンジェルメイド

エンジェルメイド

目が醒めたら知らない部屋…光一郎はある日突然記憶喪失になってしまった。メイドたちから家長であり社長でもある「デキる男」だったと聞かされるものの、記憶のない光一郎にはピンとこない。自分を主と慕う彼女たちに助けられながら、光一郎は「中川家」で新しい生活を始める。そんなある日、光一郎は街角で可愛い金髪の少女・エルナと出会い…。Carriereのマルチメイド萌えアドベンチャーがノベルで登場。


目が覚めればそこはお屋敷で、記憶が無くなっていたというありがち設定。そして、記憶の無い自分は、実業家で大金持ちで屋敷の御主人様で、仕えるメイドが三人もいるというご都合主義。

一応、メイド長と料理担当メイドと幼なじみで許婚の住み込みメイドがいるのだが、普通のギャルゲーだかエロゲーみたいにあちこちフラグが立ちまくったりはしない。いきなり迷い込んできたスウェーデン人の金髪美少女に一点集中突破で、ほかの人はもうアウトオブ眼中な感じである。幼なじみすら、親が勝ってに決めただけという理由で引き下がり、ライバルにすらならない状況で、波乱万丈な展開には程遠く、ハッピーエンドへソフトランディング。

ストーリーとしては微妙だし、エロゲー的展開を期待した人も不満かもしれないが、本命の金髪が超可愛いので無問題(もーまんたい)!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

銀盤の妖精達

銀盤の妖精達―蕾、淫華(はな)開く時 (パンプキンオリジナル)銀盤の妖精達―蕾、淫華(はな)開く時 (パンプキンオリジナル)
(2005/07)
稲葉 深緑

商品詳細を見る

フィギュアスケート界のホープ・高岡由希は、尊敬するフィギュアの先輩である神崎を追ってひたすら練習し、前人未踏の6回転ジャンプをも可能にしていた。ところが、最近由希はスランプに陥っていた。ある日耳にした会話「他の娘はみんな彼氏がいる」により、自分が酷く惨めな存在に思えてしまい、さほどプレッシャーのかからないはずの練習ですら、ジャンプに失敗するようになってしまっていたのだ。同世代の少女たちと違って全力でフィギュアに打ち込んできたため、これまで異性との付き合い―つまりは、性経験が皆無なことを気に病んだ由希は、ある決心をする。それは…。


100円投売りだったので買ってみたけど、スケートそっちのけでエッチしてるだけか。密林の基準はよく分らんが、とりあえずコレはOKなんですね……。コーチ→幼なじみ同級生→フィギュアの女先輩と、結構目移りが激しい上に、最後は百合へと行き着く。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

いもうと観察日記 2

いもうと観察日記〈2〉 (パンプキンノベルズ)いもうと観察日記〈2〉 (パンプキンノベルズ)
(2005/04)
青江 ぷり子Triangle

商品詳細を見る

高校生活最後の夏休みに、突然両親が長期旅行に出かけてしまい、残された僕こと児島圭介は、ふたりの妹きりか&ひびきと共に、この夏を過ごすことになった。唐突に始まった開放的な生活。勿論、始めのうちは素直にそれを満喫していたんだ。けれどある日、押し入れの奥にそれぞれの妹の部屋を覗ける穴があるのを見つけてしまって、僕の生活は一変してしまう。


題名が同じだけど、続編ではなくて全く別の話。登場人物も異なるのだけど、作者まで違う。

押入れの奥に穴が開いているのは同じだけど、妹が二人に増量されたので、どうやら下向きに開いていて、自分の部屋は上にあるらしい。血の繋がり具合は、前作のほうが捻っていた。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

いもうと観察日記

いもうと観察日記 (パンプキンノベルズ)いもうと観察日記 (パンプキンノベルズ)
(2003/05)
沢野 翔Triangle

商品詳細を見る

ある日偶然見つけた押入れの穴。光のもれてくるその穴を覗いてみると、そこは妹の華鈴の部屋だった。塞がなければならないと思いつつも、一人身体を慰めている華鈴から目が離せなくなる秀治。


何故か押入れに穴が開いていて、妹の部屋が覗けてしまうという欠陥住宅(笑)。覗きつつ、妹の部屋にアレやコレやを置いて来る兄も変態だが、それを見つけて不審に思わない妹もどうかと思うが、そこはエロ妄想全開仕様なので仕方が無いか。

それにしても、妹が積極的すぎ。こんな妹が本当にいたら怖い。実は血が繋がっていないという王道パターンかと思いきや……。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

牝奴隷

牝奴隷(メドレイ)―犯された放課後 (ハーヴェストノヴェルズ)牝奴隷(メドレイ)―犯された放課後 (ハーヴェストノヴェルズ)
(2006/01)
渡辺 真澄アトリエかぐや

商品詳細を見る

最愛の姉の依頼で、4人の女たちを落とすことになった高宮遼。ターゲットは、名門辰陵学園を裏で仕切る姉にとって、邪魔な相手ばかりだった。純情な少年を演じ、女を陥落させていく遼。だが、たったひとり、どんな辱めに遭っても屈しない少女がいた。遼はいつしか、彼女に姉とは別の執着を覚え始め…。


なんか凄い題名だけど、エロゲーのノベライズなんだね。マイナーな物のノベライズは適当な人に適当に書かせた駄作が非常に多いけど、さすが渡辺真澄、通常の三倍はエロい。中身は、ほの表紙の生徒会長攻略主体で、他の人は当て馬以下。対抗馬は黒幕である実の姉くらいか。

それにしても、これでも18禁になってないとか、密林の判定基準が謎すぎる。ドラえもんよりもエロくないのに指定されてるやつとかあるし。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

堕天使カナン

堕天使カナン (BLADE COMICS)堕天使カナン (BLADE COMICS)
(2005/10/08)
原 悠衣

商品詳細を見る

堕天使に惑わされたが、ストーリーも絵柄も微妙。堕天使が悪魔的な存在ではなくて、天使と死神の中間という設定になっている。

天使は願いを叶え、死神は魂を奪う。そして、堕天使は願いを叶えて魂を奪う。さらに、その堕天使に悪意が無くて、人の願いを叶えようとして魂を危険に晒してしまう。堕天使、1人しか存在しないし……。元々は最強パワーの天使というのが、なんだかありがち設定。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

チョコレート

チョコレート (まんがタイムコミックス)チョコレート (まんがタイムコミックス)
(2006/03/03)
しおや てるこ

商品詳細を見る

舎の中学生、ユキヒロたちが憧れる街・東京。その街から来た転校生の椎名ハルコ。彼女の都会的な雰囲気と時折見せる寂しさに、心惹かれていくユキヒロ。つまらなかった毎日が少しずつ変わっていく…!! 甘くてほろ苦い青春ピュアラブストーリーです!


東京郊外の、でもかなり田舎が舞台。山と畑しか無い村で過ごす少年少女達の日常的な物語である。ある日、東京から転校生がやって来る。教室に現われたのは、とっても可愛い女の子。同級生が4人から5人に増えて喜ぶ少年達。

ほのぼの系だけど、徹底して日常です。変なキャラとか、特殊技能を持つ人物とか、悪魔とか天使とか電波とかは出ません。事件すら起こらず、淡々と日々が過ぎて行きます。ここまで非日常を排除した作品って、最近では珍しくなってきた。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ファミリー・コンプレックス

ファミリー・コンプレックス (Wings comics)ファミリー・コンプレックス (Wings comics)
(2000/05)
つだ みきよ

商品詳細を見る

超派手派手な家族の中で唯一の平凡顔な次男坊が、家族に対してコンプレックスを持っているというお話。

平凡顔とは言っても、平均よりは遥かに高い位置にいるのだが、父親→20代後半にしか見えない、母親→ロリ顔、長男→イケメン俳優並み、長女→宝塚女優系、次女→フランス人形 って感じの家族に囲まれているので悩んでいるという状態。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

星へ落ちる

星へ落ちる星へ落ちる
(2007/12)
金原 ひとみ

商品詳細を見る

一つの恋愛と三人の孤独――元彼の部屋を出て、「彼」と付き合い始めた「私」。「彼」が女と浮気をしていると知り、自殺を考える「僕」。突然去った「彼女」を待ち続ける「俺」。愛するほど孤独になる、三人の絶望と激情。


もはや金原ひとみには期待していないのだが、コンプリートするために惰性で読んでいる感じ。読んでいても消化試合をしている気になる。

今回も、ちょっと病的な男女が絡んでドロドロな恋愛仕様。短編集かと思ったら、登場人物が繋がっているので連作形式。捨てられた男、飛び出した女、新しい男、その男の彼! うーむ、ホモ絡みもあるのはちょっと萎え気味。

構成は結構面白いのだけれども、ドロドロした金原っぽさはそのまま。どれを読んでも金太郎飴みたいに同じなのばかりだ。まあ、金太郎飴戦法で同じ恋愛小説ばかり大量生産して売れている女流作家は結構いるので、金原も信者を率いて、これからも生き残っていけるだろう。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ハイドラ

ハイドラハイドラ
(2007/04)
金原 ひとみ

商品詳細を見る

またしても拒食症ガリガリ女が主人公で、ペラくてチャラチャラした人々が繰り広げるつまらない日常。なんか、こういうのばかりだね。女である事を武器にしている間は、女流作家の域を超えられないと思う。こういうの、チャラくて若い女が読めば共感するのかもしれないけど。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

オートフィクション

オートフィクションオートフィクション
(2006/07)
金原 ひとみ

商品詳細を見る

私は何故こんなにも面倒な人間なのだろう-。オートフィクション(自伝風小説)を書き始める作家。それは彼女が殺した過去の記録であり、過去に殺された彼女の記録でもあった…。


エログロゲロゲロだった金原だが、新作は多少マシになった。前の二作が相当酷かったからなぁ。多少は下品だが、なんとか許せる範囲内。それにしても、同じようなパターンばかりだと、そのうち飽きられるよ。

被害妄想が強いキティ女が主人公で、その人生を語るような形式になっているのだが、読み進めるにつれて、次第に若返っていく。つまり、結婚して新婚旅行中の機内から始まって、仕事中の話、学生時代と、徐々に遡っていくのだ。話ごとに絡む男が変わっているのだが、名前に注目! シン、シャア、ガトウ、ヒロと続いていく。これって……。

偶然じゃないよな、明らかに狙っているよな。シンやヒロなら偶然かもしれないけど、シャアなんて名前の男は普通いないだろう。外国人という設定か?

シン・アスカ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
シャア・アズナブル(機動戦士ガンダム)
アナベル・ガトー(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
ヒイロ・ユイ(新機動戦記ガンダムW)

まさか、ガンダムじゃないよね!?

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

AMEBIC

AMEBIC (集英社文庫 か 44-3) (集英社文庫 か 44-3)AMEBIC (集英社文庫 か 44-3) (集英社文庫 か 44-3)
(2008/01/18)
金原 ひとみ

商品詳細を見る

さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ。AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eating away the Brain、it causes Imagination Catastrophe.]「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。孤独と分裂の果てに「私」はそれを「彼」に伝えようと…。


音楽や小説は人により名作にも駄作にもなるのだろうから、これで感動する人もいるのだろうけど、私にとっては駄作。なんか、どんどん酷くなる。『蛇にピアス』だけで全てを使い果たしたのかな?

盛り上がりもない一本調子で、精神錯乱気味の摂食障害女(でも美人というご都合主義な設定)による脳内妄想全開ジェットコースター(脱線事故)小説。正直、これなら頭悪そうな出来の悪いラノベ読んでいたほうがマシです。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

アッシュベイビー

アッシュベイビー (集英社文庫 (か44-2))アッシュベイビー (集英社文庫 (か44-2))
(2007/05)
金原 ひとみ

商品詳細を見る

『蛇にピアス』を凌ぐ衝撃の第2作!赤ん坊、変態、好きな男。主人公アヤはこの三人に囲まれ、ただひたすらに愛しい死を求め続ける。愛しい死、それは愛する人の与えてくれる死。彼女は今日も死を待っている。


動物や赤子とヤル変態男に、まさにイエローキャブそのものの如き主人公の女。文章もぐちゃぐちゃだし、狙って書いているのだとしても、異端ですね。この人を認めてしまっている時点で、文章を崩壊させるような手法を文学界は公式に認定してしまったという事に他ならない。よって、これに類する文体の作家は今後、量産されて行くのだろう。

それにしても、前作より落ちている気がする。このまま、この路線が続くなら、すぐ飽きてしまうな。底が見えた気がした。綿矢りさのほうが期待出来るかもしれない。とにかくエロとグロと下品です。お勧めは出来ません。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

蛇にピアス

蛇にピアス (集英社文庫)蛇にピアス (集英社文庫)
(2006/06)
金原 ひとみ

商品詳細を見る

ピアッシングや刺青などの身体改造を題材に、現代の若者の心に潜む不気味な影と深い悲しみを、大胆な筆致で捉えた問題作である。埋め込んだピアスのサイズを大きくしていきながら、徐々に舌を裂いていくスプリットタン、背中一面に施される刺青、SM的なセックスシーン。迫力に満ちた描写の一方で、それを他人ごとのように冷めた視線で眺めている主人公の姿が印象的だ。第130回芥川賞受賞作品。


第130回芥川賞受賞作。

エロ描写有り、グロ描写有り、人も死ぬ。いろんな意味で、かなり痛いが「ハリガネムシ」と比べたら許せる範囲。これはまだ良かったのだが、受賞後の金原は金太郎飴的に全部同じパターンの駄作ばかりでつまらない。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

葛西伸哉

攻略対象書籍は以下。

リストアップはしてみたものの、図書館には置いてないし、サークル文庫やノワール出版のやつなんて見た事すら無いので無理かと……。新古書店の100円コーナーで拾えたら、少しずつ攻略します。


熱死戦線ビットウォーズ』★★☆
『石のハートのアクトレス』
『青の時代のスタンドイン』
『デビルサマナー ソウルハッカーズ~Nightmare of the Butterfly~』
ようこそ観光ダンジョンへ』★★☆
『小次郎破妖録 エクスカリバー武芸帖』★☆
『バギーラギーで出かけよう!』
『エシィール黄金記 封剣の王子』
『エシィール黄金記Ⅱ アル=マンの遺産』
『エシィール黄金記Ⅲ 静寂の弔鐘』
『エシィール黄金記Ⅳ 黄金の明日』
『アニレオン! ヒーローだって恋したい』
『アニレオン!2 ご主人さまは改造人間』
『アニレオン!3 超科学者はお年頃』
『アニレオン!4 世界が萌えつきる日』
『パメラパムラの不思議な一座』
『だめあね☆へいらっしゃませ、ご主人様!』
『だめあね☆☆山からブルマがおりてきた』
『だめあね☆☆☆ウェディングベルはアイのため!?』
『キャラふる♪』
『キャラふる♪2』
『世界が終わる場所へ君をつれていく』
『不思議使い』
『不思議使い2 階段のキューピッド』
『ブレスレス・ハンター1』
『ブレスレス・ハンター2』
『ブレスレス・ハンター3』
『ポチのウィニングショット』
『サヴァイヴド・ファイブ』
『サヴァイヴド・ファイブ2』
『サヴァイヴド・ファイブ3』

共著
『スチャラカ冒険隊、南へ』
『ノストラダまス 預言書新解釈』
『人形姫ミレニアム』

「小次郎破妖録 エクスカリバー武芸帖」は未完結放置により-減点。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

小次郎破妖録 エクスカリバー武芸帖

小次郎破妖録 エクスカリバー武芸帖

慶長十七年、巌流島で宮本武蔵に破れて散ったはずの佐々木小次郎は、死んではいなかった。この果たし合いをお膳立てした豊前小倉藩の前藩主細川忠興の背後に不振な影を感じた武蔵は、小次郎を死んだことにして忠興に探りを入れたのだ。一方、密かに小倉に舞い戻った小次郎は、敵の襲撃を受ける。現れた敵はキリスト教によりヨーロッパから放逐された魔性の一族…そしてその狙いは、小次郎の剣、エクスカリバーだった!日本を第2のアルビオンにせんと企む大魔導師の率いる西洋妖怪たちに立ち向かう、小次郎と武蔵の活躍を描く、ライトアクションノベル登場。


巌流島で散ったはずの小次郎は、実は死んでいなかったという設定。しかも、武蔵と戦ってないし。武蔵がサポートするだけのおっさん役にされているのが可哀想(笑)。

武蔵と戦わないのなら、誰の相手をするのかと思ったら、西洋からやって来た妖怪軍団? が敵となる。敵の名前が無理やりな当て字で寂風浪(ジャック・フロスト)とかになっていて、頭が悪い暴走族用語みたいだ。

小次郎の武器も、山の中で拾ったエクスカリバーという訳の分らなさ。史実に登場する悪党まで出てくるが、年代が微妙に合わない。これは、意図的に歴史を無視したのか、単なる調査不足なのか、謎である。

最初から最後まで、おバカな設定と展開のまま突っ走り、最後の最後で、ラスボスと戦わないまま終わってしまった。何このジャンプの打ち切りマンガ的な結末は! あとがきで、どうせなら小次郎を美少女にしたら良かったと地団駄踏んでいるけど、確かにそのほうが、この腰砕けな終わり方でも、まだ我慢出来たかもね。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

熱死戦線ビットウォーズ

4829126094熱死戦線ビットウォーズ (富士見ファンタジア文庫)
葛西 伸哉 小野 敏洋
富士見書房 1995-01

by G-Tools

私立誠鵠館高校の三年生上沢鏡一は、夕暮れの公園で一心にフルートを奏でる美しい少女、美環と出会った。その時、少女の前に黒いレザーの上下を着た男が現れ、二人は一瞬の閃光の後『変身』していた。鏡一は偶然にも、地球の存亡をかけた「ビット」たちの闘いに巻き込まれてしまったのだ。空間や物質のエネルギーを、精神の力で切り取り変換させる能力を持った者たち―彼ら「ビット」たちの闘いに巻き込まれた鏡一は、自らの「ビット」能力に目覚めた。彼は愛する者のため、自らも闘うことを決意する。


上沢鏡一は、私立誠鵠館高校に通う3年生である。ある日、夕暮れの公園でフルートを奏でる美環という美少女と出会った事で、地球の存亡をかけたビットウォーズに巻き込まれてしまう。

黒いレザーを着た男に襲われるのだが、上沢鏡一は空間や物質のエネルギーを精神の力で切り取り変換させる能力に目覚めてしまい、変身していた。上沢鏡一は、美環と共に戦う決意をする。

標的として選ばれた者は、狩人となった敵と否応なく戦わされる事になる。それにしても、カメラやフルートと合体して敵と戦うという部分が、昭和の香りがプンプン漂う古い特撮ヒーロー物みたいで笑える。絵も古臭いし。まあ、書かれたのもそれなりに昔なので、仕方がないのだが。

音や光や文字で戦うという発想は面白いけど、デビュー作だからか、文章が荒くて硬すぎるのが残念である。宇宙の真実にはサプライズが用意されていたけど、世界はこの後、どうなるのだろうか?


葛西伸哉は、「戦国異形軍記」で第3回ファンタジア長編小説大賞で佳作を受賞しているのだが、受賞作は未刊行である。『ソードワールド短編集 スチャラカ冒険隊、南へ』の「かくもささやかな凱歌」で商業デビューしているが、自作品のデビューは本作『熱死戦線ビットウォーズ』となる。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ようこそ観光ダンジョンへ

ようこそ観光ダンジョンへ

かつて破壊神ガルヌガンウが封印された伝説の地メイズビルは、その迷宮を目玉とした、一大観光都市と化していた。王都への途上、この街に立ち寄った青年ジャスターは、そのあまりの軽薄さに憤慨する。が、そんな彼の眼前で破壊神が覚醒!完全復活する前に迷宮の最深部に乗り込み封印せねば、世界が危ない!だが、集められた討伐隊は、新人戦士のジャスターをはじめ、見習い魔法使い、大根役者、落ち目のアイドル、そして観光ガイド…。果たして世界の運命は!『電撃hp』に連載されたコメディ・ファンタジー、電撃文庫に登場。


かつて邪神との決戦場となったダンジョンも、今では町の観光資源。平和ボケですっかり骨抜きになった世界に、再び光臨する邪神。50年前、五人の勇者による激戦の末、この大ボスを封印したというのに、今回挑むのは……。

ルイミ、観光ガイドのダークエルフ 知識だけは役に立つ
シャリフル、美形の大根役者、ほぼ役立たず
カナン、魔術師見習い、初級魔法しか使えない
キャイノ、本年度のミス光の聖乙女、法力皆無で泣いているだけ
ジャスター、新人剣士、唯一の戦力

復活した邪神を封印すべく討伐隊が挑むのだが、ほとんど役立たずばかりというダメっぷり。ほぼ全員が戦力外で、ラストバトル以外はジャスターだけが戦っているというヘタレパーティ状態。これはもう、ネットゲームで役に立たないのに経験値だけ吸っていく奴に匹敵するだろう。ジャスターが可哀想で涙が止まらない。全米が泣いた!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

山川健一

攻略対象書籍は以下。
多いなぁ……。

『壜の中のメッセージ』
鏡の中のガラスの船』★★★
『今日もロック・ステディ』
『さよならの挨拶を』
『窓にのこった風』
『パーク・アベニューの孤独』
『サンタのいる空』
『バイクフリークたちの午後』
『綺羅星』
『水晶の夜』
『みんな十九歳だった』
『ライダーズ・ハイ』
『コーナーの向こう側へ』
『サザンクロス物語』
『星とレゲエの島』
『マギー・メイによろしく』
『ローリング・キッズ』
『みんな十九歳だった』
『ぼくは小さな赤い鶏』
『ロックス』
『雨の日のショート・ストッパーズ』
『クロアシカ・バーの悲劇』
『ロックンロール・ゲームス』
『追憶のルート19』
『僕のハッピー・デイズ』
『チョコレートの休暇』
『初台R&R物語』
『真夏のニール』
『ティガーの朝食』
蜂の王様』★★★
『印象派の冒険』
『ブルースマンの恋』
『ブランク・セヴンティーズ 』
『セイヴ・ザ・ランド』
『ハミングバードの頃』
『ロックンロール日和』
『彼が愛したテレキャスター』
『セイヴ・ミー』
『僕のハッピー・デイズ』
『ファンタスティック・シティへようこそ』
『アニマルハウス 八曜社』
『ライオンの昼寝』
『僕らがポルシェを愛する理由』
『凍えた薔薇』
『いつもそばに仲間がいた』
『ジゴロたちの航海』
『スパンキング・ラヴ』
『マシンの見る夢』
『ママ・アフリカ』
『カーズ』
『Joy』
『ふつつかな愛人達』
『カナリア』
『安息の地』
『欲望』
『窓の外を眺めながら、部屋のなかに座っている。』
『多重人格の女神』
『快楽のアルファロメオ』
『ヒーリング・ハイ』
『マッキントッシュ・ハイ』
『b.とその愛人』
『アップル・ジャム』
『僕らは嵐のなかで生まれた 第1部 初めての別れ』
『僕らは嵐のなかで生まれた 第2部 君たちは世界の新しい王様』
『ジゴロ』
『おはよう、ブルースマン。』
『ヴァーチャル・エクスタシー』
『日曜日のiMac』
『自転車散歩の達人』
『iNovel/Angels』
『iNovel/Rocks』
『オーラが見える毎日』
『不良少年の文学』
『ロックンロールの秘密/ボーズのある部屋』
『ジャガーに逢った日』
『ニュースキャスター』
『ジーンリッチの復讐』
『僕らに魔法をかけにやってきた自動車』
『グレープフルーツの月』
『死ぬな、生きろ。』
『復活のZ』
『歓喜の歌』
『黒革と金の鈴』
『ポット・プラネット/マリワナ・カルチャーを巡る冒険』
『希望のマッキントッシュ』
『幕末武士道、若きサムライ達』
『新選組、敗れざる武士達』
『イージー・ゴーイング―頑張りたくないあなたへ』
『夜の果物、金の菓子』
『ローリング・ストーンズ伝説の目撃者たち』
『リアルファンタジア 2012年以降の世界』
『五木寛之を読む 困難な時代を生きるテキストとして』
『印象派の冒険』
『「空海」の向こう側へ 現世を生き抜くための密教のすすめ』
『「書ける人」になるブログ文章教室』
『幸福論』

エッセイ
恋愛真空パック』★★★

(共著)
『ナッティ・ジャマイカ』
『時には、ツイン・トリップ』
セルフ・ポートレイト
『ローリング・ストーンズが大好きな僕たち』
『ワン・ラブ・ジャマイカ』
『ブリティッシュ・ロックへの旅』
『レンジローバーの大地』


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

鏡の中のガラスの船

鏡の中のガラスの船

青春の彷徨をみずみずしい感性で描く著者のデビュー作。レッド・ツェッペリン、闘い、リンチ殺人事件、ジャズ喫茶、バスケット・シューズ、コーラ・ブラウンのストッキング;遊園地…。危機の予感のなかで語られる。失われた70年代への鮮烈なレクイエム。第20回「群像」新人賞優秀作受賞。他1編。


第20回群像新人賞優秀作受賞作。

これがデビュー作らしい。二編入っているが、どちらも学生運動が燃え盛っていた頃の話なので、当時学生だった人なら、懐かしい感じがするのかもしれない。

運動から離脱して距離を置きつつも、人生に乗り切れず怠惰な毎日を過ごす男。彼女は卒業して部屋から出て行き、ひとり残された部屋で悶々としている。学生運動と警官隊の衝突を見に行き、勢いで参加してボコられたりもする。

組織同士の対立で殺人事件が発生するのだが、学生運動をしている奴らがやってきて、身代わりになれと脅されたりして、とんでもない目に遭ったりもする。

この世代の喪失感みたいなものは伝わってくるのだけど、高度成長やバブルの波には乗っかれて、結構美味しい部分を味わっているのだから、主人公のやる気の無さには全くシンクロ出来ない。50年代、60年代生まれの人間が、日本の最も美味しい部分を享受していると思うのだが。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

恋愛真空パック

恋愛真空パック

ねえKENさん、男と女の愛っていつかは腐ってしまうものなのですか?恋を永久保存できるエージレスパックがあればいいのにね。山川健一がビビッドな感性で語るボーイズ&ガールズのためのとれたて生づめ恋愛論。


小説ではなく、恋愛に関するエッセイらしい。読んだ筈なのに「らしい」なんて言うのもどうかと思うが、大昔すぎて覚えていないから仕方が無い(汗)。ちなみに、もう手元に無いし、近所の図書館にも置いてないので、確認できませぬ。もう読了チェックだけでいいか……。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

セルフ・ポートレイト

セルフ・ポートレイト

僕の名はジム・ファイル。S.Fの北180マイルに位置する小さな町トゥルースヴィルに住んでいる。ある雨の夜、僕は旅に出る決心をした。グレイハウンドを乗り継ぎ東へと向かう。ちょっとした恋におち、ちょっとした暑い晩にビールを呑み、ちょっとした冒険に明けくれながら、ちょっとした気まぐれから一路マイアミへ。さて、読者である君もジムと一緒に旅に出る。アメリカの鼓動と君の心の鼓動がひとつになった時、この物語は君に回答を希求する。君は何を望み、そして一体何者なのか、と。日常的な英会話を学びながら、君は自画像を抽いてゆく。さあ、旅を始めよう。Take it easy boys&girls。


読むと旅に出たくなる本だが、英文が多用されており、小説と英会話教材が混ざったような、変な感じ。これは旅小説なのか、英語を学ぶための本なのか、どっちだ(笑)!?

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

蜂の王様

蜂の王様

ロックに魅せられ、ギターに賭けるひとりの男―。その主人公の名は高見沢俊彦。


アルフィーの高見沢を主人公にした長編なのだが、ただの高見沢には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者……。

実在の人物をモデルにしている時点で、当然、本人の許可は出ているのだろうけど、ファンの間ではいろいろあったようで……。読める話にはなっているのだけど、高見沢俊彦という人物に全く興味が無いので、いまいち楽しめなかった。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ライン

ライン (角川コミックス・エース)ライン (角川コミックス・エース)
(2003/12)
小手川 ゆあ

商品詳細を見る

駅で拾ったケータイにかかってきた謎の連続自殺予告。それを止めようと夜の街を疾走するイマドキ女子高生チーコと優等生バンドー。かみ合わない二人はこの悪夢を止めることができるのか!?渋谷・原宿・青山・代官山を舞台にしたノンストップ青春サスペンス!!


拾った携帯から始まる連続予告自殺。一冊完結だから、人物の掘り下げが足りない感もあるが、ジェットコースターのように物語が進展して行く。こんな事件も、実際に起こりそうで怖い。今の世の中、何が起こってもおかしくはないのだから。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

PEACH-PIT初期作品集もものたね

PEACH-PIT初期作品集もものたね

PEACH-PIT初期作品集となっているが、中身はほとんど「プリズムパレット」である。本当に初期って感じの絵柄で書かれた「みずたま」が2話入っているが、残り10話は「プリズムパレット」なので、両方は買わなくてよろしい。中身見えないから買ってしまった……。


プリズムパレット

こちらが「Prism palette」である。元はブロッコリーが手掛ける恋愛AVGっぽいが、よくわからない。ゲーム→コミック化のモノは、ゲームの内容を適当にマンガにしたような安易な作品が多いが、これは単体でも出来が良い。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ