読書電撃戦

増え続ける積みゲーと積ん読タワーを相手に戦っています。マジキチ対策で閉じている間にブログ村から村八分にされたので、ブログ村ボタンは押さないでください。

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Riesling

Author:Riesling
あまり、電撃戦的な速度で攻略出来てないような気が……。図書館に無いから、電撃文庫は少なめです。

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■■■リトルMyメイド

リトルMyメイド

受験に失敗し、恋人にもフラれてしまった央司。傷心旅行で彼女との思い出の海岸にやってきた彼は、そこで男たちに襲われているメイド服の少女を見つける。機転を利かせ男たちを追い払うと、少女はお礼に自分の住む屋敷に招待するという。そこは離れ小島にある「龍宮館」という名の、メイドたちと女主人が住む館だった。央司は謎めいた女主人から3つのベルを渡される。そして、ベルで呼び出したメイドたちには、何をしてもよいと言われるのだが…。


マーメイドとMyメイドをかけた現代版浦島太郎。なんだか安易で月並み。しかけなぎが絵師だけど、絵柄が古くて微妙。ご都合主義的展開オンパレードだし、やはりノベライズだとこんなもんかね……。

それにしても、受験に失敗し彼女にもふられて傷心のまま海に着てみれば、助けたメイドによって龍宮城へと連れて行かれ、戻ってきたら何ヶ月も経過しているのでは、また受験失敗するんじゃないのか!? 人間界へついてきて戻れなくなったマーメイドの今後も気がかりだ。国籍とか保険とか、どうなるんだろう……。大人のための子供騙しな童話ですかこれは。


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■■■ぴんくスタイル

ぴんくスタイル (プラザCOMIX)ぴんくスタイル (プラザCOMIX)
(2004/01/14)
ななみ 静

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一応、指定はついていないけど実質上はお子様不可。見た目で選んでみたけれども、表紙の人がどこにも登場しない件。集客のための騙し絵か!? アッサリした感じの話ばかり描いているし、名前がこれだから女性だと思っていたのだが、この作者が男だという書き込みを発見してしまった。本当だろうか? まあ、政治家でもシズカちゃんな名前の男の人がいるしね……。


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■■■メイドさんBeginner

メイドさんBeginner

前半5編が読みきり短編で、後半6話が「メイドさんBeginner」。近所に住む血が繋がらない妹が金持ちに雇われ、心配するお兄ちゃん。成人指定無かったけどエロだった。


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■■■ALWAYS 続・三丁目の夕日

ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]
(2008/05/21)
吉岡秀隆堤真一

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第29 回日本アカデミー賞を総なめにし、「昭和」ブームを巻き起こすなど“映画”という枠を超え社会現象にまでなった『ALWAYS 三丁目の夕日』が続編を熱望する声に応えて帰ってきた!!前作の高い評価を受け、公開前から話題沸騰、幅広い世代の支持を得て観客動員370 万人を突破し、前作の記録を大きく上回った。また第31 回日本アカデミー賞でも優秀賞を計12 部門(13 人)受賞し、主演・吉岡秀隆はシリーズ2 作連続で最優秀主演男優賞を受賞した(日本アカデミー史上初の快挙)。


TVで放送していたので。出だしから、迫力ある特撮、しかもBGMが……。三丁目の夕日を観ようと思っていたのに、何故かゴジラが始まった(笑)。見せ方も面白い。ようやく映画業界も、関係者だけの自慰行為作品ではなくてハリウッドにも見劣りしないクオリティの娯楽作品が作れるようになって来ましたな。

事業に失敗した親戚の子を預かる事になった鈴木家。やって来たのは落ちぶれたツンデレお嬢様、鈴木美香。演じる小池彩夢が超可愛い! こういう娘が欲しいです誰か下さい(ヲイ!)。

ご近所の茶川家では、淳之介に再び危機が迫る。こんな庶民に混じっていては、高等教育が受けられないのではと危惧する父が、またしても淳之介を連れて行こうとする。って、このお父さん、ななせ再びに出てくるななせのお父さんだ(笑)。淳之介を守ろうと、茶川は全力で芥川賞に挑むのであった。

結局、茶川は芥川賞を超えてしまったみたいだね。あの賞は100点満点だと80点くらいを取らないと貰えないから。選考委員のレベルを超えてしまうと受賞出来ないのは、村上春樹はじめ、数多くの大物を逃している事から明白である。

万年ダメ作家みたいに言われているけど、芥川賞の候補になるだけでも凄い事だから。書き上げた作品が悲劇で終わらないので落としたのだと思うが、その代わりに賞よりも大きなものを手に入れた茶川は勝ち組!

それにしても、鈴木家って東京タワーのすぐ近くに住んでいるのか。今は貧乏でも、そのうち地価高騰で家が数十億で売れるから、勝ち組になるだろう。


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■■■ALWAYS 三丁目の夕日

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版ALWAYS 三丁目の夕日 通常版
(2006/06/09)
吉岡秀隆堤真一

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昭和33年。東京の下町の自動車修理工場に、集団就職で青森からひとりの少女が就職してきた。六子は大きな会社を期待していたが、小さな工場でガッカリ。それに怒った社長の則文だが、やがて六子は則文の妻トモエや息子の一平らと仲良くなり、一家になじんでいく。一方、売れない作家の茶川は、飲み屋のおかみのヒロミから、親に捨てられた少年・淳之介を押しつけられ、一緒に生活することに。最初はけむたがっていたが、淳之介が自分が原作を書いている漫画のファンだと知り、次第に距離が縮まっていく。そんなとき、淳之介の本当の父親が現れ…。


畜生っ! すごく臭いストーリー展開なのに、妙に嵌ってしまう感じだ。読んだ事ないけど、1974年から連載されている、昭和30年代(1950年代後半から1960年代前半まで)の「夕日町三丁目」(東京都郊外と思われる)を舞台とする漫画が原作らしい。

芥川龍之介まで出てきて凄い! しかも押し付けられる赤の他人な少年が吉行淳之介じゃないか!(←この時点でもう、思いっきり騙されている)いや、よく考えたら時代が合わないんですけどね。芥川龍之介は1927年に他界してますから。騙されました。芥川みたいな人は茶川竜之介(ちゃがわりゅうのすけ)で、そこに居候する事になる少年は古行淳之介(ふるゆきじゅんのすけ)でした。という事は、この人が偉くなって茶川賞が創設されるんだな。そして、田中啓文があの迷作「蹴りたい田中」で第130回茶川賞を受賞するのか(笑)。

それにしても、まだ何も無かったけど夢と希望に満ちていたあの時代と、欲しい物は揃っているけど夢と希望が無くなった現代、一体どちらが幸せなのだろうか……。現役世代に聞いてみましたが、苦虫を噛み潰したような顔をするばかりで、誰も答えてはくれず……。「そりゃ、今のほうが良いに決まっているだろう」と言い切れない平成の世なのでしょうか。今後、夢と希望だけでなく、まず間違いなく物質も満たされなくなってきますからね。格差社会がどんどん開いて、一部の勝ち組だけは負けた人間を足蹴にしながら、その屍の上で人生を謳歌するのでしょうが……。

冷蔵庫もテレビもまだ無かったけど、あの頃には夢と希望があった。

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■■■お嬢様と海の迷宮

お嬢様と海の迷宮 (アクションコミックス)お嬢様と海の迷宮 (アクションコミックス)
(2006/08/28)
ひろせ みほ

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キャンプ場で愛を確かめ合うカップル、隣の部屋に住む元グラビアアイドルとサラリーマン、メイド服に異常に反応する男、いわくありげな洋館に住む美女…シチュエーションも色々、人生色々、でもって、さぁ、新しい恋のレッスン始めましょう!!


中身は短編集だったので、お嬢様の話はその中の一話だけ。別にお嬢様属性は無いので構わないのだけど。少女小説をネタ本として有りもしない宝を探そうとするお嬢様と、彼女に翻弄される付き人っぽい男性社員。結局、財宝の代わりに見つかったのは、幻の小魚だったりする。

第8話は、ヴァンパイア物っぽいけど違う。最果ての地に転勤になった男性が、会社が借りたアパートに到着すると、そこは怪しげな洋館で、しかも怪しげな美女が二階を全て借り切っていた。上の怪から降り注ぐ赤くて生臭い液体、部屋には動物の死体、大量の薔薇と棺が! 美女に関わってから、所々記憶が飛び始めるのだが……。さてさて、謎の女性の正体は!?

第6話にメイドさん登場。これによれば、メイド服はクリミア戦争時の喪服とされているが、調べてもソース無し……。しかし、驚くべきトリビアを発見! メイド服の原型となるのが、クリミア戦争で活躍した従軍看護婦フローレンス・ナイチンゲールの黒いナース服。うーむ、この手の制服の流れがシスター服→ナース服→メイド服→ウェイトレス服だったとは……。

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■■■お姉さんの誘惑

お姉さんの誘惑 (カルト・コミックス BINETUコレクション)お姉さんの誘惑 (カルト・コミックス BINETUコレクション)
(2007/03/16)
ひろせ みほ

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お姉さんというよりも、すでに人妻圏内の人とかまで混じっているので、ややタイトルに偽りありといった感じ。別にお姉さん属性は保持していないから別にいいけど。どうせなら妹のほうが(ヲイ!)

よくよく考えて見ると、姉と妹では一見同格だが、妹のほうが範囲が狭い。通常、血が繋がってなくても単に近所に住んでいたりするだけでも姉属性は付与されるが、妹は親の再婚による連れ子という例外を除いて、血が繋がった年下の二親等親族で女性にのみ適用されるのである。という訳で、「おねえさんの誘惑」なのであろう。「妹の誘惑」だと危ないから。まぁ、血が繋がった妹と……というマンガもあったけど。しかも少女漫画で!

さてさて、内容だが、いきなり第1話から女装萌え!? 外見がイマひとつな秋葉少年と交際するお姉さんが、もう少しなんとかならないものかと友人に頼んでみたら……。どうやら女顔でナンパまでされてしまうから、意図的にモサ男な外見にしていたらしい。

11話ではお坊ちゃま名探偵が事件に挑む。そしてその助手は当然というか、お約束というか、実家から連れてきたメイド。この作家もメイドが好きだな(笑)。


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■■■ステーシー

ステーシーステーシー
(1997/07)
大槻 ケンヂ

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近未来。そこでは十五歳から十七歳の少女たちが突然原因不明の死をとげ、人間を襲う屍体・ステーシーとなって蘇る“ステーシー化現象”が蔓延していた。増え続ける彼女たちを再び殺すには165以上の肉片に切り刻まなければならなかった。また、ステーシー化現象の発生と時を同じくして、東洋の限られた地域で数十人の畸形児が生まれた。いずれも女児で、彼女たちは容姿とともに、人と異なる“力”を持っていた。彼女たちの多くはステーシー化し再殺されたが、十数人の畸形児たちは、再殺部隊の追跡を逃れていた…。


表紙はちょっと可愛い系だけど、中身は血飛沫ドバドバでグチャグチャでドロドロのスプラッターホラー。怖くはないけど、かなりグロ描写が多い。ゾンビ物なのだが、ゾンビになるのが15歳から17歳までの少女。いきなり発症し、ステーシーと呼ばれるゾンビになってしまうのだ。ステーシーになると人肉を食う化け物となり、165個以上に分割された肉片にするまで死なない。頼む、これを恋愛小説に入れようとするのはやめてくれ。確かに「愛」は語られてはいるけれど。

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■■■エンジェル

エンジェル (集英社文庫)エンジェル (集英社文庫)
(2002/08)
石田 衣良

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何者かに殺され、幽霊となった投資会社の若きオーナー掛井純一。記憶を失った彼は、自らの死の真相を探りはじめる。やがて、彼は自分の周囲に張り巡らされていた黒い罠の存在を知る。すべての謎が解けた時、あまりにも切ない究極の選択が待ち受けていた。デビュー作『池袋ウエストゲートパーク』の大ヒット、そして『娼年』、『スロー・グッドバイ』でさらなる注目をあつめる石田衣良が描く、やさしく切ないミステリー。


殺されて幽霊となった男が主人公なのだが、気がついたら死んでいて、最近2年間の記憶が欠如しているので、自分が何故殺されたのか判らない。自らの死の秘密を解くために行動するのだが……。

文章は申し分なく上手いのだが、なんか中身がスカスカだなぁ。幽霊も、やたらと俗物っぽくて霊らしくないし。死者なのに出来の悪い探偵ごっこみたいな事をする。恨みの波動が感じられないし、ちょっと落ちこぼれた幽霊みたいだ。

実行犯らしきヤクザも反吐が出るし、物語が進むにつれ、周囲の人間がことごとく殺害に関与しているので救いが無い。最後のサプライズも憂鬱でしか無いし、ご都合主義的なラストは滅入る。転生みたいになっているけど、じゃあその赤子に元々宿っていた魂はどうなるの?

人気作家だけど、乱筆で密度が薄くなるのは仕方無いのか。読者を美味しく惹き付けるだけの力量はあるけど、消費型作家に過ぎない気がする。


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■■■ぼくとひかりと園庭で

ぼくとひかりと園庭でぼくとひかりと園庭で
(2005/11/19)
石田 衣良

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6歳の女の子と男の子が出会う一夜の試練。恋の不思議と、避けられない世界の残酷さに、2人は…。著者が、いつか恋するこどもたちに贈る、初めてのジュヴナイル・ファンタジー。


石田衣良、初体験。しかし、かなり微妙……。というか、あんまり面白くない。たまたま選んだ本が悪かったのか、アマゾンでも評価が低い。なんだかいきなり萎えてしまったけど、他のは面白いのか!? 

幼き子供たちの時空を超えた三角関係! 超時空要塞マ●ロスにも劣るとも勝らないダイナミックな三角関係を描いた良作であるよ、うんうん。なんというか、子供っぽくない。本人たちが幼児だと勘違いしていて、実は大人だったりしたら面白かったかもしれないけど。童話として読むにも微妙でした。


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■■■Blue Ocean

BlueOcean

心を静めると、平安が広がり ゆっくりと時が流れ そして、静止します ささやかな幸せを積み重ねること、静けさのなかで安らぐことをおしえてくれる絵本。日本語英語併記。


「Blue Ocean」と「Blue Sky」二冊並んでたので図書館から借りてきたのだが……。なんだかヒーリング系書籍で肌に合わなかった。この手の本って、何の根拠も無く「あなたは大丈夫」とか「素晴らしい」とか「生きているだけで価値がある」とか「明日はもっと良い事が待っている」とか、いろいろと怪しい事ばかり書いているからなぁ。


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■■■ひとり旅は楽し(中公新書1742)

ひとり旅は楽し (中公新書)ひとり旅は楽し (中公新書)
(2004/04/25)
池内 紀

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ひとり旅が自由気ままと思うのは早計というもの。ハードな旅の「お伴」は、厳選された品々でなければならない。旅の名人はみな、独自のスタイルをもっている。山下清の下駄や寅さんの革トランクにしても、愛用するには立派なワケがあるのだ。疲れにくい歩き方や良い宿を見つけるコツから、温泉を楽しむ秘訣、さらには土産選びのヒントまで、達人ならではのノウハウが満載。こころの準備ができたら、さあ旅に出かけよう。


題名に魅せられて……。ひとり旅って本当に楽しいと思う。どこへ、どのタイミングで行くか、行かないか、その決定権が全て自分にあるが故に、金銭的、時間的制約さえクリアすれば、思う存分に旅を楽しむ事が出来るからだ。誰かと一緒だと、自分の意のままにはならないから、どうしても不満が出てくる。

著者はかなりの旅名人に思えるが、それを鼻にかけず軽いエッセイか紀行文のようになっているのも良い。それにしても、「旅」とは特権階級にのみ許された最高の娯楽のひとつである。普通の会社に勤めたなら、まず旅に出られるような休みなんて貰えませんから。というか、休みが存在しない会社も……。明らかに労働法違反だろうに、政府が結託しているとなると……。


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■■■GO

GO (角川文庫)GO (角川文庫)
(2007/06)
金城 一紀

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広い世界を見るんだ―。僕は“在日朝鮮人”から“在日韓国人”に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子高に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった―。感動の青春恋愛小説、待望の新装完全版登場!第123回直木賞受賞作。


第123回直木賞受賞作。

分類としては青春恋愛小説という事になっている様だ。しかし、主人公が在日であるために差別が絡んできて重い内容になっている。民族学校での洗脳教育、分断された祖国を反映した同じ民族同士での反目、そういう世界から飛び出したくて普通の高校を受験すると裏切り者扱いされてしまう。

高校でも日々挑戦者が現れ、相手を叩き潰す毎日。ある日、数少ない友人となった組長の息子が主催するパーティーで、1人の少女に出会う。次第に惹かれて行くのだが、自分が在日であるという事が重荷となって行く。

さすが、いきなり受賞してしまうだけあって上手い。ただの恋愛小説で貰っている人もいるのだから、このテーマを絡めての受賞は妥当だと思う。

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■■■ミウミウ

ミウミウミウミウ
(1998/07)
やまだ ないと

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やまだないとの短編集。しかもオールカラー。そして……、やはりエロい。描写はエロいんだけど、18禁エロ漫画的なエロさではなくて、アート的なエロさが素敵だ。独特の絵と世界観で、登場人物もなんだか可愛らしいし(見た目が可愛いという訳ではなく)。もちろん、エロさはあるが18禁では無い。


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■■■ちょこッとsister

全8巻完結。


ちょこッとSister 1 (1)ちょこッとSister 1 (1)
(2003/12/19)
雑破 業

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少年は妹が欲しかったのでサンタにお願いするのだが、母親が病気になり、その願いは叶わず。それから数年後、願いもすっかり忘れてしまい、大学生になった頃、いきなりサンタのお姉さんが現れて妹をプレゼント!

しかし、完璧に妹キャラとして徹しており、攻略対象となるのは花屋のお姉さんや従妹や管理人ばかり。兄と妹をメインに捉えた物語にすれば良いのに、せっかくの妹キャラはどんどん脇へと追いやられて行く。



ちょこッとSister 2 (2)ちょこッとSister 2 (2)
(2004/06/29)
雑破 業

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つばき荘には謎の人が多い。謎美女なお姉さんと、正体不明中年男は何か裏がある気がする。兄になった青年は花屋のお姉さんが好きなのだが、管理人さんは青年が好きという、さりげなくモテ期パターンである。プレゼントされた妹は血が繋がってなさそうなのだが、やはり一般誌なので攻略対象ではないのか……。



ちょこッとSister 3 (3)ちょこッとSister 3 (3)
(2004/12/20)
雑破 業

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新キャラ、華山田ゆりかお嬢様が登場する。金持ち、ツインテール、ちょっとツンデレな典型的パターンである。あまりタカビーな性格ではなく、ちょこのせいで、兄に下着姿を何度も見られてしまう可哀想な子。



ちょこッとSister 4 (4)ちょこッとSister 4 (4)
(2005/06/29)
雑破 業

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お兄ちゃん失恋編か!? 花屋お姉さんは元婚約者を追って街から姿を消し、兄は思わず妹を抱きしめる。かくして、ちょこは抱きつき魔と化す(笑)。お兄ちゃんにギュッとされたのが心地良くて、近所の男の子やお嬢様、管理人に抱きつき攻撃、GJです!

後半は、ねこにゃんダンスがちょこのマイブームとなるのだが、この踊りは気になる! アニメを見たら、どんなダンスなのかわかるのか?



ちょこッとSister 5 (5)ちょこッとSister 5 (5)
(2006/02/28)
雑破 業

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ベットが欲しくなったちょこは、廃工場らしき場所で、大きな猫のようなものを見つけてしまい、飼い始める。実際のところ、猫科かもしれないけれども、猫どころではない別の動物なのだが……。この「大きな黒猫」は、定番キャラにして欲しかった。アッサリと、物語の表舞台から退場してしまったのは残念。

後半は、ねこにゃんダンス担当のアイドルが逃げ出し、その絡みでアパートに住んでいる正体不明お姉さんの秘密がわかってしまった。金持ちだろうに、何で狭い部屋に住んでいるのだろうか。



ちょこッとSister 6 (6)ちょこッとSister 6 (6)
(2006/06/29)
雑破 業

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新キャラ登場。従妹が押しかけて来て、熱烈アタック。相変わらずモテ期である。一説によれば、どんな人生にでも一度はモテ期があると言われるが、どうだろうか? 多分、嘘だと思う。二人妹攻撃と、管理人さん含む三つ巴の戦いに!?



ちょこッとSister(7)ちょこッとSister(7)
(2006/11/29)
雑破 業

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従妹vs管理人さんの攻防で、やはり妹は妹でしかないのか。表紙がツインテールになっていて可愛い。しかし、これだとツインテールキャラなお嬢様が喰われてしまうのではないかと心配になる。作中では横ポニもあって、これも可愛い。勝手に横ポニなんて呼んでいるけど、正式名称は知らない。後ろではなく横方向に、片側だけポニーテール状態にする髪形、これ本当は何という名前?

この巻で、管理人さん一気に浮上。めぞん一刻の時代から、やはり管理人さんという立場は強い(笑)。



ちょこッとSister 8 (8) (ジェッツコミックス)ちょこッとSister 8 (8) (ジェッツコミックス)
(2007/04/27)
雑破 業

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お嬢様専属の、目つきの悪いメイドさんは何でも出来る万能キャラでいいなぁ。それはそうと、いよいよ最終巻。こういうのは大抵、衝撃の結末が待っているものだから、妹がどこか別の世界に帰ってしまったり、実は夢オチという反則技だったり、父がどこかでこさえた娘で本当に血が繋がっていたりと、サプライズが用意されているものだと思っていたのだが……。

最後までゆるゆるなままで終わっているじゃないか!!

結局、この妹はどこから来たの? サンタが他所の子を攫っていたとかではなくて、どこかで人工的に造られた感じがプンプン漂っていたのだが、謎のままで終わってしまった。




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■■■甘詰留太短編集 きっとすべてがうまくいく

甘詰留太短編集 きっとすべてがうまくいく (ジェッツコミックス)甘詰留太短編集 きっとすべてがうまくいく (ジェッツコミックス)
(2006/04/28)
甘詰 留太

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一応は一般向けという事になっているけど、やはり甘詰留太なので微妙にエロス。エロ交換日記をする同級生美少女とか、押しかけてきたエイリアン姫とか、いろいろ出てくるけど、やはり表題作の年の差カップルが良い。ハッピーエンドっぽいものばかりで、ある意味ファンタジーだけど。現実世界だと、「きっとすべてがうまくいかない」。


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■■■DADDY・バージン

DADDY・バージン ヤングキングコミックスDADDY・バージン ヤングキングコミックス
(2004/08/27)
克 亜樹

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通常の価格帯だが、カラーが多いので他作品と比べて原価高いだろうな。ちょっとSF風味な話が多い短編集だが、エロいです! 表題作は、父が再婚するはずだった女性の連れ子で、妹だか娘だかわからない中途半端な少女が、そのどちらでもなく第三の選択肢を求めていたという、男性視点全開でご都合主義設定。

他にも、過去に遡る人生を歩む男の物語や、好きな相手がヴァンパイアで不老体なのでNASAに雇われて冥王星まで行ってしまう話など、中途半端にSFっぽいのが多いが、全部エロス! やはり、エロいほうが売れるんでしょうかね?

昔と比べたら随分上手くなったとは思うが、女性のラインが微妙なので気になる。やはり、ささきむつみは超えられないか。


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■■■トランスフォーマー

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(2008/07/04)
シャイア・ラブーフミーガン・フォックス

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日本生まれのロボット玩具を、監督マイケル・ベイ&製作総指揮スティーブン・スピルバーグというハリウッドを代表するヒットメーカーが実写で映画化! 地球の危機を救ったのは、少年の勇気と、変形する愛車だった!!


他の星から来た金属生命体が自動車やトレーラーに擬態していて、可変モビルスーツなんて足元にも及ばないほど派手な変形をするのが笑える。これを玩具で忠実に再現するのは、人類テクノロジーでは不可能。

正義の側は一般車両なのだが、悪玉は戦車や攻撃ヘリや最新鋭戦闘機というのが単純明快。メガトロン様、かっこいい!!

元がオモチャだけに、ストーリーがお子様向けすぎるのは仕方がないだろう。


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■■■NEWSPARADE

NEWSPARADE (ZERO-SUM COMICS)NEWSPARADE (ZERO-SUM COMICS)
(2005/02/25)
久米田 夏緒

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幽霊出てくるし、臨死体験とか超常現象もあるし、怖い話かと思ったら違った。3編で構成されているけれども、それぞれが独立した話でありながら、別作品の登場人物と関わりを持っているところが良い。ネタばれしてしまうから、あまり詳しくは書けないけど。


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■■■エルマーと16ぴきのりゅう

エルマーと16ぴきのりゅうエルマーと16ぴきのりゅう
(1997/05/15)
ルース・スタイルス・ガネットルース・クリスマン・ガネット

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りゅうの子がそらいろ高原にあるわが家に帰ってみると、15匹の家族みんなが、人間たちのためにほら穴にとじこめられていました。りゅうの子はエルマーに助けをもとめにいきました。エルマーは、またまたすばらしいけいりゃくで、めでたくりゅうの家族を助け出しました。


エルマーと別れた竜の子供が家に帰ると、家族(竜15匹)が人間に捕まりそうになって、洞穴の中に隠れていた。竜の子供は家族を助けるために、エルマーに救援を求める。エルマー・シリーズの完結編。


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■■■エルマーとりゅう

エルマーとりゅうエルマーとりゅう
(1997/05/15)
ルース・スタイルス・ガネットルース・クリスマン・ガネット

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どうぶつ島からもどる途中エルマーとりゅうは、すごいあらしにあって小さな島におりました。その島はカナリヤたちの島で、王さまカナリヤのカン11世は知りたがり病にかかっていました。エルマーはみごと、王さまの病気をなおし、たくさんの宝物を手にいれました。


遥か昔に読んだっきりだから、もう内容すら忘れていたけど、1巻と2巻はそのまま繋がっていた。どうぶつ島で竜の子供を助けたエルマーは、そのまま竜に乗って家に帰ろうとするんだけど、嵐に遭って墜落してしまう。で、落ちたところはカナリア島だった。

カナリア島にはカナリアが住んでいて、そこの王様は知りたがりの病気で死にそうになっていた。他のカナリア達は王様が何を知りたがっているのか知りたがって……。それをエルマーが解決するお話。


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■■■エルマーのぼうけん

エルマーのぼうけんエルマーのぼうけん
(1997/05/15)
ルース・スタイルス・ガネットルース・クリスマン・ガネット

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ゆうかんな男の子エルマーは、としとったのらねこからどうぶつ島にとらえられているかわいそうなりゅうの子の話をききました。そこでエルマーは助けに出かけ、うまいけいりゃくでどうぶつたちの手から、ぶじりゅうをすくい出しました。


年老いた猫と仲良くなったエルマーが、どうぶつ島に囚われている竜の子供を助けに行く話。久しぶりに読んだけど、これは名作ですな。エルマーを食べようとする動物達との駆け引きが絶妙だ。


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■■■ワルキューレの冒険外伝―ふたりの女神

ワルキューレ

本の整理をしていたら、こんなのが出てきた(笑)。ポケモンのデザイナーが書いたワルキューレの二次創作同人誌っぽいマンガである。オリジナルそのものではなく、ちょっとヲタなマンガ部部長の女子中学生がいきなり異世界へ飛ばされてしまい、何故かワルキューレと間違えられてゾウナ退治に出かける羽目に。

内容的には大した事無いので、一読して古本屋に売り払おうと思ったら……。なんかこれ、オークション価格が定価より高いじゃないか。古本屋だと買い取り10円だし、流通価格と100倍も違うのはあまりにも馬鹿らしいので、そのまま所有する事に決めた。ネット売買やオークションは、キチガイなクレーマーが出るから、あまりやりたくないし。


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■■■アラブの格言(新潮新書011)

アラブの格言 (新潮新書)アラブの格言 (新潮新書)
(2003/05)
曽野 綾子

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神、戦争、運命、友情、家族、貧富、そしてサダム・フセインまで──。素早く、簡潔に、かつ深くアラブ世界を理解するには、彼らの世界の格言を知るに限る。「追う者と追われる者は、共に神の名を口にする」「一夜の無政府主義より数百年にわたる圧政の方がましだ」など、古来より伝承され数多ある中から530を厳選。そこに加えられた著者独自の視点、解説によって、鮮明に浮かび上がる「アラブの智恵」とは。


やはりアラブは、思考回路が異なると思う。異なるが、本来は別個の存在としてそれ自体を肯定し認識すれば良いものを、過度に異端視し自らが正しいと思い込んだ思想を強制しようとする人々が圧力をかけるから、中東問題のような世界の歪が顕になる訳だ。

イラクの現状にしても、「スーパーマン」が正義の思想を押し付けた結果、サダム・フセイン時代よりも混沌として危険な国家になってしまった。現に、米軍の死傷者は戦闘終結宣言以降のほうが多い。まずは、相手を知り、理解する事から始めなければ、西洋とイスラムの鬩ぎ合いは終わらない。アラブの格言からは、西洋とは違う彼らの思考回路が滲み出ている。


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■■■のだめカンタービレSelection CD Book

のだめカンタービレSelection CD BookのだめカンタービレSelection CD Book
(2005/08/10)
二ノ宮 知子

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KissKC『のだめカンタービレ』の中に登場するクラシック名作10曲を収録した、 セレクションCDとコミックス未収録イラストを含むミニイラスト集、描きおろしイラストの美麗ピンナップカードも付いた、のだめファンにはたまらないCDブックです。


別に「のだめ」ファンでも何でも無いのだが、企画に釣られて買ってしまった。クラシックなんて高尚な音楽には全く興味の欠片すら無かったのだが……。

最後の海老原大作だけはオリジナルで、この企画の為に作られたもの。普段聴かない音楽で、ちょっとハイソな気分に浸る事が出来る!? 「のだめ」を読まなければ、きっと生涯聴く事もなかっただろう名曲に乾杯っ!

収録されてるのは以下の曲

ベートーヴェン   ピアノ・ソナタ第8番《悲壮》より第2楽章
ラフマニノフ    交響曲 第7番より第1楽章
ガーシュウィン   《ラプソディ・イン・ブルー》より
ラフマニノフ    ピアノ協奏曲 第2番より第1楽章
リスト       メフィスト・ワルツ第1番《村の居酒屋での踊り》より
モーツァルト    オーボエ協奏曲より第1楽章
ドビュッシー    喜びの島
ラヴェル      亡き王女のためのパヴァーヌ
R.シュトラウス  交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》より
海老原大作     《ロンド・トッカータ》


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■■■天帝妖狐

天帝妖狐 (集英社文庫)天帝妖狐 (集英社文庫)
(2001/07)
乙一

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とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が…。表題作ほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BALL」を収録。ホラー界の大型新人・乙一待望の第二作品集。


幼い頃にコックリさんで呼び出した「早苗」と、死から逃れる為に取引をしてしまった夜木。身体が傷つく度に、その部分が人間ではない別のモノに変わり、人間の身体が「早苗」に奪われていく。正体を隠すために包帯だらけの異様な姿となった夜木と出会った杏子。なんだか不思議で、ちょっと悲しい物語。ところで、最後まで正体不明のままの「早苗」って、何者なんだ?


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■■■暗いところで待ち合わせ

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
(2002/04)
乙一

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視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。


視力を失った一人暮らしの女性と、家に侵入して隠れる、殺人犯として追われる男の話。単純だけど、それだけで面白そうな設定だ。女性は、他人の気配を感じるんだけど、怖いから気がつかない振りをしようと決める。そして……。


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■■■死にぞこないの青

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)
(2001/10)
乙一

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飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現われた。書き下ろし長編小説。著者は、78年福岡生まれ。今後の日本ホラー小説界の将来を担う書き手として注目を集めている。


担任のアホ教師から虐められるようになった少年の前に「死にぞこない」の男の子が現れるようになって……。この異様な「死にぞこない」は、他の人には見えない。恐ろしい事件が起こるのかと思ったら……。

うーん、話は読ませるのだけど、ホラーと言う程でもない。アホ教師を殺さずに終わるとこも、復讐願望を充足させてくれずに後味悪い。どうせなら、ホラーっぽい後味の悪さのほうが良かったな。

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■■■夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
(2000/05)
乙一

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九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。


これは凄い。内容的には結構上手い普通の小説レベルだけど、これを16歳で執筆しているのには驚く。他の大多数のプロは、若干16歳の若者に負けていると思う。内容的にも常人では決してやらないようなヒネリがあって……。

「私」という一人称で物語が進むのに、「私」本人は冒頭で殺されて死体になっている。本人死亡のまま、私の視点で物語が続行する。しかし、幽霊となっての視点ではなく、そのまま死体での一人称。もちろん、ゾンビとかでもなく、完璧に死んでいる。神視点から見た、死体による一人称での語りなんて、他の誰もやっていないのでは? 恐るべき16歳(当時)。


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■■■クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮
(2003/02)
貴志 祐介

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クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮
(1999/04)
貴志 祐介

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藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」


これ、ハードカバーも出ていたんだ……。まずハードで出して、暫くしたら文庫というのがパターンだが、最近は文庫からハードカバーに昇格というのが増えてきたな。それにしても、文庫の後でハードカバーを出して売れるのだろうか? 有川浩の「塩の街」みたいに変更点も無さそうだし、完全にコレクター・アイテムですな。

今までこれが初期作品だと思っていたのだが、『十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA』が最初だった。貴志作品の中ではちょっと文章が微妙なので、最初に書かれたのかと思ったのだが……。

火星の迷宮と呼ばれる場所へ送り込まれてしまった男が、生き残るために戦うゲーム感覚ノベル。読者に選択肢が存在しないゲームブックを読んでいる気分だ。この斬新さがウケたのだろう。異様に評価が高い。二度は使えない技だ。貴志がやってしまったから、この後に誰がやっても二番煎じとしか思われない。ゲーム世代はこういうの好きだろうな。


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