少年メイド

少年メイド 1 (B’s LOG Comics)少年メイド 1 (B’s LOG Comics)
(2008/12/01)
乙 橘

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ハイパーメイド「少年」登場!  母と二人暮らしだった千尋は、掃除・洗濯・炊事を超完璧こなす元気いっぱいの小学生。「働かざるもの食うべからず!」という信条のもと今日も、お金持ちだけどダメダメ家主の鷹取円をビシバシ叱り、「メイド」仕事に精を出す!? 「一家に一人欲しい」と話題をさらった大好評連載、ついに単行本刊行スタート!!


メイドだけど少年か。いかにも腐女子が悦びそうな内容だな(笑)。しかし、別に女装している訳ではない。確かにヒラヒラフリフリな格好はしているけれども、表紙を見たら分かるように、一応は短パンをはいているからね。

貧乏な母子家庭から、母が過労死して天涯孤独の身になったと思いきや、実は超大金持ちの家系だったという、よくある展開。しかし、母を助けてくれなかった叔父に反発した少年は、ただでは世話になるまいと、家事をこなす事に。

ちなみに叔父さんは、ただの金持ちニートかと思いきや、ちゃんと衣装デザイナーという仕事を持っていた。だから主人公が、こんなフリフリの格好をさせられている訳だが。
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架空の球を追う

架空の球を追う架空の球を追う
(2009/01)
森 絵都

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やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…人生の機微をユーモラスに描きだすとっておきの11篇。


だから何? と言いたくなるようなどうでも良い話は比較的少ないものの、一冊で11篇も入っているので、それぞれの分量が少なすぎて物足りない。ちなみに、表題作は少年野球のコーチが架空の球を追わせようとするが、欽ちゃん走りになってしまうという、どうでも良い話だった。とりあえず表題作はイマイチ。

「銀座か、あるいは新宿か」は、不快感を覚えるのだが、とりあえず印象には残った。三十路後半女性が銀座に集まって飲むのだが、銀座か新宿かでグダグダと文句を言い合う話である。銀座を選んでおいて、料理や値段に文句をつけているけど「はあ? あんたって馬鹿ぁ?」と、某アスカさんに罵倒されて然るべき人々である。

銀座は土地が高いのだから、テナント料も高く、料理の値段が高いのは当たり前。安くて美味いものが喰いたければ、他の所へ行けと小一時間……。しかも、店の中で文句垂れているのが最低である。店にだけでなく、他の客にも失礼である。最近、こういうレベルの低いオバタリアンって多いけどね。

洋梨形の男

洋梨形の男 (奇想コレクション)洋梨形の男 (奇想コレクション)
(2009/09/15)
ジョージ・R・R・マーティン

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都会に潜む“洋梨形の男”の恐怖を描いた傑作ホラーの表題作をはじめ、身勝手な男が痩身願望の果てに“猿”に取り憑かれる「モンキー療法」、変わり果てた昔の友とのおぞましい再会譚「思い出のメロディー」、ひとりの作家の内面に巣くう暗黒をあぶり出す「子供たちの肖像」、酒場のホラ話ファンタジー「終業時間」、チェスの遺恨を晴らそうと企む男のSF復讐劇「成立しないヴァリエーション」の全6篇を収録。ネビュラ賞・ローカス賞・ブラム・ストーカー賞受賞。


奇想コレクションは、表紙で結構釣られてしまう。奇想だけあって、ファンタジーなのかホラーなのかSFなのか分らない作品が混在しており、オチも見えずにどう楽しめば良いのか分らないものが多い。しかし、ジョージ・R・R・マーティンに関しては、きちんと理解出来るオチが用意されていたので、奇想コレクションの中ではかなり良かった。

それにしても、ブラック成分が濃くて、主人公が酷い目に遭う話が多い。最初の「モンキー療法」から、猿に取りつかれて痩せて行く話だし。こんな強制ダイエットは地獄だろうなぁ。

「思い出のメロディー」は、メロディー=曲ではなくて人名だった。大学時代に四人で暮らした男女だが、時を経てメロディーだけが人生から落ちこぼれ、他の三人の疫病神と化してしまう。最後まで身勝手なメロディーの呪いにはウンザリしそうだ。

「子供たちの肖像」は、家を出て行った娘から、自分が書いた小説の登場人物を描いた肖像画が次々と送られて来て、毎晩怪異が起こるというもの。最後の最後で意表をつく幕切れ。

「終業時間」は、とっても馬鹿らしい理由で世界が終わってしまう話だが、自動車に詳しくないと、いまいち楽しめないかもしれない。

表題作の「洋梨形の男」が、一番ブラックで救いが無いなぁ。洋梨形の男に関わってしまった女の悲惨な結末。何も悪い事をしていないのに、これはちょっと酷すぎる。

「成立しないヴァリエーション」は、学生時代にチェスをやっていた四人のうち、一人だけが大成功している話。運命の廻り合わせで一人だけ成功したのではなく、彼の成功には、ある理由があった。そして、残り三人が人生の敗者となってしまったのも……。

サンドキングズ

サンドキングズ (ハヤカワ文庫SF)サンドキングズ (ハヤカワ文庫SF)
(2005/10)
ジョージ・R.R. マーティン

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こいつは奇妙だ!風変わりな異星生物を飼うのが趣味のサイモン・クレスが見つけた新たなペット、それがサンドキングズだった。指の爪ほどの大きさで、6本の手足と、3対の小さな眼。集合意識により一団となって城砦を築き、さらには城砦同士で戦争をするほどの知能がある。しかも飼い主を神として崇拝するというのだが…ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の表題作の他、壮大な宇宙史を背景に描きだされた魅惑の6篇を収録。


マーティン初挑戦。七王国の玉座ではなく、あえてこれを選んでみる。表題作が気になったし。7作品入っているが、よくわからない話も多い。

「龍と十字架の話」
キリスト教の教義を巡って、異端派を排斥する話。その惑星に広まっている教義では、何故かユダが英雄で龍王となっているのだ。オールド・アースにおける歴史も書き換えられている。宗教って、遥かな未来世界でも現在と同じように、くだらない事を繰りかえしていそうで嫌だなぁ。まあ、現状から行けば、宇宙に宗教が持ち出されても、多数派となるのはキリストじゃなくてイスラムな気がしますけど。

「ビターブルーム」
ヴァンパイアがいる冬の世界で魔術師と過ごす話は、一見ファンタジーだけど、最後の最後でSFになる。魔術師の正体はソレでしたか。これは、文明圏外で遭難してしまった人々の末裔が住む世界なのだろうか?

「<蛆の館>にて」
蛆の化け物みたいな二種族が地下世界で戦っている話。これが一番訳わからない。描写も気持ち悪い。上の方へと追いやられているヤラ=ガ=ヘイと、下から上がってきたグロウン。第三の種族を自称する“肉はこび”。遥かな過去に蜘蛛や蛆を作った伝説のチェンジマスター。グロウンの世界よりもさらに下で増殖する巨大なタイショクチュウ。これは食事中に読んだら駄目ですな。

「ファスト・フレンド」
光速で飛ぶ<点滅体>、その<点滅体>を捕食する<暗黒体>。即ち、<暗黒体>は光速よりも早く飛ぶのである。<暗黒体>は人間と融合する事が出来る。融合に成功した人間は肉体的、技術的な制約から解放され、自在の星々の海を渡る事が出来るのである。但し、シンクロに失敗した場合は消滅して死んでしまうのだが。恋人と共に志願し、適格者として選ばれた男。恋人は融合に成功して宇宙の彼方へ飛んで行くのだが、男は自分の順番がまわってくる直前で、融合に失敗し破裂した女性を見て逃げ出してしまう。

「ストーン・シティ」
謎の古代遺跡がある、人類がほとんど訪れない惑星に、事実上軟禁されてしまった男が、異星人から盗みを繰り返しつつひたすら人類の宇宙船を待ち続ける話。人類文明圏を遠く離れて身動き取れなくなるのは辛そうだ。最後は異星人を殺害してしまい、誰も戻って来ない、遺跡の地下へと逃げていく。

「スターレディ」
女性が悪漢と戦う話も、いまいち掴めなかった。一人二役以上の話のようだが、誰が誰でどうなったのか、読み返してもよくわからない……。多重人格? 多重体?

「サンドキングズ」
表題作となったこれが、一番面白かった。他のと比べて単純明快で良い。知性を持ち、飼い主を神として崇拝する昆虫型の異星生物。女王みたいなやつが行動体を増殖させて砂の城を築いていく。各女王から増えた行動体は色分けされており、戦争をするのだ。ショップで買った際に、餌は十分にあげるようにと言われていたのにも関らず、戦争がみたいという理由でサンドキングズを飢えさせた男は……。

HEAVEN’S WILL

HEAVEN’S WILL (ちゅちゅコミックス)HEAVEN’S WILL (ちゅちゅコミックス)
(2006/09/01)
高宮 智

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お化けや幽霊などの“鬼”と呼ばれる不思議なモノが視える美葛(みくず)。ある日、鬼に追われていた美葛は2人の少年に出会う。怖がりな美葛を鬼から守ってくれる、お祓い師の世登(せと)。そして、世登に飼われている吸血鬼の篝(かがり)。美葛は鬼が視える能力を買われ、2人と一緒にお祓いの仕事をすることになり…!?


百合っぽい表紙だけど、左の金髪な方は男である。普通の人には視えない何かが見えてしまう美葛。ある日、人形みたいな顔をした芦屋世登という、女の子にしか見えない少年と出会うのだが、何故かいつも女の子の姿。女の子になりたがっているので、一見、ただの性同一性障害に思えるが、これには深い理由があって……。

この世のものではない異形を祓う能力を持ち、吸血鬼をペットにしている女装少年と、視る能力を持った美葛の物語。

イナフ

イナフ コレクターズ・エディション [DVD]イナフ コレクターズ・エディション [DVD]
(2009/08/05)
ジェニファー・ロペスジュリエット・ルイス

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ダイナーのウェイトレスが、エリート男性と玉の輿結婚。ひとり娘にも恵まれ、一見幸せに見えたが、夫は妻を強く束縛し始め、暴力も持さないほどになってゆく。身の危険を感じた妻は、娘とともに夫から逃げようとするが、彼女の動向を夫はすべて握っていた。ジェニファー・ロペス主演のサスペンスミステリーの見どころは後半の展開。


衝撃の結末! とは聞かされていたけど、なんだか後味の悪い終わり方。DV物なのだが、どうしてこういう男に惚れてしまうかね。

身近でも一人いたけど、いつもボコボコにされて顔に青タンできてるの。マンガではよくみるけど、まさか現実世界でそんなマンガタッチな顔をみようとは。走行中の車から落とされて死にそうになった事もあるらしい。

もちろん、暴力を振るう男が一番いけないのは確かだが、その猛獣と同じ檻に自ら入っている時点で、責任の一端は女にもあると思う。そんな事を言うと、当事者からクレームが来るかもしれないが、本当に「いい人」で無害な男が一人身で黄昏ているのを見ると、なんでこいつに行かずに、そんな猛獣に走ってしまうのかね! とツッコミもいれたくなるのである。

女が惹かれる男の法則その1
『無害ないい人より危険なDV男』

映画としては、別に可も不可もなし。あの結末か、自分が殺されるかの二者択一なのだろうけど、どちらにしても真の被害者は子供だろう。


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CASSHERN

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(2004/10/23)
伊勢谷友介麻生久美子

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そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和国の遺伝子工学の権威・東博士(寺尾總)は人体のスペアパーツを可能とする新造人間の開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライ(唐沢寿明)は人類に宣戦布告。博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子・鉄也(伊勢谷友介)を新造人間としてよみがえらせた…。


子供騙しかと思ったら、特撮全開で斜め上方向に面白い。アンドロ軍団のツメロボットや火炎ロボットがザッザッて行進するシーンなんて、大昔のアニメの雰囲気が出てて、それでいて特撮バリバリなのが良いと思う。それにしても、かなりストーリーが変わってしまっている。ブライキングボスが悪者っぽくないし。むしろ、人間のほうが邪悪な存在だ。

ブライキングボスといえば、唐沢くんがボスなのには笑った。ブライキングボスの邪悪なイメージ潰れまくりだ。仲間を虐殺され、生き残った4人だけで廃墟と化した古城(設定ではモスクワあたりらしい)に辿り着き、ロボ軍団を使って人類に宣戦布告する。

残念だったのは、ボスの部下が例の掛け声やってくれなかった事。ほら、確かアニメ版では「ヤルッツェ・ブラッケン」? とか言ってたでしょ!? あとは、フレンダーがただの犬だったのも……。何でちゃんと変形して空を飛ばないんだ!?


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アナライズ・ミー

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(2004/07/23)
ロバート・デ・ニーロビリー・クリスタル

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ニューヨークで絶大な権力を誇るマフィアのボス、ポールが、ストレスからくる「パニック症候群」と診断された。そこで人目を忍び、精神分析医ベンの元に通う。だがファミリーは、秘密を知ったベンを殺そうとする…。


もう少し面白い作品かと思ったら、かなり期待外れの出来栄えだった。ストーリーも演技も、ちっとも面白く無いし、見ていて苦痛。

コメディな割には笑えないし、デ・ニーロだけがウリではどうしようもない。ちょっと精神的にイカれてきたマフィアの大ボスが精神科医にかかり、巻き込まれてしまった精神科医が苦労するお話。正直、本当につまらない。これでは単なるロバート・デ・ニーロのプロモである。


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ブラック・ナイト

ブラック・ナイト [DVD]ブラック・ナイト [DVD]
(2004/05/28)
マーティン・ローレンスマーシャ・トマソン

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『ブラック・ナイト』でマーティン・ローレンスが演じる遊園地の従業員は、不思議なことに中世にタイムスリップし、追放されていた女王を王座に復活させる(その間に貴重な経験をつむ)。脚本には論理性も独創性もないものの、すぐれたコメディアンであり(必ずしも名優とはいえないにせよ)人をひきつける魅力のある役者ローレンスはのびのびとごきげんに演じていて、とても陽気に見える。彼がスライ・アンド・ファミリー・ストーンの曲を中世の楽団に教えるという愉快なシーンを観ていると、低俗だと分かっていても満足してしまうように、もっとまともな脚本でもローレンスはきっと何かしでかしてくれるに違いないのだ。


また、おバカな作品に巡り合ってしまった。遊園地の従業員が、何故か昔のイングランドにタイムスリップしてしまうという、ありがちかつ陳腐な内容。そのおバカっぷりもエディ系のノリで、なんだかあんまり笑えない。ちっともかっこよくないし、一体これはどう評価すれば良いのやら。


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弟切草

弟切草 特別編 インタラクティブエディション [DVD]弟切草 特別編 インタラクティブエディション [DVD]
(2001/07/21)
奥菜恵斉藤陽一郎

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ゲーム会社でアルバイトしていた奈美(奥菜恵)は、ある日突然自分には本当の父親がいて、その父が亡くなったので遺産を受け取るよう、弁護士から告げられる。自分のルーツを知るために、かつて恋人でもあったゲーム会社の社長・公平(斉藤陽一郎)と共に亡父の屋敷へ向かう奈美。しかし、弟切草に覆われたその洋館に入り込んだふたりは、何者かの罠によってそこから出られなくなり、やがて恐怖の体験をすることに…。


これも、全くの期待はずれに終わった作品。怖くもないし、面白くもなくて、映像美もない。何よりラストの腰砕けなオチが酷すぎる。ゲームはすごく面白い(怖い?)らしいんだけど……。うーん、これはもう奥菜恵のプロモとして観るしかないだろう。奥菜恵が好きな人以外は、特に見るべきところもない。


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RED SHADOW 赤影

RED SHADOW 赤影 [DVD]RED SHADOW 赤影 [DVD]
(2002/04/21)
安藤政信奥菜恵

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戦乱の世を背景に影一族と根来忍者の壮絶なバトルを描く忍者ムービー。1967~68年にコミック、TV化で一大ブームとなった『仮面の忍者 赤影』をベースに、全く新しい忍者アクションと最先端の映像表現で映画化。豪華で多彩なキャストが出演。


赤影のリメイク映画かと期待して観たものの、どうしようもないくらいの駄作で失望した。白影が出てこないし、青影もいない。当然、白影の凧も無く、鼻に手をあてて「だいじょーぶ」とやるシーンも無し。

内容的にもすごくバカっぽい。どこがバカっぽいかというと……。全部だよ、全部!最初から最後まで全てにおいて!! なんかね、あまりにも駄作なので書く気にもなれない。本物の赤影を知る人が観るべき作品ではない。


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ぼくの複線人生

ぼくの複線人生ぼくの複線人生
(2007/03)
福原 義春

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資生堂名誉会長・福原義春氏の自伝的回想。創業者の孫に生まれ、無意識のうちに創業者の理念を受け継いだ幼少時から大学生、一社員そして経営者の各時代、著者は何を考え、どのように生きてきたのか。社会の中で企業は、人はどうあるべきなのか。仕事も趣味も無我夢中で打ち込んで来た「複線人生」から学んだことを伝える、エスプリ溢れる次世代へのメッセージ。


創業者の孫だけど、資生堂は同族企業として固められている訳でもないようだ。同族では馬鹿息子みたいなやつが何も知らない節穴のままで馬鹿殿と化し、会社をめちゃくちゃにする事が多々あるが、この人は着実に実績を上げて経営者まで辿り着いている。困難な状況下でも粘り強く事に当たる姿勢は素晴らしい。

しかし、やはりエリートの生まれ。スタート地点が圧倒的に高い場所にあるので、一般人がそのまま参考にするのは、多少無理がある。さして逆境も無い、順風満帆な王道を歩める、選ばれし者の人生が羨ましい。

個人の努力とは関係の無い次元で、この不浄世界における主役人生、脇役人生が割り当てられているんだよなぁ……。複線人生とか、ちょっとズルい気がする。私の人生なんて、単線仕様の下り坂を、ブレーキが吹っ飛んだまま、暗黒の重力井戸めがけて永久落下している気がするよ(涙)。


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渋谷怪談2

渋谷怪談2 デラックス版 [DVD]渋谷怪談2 デラックス版 [DVD]
(2004/06/25)
堀北真希原史奈

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あるコインロッカーの死の呪いの恐怖を描くホラームービーの続編。女子高生の綾乃は、廃人状態にあるかつての家庭教師・リエカから、あるコインロッカーの鍵を渡される。その頃、巷では渋谷にある“恋を成就させるロッカー”の存在が噂になっていた。


これは続編というより、マトリックス後半2作みたいに、そのまま続いている。なので、連続して一気に観たほうが良いと思う。話が長くなるのと、主役が交代するから1と2に分割しているような感じだ。

それにしても、またしても登場人物全滅寸前とは(笑)。1の主人公が……、なのもB級ホラー的な展開だなぁ。随所に鏤められた都市伝説が隠し味的に効いている。これは、気にしながら観ると面白さがUPするかもしれない。

幽霊役のさっちゃんが、意外に可愛かったので驚いた。勿論、本編はお化けメイクだから怖いけど、特典部分で、お化けじゃない状態のさっちゃんを見る事が出来る。


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渋谷怪談

渋谷怪談 デラックス版 [DVD]渋谷怪談 デラックス版 [DVD]
(2004/06/25)
水川あさみ柏原収史

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水川あさみや森下千里ら期待の若手が共演したホラームービー。あるコインロッカーにまつわる呪いから若者たちが死の恐怖に晒される。女子大生・リエカらと一緒にキャンプに行った少年の変死。原因を調べるリエカらは、あるコインロッカーに辿り着く。


怖くて街中のロッカーが使えなくなりました!
ウソですけど。

登場人物全滅に近いストーリー展開がどうも好きになれない。監督は人の永遠の離別、儚さ等を表現したかったらしいけど、私には、重要人物がその必然性も無く死ぬホラーはB級としか評価出来ませぬ。『呪怨』ほど酷くないかので、それなりに楽しめるけど。

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ウーマン・オン・トップ

ウーマン・オン・トップ [DVD]ウーマン・オン・トップ [DVD]
(2004/05/28)
ペネロペ・クルスムリロ・ベニチオ

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料理の得意なイザベルは、一流の料理人になるが、夫の浮気をきっかけにサンフランシスコへ。そこで料理学校の先生をやったことがきっかけになり、テレビの料理番組を任され、みるみる人気者になっていくイザベルだが…。
ペネロペ・クルスのセクシーでキュートな魅力が満載! 料理をしただけで、男たちの妄想をかきたてるペネロペ。その男殺しのキラーアイ(!)に注目。とにかく徹底的にペネロペ・クルスをかわいく美しく見せることにこだわった映画で、サンフランシスコのロケーション、ヒロインのファッションなどヴィジュアルもヒロインをもり立てている。またペネロペ自身も愛嬌を振りまいて、ラブコメを嬉々として演じている。(斎藤 香)


夫の浮気が原因で家を出た女のくだらない物語だけど、可愛らしい映画である。どことなく、アメリ的な雰囲気のある、ほのぼのとした感じ。内容としてはどうって事ないのだが、こういうのは好きだな。アメリには及ばないかもしれないけど……。

内容はたいしたこと無いのだが、雰囲気がいいのでおすすめ。料理したくなってくる映画。


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ミニミニ大作戦

ミニミニ大作戦 [DVD]ミニミニ大作戦 [DVD]
(2005/11/16)
マーク・ウォールバーグシャーリーズ・セロン

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ベニスで50億円の金塊を奪ったチャーリーら5人の仲間たち。だが仲間の1人だったスティーブの裏切りで金塊は彼が1人占め。伝説の金庫破りのジョンはスティーブに殺されてしまう。そこでチャーリーと残った仲間たちはミニ・クーパーを駆使したアッと驚く作戦で金塊の再強奪を狙う!
1969年に作られた同名泥棒映画のリメイクだが、69年版よりドラマに趣を置いたのがポイント。プロフェッショナルならではのスタイリッシュな仕事ぶりと、“復しゅう”をキーワードにした胸の空くような展開、友情や父娘関係といったドラマが伏線として張り巡らされ、小気味良さをかもし出す。さらに地下鉄や下水道を縦横無尽にカッ飛ばすミニ・クーパーの走りっぷりに胸がスカッ! まさに傑作の太鼓判を押すにふさわしい1本だ。(横森 文)


裏切り者の元仲間から金を取り戻す話なのだけど、その鮮やかな手法が見物。プロの業を駆使して緻密に計画された金塊奪還に使われるのは、ミニ! ミニ・クーパーを駆使して駆け抜けるシーンは爽快。

これ、絶対に名前で損してると思う。なんか、ミニミニ大作戦って名前が駄作っぽい。その、ちょっとダメっぽい題名からは想像もつかないほど面白かった。

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図書準備室

図書準備室図書準備室
(2007/01/30)
田中 慎弥

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「あのう、すみません。すみませんていうのは働かないとかやりたいことがないとかっていうことについてじゃなくて、いま私がこうやって喋らせてもらってることに関してで。…ええとつまり、働く気はないけど喋る気はあるっていうことです」父を早く亡くし、母に酒をのませてもらい金を無心して生きている私。祖父の三回忌で伯母に「そろそろ働いたら?」と問われ、明かされはじめた過去。中学教師に秘められた戦争中の出来事とは―。圧倒的な筆力で現代を照らしだす新鋭の誕生。新潮新人賞受賞作「冷たい水の羊」併録。


第136回芥川賞候補作。
第37回新潮新人賞受賞作「冷たい水の羊」併録。

うーん。なんか、この回の芥川賞はハズレばかりですな。これも、三十路すぎて一度も働いた事の無い駄目男が、フラフラしている理由を、延々と70ページ近くにも亘って独白する糞ツマラナイ話だったし。そして、その独白の内容がまた、戦時中にある事件を起こした教師を、自分が挨拶したくない、それを咎められたくないから逆に攻撃して、その当時の内容が語られるという、全く食指が動かない話。ようやく独白が終わったかと思ったら、すぐさまエンディング。筆力はあるんだけど、ツマラナイよこれ。

もう一編の「冷たい水の羊」も、自殺しようとして死に切れない、気になる娘を襲って殺して、そのあと自殺しようとしながら何も出来ずに悶々としている、いじめられっ子の物語で、読んでいて憂鬱になる。どうせ死ぬなら、いじめている側を殺してから死ねば良いのにな。


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サイン

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(2006/01/25)
メル・ギブソンホアキン・フェニックス

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M・ナイト・シャマラン監督の長編第3作。元牧師のグラハム(メル・ギブソン)は、半年前に妻を不幸な事故で亡くしてから一切の信仰を捨てた。今は幼い子ども2人と、マイナーリーグのスター選手だった弟メリル(ホアキン・フェニックス)と暮らしている。ある日、彼のトウモロコシ畑にミステリーサークルが出現したことをきっかけに、不可解な出来事が次々に起こりはじめる。やがて、恐ろしい事件を経て、全ての“サイン(兆候)”の意味が明らかに…。


未だかつてこれを超える宇宙人侵略物を観た事が無い。
この映画、とてつもなくクソくだらない超駄作だった。Orz

予告編のミステリーサークルとか見て、非常に面白そうだったのに、まさかこれほどの駄作だとは夢にも思わなかった。見る価値無し。

エイリアンが侵略して来るんだけど、その様子はテレビでなんとなくしか伝わってこない。そのうち家の中にも侵入して来るのだけど、敵の攻撃方法が、指の先から毒ガスを出すという、世界征服を目論むショッカーやデストロンすら用いないであろうショボい技!!

なんてアホっぽい攻撃方法なのだろうか。いくらなんでも、指先から毒ガス攻撃するエイリアンよりも、武装した人間のほうが強いだろう。エイリアンシップがATフィールド展開して、ミサイル攻撃が通用しないとかなら話はわかるけど、指先から毒ガスって……。

観たらきっと後悔する。感想は「うんこ」とでも言っておこう。
この映画を見るのは、時間の無駄というより、もはや人生の無駄使いである。


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リベリオン -反逆者-

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(2003/10/24)
クリスチャン・ベールエミリー・ワトソン

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第三次世界大戦後、生き残った人間たちは人類の滅亡を防ぐために、感情を徹底的に抑制した世界を構築。本や美術品、音楽など感情を揺さぶる物は一切禁止、さらに感情を抑える薬の使用を義務づける。それでも出てくる反乱者は、“ガン=カタ”と呼ばれる戦闘術を習得した“クラリック”によって始末されていた。だがクラリックのプレストンは、ある女性との出会いから感情に目覚め、自分の任務や社会に対して疑問を抱き始める。


なんじゃこれは……。人間の感情が抑制された世界で、クラリックと呼ばれるやつらが、ガン=カタとかいう妙な格闘技? で人間らしく生きる異分子を排除するのだけど……。

世界設定も、その妙な技も、すごくアホっぽい。うーん、不思議な映画だけど、あんまり面白くなかった(汗)。駄作とまでは行かないかもしれないけど、おすすめは出来ない。


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座頭市

座頭市 <北野武監督作品> [DVD]座頭市 <北野武監督作品> [DVD]
(2004/03/11)
ビートたけし浅野忠信

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勝新太郎主演で知られる名作時代劇に、世界に冠する北野武監督が挑んだ話題作。今回、北野武=ビートたけしが演じる盲目のあんま、座頭市は、なんと金髪。しかも仕込み杖は朱塗りというところがしゃれている。内容の方は、凄腕の人斬り服部源之助(浅野忠信)とおしの(夏川結衣)夫婦や、遊び人の新吉(ガダルカナルタカ)、そして美しい旅芸人姉妹などと市が出会い絡み合っていくというもので、注目の期待の殺陣シーンは十分合格点だが、特に浅野忠信の殺陣が実にお見事であった。
総体的に、勝新太郎版をさほど彷彿させず、むしろコントもあれば歌も踊りもあるといった往年の娯楽時代劇を多分に意識した作りになっているのが成功のポイントだが、結果として時代劇と呼ぶよりも、むしろソード・アクション・エンタテインメントとでもいった雰囲気を醸し出しているのが、今の時代ならではというべきか。


ビートたけしは天才だ。本職として監督に専念している人達が作るモノより、よほど面白い。

しかし、この映画を時代劇だと思って見るとちょっと違和感があるかもしれない。座頭市が金髪だし、至るところ気になる部分が(笑)。まともな時代劇観たい人は、勝新とかのやつを観たほうが良いかも。時代考証がどうとか関係無く、とにかく面白いのを観たいと思う人に、お勧め。 
 
テンポもよく、敵がスパスパ斬られていくのは、従来の時代劇では見られないシーン。ラストのタップダンスにもビックリした。時代劇でタップダンスなんて、普通の監督では出てこない発想だと思う。

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ファインディング・ニモ

ファインディング・ニモ [DVD]ファインディング・ニモ [DVD]
(2007/06/20)
アンドリュー・スタントンアルバート・ブルックス

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楽しい海の世界が繰り広げられるピクサー製作の冒険アニメーション『ファインディング・ニモ』。心配症のカクレクマノミ、マーリン(声:アルバート・ブルックス)の息子ニモがダイバーに捕まってしまった。息子を探しに、大海―きめ細かい描写に脱帽―へと旅立つマーリン。旅の途中で忘れっぽいナンヨウハギのドリー(エレン・デジェネレス)に出会い、助けられたり、足を引っ張られたり、その両方だったり。サメ、深海に潜むアンコウ、毒クラゲの大群、ウミガメ、ペリカン、といったたくさんの海の生き物たちと出会い、絶叫マシンに乗っているかのようなスリル満点の―テーマパークのアトラクションよろしく10分とたたないうちに次のハラハラがやってくる、そんな珍道中を経てマーリンは心配症を克服していく。ピクサーはこれまでも一連の作品(『トイ・ストーリー』、『バグズ・ライフ』、『トイストーリ−2』、『モンスター・インク』)でその芸術性をいかんなく発揮し、興業収入でも文句なしの大成功を収めている。声の出演は他にウィレム・デフォー、ジェフリー・ラッシュ、アリソン・ジャニーら。(Bret Fetzer, Amazon.com)


これ、ニモが主役だと思っていたら、人間にさらわれたニモを探しに行くお父さんが主役だったのか。なんだか、パパに主役の座を奪われたバカ●ンみたいだな。

人間に捕獲された息子を探して旅に出るカクレクマノミの物語だけど、途中でサメに食べられそうになったり、クラゲに刺されたりと波乱万丈の展開に。基本的にお子様向けのお話なのだが、完成度が高く、大人でも楽しめる。トイ・ストーリー系の映画が好きなら文句無しでお勧め。


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バトルフィールド・アース

バトルフィールド・アース [DVD]バトルフィールド・アース [DVD]
(2001/07/25)
ジョン・トラボルタフォレスト・ウィテカー

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西暦3000年、異星人サイクロ人の侵略により、地球文明は壊滅。やがて、全宇宙の支配をもくろむサイクロ人と、生き残って奴隷にされ、石器時代同然の生活を強いられている人間たちとの闘いが始まる。20世紀を代表するとまでいわれているL・ロン・ハバードの大河原作にほれこんだジョン・トラボルタが、自ら製作総指揮と出演を兼ねて完成させたSF超大作。実はお互い同じ新興宗教に入信していることが、そもそもの製作のきっかけだったとも言われている。


真面目に作っているのだと思うし、映像もきれいなのだけども、この作品の存在自体がすでにギャグとしか思えないおバカっぷり。あまりにもおバカすぎて、突っ込みどころ満載だ。素晴らしい! でも、絶対にお勧め出来ない。一緒に見た方は、どうしようもないクソ映画だと酷評していたし。うむっ、おそらくはその感性のほうが正しい。きっと、普通の感性人が見たらクソ映画だ。
 
地球人はサイクロ人の侵攻に敗れ去り、文明をも失って絶滅寸前。サイクロ人に捕まると奴隷にされてしまうから、何故か放射能汚染地帯まで逃げて、原始人に毛が生えた程度の生活をしている。放射能で被爆するからサイクロ人は追いかけてこないみたいだが、それだと地球人も被爆してヤバいだろう。もしかして、ガミラス人並みに、放射能の中で生きられる生命体へと進化したとか?

このサイクロ人の地球侵略作戦に対して、地球人の抵抗勢力は、僅か9分で壊滅したらしい。9分ですよ、9分!! インディペンデンスディよりも抵抗する時間が短いではないか。このトンデモ設定にも笑ってしまう。

サイクロ人地球駐留部隊の長官が、ジョン・トラボルタ。おいトラボルタ、そんなおバカな役までやるのか!? ああっ、トラボルタ、お前もか……。これで、要注意役者リストに、ヴァンダムやデカプリオと並んで、トラボルタも加えるハメに。ちなみに要注意役者リストとは、こいつが出ていたらクソ映画率高く危険という人物をチェックした、私の脳内リストである。

で、このトラボルタ扮するサイクロ人の長官は地球が嫌いで、はやく本国に帰りたいのだけれども、上司のイヤガラセで辺境惑星から離れられずに欲求不満状態。地球の資源をネコババしようと、地球人に賢くなる怪光線を浴びせて、金を採掘させようとするのである。便利だな、その怪光線。浴びてみたいよ。
 
賢くなった地球人がリーダーとなり、反乱計画をたてるのだが、この文明桁違いのサイクロ人に、拙い地球人がどうやって対抗するのかといえば……。

サイクロ人は地球の空気で生きられないから、ドーム状の人口都市を造り、その閉鎖空間の中で生きている。サイクロ人の空気は、核エネルギーに反応して大爆発を起こすらしい。すごいぞ、インディペンデンス・デイもビックリのご都合主義的展開だ。そこで地球人文明の遺物、核兵器の登場となるのだが……。

なんと!! サイクロ本星へ物質を転送する機械を使って、敵本拠地を大爆発させてしまう!! あまりにもアホ設定すぎて、笑いが止まらない。それにしても、核エネルギーを使わずに、どうやってサイクロ人が高度な星間文明を築き上げたのか謎である。波動とかオーラを使用した、オカルトっぽい科学文明なのか!? いや、その前に核エネルギーに反応してしまう大気成分を知りたいところ(笑)。

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ソラリス

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(2007/01/26)
ジョージ・クルーニーナターシャ・マケルホーン

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『ソラリス』なだけに、ある程度の覚悟は出来ていたのだけど、まさか、これほど面白くないとはっ!! 意味不明、訳わからん、しかも単調……。

いくら『ソラリス』とは言え、もうちょっと面白く出来たのでは!? どうしようもなく眠い映画だった。これなら、リメイク版じゃないほうが、まだ面白い。
 
映画化作品が面白くない=原作は面白いの公式が当てはまるかもしれないから、一度、原作でも読んでみようかな。

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フォーン・ブース

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(2009/02/06)
コリン・ファレルキーファー・サザーランド

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契約を取るためなら嘘もつきまくり、妻がいるのに新進女優パメラを狙うパブリシストのスチュ。そんな彼が公衆電話ボックス内で鳴った電話をとったことから謎の男に命を狙われることに。しかも男は電話を切ったらスチュを狙撃するし、自分の存在を誰かに明かしても狙撃するという。はたしてこの男の目的とは? そしてスチュの運命は!?


基本的に、公衆電話のボックスの中だけで展開される話なのだけど、これはなかなかの出来栄えだ。そんなにお金をかけなくても、発想次第で物語は面白くなるという好例。

電話ボックスの中の主人公と、犯人のやり取りが全てなので、ネタバレしてしまうから映画の内容は詳しく書けないけど、予想した通り、最後にどんでん返しが待っていた。壮大なストーリーや特撮でなく、アイデアで勝負した成功例。駄作ばかり撮っている監督はこれを見習うべき。

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グランド・クロス

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(1999/03/25)
グラント・ショー

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太陽黒点の異常により地球に氷河期が訪れることを知らされた人々の不安と自然への恐怖を迫力の映像で描いたSFパニック映画。グランド・ショー、エバ・ラルー、ウド・キアーほか出演。


太陽の活動が低下し、黒点が膨張し始めるた影響で、地球が急速に氷河期へと突入する物語。ストーリーは面白そうだったけど、自分勝手なやつらばかりが出てきて好き放題やっている。

最初にこの現象を発見した博士が、人類救済の解決策を見出すのかと思いきや、こいつが一番身勝手でどうしようもないおバカ……。猛吹雪の中で、何故か凍らないプールで泳いでいるおじさんがいて、このプールの設計が何かの役に立つのか? と思ったら、そのシーンも全然関係ないし。暴徒は暴れるし、軍隊は民間人を襲うし、大統領を乗せたエアフォースワンは墜落するしで、どうしようもなく救いの無い映画だった。

最後は、潜水艦に乗ってグァムに逃げていくんだけど、根本的な解決になってないじゃん……。あぁ、またしても鬱な映画を観てしまった。

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1973年のピンボール

1973年のピンボール (講談社文庫)1973年のピンボール (講談社文庫)
(2004/11)
村上 春樹

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さようなら、3フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との“僕”の日々。女の温もりに沈む“鼠”の渇き。やがて来る一つの季節の終り―デビュー作『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く三部作のうち、大いなる予感に満ちた第二弾。


第83回芥川賞候補作。

<僕>三部作の二作目。ここまでは、サラサラと流れるような文章で書かれる、倦怠感漂う普通の青春小説。これを読んだ時点では、まさか完結編であんな結末が用意されているとは夢にも思わないだろう。(このシリーズが展開されていた当初は三部作で、これにダンス・ダンス・ダンスも加わっているらしいが未読。)

恩田陸ほどではないけれども、村上ワールドも少しずつ他の作品と関係している。直子という女性が出てくるが、これは「ノルウェイの森」と同一人物なのか、或いはその原型か? 「ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲め」という台詞は、ほぼ同内容で「アフターダーク」でも出てくる。

「風の歌を聴け」と「羊をめぐる冒険」に挟まれて、やや地味な感じになっている本作ではあるが、近年のツマラナイ受賞作に劣っているとは思えない。

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風の歌を聴け

風の歌を聴け (講談社文庫)風の歌を聴け (講談社文庫)
(2004/09/15)
村上 春樹

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1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。


第22回群像新人賞受賞作。
第81回芥川賞候補作。

村上春樹のデビュー作。これに限らず、村上春樹は芥川賞を受賞していない。「ノルウェイの森」辺りと比べたら、まだ拙さはあるかもしれないが、すでに天才としての片鱗を見せている。何で春樹が受賞していないのか謎である。この回は二人が受賞しているので、二枠使い切っているから仕方が無いのかもしれない。

受賞した「やまあいの煙」と「愚者の夜」はもう読まれてはいない。村上春樹の「風の歌を聴け」は、未だに読み続けられている。

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佐藤亜有子

攻略対象書籍は以下。

ボディ・レンタル』★★★
『生贄』
『首輪』
『東京大學殺人事件』
『アンジュ』
『タブー』
『抱いて、そしてそのまま殺して』
『媚薬』
『花々の墓標』

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ボディ・レンタル

ボディ・レンタル (河出文庫―文芸コレクション)ボディ・レンタル (河出文庫―文芸コレクション)
(1999/05)
佐藤 亜有子

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女子大生マヤは、リクエストに応じて身体をレンタルし、契約を結べば顧客まかせのモノになりきる。あらゆる妄想を呑み込む空っぽの容器になることを夢見る、彼女の禁断のファイルとは?…文芸賞優秀作となった話題作。


東大生だけに、最近のスカスカな文芸賞とは一味違うが、内容はエロくないエロ小説といった感じだなぁ。身体と心を切り離し、空の容器として男に切り売りするという内容は、傍から見れば単なる娼婦に過ぎないし。

妙に痛いと思ったら、作中の主人公が精神を病んでいるからではなくて、書いている本人のトラウマが出てしまっているのか。主人公は身体と精神を分離しようと足掻いているのだが、著者自身、現実世界と虚構の分離が出来ていないのではないだろうか。

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ぶらこんッ!?

ぶらこんッ!? (アクションコミックス)ぶらこんッ!? (アクションコミックス)
(2009/07/10)
いとう えい

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短編6つで、それぞれ別の話だけど、兄妹か姉弟絡みで全部がブラコン。三話目のツインテールが、積極的すぎて怖い(笑)。兄を襲うために画策し、最後は実力行使に出ようとする。

五話に、着せ替え人形にされた影響で、女装が似合うこんな可愛い子が女の子のはずないじゃないクオリティの弟が登場。娘が着てくれないからと、息子のほうにヒラヒラフリフリの服を着せる母親って……。

最後の話は最後の一線も突破して、背徳感たっぷり。

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