マン●ー初体験

とりあえず、タイトルを見てエロい想像したやつ、ちょっとバーボンハウスまで来い!

バーボンハウスはこちらw



さて、タイトルに釣られなかった良い子のみなさんは、そのままでお願いしますねw 








とりあえず、おんにゃのこと言えば料理だろう。スイーツだろう。最近は料理も出来ないのに結婚したくて、しかも専業主婦になりたくて、さらに相手は年俸1000万以上じゃなきゃヤダとか言うふざけたアラフォーババアも多いようであるが、一生言ってなさい。絶対に結婚出来ないから。だって、適齢期で年俸1000万の男なんて、例え余っていても二十代を選ぶって。だいたい、料理すら出来ない三十路超過を結婚相手に選ぶくらいなら、料理が出来ない女子高生でも選ぶか、料理が出来るメイドでも雇うほうが遥かに有意義じゃないか。共稼ぎだから料理出来ませんとかなら分かるけど、専業主婦になりたいけど料理出来ませんとか何なの? 馬鹿なの?

話題がそれた。とりあえず、おんにゃのこと言えば料理だろう。スイーツだろう。公務員様や超優良企業様以外の男は、下手したら死ぬギリギリ手前まで働かされるのだから、別に料理なんて出来なくても良いと思う。

というわけで、私も料理なんて一生するつもりはありません。が、ここは是非ともネタで釣りをしたいので、あえてスイーツ的展開でやります。本当は専属メイドさんが作ってくれたら最高なのだが、残念ながらいないので、代わりに脳内メイドさんが作成してくれる方向でw

れっつくっきんぐ!


今回の攻略目標はマンゴープリンである。

いきなり強敵である。なんたって、私の脳内メイドさんと来たら、小学校の家庭科の授業で調理して以来、カップラーメン程度しか作った事がないという素晴らしいクオリティなのだから。



とりあえず、マンゴーピューレとゼラチンを混ぜて……。

マンゴープリン1

あの、何でマンゴーが丸ごとあるんですか? 何やってんの、レシピにはちゃんと、マンゴーピューレって書いてあるじゃない。……ひょっとして、この素材からマンゴーピューレを作り出せという訳ですか? 包丁すらまともに握った事が無い人に、いきなり無茶させやがるですね!


マンゴーって、どうやるの? とりあえず、剥くの? アレと同じ? 皮は使わないよね?
マンゴープリン2
……剥けましたw これをサクッと切って……。何故かサクッと切れない件。


マンゴープリン0
まさか、種がこんなに巨大だったとは!
マンゴーなんてジュースかカットされたやつしか知らないから、内部構造初めて見たし。


とりあえず、小さくすれば良い?
マンゴープリン3


何で潰すの?
ジュースとか作る時に使う新兵器は何処よ? 見当たらねぇ! 
仕方がないからスプーンで潰すか。なんか職人芸っぽくて良かろう。
マンゴープリン4




それから一年が経った。
脳内妄想時間において……。
パトラッシュぼくもう疲れたよ。

マンゴープリン5

ピューレっぽくなった? 
つーか、本当はレシピにマンゴーピューレって書いてあるんだけど。
ここまでの工程、本来なら要らない子だろ?


じゃあ、グラニュー糖と板ゼラチンと水混ぜて沸騰寸前のやつを、無理やり自作したマンゴーピューレにぶっかけやがれです! さらに、35%生クリームをぶっかけやがれです!
マンゴープリン6
……なんか、レシピ書いている人の完成品と色が違いすぎる。お手本はマンゴー色のプリンなのに、どう見てもヨーグルト色になっている件! やはり、自作マンゴーピューレが原因か? 最初から、色が薄かったしな。でもこれは自分のせいじゃない。レシピを無視して生マンゴーを買って来た人の責任だし。


仕方がないから、マンゴーソースでも塗って誤魔化すか。
マンゴープリン7


とりあえず、冷蔵庫で冷やして完全体として覚醒!
マンゴープリン8
おい、俺の脳内メイド、ちょっと凄くないか? 今までカップメンとかカップメンとかカップメンとかしか作ってないんだぞ。正直、自分で自分の潜在能力に驚いた。脳内メイドがいたら、料理が出来ない三次元嫁は要らないよね!?


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笑う招き猫

笑う招き猫 (集英社文庫)笑う招き猫 (集英社文庫)
(2006/01/20)
山本 幸久

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男と並んで愛誓うより、女と並んで笑いを取る、それが二人のしあわせなのだ!駆け出しの漫才コンビ、『アカコとヒトミ』。超貧乏で彼氏なし、初ライブは全く受けずに大失敗。おまけにセクハラ野郎の先輩芸人を殴り倒して大目玉。今はぜんぜんさえないけれど、いつかはきっと大舞台。体に浴びます大爆笑―。夢と笑いとパワーあふれる傑作青春小説。第16回小説すばる新人賞受賞作。


第16回小説すばる新人賞受賞作。

青春小説だとばかり思っていたら、三十路手前の売れない女漫才師コンビが主人公だった。キャッチには「新しくて懐かしい、国民的青春小説」と書いてあるけど、三十路前だと青春を過ぎている気がする。個人的には、中学、高校、大学位までが青春で、社会人に片足突っ込んだら、もうそんな青臭い事は言ってはいけないと思う。

妙齢女性で、別に美人でもないし、背が高すぎるのでやや萎え気味で読み進む。悪くはないけど、もう少し盛り上がりが欲しかった。いかにもどこかにいそうな二人組はリアリティがあるけれども、もう一段高く夢見れる物語のほうが好みである。

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マルコの夢

マルコの夢マルコの夢
(2005/11)
栗田 有起

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姉の仕事を手伝うためにフランスへ渡った一馬。三つ星レストラン「ル・コント・ブルー」で働くことに。ある日オーナーからマルコを買いつけてきてほしいと頼まれ、わずかな手がかりをもとに日本に戻り動きだす。幻のマルコ、はたして一馬はたどりつけるのか…。マルコとは?奇妙な冒険譚。


第133回芥川賞候補作。

栗田有起、2冊目に挑戦。なんかこれも意外な内容だった。マルコって人間じゃなくて●ノコだったんだね。マルコといえば、お母さんを追いかけて南米まで行っちゃう男の子のイメージしかないから、男の子どころか、その正体が●ノコだと判明して唖然っ! 

全体的に淡々としていてオチもないので、なんだか恩田陸みたいだけど、不思議系物語で面白い。ちょっと結末に辿り着くのが早すぎるからアッサリしすぎだけど。これ、普通に読んだらなんだか不思議なお話で終わりそうだけど、知らないうちに菌糸に絡め取られていくような怖さを感じてしまった。

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オテルモル

オテルモルオテルモル
(2005/03)
栗田 有起

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しあわせな眠りを提供する不思議なホテルの物語。チェックイン、日没後。チェックアウト、日の出まで。最良の眠りを提供するホテルのフロントに職を得た「誘眠顔」の希里。閉鎖された家族関係にも変化が…。日常からほんの少し乖離した世界の物語。


芥川賞系の作者なので、どうせつまらない恋愛小説か何かだろうと思っていたのだが、全然違った。地下十三階建てのホテル、「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」に採用されて、勤務する事になった本田希里の物語になっている。

いきなり、トンデモ設定が出て来て、楽しくなって来る。地上十三階建ならあるけど、地下十三階建てのホテルなんて無いからね。

「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」は、最高の眠りを提供するために造られたホテルで、チェックインは日没後、チェックアウトは日の出前、会員制で審査に合格した人しか宿泊出来ない。かなり非日常的な地下空間となっているようである。

主人公は双子の姉で、妹の旦那と、その娘と自宅で暮らしている。妹は何もかもボロボロだから入院していて、両親もそれにつきっきりで家にはいない。妹の旦那は元々自分の彼氏であり、妹に寝取られて子供まで生まれてしまいましたという、人間関係ドロドロな設定だった。全体的に淡々としているから、あまり悲愴さを感じさせないけど、かなり可哀想な境遇である。

主人公は、周囲の人から様々な物を奪われているダメ子だから、あまり好きになれなかったのだが、この有り得ないホテルの設定は、とても面白かった!

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犬婿入り

犬婿入り (講談社文庫)犬婿入り (講談社文庫)
(1998/10)
多和田 葉子

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多摩川べりのありふれた町の学習塾は“キタナラ塾”の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬婿入り」の話をしていたら本当に「犬男」の太郎さんが押しかけてきて奇妙な二人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的世界を新しい視点でとらえた芥川賞受賞の表題作と「ペルソナ」の二編を収録。


第107回芥川賞候補作「ペルソナ」
第108回芥川賞受賞作「犬婿入り」収録。


「ペルソナ」は、弟と共にドイツへ留学している女性の日常。会話が会話文ではなく、地の文に埋没しているのが特徴的。とりたてて何も起こらない海外での日常生活なのだが、文章はこちらのほうが読みやすい気がした。この頃の芥川賞は妙な方向へ走っていないので、普通に物語として読める。

「犬婿入り」のほうが、内容としては面白いのだが、一文が長いのが引っかかる。何で芥川賞系統の人は、読点を使わずに長い文章を書きたがるのか。

題名からイメージして、八犬伝的な昔話なのかと思ったら全然違った。キタムラ塾を経営する北村みつこのところに、太郎と名乗る男が勝手に住み着き、ご近所の噂になるというもの。ラストが少し意味不明系。

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アメリカ―非道の大陸

アメリカ―非道の大陸アメリカ―非道の大陸
(2006/11)
多和田 葉子

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未知の記憶を背負った人々の移り住む土地アメリカであなたを見舞う、数奇な出来事。旅する作家が切りひらく物語の新世界。恐怖と愉楽のトラベル・ノベル。


なんだか珍しい二人称視点の小説。ちょっと変わっているから興味深いけど、自分では絶対に取らないであろう行動を、「あなたは~~しました」と言われ続けて物語が進むので、下手な一人称小説よりも感情移入が出来ない。

なんだか心理テストの設問を延々と読まされているようで、全然のめり込めなかった。巷での評判は良いが、個人的には微妙。

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町長選挙

4167711036町長選挙 (文春文庫)
奥田 英朗
文藝春秋 2009-03-10

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町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。そこは住民の勢力を二分する町長選挙の真っ最中で、なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾。


キモオタ伊良部物語も第三弾! 今回は有名人がモデルになった患者がたくさん出てくる。すでに過去の人となってしまった元IT関連社長もいるけどな。相変わらず、欲望に忠実なまま生きる伊良部医学博士、というかデブなキモオタ(さらにマザコン)。

謎の看護婦マユミも大暴れ。伊良部から注射手当てとか支給されているらしい。患者押さえつけてでも注射したがるのは、給料上乗せの為か!

「オーナー」は、思いっきり大手新聞社の支配者にして球団オーナーがモデル。ナベマンだし。「アンポンマン」は、アンパンマンとは全然関係が無かった。東大在学時にIT企業を立ち上げた人物、といえばもうモデルはあの人しかいないですな。

「カリスマ稼業」は熟年女優の話。最後の「町長選挙」だけはモデル不明だけど。いや、これはさすがにモデルとなる地方自治体が実在したら不味いだろう。収賄天国ですから。それとも、実在したりする? 両陣営から賄賂を渡されて、初めて弱みを見せる伊良部。ああ、この人も人間だったんだと思った(笑)。

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空中ブランコ

空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)
(2008/01/10)
奥田 英朗

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伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!?直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。


第131回直木賞受賞作。

伊良部の続編借りてきた。このトンデモ精神科医はとどまる事を知らない。さらにパワーアップしております。強引にサーカスに出入りして空中ブランコやりたがるし、というか本番までやってしまうし、ヤクザを強引に押さえ込んでまで注射打ちたがるし、道路標識にイタズラするし……。

またしても、伊良部効果により、患者は自力で治癒してしまうのである。伊良部は何にもしません。お色気看護婦が患者に注射するのを見てハァハァしているだけです。ここまでストレートに生きていけたら、人生楽しいだろうな。デブなキモメンになるのは嫌だけど。

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イン・ザ・プール

イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
(2006/03/10)
奥田 英朗

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「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。


第127回直木賞候補作。

なんでもっと早く読まなかったのだろう!! あっ、読みたくても誰かが借りていて無理だったんだ……。いやぁ、あちこちで絶賛されてはいたけれど、本当にこれは面白い! 「伊良部が良い味出している」とか、いろんな場所でコメントされているのは見たけれども、まさかこれほど強烈なキャラだとは思いもしなかった。

ちょっと変な医者程度だろうと予想していたら、デブヲタマザコンキモメン医者だった。子供のまま大人になった35歳、しかも神経科の医学博士なのが笑える。患者もそれぞれ個性的にキティ入りかけな人々なのだが、伊良部には遠く及ばない。

各話は独立しており、なんらかの症状を抱えた人々が伊良部総合病院を訪れ、地下にいる伊良部一郎のところへ回されるのだ。地下にある神経科、デブヲタマザコンキモメン医学博士、やる気のなさそうなお色気看護婦、とても怪しげである。

デブだろうとヲタだとうとマザコンだろうと、名医であれば問題無いのだが、伊良部ときたら、一見、何の役にも立っていないのである。というか、伊良部は治療していない。しかし、この電波っぽい医学博士と関わる事によって、患者は自力で治癒するのである。

伊良部、キモすぎて最高(笑)!!


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野間文芸新人賞

講談社初代社長、野間清治の遺志により設立された財団法人野間文化財団が主催する新人文学賞。wikiで省略してある部分が不明。

第37回(2015年)
受賞作 滝口悠生『愛と人生』
受賞作 古川日出男『女たち三百人の裏切りの書』
候補作 岩城けい『Masato』
候補作 宮下遼『無名亭の夜』
候補作 四元康祐『偽詩人の世にも奇妙な栄光』

第36回(2014年)
受賞作 松波太郎『LIFE』
候補作 淺川継太『ある日の結婚』
候補作 戌井昭人『どろにやいと』
候補作 村友祐『聖地Cs』
候補作 滝口悠生『寝相』
候補作 羽田圭介『メタモルフォシス』

第35回(2013年)
受賞作 いとうせいこう『想像ラジオ』
候補作 小野正嗣『獅子渡り鼻』
候補作 木村紅美『夜の隅のアトリエ』
候補作 福永信『三姉妹とその友達』
候補作 松田青子『スタッキング可能』
候補作 山崎ナオコーラ『昼田とハッコウ』

第34回(2012年)
受賞作 日和聡子 『螺法四千年記』
受賞作 山下澄人 『緑のさる』
候補作 石田千 『きなりの雲』
候補作 藤野可織 『パトロネ』
候補作 松家仁之 『火山のふもとで』

第33回(2011年)
受賞作 本谷有希子 『ぬるい毒
候補作 戌井昭人 『ぴんぞろ
候補作 大森兄弟 『まことの人びと』
候補作 海猫沢めろん 『愛についての感じ』
候補作 羽田圭介 『ワタクシハ』

第32回(2010年)
受賞作 円城塔 『烏有此譚
受賞作 柴崎友香 『寝ても覚めても』

第31回(2009年)
受賞作 村田沙耶香 『ギンイロノウタ』
候補作 戌井昭人 『まずいスープ
候補作 柴崎友香 『ドリーマーズ』
候補作 田中慎弥 『犬と鴉
候補作 本谷有希子 『あの子の考えることは変
候補作 山崎ナオコーラ『男と点と線

第30回(2008年)
受賞作 津村記久子 『ミュージック・ブレス・ユー!!
候補作 小野正嗣 『マイクロバス』
候補作 蜂飼耳 『紅水晶』
候補作 前田司郎 『誰かが手を、握っているような気がしてならない』
候補作 山崎ナオコーラ 『論理と感性は相反しない

第29回(2007年)
受賞作 鹿島田真希 『ピカルディーの三度』
受賞作 西村賢太 『暗渠の宿』
候補作 いしいしんじ 『みずうみ』
候補作 川上未映子 『わたくし率 イン 歯ー、または世界
候補作 佐藤友哉 『灰色のダイエットコカコーラ

第28回(2006年)
受賞作 中原昌也 『名もなき孤児たちの墓』
候補作 小野正嗣 『森のはずれで』
候補作 小池昌代 『ルーガ』
候補作 前田司郎 『恋愛の解体と北区の滅亡』
候補作 宮崎誉子 『少女@ロボット
候補作 山崎ナオコーラ 『浮世でランチ

第27回(2005年)
受賞作 青木淳悟 『四十日と四十夜のメルヘン』
受賞作 平田俊子 『二人乗り』
候補作 青山真治 『ホテル・クロニクルズ』
候補作 絲山秋子 『逃亡くそたわけ
候補作 佐藤友哉 『子供たち怒る怒る怒る
候補作 前田司郎 『愛でもない青春でもない旅立たない』

第26回(2004年)
受賞作 中村航 『ぐるぐるまわるすべり台
受賞作 中村文則 『遮光
候補作 小池昌代 『感光生活』
候補作 鈴木清剛 『バンビの剥製』
候補作 舞城王太郎 『好き好き大好き超愛してる。

第25回(2003年)
受賞作 島本理生 『リトル・バイ・リトル
受賞作 星野智幸 『ファンタジスタ』
候補作 中島京子 『FUTON』
候補作 中村航 『夏休み
候補作 舞城王太郎 『山ん中の獅見朋成雄』
候補作 綿矢りさ 『蹴りたい背中

第24回(2002年)
受賞作 佐川光晴 『縮んだ愛』
受賞作 若合春侑 『海馬の助走』
候補作 有吉玉青 『キャベツの新生活』
候補作 夏石鈴子 『家内安全』
候補作 星野智幸 『毒身温泉』
候補作 湯本香樹実 『西日の町』

第23回(2001年)
受賞作 堂垣園江 『ベラクルス』
受賞作 清水博子 『処方箋』
候補作 佐川光晴 『ジャムの空壜』
候補作 篠原一 『アイリーン』
候補作 鈴木清剛 『消滅飛行機雲』
候補作 吉田修一 『熱帯魚』

第22回(2000年)
受賞作 赤坂真理 『ミューズ』
受賞作 岡崎祥久 『楽天屋
候補作 楠見朋彦 『マルコ・ポーロと私』
候補作 田口ランディ 『コンセント』
候補作 中山可穂 『感情教育』
候補作 ピスケン 『バースト デイズ』

第21回(1999年)
受賞作 阿部和重 『無情の世界』
受賞作 伊藤比呂美 『ラニーニャ』
候補作 赤坂真理 『ヴァイブレータ』
候補作 黒川創 『若冲の目』
候補作 清水博子 『ドゥードゥル』
候補作 堂垣園江 『ゼラブカからの招待状』
候補作 若合春侑 『脳病院へまゐります。』

第20回(1998年)
受賞作 藤野千夜 『おしゃべり怪談
候補作 岡崎祥久 『秒速10センチの越冬
候補作 清水博子 『街の座標』
候補作 茅野裕城子 『大陸游民』
候補作 中山可穂 『サグラダ・ファミリア』

第19回(1997年)
受賞作 町田康 『くっすん大黒』
候補作 赤坂真理 『蝶の皮膚の下』
候補作 阿部和重 『インディヴィジュアル・プロジェクション』
候補作 下井葉子 『うみ』
候補作 藤沢周 『サイゴン・ピックアップ』
候補作 松浦寿輝 『もののたはむれ』

第18回(1996年)
受賞作 角田光代 『まどろむ夜のUFO』
受賞作 柳美里 『フルハウス』
候補作 魚住陽子 『動く箱』
候補作 藤沢周 『ソロ』
候補作 藤野千夜 『少年と少女のポルカ

第17回(1995年)
受賞作 佐藤洋二郎 『夏至祭』
受賞作 水村美苗 『私小説 from left to right』
候補作 阿部和重 『ABC戦争
候補作 藤沢周 『SATORI』

第16回(1994年)
受賞作 竹野雅人 『私の自叙伝前篇』
候補作 伊達一行 『妖言集』
候補作 別唐晶司 『メタリック』
候補作 石黒達昌 『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、
候補作 藤沢周 『死亡遊戯』

第15回(1993年)
受賞作 奥泉光 『ノヴァーリスの引用』
受賞作 保坂和志 『草の上の朝食』
候補作 角田光代 『ピンク・バス』
候補作 鷺沢萠 『ハング・ルース』
候補作 佐藤洋二郎 『前へ、進め』
候補作 谷村志穂 『眠らない瞳』

第14回(1992年)
受賞作 リービ英雄 『星条旗の聞こえない部屋』
候補作 大岡玲 『ヒ・ノ・マ・ル』
候補作 奥泉光 『蛇を殺す夜』
候補作 佐藤洋二郎 『河口へ』
候補作 多和田葉子 『三人関係』
候補作 久間十義 『ヤポニカ・タペストリー』

第13回(1991年)
受賞作 笙野頼子 『なにもしてない』
候補作 荻野アンナ 『ブリューゲル、飛んだ』
候補作 小林恭二 『荒野論』
候補作 原田宗典 『あるべき場所』
候補作 夫馬基彦 『風の塔』

第12回(1990年)
受賞作 佐伯一麦 『ショート・サーキット
候補作 鷺沢萠 『帰れぬ人びと』
候補作 盛田隆二 『ストリート・チルドレン』
候補作 松本侑子 『偽りのマリリン・モンロー』
候補作 佐藤健志 『チングー・韓国の友人』
候補作 小川洋子 『冷めない紅茶』
候補作 保坂和志 『プレーンソング』

第11回(1989年)
受賞作 伊井直行 『さして重要でない一日』
候補作 竹野雅人 『純愛映画/山田さん日記』
候補作 佐藤泰志 『そこのみにて光輝く』
候補作 池澤夏樹 『真昼のプリニウス』

第10回(1988年)
受賞作 吉目木晴彦 『ルイジアナ杭打ち』
候補作 夫馬基彦 『紅葉の秋の』
候補作 吉本ばなな 『うたかた/サンクチュアリ』
候補作 いとうせいこう 『ノーライフキング
候補作 高瀬千図 『天の曳航』

第9回(1987年)
受賞作 新井満 『ヴェクサシオン』
候補作 朝稲日出夫 『シュージの放浪』
候補作 リービ英雄 『星条旗の聞こえない部屋』
候補作 小林恭二 『ゼウスガーデン衰亡史』

第8回(1986年)
受賞作 岩阪恵子 『ミモザの林を』
受賞作 干刈あがた 『しずかにわたすこがねのゆびわ』
候補作 小檜山博 『雪嵐』
候補作 小林恭二 『小説伝・純愛伝』
候補作 山田詠美 『ベッドタイムアイズ』

第7回(1985年)
受賞作 中沢けい 『水平線上にて』
受賞作 増田みず子 『自由時間』
候補作 干刈あがた 『ワンルーム』
候補作 桐山襲 『風のクロニクル』

第6回(1984年)
受賞作 青野聰 『女からの声』
受賞作 島田雅彦 『夢遊王国のための音楽』
候補作 干刈あがた 『ビッグ・フットの大きな靴』

第5回(1983年)
受賞作 尾辻克彦 『雪野』
候補作 中沢けい 『ひとりでいるよ一羽の鳥が』
候補作 李良枝 『かずきめ』
候補作 小檜山博 『荒海』
候補作 干刈あがた 『ウホッホ探検隊』
候補作 佐藤泰志 『黄金の服』

第4回(1982年)
受賞作 村上春樹 『羊をめぐる冒険』
候補作 中沢けい 『女ともだち』
候補作 増田みず子 『麦笛』
候補作 冥王まさ子 『雪むかえ』

第3回(1981年)
受賞作 村上龍 『コインロッカー・ベイビーズ』
受賞作 宮内勝典 『金色の象』

第2回(1980年)
受賞作 立松和平 『遠雷』
候補作 宮内勝典 『グリニッジの光りを離れて』
候補作 村上春樹 『1973年のピンボール
候補作 冥王まさ子 『ある女のグリンプス』
候補作 青野聰 『試みのユダヤ・コムプレックス』

第1回(1979年)
受賞作 津島佑子 『光の領分』
候補作 中村昌義 『陸橋からの眺め』
候補作 増田みず子 『ふたつの春』
候補作 青野聰 『愚者の夜』
候補作 村上春樹 『風の歌を聴け
候補作 森瑤子 『情事』
候補作 立松和平 『村雨』

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佐藤友哉

攻略対象書籍は以下。

鏡家サーガ
フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』★★★☆
エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室』★★★☆
水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪』★★★☆
鏡姉妹の飛ぶ教室 〈鏡家サーガ〉例外編』★★★☆
青酸クリームソーダ 〈鏡家サーガ〉入門編』★★☆

クリスマス・テロル』☆
子供たち怒る怒る怒る』★★★☆
1000の小説とバックベアード』★★★
灰色のダイエットコカコーラ』★★★☆
世界の終わりの終わり』★★
『デンデラ』
『星の海にむけての夜想曲』
『ベッドサイド・マーダーケース』

ノベライズ
『ダンガンロンパ十神 (上) 世界征服未遂常習犯』

その他
『1000年後に生き残るための青春小説講座』

ノワール小説というよりは、キチガイ小説な感じ。とりあえず、「クリスマス・テロル」はうんこだった。


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スパイダーマン 3

スパイダーマンTM3 デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]スパイダーマンTM3 デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD]
(2009/06/03)
トビー・マグワイアキルステン・ダンスト

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ブラック・スパイダーマンとなったピーターは、その黒いスーツがもたらす新たなパワーに酔いしれ、怒りを制御することができない。彼に何が起こったのかーー?慕っていた叔父を殺した犯人への復讐。スパイダーマンを父の仇と信じ込む親友ハリーとの決闘。未来を誓いあった恋人メリー・ジェーンとの心のすれ違い。そこに現れるグウェンとの微妙な恋愛関係。悲しき運命の連鎖が、彼を究極の戦いへと導く。さらに新たなる脅威ヴェノムがスパイダーマンに襲いかかる!戦いは、ニュー・ゴブリン、サンドマンを巻き込み、熾烈さを増していく……。


今回はストーリー展開が結構ややこしい事になっているね。まず、スパイダーマンの正体を知った親友がニュー・ゴブリンとなって、父の仇を討とうと襲ってくる。ここまでは予想通りだったのだが……。

逃走する脱獄囚が、ピーターのおじを殺害した犯人で、追い詰められて立ち入り禁止の研究施設に逃げ込んだ挙句、妙な装置に巻き込まれてサンドマン化して敵となる。

さらに、何処かから落ちてきた正体不明の黒い生命体がピーターに寄生して、ブラック・スパイダーマン化。さらに、この黒いのが、でっちあげ写真家に取り付いて、また別の敵に。

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スパイダーマン 2

スパイダーマンTM 2 [DVD]スパイダーマンTM 2 [DVD]
(2005/09/28)
トビー・マグワイアキルスティン・ダンスト

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アメコミのヒーローから、ハリウッドのヒーローとなった感のあるスパイダーマン。この続編では、主人公ピーターが私生活のトラブルから、スパイダーマンとしての能力も落ち、その使命を止めようと決意する。しかし、怪人ドック・オクの出現で、彼は再びマスクを被ることに…。


なんだか、ラブロマンス比率が高まった分、前作に比べてアクションがトーンダウンしてしまったような気がします。なんと言っても、敵がイマイチだよ。変な科学者のおっさんから人工知能のある触手みたいな機械のアームが生えているだけだしさ。

ヒロインも、いまいち好きになれない。どうも、あんまり可愛く見えない。まぁ、これは好みの問題だから、スパイダーマンが気に入っているならそれで良いのかもしれないが。

最後の最後で、スパイダーマン3が製作されそうな雰囲気で終わる。あぁ、次は自分の親友が敵になって戦うハメになるんだろうな……。内容としては良く出来ているが、アクション不足な感。

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スパイダーマン

スパイダーマン TM デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]スパイダーマン TM デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
(2007/07/25)
トビー・マグワイア.ウィレム・デフォー.キルスティン・ダンスト

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気弱な学生だったピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、ある日遺伝子操作された蜘蛛に噛まれたことから特殊能力を身につけるようになり、やがてその力を活かして密かに正義のために尽くそうとする。そんな折り、彼の友人ハリーの父ノーマン(ウィレム・デフォー)が化学実験の副作用で二重人格となり、邪悪な「グリーン・ゴブリン」と化してしまう…。


最新作にあわせて更新。実際に見たのは過去。

アメコミ・ヒーロー物の中では、かなりの出来栄えだと思う。映像美だけでなく、ご都合主義だけで悪党怪人をぶっ倒してハッピーエンドという展開にはならない。

遺伝子操作された蜘蛛にチクリとやられる前は、ただの喪男だけに、結構欠点だらけな主人公だし。自分優先で行動した結果、育ててくれたおじさんがアーーーッ! な事になってしまうし。敵になるのは、自分の親友の父親で、これがラストに向けての伏線となってしまう。

これ、ヒロインがいまいちなんだけど、アメリカ人の美的感覚は日本人と違うので、きっと海の向こうではこういう感じがモテ顔なのだろう。一重のヌメーっとした感じの日本女性なんて、国内だと全然モテない不細工女だけど、アメリカだと何故かモテるしね。

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一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

4062764083一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)
佐藤 多佳子
講談社 2009-07-15

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いよいよ始まる。最後の学年、最後の戦いが。100m、県2位の連と4位の俺。「問題児」でもある新人生も加わった。部長として短距離走者として、春高初の400mリレーでのインターハイ出場を目指す。「1本、1本、走るだけだ。全力で」。最高の走りで、最高のバトンをしよう―。白熱の完結編。


第136回直木賞候補作(但し三冊まとめて)。

いよいよ最終巻。三年に進級し、高校最後の戦いへ。問題児な一年が戦力に加わった事により、もっと波乱万丈な展開があるのかと思ったけど、大した事は無かったね。

ただ走るだけで精一杯だった二年までと違い、もっと高い場所まで手が届きそうになって来た。これは、是非、強豪を押し退けて次のステージまで進んで欲しいところ。後半、二人だけでなく、他の部員も含めてどんどん強くなって行く。男子だけでなく、女子も頑張る。

まだまだ高みに登って行きそうな雰囲気のまま、良い感じに終わるのだが、ひとつだけ気になるのが……。

女子陸上部員、谷口若菜とのラブロマンスは花開くのか!? この恋の行方は一体……。もう走る事だけで頭がいっぱいになってしまったのか、フラグ立ちかけなままで終了しちゃったので、この後の展開が気になる。

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一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-

4062764075一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)
佐藤 多佳子
講談社 2009-07-15

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オフ・シーズン。強豪校・鷲谷との合宿が始まる。この合宿が終われば、2年生になる。新入生も入ってくる。そして、新しいチームで、新しいヨンケイを走る! 「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」。まずは南関東へーー。新二と連の第二シーズンが始まる。


第136回直木賞候補作(但し三冊まとめて)。

2巻に進み、新二達も二年生へと進級する。先輩が去り、後輩が新たに入ってくる。最初は経験不足だった新二も、徐々にレベルを上げて行く。

何も無い人々と比べたら、天から才能を賦与されている分、多少は有利な立場にあるのだが、描かれているのは「ららのいた夏」に出てくるような圧倒的な天才ではないので、リアリティがある。才能があるとは言え、それは凡人と比較しての話であって、全国レベルで見ると、その程度の能力がある人間は何百人といるのだから。

普通の人よりは走るのが速いとはいえ、ライバル校にはなかなか勝てない。徐々に力をつけて来たとは言え、惜しいところで及ばないもどかしさ。

それはそうと、作中でやたらとゲキを飛ばすのが気になる。これは、新二が用法を間違っているだけな設定なのか? 作者が素で間違えていたら、ちょっと問題だよな……。

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一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

4062764067一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)
佐藤 多佳子
講談社 2009-07-15

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野台高校陸上部、一年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感…。ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート。


第136回直木賞候補作(但し三冊まとめて)。

中学までサッカーをしていた主人公の神谷新二は、優秀な兄と比べて自分の能力に限界がある事に気づき、高校では新天地の陸上に。走りの天才である幼なじみ連は、陸上から遠ざかっていたものの、触発されて活動再会。

最初の巻はまだ一年生という事もあり、精神的にも双方が幼い感じ。肉体的にもまだ発展途上段階。新二はスタミナだけはあるけど、まだ走り方が分かっていない。連は、才能はあるけどスタミナが無くてよく逃げ出す。

新二の独り語り視点で進むので、慣れるまでとっつき難いのだが、物語の波に乗り始めると、一気に読めてしまう。作中人物と一緒に走るかのような一体感で、読み手も風に……なれるといいよね(笑)。

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南総里見白珠伝

紅無威(くれない)おとめ組 南総里見白珠伝紅無威(くれない)おとめ組 南総里見白珠伝
(2008/05)
米村 圭伍

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寛政元年八月、桔梗(老中・松平定信の妹、白菊姫)は、館山藩の礼姫から譲り受け、脇差の下げ緒に結んでいた白い珠が、青白い光を放ち、『孝』という文字を浮かび上がらせるのを見た。折も折、館山藩主・稲葉正武に不穏な動きがあるとの情報を伝え聞いていた定信は、その内偵を「紅無威おとめ組」に託す。すぐさま桔梗は、仲間の萩乃、小蝶とともに一路、館山へと向かうが、なぜかその一行に滝沢左七郎(のちの滝沢馬琴)なる冴えない戯作者の卵が付き従うことに…。「紅無威おとめ組」が館山で目にしたものとは―?白珠が奇っ怪な文字と光を発した理由に辿りついた時、三人娘の運命をも左右する空前絶後の闘いが始まった…。全く新しい女傑たちが巻き起こす大スペクタクル。時代小説の常識を覆す、大江戸チャーリーズエンジェル第2弾。


紅無威おとめ組の第二弾なので、先に「かるわざ小蝶」を読んでおいたほうが良い。今回は里見八犬伝絡みで、有名なあの作家も登場する。田沼派に属する家の礼姫が危機に陥り、それを救おうと紅無威おとめ組が活躍する。

他の作品と違って、かなり超能力戦争な感じで、妖怪みたいな力を持った敵が出てくる。そして、黒幕はまたしても……。孤児だった小蝶の正体も明らかとなり、ついでに白菊の正体まで小蝶にバレてとんでもない事に!

最後がすっきりした終わり方ではないので、このまま第三弾へと続くのだろう。

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かるわざ小蝶 紅無威おとめ組

かるわざ小蝶―紅無威おとめ組 (幻冬舎文庫)かるわざ小蝶―紅無威おとめ組 (幻冬舎文庫)
(2008/04)
米村 圭伍

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時は松平定信為政の寛政年間。ひょんなことから義賊に加わった軽業師の小蝶は、萩乃、桔梗とともに、私腹を肥やして幕閣から追われた田沼一族の裏金強奪計画を立てる。ところが、頭領の幻之介は、はるかに大きな獲物を狙っていた。世直しに燃える彼女らの思いとは裏腹に、計画は江戸城を揺るがす大事件に発展してゆく―。抱腹の痛快時代活劇。


田沼から松平定信に政治の中枢が変わった頃の江戸。田沼が利権の温床に仕上げてきた地区を取り潰すべく、幕府が介入して来る。小蝶がいた見世物小屋もなくなる事になり、役人に反抗した親方は縛り付けられたまま水中へ落とされてしまう。復讐を誓った小蝶は、松平定信を暗殺するのだが、殺した相手は影武者で……。

仇討ちに失敗した小蝶は、幻之介という謎の男に囚われるが、そこには後二人、侍ガールとキテレツ女がっ! かくして、軽業師、女武者、発明家の三人娘は田沼が不正で蓄財し、今は松平定信の下にある六万両を狙うのだった。しかし物語は二転三転して、思いもよらぬ方向へと進んでいく。

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ラブコメ今昔

ラブコメ今昔ラブコメ今昔
(2008/07/01)
有川 浩

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乙女だっておっさんだってオタクだって人妻だって、恋がなければ生きてゆけない。ベタ甘ラブに耐性のない方お断り(もしくはこの機会に溺れてみる?)。の最強短編集。


何事も、中途半端はいけない。やるなら徹底してやるべきであって、その点、有川浩は申し分ない。「クジラの彼」も凄かったけど、今回も読んでる方が恥ずかしくなって来るくらいに超ベタ甘! 

全部自衛官絡みで、しかも実在する人物をネタにしてるっぽいのが素晴らしい。どうでもいいような事ばかり書いてある普通の恋愛小説は好きじゃないのだけど、ここまでベタ甘だと、かえって美味しく読める。それにしても、どれもこれも魅力的な女性に対して、いい人だけど恋に拙い男の組み合わせ。いや、パイロットだけはモテ期か……。

ベタ甘だけど、国防絡みによる辛味成分も入っているので、甘いからと言って、美味しい事だけ選り分けたご都合主義な話でもない。仕事が出来ない身勝手な王様と、ストーカー美女以外は人間失格級のロクデナシも出て来ないので、ストレスも溜まらなくて良い。王様はマジでムカツクけど。

「どんなケンカを前日の晩にしても、翌日の朝には……」というのは、自衛官だけに限らないよね。ただ歩いているだけでキチガイに刺されたりするし、いつどこで何が起こるかわからないのだから。

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阪急電車

阪急電車阪急電車
(2008/01)
有川 浩

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恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車…。8駅から成る、片道わずか15分間の阪急電鉄今津線で、駅ごとに乗り降りする乗客の物語。電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく—片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。


なんだかマイナーなネタであるが、これは阪急今津線利用者には堪らないだろう。宝塚から西宮北口までの、僅か八駅の間に起こる人間模様。駅毎に主人公が代わって行くのだが、同じ車両に乗り合わせているので、他の話の登場人物もチラリと登場したりする。

そして、西宮北口からは折り返して再び宝塚まで。この折り返し部分は、そのまま戻るのではなく、後日譚であるから、数ヶ月後のお話になる。前半で登場した人々が、その後どうなったか描かれる。片道わずか15分の間に、出会いもあれば別れもある。

様々な人物が登場するが、婚約者を寝取られてしまい、披露宴に花嫁以上に美しい純白のドレスを着て討ち入りする翔子さんが格好良すぎる。婚約者の男は阿呆である。

次は宝塚線でやってもらいたいところだが、駅数が多いから大変だろうな(笑)。

ネタバレ注意↓
 
 
 
 
 
図書館でよく見かける、好みのタイプの女性が隣に座り、外に見える「生」の文字がきっかけで恋が始まる青年。恋が始まる瞬間を見て辛く感じる純白のドレスを着た美女は、婚約者を地味女に寝取られて、披露宴に討ち入りを果たした直後。その美女をお嫁さんだと勘違いする小さな孫娘と祖母。話しかけられた老婆に勧められて途中下車する美女。それを見かけて常識問題で諍いとなるカップル。男の方はロクデナシ。逆ギレして競馬に行くロクデナシ。それを見て別れたほうが良いと老婆に言われる女。年上の彼氏の馬鹿っぷりでのろける女子高生。たまたま同じ車両に乗っていた、自分と同じ大学に通う女性と意気投合する青年。

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女王国の城

女王国の城 (創元クライム・クラブ)女王国の城 (創元クライム・クラブ)
(2007/09)
有栖川 有栖

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先の三作から随分と時間が経っているので、有栖川ファンの方は、まさか続編が出てくるとは思っていなかったかもしれない。時代設定がバブル崩壊より少し前になっている。ヒロインも現実世界では既に四十手前のおばさんになってしまっているのだと思うと……。

今回は、江神先輩が新興宗教団体に拉致された感じになって、それを助け出そうと有栖達が行動するのだが、その先でお約束とも言える出来事(つまり、殺人事件)が起こり、教団施設から出られなくなってしまうのだ。

人が殺されたのに、警察には通報しないと頑なな態度を取る教団幹部達。有栖一行も、施設内に拉致状態で、外界と隔てられてしまう。教団内部の内ゲバや権力争いか? それとも設定時期が時期だけに、某カルト教団みたいに良からぬ事を企んでいるのか? 謎がどんどん膨らんでいく。

今回の作者からの挑戦状は、何故か少し弱気。まぁ、ギブアップする事は最初から決まっているので、推理せずに解答を読む。犯人よりも、教団が隠していた謎のほうが意外だった。

このシリーズ、どうやら次で完結予定らしいが、いつ出る事やら?

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双頭の悪魔

双頭の悪魔 (創元推理文庫)双頭の悪魔 (創元推理文庫)
(1999/04)
有栖川 有栖

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他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された木更村の江神・マリアと夏森村のアリスたち、双方が殺人事件に巻き込まれ、各々の真相究明が始まる…。


今回はダブル主人公となる。いつも通りの主人公はアリス、そしてもう一人は、休学して消えたマリアだった。単発ヒロインとして消え去らなくて良かった。

鉄砲水で橋が流されて分断された両側で起こる殺人事件。終盤に突入するまで、行き来が出来なくなってしまうので、アリスとマリア視点で、交互に物語が進んで行く。この時点で、作者からの挑戦状は二回。しかも、それだけでは終わらない。江神さんがいるマリア側では、殺人犯人を特定した直後に新たな殺人事件が発生する。殺されたのは、最初の殺人事件における犯人だと推理された人物。ここで、第三の殺人事件及び全体を把握するための最終挑戦状が作者から贈られる。

三回の殺人事件と、三回の挑戦状。これは、一粒で二度どころか三度美味しい! まぁ、推理は苦手だから自分で考えずにアッサリと解決編まで読んでしまうけど(笑)。江神さんに関わる暗い過去と、彼に付きまとう死の予言がとても気になる。予言通りに江神さんが死んでしまったらどうしよう……。ハラハラしながら読み進めた。

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孤島パズル

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
(1996/08)
有栖川 有栖

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紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。


一作目は火山噴火で下界と切り離された山中で連続殺人事件が起こったが、今回は孤島が舞台。江神先輩とアリスだけが登場、他の人は姉の結婚式と教習所合宿のため、プロローグ部分だけで退場。代わって紅一点、マリアが登場する。

マリアに誘われて島にある宝探しに挑戦する事になった江神先輩とアリスだが、お約束通り、外界から隔離された島で人が殺されて行く。孤島物と言えば、何者かの手によって、次々と人が殺されていき、お互い疑心暗鬼に陥るというのがセオリーだが、有栖川有栖作品では、そこまでむやみやたらと人が殺されまくったりはしない。登場人物の大半は殺されずにすむので読み物としては少し地味になるかもしれないけれども、その分、リアリティは増している。小説ならともかく、実際にはそう都合よく人が殺されまくり、しかも犯人が判らないなんて事はなかなか考えられないからね。

リアリティ以外の面でも、殺される側が限定されるのには理由がある。ある程度進んだ時点で、作者から読者に挑戦状が送られるのだ。その時点までで、犯人を特定するためのヒントが読者に与えられているのである。むやみやたらと殺してしまったら、死体だらけになってしまうので、生き残りから犯人を捜すのが簡単になってしまう。

今回は、ちゃんと登場人物表がついていたので助かった。しかし、挑戦は華麗にスルーして最後まで読み進めた。推理苦手だし、頭硬いから絶対に無理! 最後のほう、嫌な展開になってきたけど、あの人が犯人じゃなくて良かった。今回もアリスは失恋モードでほろ苦い結末へ。

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月光ゲーム―Yの悲劇’88

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
(1994/07)
有栖川 有栖

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夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。


長門有希100冊にある「双頭の悪魔」を攻略しようと思ったところ、これは有栖川有栖の学生アリスシリーズ三作目だと知る。という訳で、これを攻略する為には「月光ゲーム」→「孤島パズル」→「双頭の悪魔」→「女王国の城」と進める必要が出てきた。

これも、長門有希に薦められなければ読む事は無かったかもしれない。ある程度物語が進んだ時点で作者から挑戦状が叩きつけられる。その時点までで、犯人を特定するための情報は与えられているというのだ。これは少し新鮮。意外に、作者vs読者で正々堂々と戦われる推理物って少ないからね。名探偵だけが推理していたり、読み物としては面白くてもヒントは不足していたり、酷いのになると、作中に犯人が登場していないなんてルール違反もあって、絶対に読者が解けなかったりするからね。

さてさて、有栖川有栖から挑戦状を頂いた訳ですが、ここは5秒で降伏! いや、頭が硬いから推理は苦手だしさ……。最大に盛り上がっている冒頭を無視すると、とりあえず始まりには4人しかいないのだが、山登りの最中に他の大学と合流して、登場人物が17人に増えてしまうのだ。いきなり増えるから、全員覚えられません。これではもう、謎解き以前の問題である。

山の上でキャンプ中に火山が噴火して下山出来なくなるのだが、そこで連続殺人事件が発生。下界とは隔離されているのだから、そこにいる誰かが犯人だという密室状態なのだが、人が多すぎる……。これ、ラノベみたいに全員のイラストつけてくれたら良いのだけど。せめて登場人物一覧表くらいは欲しかった。わざわざメモする気力は無かったし。文庫版とか、新しいやつには付いていそうだけど、図書館にあったのは初期の単行本だから、ついてませんでした……。

そういう訳で、早々に謎解きはギブアップ。有栖川有栖の勝利となったのだが、謎解きしなくても、普通に読むだけで面白いからOKです。推理主体なので、登場人物の描写がアッサリ風味だけど、推理するためのヒントも鏤めつつ、キャラ描写まで濃くしてしまうとアレステア・レナルズみたいな厚さの本になりそうなので、これは仕方が無いだろう。

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眼鏡とメイドの不文律

眼鏡とメイドの不文律 (Flex Comix)眼鏡とメイドの不文律 (Flex Comix)
(2008/12/11)
TOBI

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平々凡々な高校生・凡太(ぼんた)は、かわいいメイドさん(だけどホントはSP見習い)の”ゆかり”と、「メイドだけど人の世話は大嫌い」な”ハル”と一緒に、ドタバタ共同生活中。今回はさらにもう一人、ロングヘアも麗しいメイドさんがやって来て……。凡太は3人のメイドさん(モドキ含む)に囲まれて、お世話されまくっちゃいます! ……ならば、普通のラブコメだったのに……。


とりあえず、眼鏡属性は保持していないので、眼鏡はどうでも良いのだが、表紙の人がメイドですらないじゃないかっ!!

ある日、青年の狭いアパートに謎の押しかけメイドが現れるというありがち設定なのだが、この人は本物のメイドから制服を強奪して来た偽者だった。続いて、私服の女性が押しかけてくるのだが、この人が制服を奪われてしまった本物のメイド。

SPとメイドを養成するという妙な学校の卒業試験として、主人公の家があてがわれてしまったようで、とんでもない事に。なんせ、偽メイドは護衛が任務なので、家事が全く出来ないどころか、怪力で様々な物を破壊してしまうのである。そして、本物は美味しそうな料理を作ると自分で食べてしまうという酷さ。

さらに追加で、試験官を名乗る清楚系の美女メイドが登場するのだが、この人は女じゃなかった……。一番可愛いのに、ここでもまた「こんな可愛い子が女の子なはずないじゃない!!」の法則が適用されるんだね。

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眼鏡なカノジョ

眼鏡なカノジョ (Flex Comix)眼鏡なカノジョ (Flex Comix)
(2008/03/12)
TOBI

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先輩、ツンデレ、天然、お姉さん、小学生、そしてアイドル……! ヒロインは全員かわいい「眼鏡な女のコ」! 眼鏡をかけた女の子との恥ずかしくもあまずっぱい青春ラブコメディを、オムニバス形式全八話でお届けします。毎話で魅せる「眼鏡なカノジョ」達の笑顔には、もう勝てません……! ヒロインのメガネを、眼鏡アイドル・時東ぁみちゃんがセレクトするコラボ企画も収録。彼女たちがかけているフレームにも注目してね。


正直、眼鏡属性が無いので、パーツ自体は全然興味が無かったのだが、これは内容がしっかりしているので、属性保持者以外でも楽しめる。属性のひとつだから眼鏡っ子を描けば良いだろうといった類のものではなく、物語に深く関わるキーアイテムとなっているのが素晴らしい。

全部で8話入った短編なのだが、「かけず嫌い」と「空色めがね」の後日談が『眼鏡とメイドの不文律』に収録されている。

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恋する果実

恋する果実 (光彩コミックス Pinky Teensコミック)恋する果実 (光彩コミックス Pinky Teensコミック)
(2009/02/26)
夏咲 たかお

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表紙に釣られてしまった。なんというか、女の尻が軽すぎて、安易にエロ展開するものが多い。しかもウソ臭い。まあ、リアリティを追求すると18禁ゾーンに突入してしまうし、ファンタジー入ってないと読んでもらえないだろうし、仕方が無いのか。

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メイドカフェぶろっさむ

メイドカフェぶろっさむ (バーズコミックス)メイドカフェぶろっさむ (バーズコミックス)
(2008/02)
SAA

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過疎の村から出てきた少女が秋葉原で行き倒れになる。カフェのマスターに助けられ、恩返しとばかりに、強引にメイドカフェ化。よって最古参なのに、ドジっ娘。飲食業でドジっ娘なのは、お皿を割ったりしてコストがかかるから拙い気がするのだが……。

他にも双子と天才と完璧超人みたいなのがいて、それぞれのキャラもちゃんと立っている。1巻完結なので、店長が業態を変えてアッサリとお店が無くなってしまうのが残念。実店舗から車両による移動式に変わってしまうのは、後退のような気がするのだけど。

居場所が無くなってしまったら、今度は自分で作る主人公が意外に逞しい。台詞の無いラスト数ページを見るとハッピーエンドかな。

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エレキ源内 殺しからくり

エレキ源内 殺しからくりエレキ源内 殺しからくり
(2004/10)
米村 圭伍

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平賀源内の遺した秘宝が巻き起こす陰謀! 第十代将軍徳川家治の嫡子、家基の不可解な死を発端に起こる暗闘、陰謀。平賀源内の遺した秘宝をめぐって、源内の娘・つばめ、大田直次郎、謎の一団が繰り広げる奇想天外な、書き下ろし時代長編。


えっ!? これ源内が主役じゃないのか。いきなり死んでるし……。まあ、表紙見たら描かれているのが源内じゃなくて女の子だけどね。

事件を起こし捕らえられた源内は、獄中で死んでしまうのだが、どこかに隠された源内秘宝をめぐり、各勢力が暗躍する。源内は、幕府中枢の恐ろしい陰謀劇に加担していたのである。

という訳で、源内本人はアッサリと死亡フラグが成立してしまい、主人公となるのは平賀源内の隠し子つばめ。将軍の座を狙う一橋家の陰謀に巻き込まれて酷い目に。さらには田沼派も先代将軍が暗殺された証拠を掴もうと、源内秘宝を狙って来る。さらに、朝廷隠密みたいなのまで……。

他の話みたいに二転三転はしないけど、ラスト付近の源内秘宝は奇妙奇天烈な大仕掛け。今なら何でもない電気やライターも、この時代だと最先端か!?

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