猫のあしあと

猫のあしあと猫のあしあと
(2007/10)
町田 康

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「猫にかまけて」の続き。いなくなった猫もいるが、ヘッケの兄弟がいたら保護したいとボランティア団体に申し出たところ、関係無い猫が次々と持ち込まれ、どんどん増えていく。これ、町田康なら飼ってくれるだろうという打算で、わざと連れて来ているんだと思うよ。探している猫じゃないから要らないとは言えず、引き受ける事になる町田康。お釈迦様の様に偉い人だ。もはや人類にしておくのは惜しい! 猫の治療費とか、かなり出費があって大変だろう。

反対に、もう飽きたとか、もう楽しんだからと理由をつけて動物を捨てに来る腐れ外道もいる。こういう奴は人類にしておきたくない。寝ている間に死神に寝首を掻かれ黄泉平坂を転げ落ち、奈落の底まで堕ちて逝って欲しいところである。


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猫にかまけて

猫にかまけて猫にかまけて
(2004/11/16)
町田 康

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どうでもいいようなことで悲しんだり怒ったりしているとき、彼女らはいつも洗練されたやりかたで、人生にはもっと重要なことがあることを教えてくれた。写真と文章で綴る、猫たちとの暮らし。


「猫のあしあと」というのがあったので借りてきたら、「猫にかまけて」の続きである事が判ったので、慌てて追加で借りてきた。小説じゃなくエッセイだから、別に順番じゃなくても良さそうに思えるが、結構繋がっているので、やはり「猫にかまけて」→「猫のあしあと」の順で読むべき。

エッセイなのに文体が硬質で、昨今の芥川賞より余程出来が良い。まだ町田康の受賞作は読んでないけれども、これなら期待出来そうだ。飼い猫のココアとゲンゾーに加えて、ヘッケと奈奈が登場するのだが、悲しい結末も待ち構えている。それにしても、猫に注ぐ愛情は凄すぎる。人類全員が町田康になれば、猫も天国だろうに。


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信じることと、疑うことと

信じることと、疑うことと (ちくま文庫)信じることと、疑うことと (ちくま文庫)
(1996/05)
なだ いなだ

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「大きなうそも、声高に叫べば信じられる、といったのはナチの宣伝相だったが、うそをつき続けた彼の、唯一の真理の言葉がこれであった」昨今の“声高な言葉”を安易に信じてしまう危険性を指摘し、本当にわかるということは、どういうことかを考える一冊。オウム、住専、TBS問題…様々な嘘が明らかになった。だまされた側の責任とは。


なだいなだ、さすが精神科医だな。この人の他人を納得させる技術は素晴らしいよ。物分りの悪い人相手に誤りを正すなんて、一般人なら途中でキレるだろうし、ちょっと賢い人でも論理でゴリ押しするだけで納得させる事など出来ないだろう。それにしても、人はどうして疑うべきモノを信じて、信じるべきモノを信じないのだろうか。単に愚かだからなのかもしれないが。


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階段途中のビッグ・ノイズ

階段途中のビッグ・ノイズ階段途中のビッグ・ノイズ
(2006/10)
越谷 オサム

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暑い夏、無意味に熱かった僕たち、ビールなんて苦くて飲めなかったあの頃―。だめな先輩のせいで、伝統ある軽音楽部が廃部になってしまう。がけっぷちに立たされても、啓人は煮え切らなかった。しかし、幽霊部員だった伸太郎に引きずられ…。太ももが眩しい同級生への恋、頼りにならない顧問、不協和音ばかりの仲間たち。四面楚歌の状況で、啓人は「一発ドカンと」やれるのか!? 振り返れば、すべてが懐かしく、愛しい。


不良の先輩が起こした不祥事で廃部寸前になる軽音楽部。かつての栄光は失われ、たった三人だった部員のうち、二人は麻薬事件で退学処分。たった一人残された少年のもとに、幽霊部員と化していた同級生が現れて校長と掛け合い廃部を撤回させる。

とりあえず処分保留にはなるのだが、学祭までに実績を出さないといけなくなる。練習場所は階段、顧問が監視していないと練習不可だが、そもそも顧問がいない。メンバーも全然足りていない。全校生徒から敵視され、規則原理主義者の体育教師からは目の仇にされるという四面楚歌状態。

次々に押し寄せる障害を必死になってクリアしていく二人。駄目っぽい先生を何とか顧問にし、紹介されたイケメンを引き込み、吹奏楽部の圧政者に嫌気がさして辞めて来た男を加えた頃から、少しずつ何かが変わり始める。

思いっきり青春していて良い感じである。体育教師には苛立つけれども、四人が腐らず頑張るから敵キャラとしてなら許しても良いか。顧問の駄目っぽい先生が、実はスゴイ!


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ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝

ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)
(2006/05/11)
アーシュラ・K. ル=グウィンUrsula K. Le Guin

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魔法使いゲドの生涯とアースシー世界の光と闇を描く壮大な物語の別巻。アースシーを鮮やかに照らしだす「カワウソ」など5つの物語と、詳細な解説を収める番外編。ル=グウィンの構想した世界の全貌が見えてくる一冊。


知らないから先に5巻を読んでしまったけど、発表は4巻、外伝、5巻の順番だし、外伝には5巻に繋がる話が含まれているので、こちらを先に読むべきだった。

まだ魔法が忌み嫌われており、世界も争いに満ちていた頃の話から、世界が変容し始める5巻直前の話まで、5つの短編とアースシーの設定集みたいなのが入っている。「ダレン・シャン」みたいなファンブックではなくて、きちんとした外伝になっているので、本編とあわせて読んでおくべきだろう。できれば、5巻の前に。

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ゲド戦記 5 アースシーの風

ゲド戦記 5 アースシーの風ゲド戦記 5 アースシーの風
(2006/05/11)
アーシュラ・K. ル・グウィンUrsula K. Le Guin

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故郷のゴント島で妻テナー、養女テハヌーと共に静かに余生を送るゲド。竜が暴れだし、ふたたび緊張が高まるアースシー世界。テハヌーは王宮に呼び出され、レバンネン王から重要な使命を与えられる。


当初は「新しい風」という邦題になる予定が、著者が新しい風ではないと言ったので、アースシーの風になったらしい。今までと風向きが変わってしまった事だけは確かですが。

世界の秩序が崩壊して行き、徐々に真実が見え始める。かつて人と竜が同じだったという事。ゲドが生きたまま見てきた死者の国に竜がいない理由。実は、ここに至るまでの話が外伝に含まれているので、先に外伝を読むのが正解かもしれない。

これで本当の最終巻となるか!?


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ゲド戦記 4 帰還

ゲド戦記 4 帰還 (ソフトカバー版)ゲド戦記 4 帰還 (ソフトカバー版)
(2006/05/11)
アーシュラ・K. ル・グウィンUrsula K. Le Guin

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魔法の力を使い果たしたゲドは故郷ゴント島に戻り、テナーと再会する。大火傷を負った少女も加えての共同生活が軌道にのりだした頃、三人は領主の館をめぐる陰謀に巻き込まれてゆく。太古の魔法を受け継ぐのは誰か。


古い本では、これが「ゲド戦記 最後の書」となっているのだが、続きが出てしまったから、最近のは単に「ゲド戦記4」とされている模様。やはり、前の三冊で三部作、これは後日譚でしか無い。死者との戦いで魔力を失ったゲドが故郷に戻ってくる話。テナーも中年女性になってしまっているし、師匠のオジオンは死んでしまった。

シリーズ通したら名作ではあるが、この巻に限ってはフェミニズムに傾倒しすぎな部分で、評価が微妙となっている。三部作で完結させたほうがキレイだったかもしれない。もはやゲドはあまり活躍しないが、代わりにカレシンが頑張ってくれたので良しとしておきましょう。

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ゲド戦記 3 さいはての島へ

ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)
(2006/04/07)
アーシュラ・K. ル・グウィンUrsula K. Le Guin

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魔法使いゲドの生涯とアースシー世界の光と闇を描く壮大な物語の第3巻。大賢人ゲドのもとに、世界の異変を伝える知らせが届いた。ただならぬ気配を感じたゲドは、アレン王子を連れ、見えない敵を求めて旅に出る…。


すでにゲドは大賢人となり、壮年期に入った頃。ゲドは、かつて学んだロークの学院で教師となっている。出世しました!! 

ある日、アースシーで起こりつつある異変を知らせにアレン王子がゲドの元を訪れる。人々の反対を押し切って、ゲドは知らせに来たアレンと共に異変の原因を探る旅に出るのである。何をどう探ったら良いかもわからない苦難に満ちた旅において、二人は世界の果てどころか、もっと恐ろしい場所まで行ってしまうのだ。一応、三部作という事なので、これでひと段落。シリーズ中ではこれが最高。


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ゲド戦記 2 こわれた腕環

ゲド戦記 2 こわれた腕環 (ソフトカバー版)ゲド戦記 2 こわれた腕環 (ソフトカバー版)
(2006/04/07)
アーシュラ・K. ル・グウィンUrsula K. Le Guin

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魔法使いゲドの生涯とアースシー世界の光と闇を描く壮大な物語の第2巻。アースシー世界では、島々の間に争いが絶えない。青年ゲドは、平和をもたらす腕環を求めて暗黒の地下迷宮へおもむき、巫女の少女アルハと出会う…。


邦訳ではゲド戦記というシリーズ名になっているけど、本当はアースシーという世界そのものが舞台であって、ゲドが主人公という訳では無いらしい。

今回は、神殿の地下迷宮に祀られている、古き名も無き者に仕える巫女に選ばれてしまった少女が主人公。だがカルガド帝国が諸島を統一してからは、大王が権勢をふるい、神殿の威信は失われつつある時代となっている。単調な毎日を過ごす巫女アルハは、神殿地下に広がる大迷宮の探索に熱中する。そんなある日、西方から来た魔術師が神聖な迷宮内部に侵入しているのを見つけてしまい、扉を閉ざして監禁してしまうのである。

囚われた魔術師こそ、影との戦いに勝利し、今では竜王となったゲドである。ゲドと関り影響を受けるアルハは、次第に自らに疑問を抱き始め、ついにはアルハである事を捨て去るのだ。名前を捨て、産まれた際に得た本当の名前に戻ったテナー(アルハ)は、ゲドと共に西を目指す事になるのだ。


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ゲド戦記 1 影との戦い

ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)
(2006/04/07)
アーシュラ・K. ル・グウィンUrsula K. Le Guin

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アースシーのゴント島に生まれた少年ゲドは、自分に不思議な力がそなわっているのを知り、真の魔法を学ぶためローク学院に入る。進歩は早かった。得意になったゲドは、禁じられた呪文を唱えてしまう。



前半は暗くて面白くない。ゲドが強くなって、異界から影を呼び出してしまうあたりから面白くなるんだけど、少年期と修行期間の話が結構苦痛。最近のファンタジーみたいなご都合主義的な甘やかしは微塵も無くて、全編通して暗い内容だから、なんだかムアコックのエターナル・チャンピオン・シリーズを読んでいる時みたいに気分が滅入る。ゲドは確かに強力な魔術師ではあるが、決して万能ではなく、自らの驕りと傲慢から呼び出してしまった影に怯えなければならなくなるのだ。

竜の群れを退治するほどの力を蓄えながらも、常に名も無き影に追われるゲド。だが師匠の導きで影と向き合う事を決意し、追う側へと転じるのだ。影を追って世界の果てまで航海するゲドが手にしたのは勝利でも敗北でも無く……。


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人類が消えた世界

人類が消えた世界人類が消えた世界
(2008/05/09)
アラン・ワイズマン

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住人を失ったあなたの家は、その時点から腐りはじめ、100年後には煙突のレンガなどを除く屋根や壁のほとんどは崩れ落ちるだろう。高層ビルを擁する大都市もまた、地下への浸水から崩壊し、長くは持たない。人類なきあとにはどんな動物たちが地上を闊歩するのか。犬はもはや人間なくしては生きられないが、猫は小動物を狩りながら自由を満喫するだろう。アフリカで人間の後釜に座るのはヒヒかもしれない。人間が残したいと願う文化的生産物は、銅像などを除けば、ほとんどが数万年のうちに跡形もなく消え去るが、プラスチック粒子、放射性物質などはその後も地球の生態に大きな影響を及ぼし続ける。また、テレビ番組の電波は宇宙空間を永遠にさまよい続け、どこかの知的生命体の退屈を紛らせるかもしれない…。ニューヨークからパナマ運河、朝鮮半島まで世界中をフィールドに、最新の科学的知見にもとづき、人間の営みを多角的に見つめなおして描き上げる驚愕の未来予測。


ある日、人類が姿を消してしまったら、残された物は一体どうなってしまうのかというシミュレーションである。この仮定自体が荒唐無稽で、致死性病原体なり、遺伝による種の終焉なりの具体例は示されていない。純粋に、もしも人類が急にいなくなったら? という、ほぼ有り得ない仮定の話である。

都市は意外に脆く、すぐに崩壊が始まるらしい。一方、人類が汚染した化学物質や放射能、新素材といったものは、物によっては何十億年も影響を与え続ける。

全人類だけが急にいなくなるという状況は考え難いのだが、一部の地域においては、人類がいなくなった地域というものも存在するので、条件設定はともかく、実際に何が起こるのかという点については、単なる空想だけではない。内戦で分断されたキプロスの境界線や、朝鮮半島の休戦ライン等が、いきなり人類がいなくなった場所の、興味深い具体例となっている。

それにしても、人類がいなくなった方が世界が、全てにおいて平和に見えるのがやるせない。ただ一種類が絶滅するだけで、数多くの動植物が助かり、楽園が再来するのである。やはり、世界平和のために人類は滅亡した方が


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ハコイリ

ハコイリ (ヤングチャンピオン烈コミックス)ハコイリ (ヤングチャンピオン烈コミックス)
(2007/10/19)
Cuvie

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都内の大学に通う貧乏学生・田中光一。彼を追って上京した名家の令嬢・綾瀬紫苑。家柄のつりあわぬ相手を愛してしまったがゆえに、命さえ狙われる光一に明日はあるのか!? 強く愛しあう2人のローラーコースター・ラブコメ! 読み切り作品「オオカミ少年の恋」「アブノーマル」を併録。


Cuvieの一般ジャンルという事で読んでみたが、指定マークがついてないだけで、中身は変わらない気がする。超お金持ちのお嬢様に好かれたため、それを阻止すべく命まで狙われる羽目になる貧乏男。ヘタレ男にお嬢様という部分は王道である。せっかくの一般ジャンルなのだから、エロ禁止で挑戦すれば良かったと思うのだが……。


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爆裂天使

爆裂天使Angel’s Adolescence Vol.1 (1) (電撃コミックス)爆裂天使Angel’s Adolescence Vol.1 (1) (電撃コミックス)
(2004/07/27)
GONZO

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爆裂天使Angel’s Adolescence Vol.2 (2) (電撃コミックス)爆裂天使Angel’s Adolescence Vol.2 (2) (電撃コミックス)
(2005/01/27)
GONZO

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爆裂天使Angel’s Adolescence Vol.3 (3) (電撃コミックス)爆裂天使Angel’s Adolescence Vol.3 (3) (電撃コミックス)
(2005/07/27)
GONZO

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全3巻完結。

治安が崩壊した近未来の日本で、賞金稼ぎをしている女二人組。とはいっても、強いのはジョウだけで、もうひとりのメグは一般人なので、戦闘のサポート程度しか出来ない。一見、役に立ってなさそうで、本人も後半でそれを気にするのだが、人の存在価値はそんな事では決まらない。

異様に強いけど記憶を失くしているジョウは、謎の男達に狙われ始めるのだが、結局、ラストに至っても全貌は明かされず、謎が残ったままで終わってしまう。


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乙一

攻略対象書籍は以下。

夏と花火と私の死体』★★★★
天帝妖狐』★★★★
平面いぬ。』★★★★
失踪HOLIDAY』★★★★
きみにしか聞こえない CALLING YOU』★★★★
暗黒童話』★★★★☆
死にぞこないの青』★★★☆
暗いところで待ち合わせ』★★★★
GOTH リストカット事件』★★★★☆
さみしさの周波数』★★★★
ZOO』★★★★☆
『くつしたをかくせ!』
失はれる物語』★★★★
『小生物語』
銃とチョコレート』★★★★
『The Book”jojo's bizarre adventure 4th another day』
『GOTH モリノヨル』

(共著)
『とるこ日記~“ダメ人間”作家トリオの脱力旅行記~』



売れてから、あんまり仕事しなくなった(笑)。



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銃とチョコレート

銃とチョコレート (ミステリーランド)銃とチョコレート (ミステリーランド)
(2006/05/31)
乙一

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少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。


児童書なので、従来の作品と比べてやや傾向が異なるが、やはり乙一は何を書かせても上手いと思う。ダークでもせつない系でもない、新境地といった感じだ。文字遊びというか、引っ掛けもあって、作者にしてやられる。アッサリ風味だが、なかなか心地良い。挿絵は不気味系だけどね(笑)。

怪盗ゴディバを追うヒーローであるはずの探偵ロイズが、実は……だったりして、一筋縄ではいかない。一連の事件に巻き込まれた少年が辿り着いた真実とは!?


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GOTH―リストカット事件

GOTH―リストカット事件GOTH―リストカット事件
(2002/07)
乙一

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最も注目される若手ナンバーワン、乙一のホラー短編集。毎日届く恋人の腐乱死体の写真。彼女を殺したのは誰? 「犯人探し」に奔走する男を描く表題作ほか、書き下ろしを含む全10編を収録。


人が死ぬ話が満載。かなりダークな内容で、面白いんだけれども読後感がよろしくない。主人公もバモイドオキ神様の手先みたいな暗黒属性のヤツだし。

6つの物語で綴られていて、「犬」という話だけは悪人が死ぬ話だから許せるのだけれど、他のはバラバラ猟奇殺人とか、人の手を切断する通り魔とかの話で、精神的に疲れます。悪人が死ぬ話は好きなんだけど、普通の人が死ぬのは……。


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ZOO

ZOOZOO
(2003/06)
乙一

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いま最も注目される若手ナンバーワン、乙一の魅力爆発の短編集。毎日届く恋人の腐乱死体の写真。彼女を殺したのは誰か?「犯人探し」に奔走する男を描く表題作他、書き下ろし新作を含む10編収録。


白乙一と黒乙一が見事にブレンドされた感じ。グロ要素は高い。ダーク部分がかなりあるので、読後感はあんまり爽やかじゃないのがちょっと……。胃のあたりがムカムカしてきて個人的にはアレですが。読ませる力はあるけど、この手の狂気入ってる物語を絶賛する中高生を見ると、なんだか乙一作品そのもののような不気味さを感じて仕方がない。「SEVENROOMS」の残虐すぎる狂気が頭から離れない。


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地球外知性体―宇宙物理学、探査40年の到達点

地球外知性体―宇宙物理学、探査40年の到達点地球外知性体―宇宙物理学、探査40年の到達点
(1997/05)
桜井 邦朋

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夜空に輝く星々が私達の太陽で同類であるならば、私達と同じような知性を持った存在が暮らしているのではないか。「彼ら」はどこにいるのか? 宇宙物理学と生命物理学の両面から、ETI研究の成果に迫る。


未だ、人類以外の知性体の痕跡は何ら認めらないが、この銀河系だけで、太陽の様な恒星が2000億もあるというのだから、きっとどこかに、何かはいるのだろう。むしろ、これほど広大な世界(宇宙)の中で、この地球にしか知性が存在しないなんて驕りを平気で言いきる宇宙人否定派の論拠を知りたい。

ただ、肯定派のほうも、自説を証明する為には、現在の科学技術があまりにも拙いので、まだまだ時間がかかりそうである。考えて見れば、地球人は未だにお隣はおろか、自分の庭先すら行けないのだから……。いや、月にしか行けないなんて、玄関くらいまでしか行ってないよね、きっと。

太陽を野球のボールくらいの大きさに例えて、それをアメリカの西海岸に置くと、それに一番近い次のボールは、アメリカの東海岸に転がっているらしい。広大すぎる世界に圧倒されてしまう。

今、人類は懸命に玄関から外の世界に出て行こうとしている。ふと、ロシア人天才科学者の言葉を思い出した。

地球は人類のゆりかごである。
しかし何人たりともゆりかごの中で一生を過ごすことはできない。

コンスタンチン・エドアルドビッチ・ツィオルコフスキー




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少女怪談

少女怪談少女怪談
(2008/06)
藤野 千夜

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生き霊、呪い、神隠し? ……ロウ・ティーンの女の子4人がひょいと異界に足を踏み入れて。あやうい年頃の心模様を描いた傑作短篇集。


またしても表紙に釣られてしまった。この作家の作品は、どれもこれも面白くなりそうでならないまま終わってしまうのでツマラナイ。起承転結で言うと起だけで終わってしまう感じである。

コンビニ前で犬を盗んで勝手に散歩する美少女中学生、昔の同級生の生霊みたいなのに憑かれた喪男高校生。傘の形でからかわれる女子中学生。母子家庭の小さな女の子。その全てが、「だから何?」と言いたくなるような中途半端なところで終わっている。

恩田陸も長編だと後半はダレてグダグダになるけれども、藤野千夜は短編なのに盛り上がらないまま終わってしまうから、超劣化恩田陸を読まされている気分になる。とりあえず、表紙だけは良かった(笑)。



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おしゃべり怪談

おしゃべり怪談 (講談社文庫)おしゃべり怪談 (講談社文庫)
(2001/12)
藤野 千夜

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納会帰りに雀荘へ寄った四人のOLが、おしゃべりな男に包丁を突きつけられながら、延々と麻雀をする羽目に陥る表題作ほか、コミカルで、繊細で、温かく、ちょっぴり怖い四篇を収録した作品集。若者の日常に潜むいつもは見えない不安や心のほころび、性の揺れを優しくリリカルに描いた野間文芸新人賞受賞作。


第20回野間文芸新人賞受賞作。

題名に惹かれて借りてはみたのだが、どれもこれも微妙。表題作なんて、ちっとも怪談じゃなくて、キチガイが起こす事件に巻き込まれて、包丁で脅されながら延々と麻雀させられるだけの話だし。

最初にある「BJ」も、借りた部屋に得体の知れない何かがいて、髪を引っ張られたりするのだが、本当に何かがいるのか、本人の精神が病んでいてそう感じるだけなのか明らかにされないまま物語が途切れてしまうので、非常に歯切れが悪い。

なんだか、劣化した恩田陸を読まされている感じだ。恩田陸は前半面白いのに後半グダグダだけど、この人のは面白くもなくてグダグダになって途切れる。


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フェッセンデンの宇宙

フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)
(2004/04/15)
エドモンド・ハミルトン

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史上最高の科学者フェッセンデンが実験室の中に宇宙を創った!世界中の言葉に翻訳された、名作中の名作「フェッセンデンの宇宙」をはじめ、代表作「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」、切ない怪奇小説「帰ってきた男」、ショート・ショート「追放者」、さらに本邦初紹介作として「風の子供」「凶運の彗星」「太陽の炎」「夢見る者の世界」の4篇を含む、全9篇を収録。


妖精写真に出てくる少女の様な表紙だから、海外純文学か幻想文学みたいに見えるけれども、これは一応SFである。まだSFだけでは食っていけないような時代だったので、多少はウィアード・テイルズ系統のゴシック・ホラーも入っているのだが。

短編の中に、太陽系の惑星が8個になっている作品があって笑った。これは冥王星降格を見越した訳では無く、まだ発見されてなかっただけなのだが。

ハミルトンと言えば、キャプテン・フューチャーで有名である。それが一種の縛りになってしまい、SF作家の列に入れてもらえないという悲劇も生じているのだが。この辺りの出来事は、本書のあとがきに詳しく載っている。

9編入った短編集であるが、やはり表題となった「フェッセンデンの宇宙」が最高だった。多少なりとも想像力のある人間なら、一度は感じたであろう、自分達よりも上方世界に居る何者かを感じる恐怖が描かれる。


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注意
以下、ネタばれです。

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みんな元気。

みんな元気。みんな元気。
(2004/10/28)
舞城 王太郎

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空飛ぶ一家と家族の交換。額に書かれた自分の名前。バットでボコボコ僕のプリウス。学校襲撃絶対ノンノン!夢と嘘と優しさと愛と憎しみと悲しみと平和と暴力。どうして目に見えないものばかりが世界に満ちているのだろう?


半分くらいは表題作の「みんな元気。」だが、幻想と妄想が乱れており、しかも文体が女子高生が書いた日記みたいになっているので、非常に読みにくい!! 姉が寝ている最中に浮かんだり、空から攻撃してきた飛ぶ家の家族が妹を攫って、代わりにその家の弟を置き去りにして、強制的に家族を交換されたりと、最初から最後まで意味不明系統。

他の短編も意味不明なのばかりで、キチガイがたくさん出てくる。


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夏の約束

夏の約束 (講談社文庫)夏の約束 (講談社文庫)
(2003/02)
藤野 千夜

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ゲイのカップルの会社員マルオと編集者ヒカル。ヒカルと幼なじみの売れない小説家菊江。男から女になったトランスセクシャルな美容師たま代…少しハズれた彼らの日常を温かい視線で描き、芥川賞を受賞した表題作に、交番に婦人警官がいない謎を追う「主婦と交番」を収録した、コミカルで心にしみる作品集。


第122回芥川賞受賞作。

味付け程度ではなく、思いっきりホモカップル全開な内容に萎える。吉田修一といい、この人といい……。性同一性障害とか、テーマ性のある作品ならともかく、ごく普通の内容なら、別に普通の男女カップルでも良いんじゃないの? ホモ小説に負けた太宰に全米が泣いた!

とりあえずストーリーはあるので、自慰や意味不明系な最近の作品と比べたら読めるけど、カップル以外にも出てくるのでホモ率高すぎ(笑)。個人的には『恋の休日』のほうが良かった。


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恋の休日

恋の休日 (講談社文庫)恋の休日 (講談社文庫)
(2002/08)
藤野 千夜

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肩を“ポンと叩いただけ”で教師が階段から落ち、女子高生のフィンは高校を退学になった。父は体調を崩し、愛人に看病されている。大学生の彼氏とは大喧嘩の末別れたばかり。今どきの若者の風俗や生態を淡々とたタッチで描きながら、心の奥底でふるえる悲しみをとらえた真摯で切なく、心やさしい作品集。


第121回芥川賞候補作。

糞みたいな理由で高校を退学になって、普通なら人生破滅寸前なのに、妙に冷めている。何でかと思ったら、金持ちの娘だから危機意識が弱いのか。金があれば、学歴が無くても怖くないしね(笑)。

母は帰ってこず、父は病気で愛人に看病されている。馬鹿っぽい大学生の彼氏とは別れたという設定なのに、別荘まで追いかけて来る。冷たくあしらいつつ、出かけて別の男と知り合う尻の軽さ。シンクロも共感も全く出来ないが、昨今の自慰作品群と比べたら、芥川賞絡みにしては悪くない。

後半に収録されている「秘密の熱帯魚」のほうが長いのだが、ホモ絡みな理由で離婚に至った女性マンガ家の話。知り合いの女性は百合属性なのか、やたらとキスしたがる。アシスタントが無断で欠勤し、そのまま連絡が取れなくなるのだが、この後の展開がなかなかヘビー。そんな酷い結末にする必要あったのか? ホモとキチガイで、ちょっと憂鬱な気分になれた。


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逃亡

逃亡〈上〉 (新潮文庫)逃亡〈上〉 (新潮文庫)
(2000/07)
帚木 蓬生

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逃亡〈下〉 (新潮文庫)逃亡〈下〉 (新潮文庫)
(2000/07)
帚木 蓬生

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故国が終戦と同時に憲兵に牙をむいた。日本のために諜報活動に明け暮れた報いが、「戦犯」の二文字だった―。身分を隠し名を偽り、命からがら辿り着いた故国も、人身御供を求めて狂奔していた…。諜報活動に明け暮れた香港から苦難の末に辿り着いた日本。が、祖国は戦争の人身御供とするべく逃亡憲兵に襲いかかった。国家とは何か。責任とは何か。愛とは、死とは…。元憲兵の逃亡行、緊張感とヒューマニズム溢れる2千枚。


お勧めされたので借りてみたものの、電話帳のようなぶ厚さに圧倒される。読んでも読んでも終わらなくて、どんどん伸びる麺類を食べている時のような気分だった。

そして、内容も重苦しい。国の命令でやらされていた事によって、戦争犯罪人として逃亡する事になる主人公。しかも、被害を被った中国や、戦勝国(敵国)からのみならず、同胞であったはずの日本人からも追われるというところが、どうしようもなくやるせない。

戦争犯罪人を裁く権利など無いと思う。上官の命令でやっていたBC級戦犯に関しては、特に……。偽善者たちは、人道上問題があるとか、同じ人間としてしてはいけないとか、自分は安全な立ち位置で好き勝手な奇麗事を言うけれど、そいつらは、自らがその立場であったなら、拒否する事が出来るのか!? 胡散臭い事言うようなヤツに限って、自分が当事者なら嬉々としてその任務をこなすと思うのだが。

A級戦犯に関しても、もし罪があるとすれば、それは戦争を始めた事ではなく、戦争に負けてしまった事に対する罪しかない。故に、同胞に戦略上の失敗を糾弾されて然るべきではあるが、戦勝国による裁判は、ただのリンチでしかない。もしも大日本帝国と第三帝国が勝利していたなら、戦犯として処刑されていたのは、トルーマン、マッカーサー、アイゼンハワー、そして、史上最悪の男カーチス・ルメイ等の面々であった筈である。

それにしても、国家の命令で任務を果たした憲兵は戦争犯罪者として追いかけられるのに、空襲や原爆投下を指揮し、何十万人もの同胞を大虐殺したカーチス・ルメイには勲一等旭日大綬章を授与しているのだから、この国の支配者達はキティすぎる。そういう輩を嬉々として国会へ送り出している愚民も同罪である。


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輝くもの天より墜ち

輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)
(2007/07)
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

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翼をもつ美しい妖精のような種族が住む銀河辺境の惑星ダミエム。連邦行政官のコーリーとその夫で副行政官のキップ、医師バラムの三人は、ダミエム人を保護するため、その星に駐在していた。そこへ“殺された星”のもたらす壮麗な光を見物しようと観光客がやってくるが…オーロラのような光の到来とともに起こる思いもよらぬ事件とは?『たったひとつの冴えたやりかた』で言及されていたファン待望の物語、ついに登場。


久しぶりに疲れる力作だった。読んでも読んでもページが進まない。壮大な背景設定とは逆に、登場人物があまりキャラ立ちしていないので、誰が誰だか混乱して来る。

破壊された星の残骸が奏でる天体ショーを観測するために惑星ダミエムへ降り立った人々。そこは、かつて悪逆非道な人類によって大虐殺が行われた悲劇の星で、今では天使に似たダミエム人は連邦によって保護されている。

物語は24時間なのだが、たった一日で数多くの出来事が起こる。紛れ込んだ異星人による殺人、暗黒世界からの悪意に満ちた攻撃。硬派なSFで重い背景設定、24時間だけの物語なのに、586ページ。これは疲れる。物語ラスト付近の、老いのシーンは著者本人の苦悩を彷彿させて辛い。

またしても失敗。巻末に用語集がついていた。これは先に目を通しておくべき。物語の理解度が全然違ってくると思う。それにしても、今になってティプトリー作品が読めるとは思わなかった。日本翻訳はこの時期になってしまったが、執筆時期は「たったひとつの冴えたやり方」の少し前で、1985年。もうひとつの長編「Up the Wall of the World」も翻訳して貰えないものだろうか?


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愛はさだめ、さだめは死

愛はさだめ、さだめは死

自然と本能のまえにとまどう異星生物のライフサイクルを、斬新なスタイルで描き、1973年度ネビュラ賞に輝く表題作ほか、コンピュータによって他人の肉体とつながれた女の悲劇を通して、熾烈な未来社会をかいま見せ、1974年度ヒューゴー賞を獲得したサイバーパンクSFの先駆的作品「接続された女」、ユカタン半島に不時着した飛行機の乗客が体験した意外な事件を軸に、男女の性の落差を鋭くえぐった問題作「男たちの知らない女」など、つねにアメリカSF界の話題を独占し、注目をあつめつづけたティプトリーが、現代SFの頂点をきわめた華麗なる傑作中短篇全12篇を結集!


たったひとつの冴えたやりかた』ほど面白く感じられないのは、短編だからだろうか。どれも出来は良いと思うのだが、やはりSFを背景世界等の予備知識が不足したまま、限られた字数で追うのは辛い。短いから、語られない部分があまりにも多すぎる。それにしても、こんな硬質な作品の書き手が女性とは驚きである。当時、SF者が男性作家だと思い込んでいたのも仕方が無い気がする。

とにかく、普通じゃない内容のものが多く、背景設定も難解なのが多いので読み難い。おまけに、短編なので与えられる情報も限られているから、さらに読み難い。異星生物が主人公だったりするので、ますます読み難い。かなり読み込んだ上級SF者じゃないと厳しい気がする。もっと楽なSFで修行してから出直して来いという事か(笑)。ティプトリーを読むなら、無難に「たったひとつの冴えたやりかた」から始めたほうが良いかもしれない。

サイバーパンクの先駆みたいに言われている短編は、遠隔操作出来る人型で新しい人生と恋を手に入れるブスが出てくるのだが、サブカルチャー的表現で言うところの「中の人」になるのである。しかし、未来世界のシンデレラはハッピーエンドで終わってくれない。これに限らず、バッドエンドが多い短編集だった。


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ロードキラー

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(2008/01/18)
スティーブ・ザーンリリー・ソビエスキー

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アメリカ大陸を横断する兄弟とそのガールフレンドが、軽い出来心から仕掛けたいたずらでトラック運転手の激しい怒りを買ってしまう。巨大なトラックでハイウェイ狭しと、執拗に命を狙われる恐怖を描いたノンストップアクションサスペンス。


なんか、スピルバーグの『激突』のパクリっぽいんだけど……。馬鹿な兄貴が頭のおかしいトレーラー野郎をからかった事からとんでもない事件へと発展して行く。『激突』と違って、最初に悪さしているのは自分達だし、ホラー物で入ってはいけない場所に行って勝手に殺されている馬鹿と同じで、殺されかけててもあんまり応援する気がしない。

これを観て、改めて思う事。多少、画像が古臭くなったとしても、『激突』はいい。ドキドキする映画だ。この映画は、観るだけ無駄とまでは言わないけれども、そんなにお勧めも出来ない。ラストなんて、思いっきりB級的で笑ってしまう。


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キング・アーサー

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(2006/04/19)
クライヴ・オーウェンキーラ・ナイトレイ

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欧米では「英雄の原点」と語り継がれながら、その実体にはさまざまな説があるアーサー王の伝説を、ヒットメイカーのジェリー・ブラッカイマーが壮大なアクション・ロマンとして製作。西暦415年、ローマ帝国の支配下にあったブリテン(現在のイギリス)で、ローマ軍指揮官アーサーとその臣下である円卓の騎士たちが、ローマに帰るための最後の使命として貴族一家を救いに行く。しかし、独立を求めるブリテン人や、侵略者サクソン人との戦いは混迷を極めることに…。


なんだか、従来のアーサー王伝説とはかなり違いますな。アーサーがハドリアヌスの城壁より南を防衛するローマ帝国の騎士というところが驚きである。グウィネヴィアも弓で戦うし、魔術師マーリンは原住部族を組織してアーサーと戦う悪の魔術しにされてるしさ……。さらにその北からゲルマンが南下してきて、なんだかよくわからない。

とりあえず、それなりに迫力はあるものの、なにか物足りない。円卓の騎士も個性が弱くて、イマイチ見分けがつきにくいし。それにしても、「史実」という設定だけど、これに該当する人って本当にいたの? 『エバーアフター』なんかも「史実」にしてるけど、調べたらそんな人見当たらなかったし。


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FFT第6回 固定ユニットを確認してみる

ファイナルファンタジータクティクスファイナルファンタジータクティクス
(1997/06/20)
PlayStation

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誰と旅するかは全くの自由。あえて最強ジジイを解雇(ゲーム内では除名というコマンドを使用)したり、お姉さんを捨てたりと、お好み次第。だけど……。後になって後悔しても遅いので、念のために確認。この他にも名前固定ユニットがいますが、その人たちは名前が固定されているだけの汎用ユニットなので省略。名前固定汎用ユニットを使うくらいなら、新たに雇って好きな名前をつけたほうが愛着湧くと思うよ。

ラムザ
主人公なので、除名できません。要らなくても我慢して育てて下さい(笑)。とりあえず、名前だけは変えられます。性別は変えられないので、女性も男性としてプレイして下さい。

ムスタディオ(機工士)
最初に正式加入する鉄砲男。この人がいないとサブイベントが始まらず、隠しユニットが仲間にならないので入れておいたほうが良い。育ててもお父さんみたいに機工師にはならないけど、鉄砲で足止めは結構使える。

アグリアス(ホーリーナイト)
清く正しく強いお姉さんキャラ。いや、年齢みたら本当にラムザよりお姉さんですから。きっとツンデレ。あえて解雇する強者もいるが、1番目お気に入りだから、おいらは当然使う! 多分2番目に強い。

ラファ(天道士)
役立たず双子の妹。大公の奴隷だが、きっと性奴隷。いろいろとやられてそうで可哀想。弱いので双子を使う人は少ないが、鍛えて突撃広範囲真言は意外にいい感じらしい。女の子キャラだから、おいらはあえて使う。いろんな意味で……。

マラーク(天冥士)
役立たず双子の兄。妹の愛情パワーで生還する。裏真言を使うが、弱いし男だから使う気無し。こいつ、固定キャラの中で一番使われていないんじゃないだろうか……。

オルランドゥ(剣聖)
雷神シドの異名を持つ、最強のジジイ。その凶悪なまでの強さは敵全てを破壊するどころか、ゲームバランスまで破壊してしまったという噂も!? 強すぎるので、あえて使わないというのも有り。オビワン・ケノービっぽいけどフォースは使いません。

メリアドール(ディバインナイト)
ハカイダーなお姉さん。専用技の武器防具破壊攻撃は良さそうだが、物語終盤にしか加入して来ないのが辛い。ラスボス直前で仲間になっても、それから鍛え始めるのは……。3回目プレイでは鍛えてみるつもり。

ベイオウーフ(テンプルナイト)
ここから隠しユニット。サブイベント発生で仲間になるダンディなおじさん。特殊技が多様で強い。アグリアス、オルランドゥと並んで三強と呼んであげたい。レーゼとラブラブ。

レーゼ(ホーリードラゴン→ドラグナー)
ベイオウーフの要請で救助しに行くと仲間になる。ホーリードラゴンの間は単なる打たれ強い防壁モンスターだが、人間に変形して転職可能になると凶悪な強さになる。鍛えたらオルランドゥすら凌駕しそうな竜乙女。ドラグナーは能力成長が最高。それにしても、あのドラゴンが女だったなんて……。

労働八号(鉄巨人)
なんか北の工作機械みたいな名前ですが、普通のモンスター型なので、某所に隠されているレアアイテムを取る際の土台にしちゃって下さい。転職出来ないから強化不可能です。作業しすぎると壊れるので、薬でメンテしてあげましょう。

クラウド(ソルジャー)
なんでここにクラウドが!? サブイベントの最後で仲間になる。その存在自体、知らないプレイヤーが多いらしい。最初のほうでムスタディオを仲間にしなかったりしたら、もう無理だし。エアリスが売っているお花も、ちゃんと買ってあげて下さい。仲間にしても専用剣が無いとリミット使えません。高い所に登って探して下さい。しかし、苦労して仲間に入れても弱すぎという噂が……。弱くてもいいからエアリスを使えるようにしてくれたほうが嬉しかったかも。

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一番深いところにいるらしい。まだ見た事さえありませんが何か? 次は頑張ってご対面するぜ!!


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