ファンタスティック・フォー 銀河の危機

ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (特別編) [DVD]ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (特別編) [DVD]
(2010/06/25)
ヨアン・グリフィズ、クリス・エヴァンス 他

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ジェシカ・アルバほか出演の人気アメコミ原作シリーズ第2弾。宇宙からの使者・シルバーサーファーの謎を解明し、地球最大の危機から人類を救うべく、ファンタスティック・フォーが立ち上がる。


四人組のリーダー、リチャーズとスーザンが結婚しようとするも、宇宙から来た何者かに邪魔をされる。追いかけたジョニーが見たのは、サーフボードに乗った銀色の男? こいつ、ペプシマンの仲間か何かと違うの?(笑)

接触した事で、ジョニーの体に異変が起こるのだが、前作の敵ドゥームもシルバーサーファーと接触、強力になって復活。地球の危機とはいえ、四人を信用せずにドゥームを登用する将軍はおバカである。

シルバーサーファーを酷使している謎のボスは、暗黒星雲みたいな化け物で全然盛り上がらなかった。せめて本体が人型とかにしておいて欲しかった。


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トランスフォーマー・リベンジ

トランスフォーマー/リベンジ [DVD]トランスフォーマー/リベンジ [DVD]
(2010/10/22)
シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス 他

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スティーヴン・スピルバーグとマイケル・ベイが80年代に人気を博したTVアニメを映画化したSFアクションの続編。前回の戦いから2年。平和な日常生活を送っていたサムは、ある日雷が脳に満ちたかのような幻覚を見るが…。


前作の続きだけど、ストーリー的には面白くなくなった気がする。特撮に関しては恐ろしいほどパワーアップしてるのだが、変形が凄すぎて逆に目が疲れる(汗)。もう少し単純な構造で良いんじゃないの?

今回は、ヘリや戦闘機だけでなく、女子大生に擬態したディセプティコンまで登場して笑った。有機生命体に擬態出来るのなら、機械よりも潜伏するのには好都合なんじゃないの? 女子大生に擬態出来るのはこいつだけなの? 最新作には、是非、日本人の女子高生に擬態したディセプティコンをお願いします(をいっ!)

今回は司令官メガトロンが復活するだけでなく、親玉のザ・フォールンが登場。何でこいつらが太陽系に拘っているのか明らかとなる。

相変わらず米軍のノリが軽いなぁ。何処の誰だか分からん奴からの通報で、秘密兵器を使ってピラミッドを吹っ飛ばすなんて(笑)。無能で邪魔ばかりする大統領補佐官、巻き込まれて喚いてばかりの駄目っぽい同級生など、いかにもハリウッド映画にありがちな人々が登場する。

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トランスフォーマー

トランスフォーマー [DVD]トランスフォーマー [DVD]
(2011/04/28)
シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン 他

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S・スピルバーグとマイケル・ベイ監督が80年代に人気を博したアニメを映画化。中古のカマロを手に入れたサム。しかし、そのカマロは宇宙の彼方からやって来たロボット生命体“トランスフォーマー”の一員で…。



アメコミやアニメを実写化した映画はガッカリなのが多いけど、これは特撮に気合が入りすぎ。アニメの変形ぐらいならついていけるけど、もう原型留めてないくらい変形してしまう。玩具で再現するのは不可能なレベルである。

ヘリ、戦闘機、トラック、車、様々な物が変形してロボットになるのだが、実際にはロボじゃなくて人間の機械に擬態した機械生命体である。二派に分裂して戦い続ける地球外知性体のうち、人類の味方が正義で、宇宙支配を目論む側が悪という単純明快な二元論で、いかにもアメリカ人受けしそうな感じである。

フォースの暗黒面に堕ちた身としては、やはり正義の味方よりもメガトロン様のほうが心惹かれるなぁ(をいっ!)。


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ホワイトブレス

ホワイトブレス (ファミ通文庫)ホワイトブレス (ファミ通文庫)
(2005/01)
蕪木 統文

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茜坂学園2年生、相模司の家にとある事情で家出をしたクラスメートの一ノ瀬未緒が転がり込んで来ることに。未緒との共同生活を始める中、2人の関係は進んでいく。しかし、司を取り巻く環境―従姉の凪沙、かつての義理の妹・浅葉ののかにコンプレックスを感じ、自分の居場所を見失ってしまう未緒。そして、司が幼少から抱えていた病気の再発。卒業まで命が持たない―。タイムリミットが迫るなか、司の“大切なひとを守る”物語が始まる…。


うーむ……。思いっきりギャルゲー仕様な内容ですな。父は仕事の鬼で不在、母は他界で広い自宅に独り暮らしの主人公。そこに従姉がやってきて住み込む。住み込みじゃないけど、よく来る後輩は、一時期父が再婚してまた離婚した相手の娘なので、血が繋がらない妹。そして、ある事情で転がり込んでくる幼なじみ。

原作だと他にも出てくるようだが、三つ巴にすらならず、ほぼ幼なじみが当選確定。血が繋がらない妹最強伝説が崩れたか……。主人公が病気再発で死にそうなのに、幼なじみのために入院せず頑張るのが臭すぎる。一体、それに何の意味があるのか。


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Lilipalace -淫魔の巣窟-

リリパレス

蜃気楼のように現れてはまた消える、何もなかったはずの場所に突如出現する何か。それが出現した地では人が神隠しにあうらしい…。ハーフエルフの女騎士、セリアは村人の消失事件を追って突如出現した廃城へと赴く。だがそこは女に飢えた魔物の蔓延る迷宮だった…。


ダンジョン攻略型のエロいRPGなのだが、意外に面白かった。蜃気楼のように現れた謎のダンジョンの秘密を探る事になった王国の女騎士。ハーフルフという設定がGJである。

ウィザードリィみたいなダンジョンをマッピングしつつ地下へと潜って行くのだが、途中に落ちている宝箱を開け、新しい装備を的確に使いこなさないと、なかなか中ボスには勝てない。モンスターは固定なので、ランダムエンカウントが無い分、煩わしさは減るが、レベル上げまくって力技で敵を倒すといった脳筋プレイが出来ないので、ちゃんと頭を使わないと先に進めない(笑)。

この手のゲームは勝てないとストレスが溜まるものだが、これは負けるとエロい事になっちゃうので、むしろ最初はわざと負けて見るというプレイがお勧め(をいっ!)。

なかなか出来が良かったのだけど、ラスボスだけは凶悪で、運次第という無理ゲーだった。


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インビジブル2

インビジブル2 [DVD]インビジブル2 [DVD]
(2007/04/18)
クリスチャン・スレーター、ピーター・ファシネリ 他

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国家の安全上、軍が開発した究極の武器は"姿なき戦士"。元最強特殊部隊の兵士を透明にする実験を試みる。しかし、その兵士は次第に暴徒化し、殺人鬼となる…。殺傷能力に秀でた見えない敵を倒すための最終手段とは?前作を凌ぐ、進化した透明人間の暴走を描くバイオレンススリラー。


前作も特撮だけで中身は非常にショボかったが、今回はもっと駄目になってるなぁ。最初から透明人間が暴れているので、何が起こったのか、なかなか見えて来ない。

前作から極秘実験が続いていたのはともかく、何で兵士を使い捨てにして、見殺しにするのか全く説明がされない。訳が分からないまま捨て駒にされたら、そりゃ兵士だってキレるだろう。しかも、一般兵じゃなくて特殊部隊のマッチョな奴を使っているから性質が悪い。

国家側の腹黒い幹部達もワンパターンだし、馬鹿っぽいから死亡フラグ立ちまくりんぐだし、陰謀に巻き込まれてしまった地元の警察官以外は全員無能なんじゃないのか? 続編作るために伏線張りたかったのかもしれないけど、ラストも訳の分からない終わり方だし。追い詰められた警官が透明なままなのは何でなの? ほったらかしにしてたら、副作用で死ぬじゃないか。

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7時間目ラプソディー

7時間目ラプソディー (花とゆめCOMICS)7時間目ラプソディー (花とゆめCOMICS)
(2006/05/02)
田中 メカ

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3作入っているけど、全部、超真面目で優秀なクラス委員の藤堂倫子さんと、ちょっとふざけたイケメン教師の話。イケメン教師が恋愛相談とかしていて恐ろしい。こんな先生がいたら、きっと校長とか教育委員会とかPTAに介入されて抹殺されちゃうだろう。

女生徒と教師だから、なかなかフラグを成立させてはいけないのだけど、卒業まで待ってハッピーエンドか。当て馬の同級生が不憫すぎる(笑)。

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7月の魔法使い

7月の魔法使い (花とゆめCOMICS)7月の魔法使い (花とゆめCOMICS)
(2009/01/05)
田中 メカ

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題名が夏用っぽいけど、10月や11月の話も入っているので、季節モノみたいな小説のように、中身と同じ季節に読まないと盛り上がらずに困ったりはしない。

進学科と体育科があって、お互い仲が悪いという設定の高校で繰り広げられる恋愛模様で、べ、べつに魔法少女が出てきたりはしないんだからねっ! 表題作「7月の魔法使い」は体育科の少年と進学科の少女が仲良くなる話で、「王子様、11月のユウウツ」は、表題作で当て馬扱いされた王子様が、魔女扱いされている怖い女教師と仲良くなる話。眼鏡眼力が凄くて怖いのに、眼鏡外すと超美女な先生とか非実在教師すぎるよなぁ。

「10月の女王様と僕」は、題名そのままで、体育科の女王様の下僕として活躍? する少年の話。ヒロインは女王様キャラではなくて、新体操の女王なのであった。幼少の頃、犬に襲われ、庇ってもらったときに女王様に噛み傷がついてしまったので、責任を感じてずっと下僕になっている哀れな少年だが、フラグ成立は目前。

「7月の魔法使い」「王子様、11月のユウウツ」「10月の女王様と僕」と、主人公は変わるけど同じ設定なので、連作となっている。巻末に、短いけど全員再登場する描き下ろし「3月の恋人たち」を収録。 他に、異世界へ迷い込む「午前の森」。



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姉飼

姉飼 (角川ホラー文庫)姉飼 (角川ホラー文庫)
(2006/11)
遠藤 徹

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蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜、小学生だった僕は縁日で初めて「姉」を見る。姉はからだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫んでいた。第10回日本ホラー小説大賞受賞作他全4編収録。


第10回日本ホラー小説大賞受賞作。

題名だけで判断すると、姉を飼いならす近親相姦的なエロスを連想してしまいそうだが、全く違う。出てくる姉は、血の繋がった姉ではなくて、「姉」と呼ばれる化け物のような何かである。かなり気持ち悪い話だが、一気に読まされてしまった。従来の作品には見られないようなホラーである。
 
4つの短編から成っているけど、やはり題名になっている「姉飼」が他を圧倒している。怖くは無いけれども、とりあえず気色悪さは天下一品。


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夏の災厄

夏の災厄 (文春文庫)夏の災厄 (文春文庫)
(1998/06)
篠田 節子

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東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ?感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。その間も、ウイルスは町を蝕み続ける。世紀末の危機管理を問うパニック小説の傑作。


第113回直木賞候補作。

バイオハザード系の物語は結構読んでいるが、これも面白い。日本国内で致死性の伝染病が発生したら、どうなるか。行政の対応の拙さがリアルである。SF的な要素は無く、ハリウッド的ご都合主義で活躍するヒーローも登場しない。鳥インフルエンザのシミュレーション小説と同じように、淡々と事態が進行して行くのが恐ろしく、不気味でもある。


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佐藤哲也

攻略対象書籍は以下。

イラハイ』★★☆
沢蟹まけると意志の力』★★★
『妻の帝国』
『熱帯』
『サラミス』
ぬかるんでから』★★★☆
『異国伝』
『下りの船』


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中村弦

攻略対象書籍は以下。

『天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語』
ロスト・トレイン』★★★★
『クロノスの飛翔』


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ビッチマグネット

ビッチマグネットビッチマグネット
(2009/11/27)
舞城 王太郎

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なんだか妙に仲のいい、香緒里と友徳姉弟。浮気のあげく家出してしまった父・和志とその愛人・花さん。そして、友徳のガールフレンド=ビッチビッチな三輪あかりちゃん登場。成長小説であり、家族をめぐるストーリーであり、物語をめぐる物語であり…。ネオ青春×家族小説。


第142回芥川賞候補作。

うわー、これ芥川賞候補になってたのか。舞城王太郎は絶対に無理だろう。だって芥川賞のレベルより斜め上方向に行ってしまっているし。何で受賞させる気も無いのに、舞城王太郎とか石黒達昌を候補に入れるんだろう。

無理とは言っても、選考委員の趣味から外れているというのが理由であって、実力が足りないとは思わない。むしろ、選考委員が世間とは異次元方向にズレているのであって、もし本屋さん大賞みたいな方法で選ぶなら受賞出来ると思う。なんかもう、大物は獲れない、面白くない小説が受賞するというのが芥川賞選考基準のような気がしてきた。

主人公がビッチマグネットなのかと思ったら違った。ビッチマグネットが誰の事なのか、かなり先まで読み進めないと分からない。

父が愛人のところに走り、家族崩壊気味の家庭で育つ姉弟。姉の香緒里が主人公なのだけど、かなりのブラコン。弟の女関係にも介入するのだが、冷めた感じで淡々と処理していくのが怖い。

女難の相どころか、女難の運命すら背負っているのではないかと思うくらい、トラブルが多い弟。変な女が寄って来過ぎである。とりあえず、三輪あかりがビッチな事だけはガチ!


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サウンド・オブ・サンダー

サウンド・オブ・サンダー [DVD]サウンド・オブ・サンダー [DVD]
(2009/07/08)
エドワード・バーンズ、ベン・キングズレー 他

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レイ・ブラッドベリの短編集に収録された作品を原作にしたSFパニック・アクション!西暦2055年。6500万年前にタイムトラベルし、恐竜狩りを楽しむというツアーがおこなわれていた。しかし、トラブルによって1.3グラムの何かを過去から持ち帰ってしまった事により、生態系に異常を起こしてしまったのだった。押し寄せる進化の波“タイム・ウェイブ”。1.3グラムの謎を解き、人類は生き延びる事ができるのか!?


監督は、駄作専門のピータ・ハイアムズ。なるほど、香ばしいほどにB級映画である。何もかもが矛盾だらけで、突っ込みどころ満載なのである。どうやら、原作はブラッドベリの短編らしいが、ならば原作は駄作では無いのだろうなぁ。

タイムトラベル技術が開発された近未来。何故か政府じゃなくて、民間企業がその技術を所有しており、事もあろうに過去に行って恐竜を退治するというビジネスを展開しているのである。5分後に火山噴火で死ぬ予定のTレックスを客と共に撃ち殺すのだが、ある日、銃の不具合によりトラブルが発生。慌てた拍子に過去から何かを持ち帰ってしまったらしく、未来が書き換えられる。

何故か、未来は一気に変わらず、波が襲ってきて下等生命体から書き換えられていくのである。何で? 波が分かれて押し寄せる理由が不明。徐々に世界が変わり始め、恐竜進化型の高等生命体が襲い掛かって来るのだが……。アマゾンのレビューでは「タイムライン」よりもマシと書いてあるが、どう考えても「タイムライン」に劣るだろう。奇想天外生物も、「エボリューション」に出てきた奴らと比べたら見劣りがする。

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人形霊

人形霊 [DVD]人形霊 [DVD]
(2005/12/22)
イム・ウンギョン、キム・ユミ 他

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人形ギャラリーに招待されたゲストの男女5人。アンティークな人形の館は不思議な空気に包まれていた。そして、それぞれの故郷にまつわる人形の伝説が5人とも同じであるとこに気づいたとき、彼らは言葉を失う。やがて、ひとりひとり殺されていくが…。


人形を造る目的のため集められた見知らぬ人々。だが、真の目的は別にあって……。人間そっくりで美しくも恐ろしい人形だらけの怪しげな館に集められた男女が次々と惨殺されていくという、ある意味、王道路線。だが、襲ってくるものの正体が人形っていうのはいただけない。ホラーなのに怖くないのが致命的だし、ストーリーも陳腐だ。殺人鬼が人間じゃないのでミステリーとしてすら楽しめない。


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あらしのよるに~出会った二人~中村獅童×成宮寛貴

あらしのよるに ~出会った二人~ 中村獅童×成宮寛貴 [DVD]あらしのよるに ~出会った二人~ 中村獅童×成宮寛貴 [DVD]
(2005/12/02)
中村獅童、成宮寛貴 他

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ある嵐の晩、暗闇の中で出会ったオオカミとヤギの友情を描いた、きむらゆういち原作のベストセラー絵本を映画化、12月に公開されるファンタジーアニメのメイキング。声優を務める中村獅童や成宮寛貴らが、本編をより楽しむためのナビゲートをする。


最近ではないけれども、間違えてメイキング・ビデオを借りるという罠に嵌ったお話Orz 手にとって見たら絶対に判るのだけど、ネットで借りたから画像しか無かったので見事に騙された。単純化された一覧でもわかるように、ちゃんと説明文に「これはメイキング・ビデオです。本編ではありません」と書いておくべきじゃないのか(涙)?

せめて、ヤギの役がショコタンとかなら、まだ許せるんだけど、両方男なので、全く食指が動きません。映像垂れ流しなままで、ネット見て過ごした件。という訳で、未だに本編を観ていません。


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深海生物ファイル

深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち
(2005/11)
北村 雄一

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他では絶対に見られない貴重な写真、精緻なイラストを計300点以上収録!登場生物総勢約200種!深海ってどんなとこ?海の構造を図解で説明。調査船が捕らえた決定的瞬間やレアな標本写真がたっぷり。生物の不思議な生態をリアルなイラストと文章で解説。深海のことがもっとよく分かるマメ知識が満載。生物名と用語から引くインデックス付。


前半はカラー写真満載で、浅い海で見られるような形のものから、グロデスクなものまでいろいろ。写真の上に説明文が重なっているのは読み難い……。黒く反転してくれたら良かったのに、この点だけがちょっと不満足。

それにしても、凶暴そうな顔をした奴や、気持ち悪い形状の生物が多い。深海という特殊な環境に適応した結果なのだろうけど、某暗黒神話に出てくる生物? に似た感じで、とってもグロテスク。


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ふたかた

ふたかた (一迅社文庫)ふたかた (一迅社文庫)
(2008/05/20)
わかつき ひかる

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学園いちの美少女・瑞希がトラックにはねられ事故死した―。葬式も終わり、クラスメイトたちに日常が戻りつつあったある日、その事件は唐突に起こった。「み、瑞希さんっ…ど、どうして?」なんと死んだはずの瑞希が登校してきたのだ!!そんな彼女の正体は、姉に憑かれた双子の弟・高志(♂)だった!成仏したい姉に女装を強要され、高志の学園ライフは大混乱。「こんな可愛い子が男…?」「可愛いければ性別なんて!」男女ともに大盛り上がりの中、“女装少年”になってしまった高志の運命やいかに―。


学園一の美少女がトラックにはねられ死亡した。話が始まる前から、なんて可哀想な死亡フラグが……。だが、他界したはずの瑞希さんは何事も無かったかのように登校し、教室内の生徒達を驚かせる。しかし、その正体は双子の弟、高志だった。

という訳で、
こんな可愛い子が女の子ななずないじゃない!!

別に女装癖があるという訳ではなく、成仏出来なかった姉が、憑依して身体を乗っ取っているだけなのだが、たった一人の身内を失った精神的ショックで解離性同一性障害になったという事にされてしまい……。

身体の主導権を取り戻した時、姉のセーラー服を着て登校している自分に気づいて驚く高志。なんと言う羞恥プレイ(笑)。だが、この恥ずかしさはこんなものでは終わらない。ノミネートされていたミスコンも、弟の身体を使って出る気満々な姉。水着審査まであるのだから、恐ろしすぎる。

幼なじみが女装趣味になってしまったと信じて疑わない隣のツインテールなツンデレ娘、ミスコン出場予定のお嬢様、様々な思いが交錯する。姉が好きだった謎のイケメン、姉の事故は仕組まれたものではなかったのか、ちょっとミステリー方向へと傾くのかと思いきや、最初から最後まで一貫して、こんな可愛い子が女の子なはずないじゃないですか!! という内容。

なんだ、ミステリー要素はなくて、最後まで女装萌えだけで引っ張るんだね(笑)。姉のターンになっている時に、ツンデレを口説いてキスしてしまうのだけど、一見すると百合、だが片方は男なのでノーマル、しかし男が完璧女装なのでやはりアブノーマルというのが笑える。


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わかつきひかる

攻略対象書籍は以下。

エロラノベ越境型作家なので、エロ注意。

『AKUMAで少女』
『AKUMAで少女2 嵐を呼ぶ転校生』
『AKUMAで少女3 憑かれてぽよん』
『AKUMAで少女4 悪魔の国のお姫様』
ふたかた』★★★☆
『放課後の世界征服1』
『放課後の世界征服2 アイドル制圧!』
『天使はいつも忙しい』
『ラッキーメイド天くん』
『ラッキーメイド天くん2 お嬢様学校へ行こう!』
『そだてて!まりあ!』
『ダンス・ウィズ・エリシア 死すべき王子と幼き女王』
『ありすさんと正義くんは無関係ですか?』
『王子が恋した女神姫~薔薇と陰謀の舞踏会』
『マフィアに捧げるラブソング』


『ボーイ・ミーツ・ガール~すく~る☆すて~じ』
『ボーイ・ミーツ・ガール~まじかる♥すて~じ』
後夜祭~君をイジメたい』★★★
永遠の君へ~隣の妹』★★★☆
『応援します!~あなただけのチアリーダー』
『大好き♥わたしのお兄ちゃん』
『銀盤プリンセス~生意気なMドレイ』
『生徒会長はお嬢様~Dear my princess』
『歌劇団プリンセス~ふたりは一緒!』
メイド イン プリンセス』★★★★
『恋姉妹~どっちにするの!?』
『お姉さんはサンタクロース』
『テニス部プリンセス~わがままな恋ドレイ』
『ラブデス~恋する☆死神』
『なでしこ寮へいらっしゃい♥』
『ずっと一緒の、恋姉妹』
『Secret Teacher~先生はボディガード!』
『My妹』
『お嬢様×お嬢様~ふたりは恋ドレイ!?~』
『My姉』
『Myメイド』
『ナイショの生徒会長~放課後はキミの下着モデル♥~』
『My姫』
『いもうと。~Sweet&bitter』★★★☆
『Myドル』
『My妹~小悪魔なAカップ』
『ボクの女神は淫魔(リリス)サマ!?』
『お姉ちゃんがいちばんでしょ!?』
『ガールズ☆レッスン』
『月下の巫女』
『My姫なごみ』
『妹はアンバランス』
『My姫 プリンセスの休日』
『お嬢様の恋人試験』
『Myメイド 洋館の女中さん』


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メイド・イン・プリンセス

メイドインプリンセス

王女修業を嫌い、メイド姿になって城を抜けだしたワガママお姫様・エリシア。ところが、匿ってもらうはずのじいやは、お屋敷にはいなかった!それどころか、本物のメイドとして幼い頃イジメていた年下の少年・アシェンに仕えることに…。


花嫁修業のために修道院へ行かされる事になった王女は、身の回りを世話する娘を身代わりにし、服を交換して逃亡を企てる。

じいやである伯爵の屋敷へ逃げ込もうとするも、伯爵は不在。服を交換したからメイド姿、たまたま屋敷で新しいメイドが来る予定になっていたから間違われて次期当主である少年の身の回りを世話する破目に。しかも、その少年は昔、自分が虐めていた男の子だった。

次第に少年に溺れていく王女だったが、少年の政略結婚が整いつつある事に気づく。相手が伯爵より高貴な身分ならば少年が断る事など出来ない。そう考えた王女は、王宮へ戻ろうとするのだが……。

本来高貴な身分なのにメイドという、今となっては典型的な黄金パターン。身分差プレイが萌えるんですかね? 最後の最後はハッピーエンド。


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でびるbox―あくまで姉妹!

でびるbox―あくまで姉妹! (電撃文庫)でびるbox―あくまで姉妹! (電撃文庫)
(2006/06)
広井 王子あおしま たかし

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小学校へ上がる直前、母が他界。ひかりは天涯孤独になった。悲しみに暮れる彼女の前に現れたのは、姉だと名乗る風変わりで超個性的な6人。ひかりはそんな姉たちと、貧しくも楽しく暮らすことになった。けれど、13歳の誕生日、突如として6人の姉は消えてしまう。孤独感を覚え、落ちこむひかりだが―!?“悪魔”を姉にもつ女の子が大活躍する、ちょっぴりHで、かな~り楽しくコミカルなアクションストーリー。「広井王子のマル天ミックス」の中のラジオドラマや携帯ゲームと連動した、新感覚ノベルだ。小説中に登場する悪魔をQRコードでゲットすることもできるぞ。


携帯ゲームと連動したライトノベルなので、内容もゲームっぽい。キューブから悪魔を召喚してバトルするという、なにそのポケモンをパクったような内容は(笑)。

ひかりは小学校へ上がる直前に母を喪い、天涯孤独の身となった。しかし、直後に6人の姉が現れて育てられる。13歳になった時、姉が全員消えてしまうのだが、残されたキューブの中に入っていた!

人外の敵に襲われる主人公ひかりは、姉を使ってゲームっぽく対戦する事になる。召喚の代償はちょいエロなので、姉6人を相手に、微妙に百合な感じである。悪魔黒騎士みたいなタイプのお姉さんが恰好良かった。

原作者が広井王子になっており、「広井王子のマル天ミックス」の中のラジオドラマとも連動していた。ドワンゴ、レッド・エンタテインメント、文化放送の3社が、iモード向けゲーム配信サイト「いろメロゲームズ」で、ゲームクリエイターの広井王子氏が手がけたiアプリ対応ゲーム「でびるbox」を配信していた。


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うさぎの映画館

うさぎの映画館 (電撃文庫)うさぎの映画館 (電撃文庫)
(2007/05)
殿先 菜生

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ヒビ割れた手鏡、幽霊つきと噂の姿見、主役不在のアリスのランプ…。ちょっと不思議な品物が集まる、銀河堂という骨董品店でバイトをしていた静流は、雲井進という少年と出会う。実は、高校の同級生でもあった雲井とのこの出会いが、静流の心に小さな波紋を生み、やがて思わぬところに、彼女を導いてゆく…。小さな店が軒を連ねる商店街。その先には、ぬいぐるみの『はーさん』が迎えてくれる映画館。それは繰り返し彼女が見る夢…。静かに紡がれる、夢と現実をつなぐ物語。


銀河堂という骨董品店でアルバイトをする女子高生が、同じ高校の同級生と出会う。骨董屋だけに、幽霊が憑いている姿見とか、いわく付きの品々はあるものの、異界物にはならない。幽霊は出るけれども、それが本物かというと……。

妙なキャラや設定を使わなくても物語になっているという点では良作かもしれないけど、夢と現実が重なるような部分以外、地に足つきすぎるくらい普通で意外性が乏しい。電撃にしては、はっちゃけ具合が足りない。

ポプラ社あたりで出ていても違和感が無い感じの内容。癒し系でほのぼのした感じのものが好きなら気に入るかも。



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お嬢さま大戦

お嬢さま大戦お嬢さま大戦
(2008/05)
森 奈津子

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伝説のお嬢さまシリーズ、復活の第4弾!! オーッホホホホホホホホホホホホホホホ…。あたくし、綾小路麗花。高級スーパーマーケット小路屋の社長令嬢よ。花園学園中等部の同じクラスには、超ハンサム少年・工藤圭一君もいるわ。最近、学校内の様子がどうもおかしいと思っていたら、あたくしの敵・如月恒子が工藤君のことで何かよからぬたくらみを企てたのよ。ほらほら、あたくしの行く手をふさぐようにやって来たわ。(お嬢さま大戦) 収録作:第9話・お嬢さまと無礼者、第10話・お嬢大戦、書き下ろし・受験戦争と平和。


前半の「お嬢さまと無礼者」は、お嬢さまがゲットした彼氏の血縁が続々と登場。しかも、ある男の陰謀で、兄弟間トラブルに巻き込まれる。しかしタカビーお嬢さま、利用されてもタダではすまさない。

最終話となってしまった表題作「お嬢さま大戦」は、過去の強烈な敵役とお嬢様同盟を締結し、平等を唱える敵と戦う。やはり、日常ネタよりも、経済戦やイデオロギー戦争を扱ったものが面白い。

今回は、モテモテ王子様、工藤君と平等に接する権利を求め、ファンクラブが結成されてしまう。工藤を自らの取り巻きであると看做すお嬢さまは、彼を手元に奪還すべく、過去に敵対したデパートのお嬢様、ブランドをデザインするアパレルメーカーの娘とお嬢様同盟を締結。実はこれ、共産主義vs資本主義の構図。もちろん、お嬢様同盟側が資本主義陣営である。

巻末にある「受験戦争と平和」は、唯一推薦不合格となった杉本を救済すべく、一般入試合格へと導く短編。打ち切りとならなければ、中学編最終話の長編となる予定だったらしい。中学編最終話とあるので、本来ならば高校編へと続いていたと思われるが、事情によりこのシリーズは終わってしまった。

打ち切りとはいっても、ジャンプの漫画家みたいに人気がなくて放り出されたのではなくて、書いていたレモン文庫自体が撤退により消滅してしまったのである。これは作者の責任ではないので仕方が無い。

ちなみに、最近はラノベを書いていない作者であるが、他の作者のようにラノベを踏み台として、一般小説へとステップアップしたのではなく、あまりにもアクが強いので書かせてもらえなくなり、一般部門へとシフトしたらしい。百合物を書かせろと言って断られているようだが、15年くらい早い気がする。百合もBLも、今やれば普通に出来る。才能に世間がついて来られないという悲劇がここにも(笑)。

厳密には、「ニーズ」はなくとも「ウォンツ」はあった筈なので、才能について行けなかったのは世間というより出版業界だったというのが正解だろう。


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お嬢さまと青バラの君

お嬢さまと青バラの君お嬢さまと青バラの君
(2008/03/31)
森 奈津子

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ファン待望の復刊第三弾! お嬢さまシリーズ第三弾。書き下ろし短編もあり、ファン待望の1冊。表題作「お嬢さまと青バラの君」ではかぐわしい少年愛、「お嬢さまの学園天国」では教師たちの愛憎劇、そして書き下ろし「杉本の煩悶の日々」では愛と勉学に苦悩するお杉の姿が楽しめちゃう…!?危険な愛(笑)の詰まった一冊です。


先の二冊と比べて薄くなったと思ったら、文庫二話分しか入ってなかった。どうやら3巻と4巻は二話分らしい。少なくなったけど、値段は同じ。文庫でも単行本でもエンターブレインは強気の価格設定で、他社より割高なのが辛い。

前半は、新たなBL系キャラ、青バラの君が敵役として登場する。嘘吐き美男子で名前は朝比奈杏里。メインキャラの杉本もホモだけど、朝比奈杏里は電波が入っているので、それに対抗できる位にはヤバイ。勿論、杉本も危険だ。柔道部の黒帯という、強いホモである。試合相手が美形だと、寝技に持ち込みたがる危ない男だ。こう書くと、腐女子が悦びそうなBL小説かと思われそうだが、様々な要素のひとつとしてBLキャラも登場するだけで、別にBLメインな訳ではない。

後半は、お嬢様先生見習いで二重人格っぽい教育実習生、少しヘタレな担任と、悪役の数学教師がバトルを展開。数学教師の花園育夫は、何かと生徒を意のままに押さえつけようとするファシストで、しかも花園学園理事長の息子だから始末に負えない。担任の花園貢は、気が弱くてなさけない担任。苗字が同じだが、実は血縁関係。幼少の頃より育夫に虐められているものの、そこには歪んだ愛を感じて危ない。先生も隠れBLキャラ。この巻は他と比べてBL臭が高く、やはり腐女子が悦びそうである。


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お嬢さまボロもうけ

お嬢さまボロもうけお嬢さまボロもうけ
(2008/03/12)
森 奈津子

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鬼才 森奈津子のお嬢さまシリーズ、完全版第二弾! 私立花園学園中等部、3年、たてロールの髪がトレードマークのお嬢さまといえば、もう、おわかりよね。そう、綾小路麗花とはあたくしのこと。そのあたくしが茶道部員だってご存じ? 1つ10万円もする茶碗を、この部で購入したのはいいけど、割ってしまったから大変。買いもどすために、あたくしたち、恋愛相談所を開き、ひともうけすることにしたのっ。さあ、たっぷりかせいでよっ。


お嬢様シリーズとして、かつてレモン文庫から出ていたもののハードカバー復刊版第二弾である。文庫三冊分で一冊になっているので、これに収録されているのは文庫版だと4~6冊目。

人面魚ならぬ人面模様魚のフナをめぐって大騒動になる「お嬢さまのお気に入り」。茶道部で使うための高額な茶器が割れてしまい、生徒会に知られず損失を埋めるべく、お嬢様会社が設立され、表向きは恋愛同好会として恋人斡旋業に乗り出す表題作「お嬢さまボロもうけ」。山瀬まみに声がソックリという東京マリアが転校してくる原因となった、敵お嬢様とのバトルが展開する「お嬢さま軽井沢の戦い」。

これ、アニメ化されたら面白いよね。とりあえず、タカりんこと東京マリアの声優は、山瀬まみで(笑)。追加された「佐伯の一日」にて、文庫シリーズではフルネームが明かされなかったお嬢様の忠実な家来? 佐伯の本名が明らかとなる。


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お嬢さまとお呼び!

お嬢さまとお呼び!お嬢さまとお呼び!
(2008/03/12)
森 奈津子

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鬼才 森奈津子のデビュー作品が完全版となって登場! あたくし、綾小路麗花。私立花園学園中等部の2年生。トレードマークはたてロールのヘアにピンクのリボン。あたくしこそホンモノのお嬢さま。そんなあたくしがある日、万引きに間違われて岡野拓人っていう変な奴に会ったの。あいつに会ってからあたくしなにか変。だけどそんなこと言ってる暇はないのよ。もうすぐはじまる弥生祭の出し物の劇で、主役をねらってるんだから。でもそんな時、すごいライバルが現れて…!


お嬢様独り語りがキツすぎるので、外したかな? と思ったのだが、読み始めると結構面白い。かつて、レモン文庫とかいうレーベルから出ていたものの再録に、短編をつけたものらしい。すでに存在していないレーベルであり、撤退によりこのシリーズも中途半端なままになっていた様である。レモン文庫なんて見た事も無いしな(笑)。

ちなみに、森奈津子はこれでデビューしたらしい。初手からただのラノベ作家ではない。早すぎた才能の悲劇である。これって、今の時代くらいで調度良い感じなんじゃないのか!? 大昔にこういうのが出ても、時代がついて行けないだろう。

ツンデレなお嬢様、お嬢様の忠実な下僕みたいになっているけど、実はその正体がお嬢様以上に……っぽい佐伯、ヲタっぽいけど眼鏡外すと女の子みたいなアクタガワ、強い上にホモ疑惑の杉本、学園の王子様工藤、そして声が山瀬まみソックリなタカりん。

この、山瀬まみソックリ声というのは凄いと思う。もう、あの世代のアイドルで今も現役としてメディアに露出しまくっているのは山瀬だけじゃないか!? これ、他のアイドルにしていたら、今から読む人は「誰それ?」なんて思う時代遅れ作品になっていたに違いない。山瀬まみだけこの平成時代まで生き残ると予知していたのだろうか。森奈津子、恐るべし。

ツンデレあり、謎美少女対決あり、サスペンスあり、善玉悪玉対決あり、BLあり、美少女装あり、言論弾圧に対する独立戦争までありと、今でこそラノベでやっても普通な内容になってきたが、それを全部盛り込んで1991年の時点でやってしまっているのに、凄い才能を感じる。

作者本人も気に入っているようだが、やはり第三話の「お嬢さま帝国」が素晴らしい。通っている学園は私服なのだが、ある生徒の母が作ったというデザイナーズブランド制服を着て、メディアに露出しようというクラス運動が始まり、次第にそれがファッショ化していくのである。お嬢さまは、それに同調せず、教室内の一部を綾小路麗花帝国としてクラスからの分離独立を宣言するのであった。

女帝麗花を頂点とした帝国に翻弄されるクラスメイト達。抗議の言葉は、国境警備隊長の杉本→工藤大臣→佐伯侍従長とたらい回しにされてしまう。そして、帝国側はクラスメイトを無視したまま、ティータイムの準備を始めてしまうのが笑える。


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乾ルカ

攻略対象書籍は以下。

『夏光』
『プロメテウスの涙』
『メグル』
『あの日にかえりたい』
密姫村』★★★★
六月の輝き』★★★★
『てふてふ荘へようこそ』
『四龍海城』


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六月の輝き

六月の輝き六月の輝き
(2011/01/26)
乾 ルカ

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もどりたい。いちばん美しい季節の光あふれる世界へ。幼なじみの美奈子と美耶。11歳の夏、美耶の「ある能力」がふたりの「特別」な関係に深い影を落とす…純粋な想いが奇跡をよぶ、「絆」の物語。


特殊能力を持ってしまった者の悲劇というのはよくある題材だけど、美奈子と美耶の切っても切れない絆が切なくて悲しい。

ある日、授業中に怪我をしてしまった美奈子は、美耶の不思議な力で傷を消される。その力を悪用しようと、美耶のロクデナシな父が周りの人間から金を取って治療させ始める。そんな中、美奈子の父が急に倒れ、慌てて美耶を頼るものの、美耶の父に邪魔をされて助けて貰えずに死亡、二人の関係は壊れてしまう。

章毎に主人公視点が変わって行くのだけど、常に美奈子と美耶、そして不思議な力が関係している。こういう妙な力には、大抵の場合において代償が付きまとうものであり、この物語も悲劇的結末しか待っていない。ごく一部の脇役を除いて、ほとんど誰も幸せになれず、BAD ENDで終わる話は憂鬱な気分になる。


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密姫村

密姫村密姫村
(2010/10)
乾 ルカ

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変種のアリを追って、東北の山村に迷い込んだ、東京の大学の講師で昆虫学者の山上一郎は、瀧埜上村の仮巣地区の人々に助けられ、命をとりとめた。翌年、山上は医師でもある妻の和子を説得し、一年間のフィールドワークのために、再び仮巣地区を訪れた。この村には医師がいなかったため、和子にとってもそれはやりがいのある仕事に思えたのだった。優しくて、親切な村の人々。だが、何日かその村で生活していくうちに、和子は違和感を覚える。―みんな健康的過ぎる… 医師もいないのに…。


昆虫学者と結婚した女医は、陸の孤島と化した山間部、瀧埜上村の仮巣地区で暮らす事となる。医者がいなくて困っているだろうと思いきや、村の人々は健康すぎて、医療行為を行おうとすると冷たく拒否をする。

ある日、立ち入ってはいけないとされている場所に夫が入っていき、そのまま戻らなくなる。女医が捜索願を出そうとしたところ、村人の妨害に遭う。身篭っていたので、そのまま村に留まり続け、機会を伺うのだが、まさかのBAD END!? そして主人公交代か!?

幼い頃から、会った事も無い黒王の嫁になるよう定められた少女は、成長すると自分を守っていた男とフラグが立ってしまい、追われる身に。そして逃亡生活の末、またしてもBAD ENDか!? 

もっとホラー風味で気色悪い話なのかと思っていたが、和風のダークファンタジー的要素のほうが濃かった。主人公がBAD ENDで交代しすぎるのと、結局、運命からは逃れられないで元の立ち位置に戻されるので、後味があんまり良くなかった。日本の法律よりも、俺様ルールが優先される村社会にも苛立った。

面白くても、運命に翻弄されてBAD ENDな話は、ちょっと疲れるなぁ……。


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ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち

ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たちウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち
(2010/11/16)
河合 香織

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いま入手困難の日本ワインはいかにして誕生したのか? 日本のワイン造りは、世界の常識からかけ離れていた。ワイン用ぶどうではなく生食用ぶどうを使い、また、海外からワインやぶどう果汁を輸入して造ることも多かった。そのような状況に異を唱えた人物がいる。「海外の銘醸地にコンプレックスを感じながら日本でワインを造る時代は終わった。君たちは本気で海外に負けないワインを造りなさい」日本のワイン造りを主導した醸造家・麻井宇介(うすけ)は、余命宣告をされた身で若いワインの造り手に自分の最後に遺したい言葉を伝えた。その教えを受けた岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦の3人は、師の遺志を受け継ぎ「ウスケボーイズ」と自らを名乗る。そして、それぞれが日本では絶対に無理と言われたワイン用ぶどうの栽培から醸造までを一貫して手がけるワイン造りにすべての情熱を傾けるようになる。ウスケボーイズはなぜそこまでしてワインを造るのか。日本で“本当のワイン造り"に打ち込んだ青年達の出会いから、ワイン造りを目指し、葛藤しながら成功していくまでの物語。


第16回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

ウスケって何かと思ったら、醸造家、麻井宇介の名前から取っているんだね。新しい試みで高品質のワインを生み出した、イタリアのバローロボーイズにあやかって付けている。

気候、風土、業界を取り巻く環境、常識、全てが逆風の中で、本物の国産ワインを造り始めた人々の物語。ワインの魔力で狂って行き、畑以外の全てを失う人もいたりして、なかなか壮絶である。

信念を貫くために、かなりストイックな人生をおくっているが、若き日の逸話は、時代の流れに乗って美味しい日々を過ごしているのが羨ましいというか、リア充爆発しろというか(笑)。

輸入果実を適当に混ぜて胡散臭いワインを国産だと表記して売るようないい加減な業界の中で、ここまでワインに入れ込んで、本物を生み出している人々がいるのには驚く。ノンフィクションとは言いながら、酔いしれるような文章が、神話作りに加担しているようで、作られすぎな印象なのは拭えないけど。


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