地球最後の野良猫

地球最後の野良猫 (創元SF文庫 ) (創元SF文庫 フ 10-1)地球最後の野良猫 (創元SF文庫 ) (創元SF文庫 フ 10-1)
(2010/06/10)
ジョン・ブレイク

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猫が致死性のインフルエンザを媒介するとして、一部の企業に厳密に管理される世界。ジェイドは庭に迷い込んだ一匹の猫に出会った。猫への愛に溢れたみずみずしい近未来SF。


猫とおにゃの子の表紙に釣られてしまったけど、創元SF文庫から出ているのに、ちっともSFっぽくない点。題名だけ見ると、猫が絶滅寸前になっているような遠い未来を想像してしまうが、実際には近未来だし、SFっぽいテクノロジーが出てくる訳でもない。今より少しだけ未来を描いているだけで、後は現代と大差ない世界なのが微妙すぎる。

致死性の猫インフルエンザが世界に蔓延した後、野良猫は狩られ、一部の腹黒い独占企業だけが富裕層相手に飼い猫を供給している末期的資本主義世界。迷い込んできた猫を保護してしまった事で、少女が追われる身になる。

保険会社の罠で父親の保険金が下りずに下層階級に落ちていた母子家庭が、猫騒動で母親まで心臓発作で急死してしまい、散々な目に遭う。不良っぽい少年と逃避行の最中、出てくる大人は悪意ある奴ばかり。そして猫好きは例外で善人だらけ。

猫を金儲けの道具にしている巨大企業の親玉と対峙するが、予想の斜め下方向にBAD ENDで唖然とした。なんだよ、この懲役刑エンディングは……。猫小説として読んでも微妙作だが、SFとして期待したら、絶望しそうになるレベル。とりあえず表紙だけは良かった。


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性なる嘘つき

性なる嘘つき―おりもとみまなチェンジH短編集 (TSコミックス)性なる嘘つき―おりもとみまなチェンジH短編集 (TSコミックス)
(2011/11/19)
おりもと みまな

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TS系統の短編で、全部バカっぽい。腐女子と百合好き男子が転げ落ちて中身入れ替わる“転校生”ネタで、自らの望みを叶えるため、元に戻らないまま別れていく話とか、突然性別が変わってしまう病気になったと宣告された男子が、男としての最後の一日を精一杯ほにゃららしまくる話など。原型留めない程変わってしまう病気らしいので、元の水準を保てるとは限らないらしいが、金髪ロング二重で巨乳おにゃの子に変形してしまうとか、後の人生勝ち組すぎるだろう! くっそくっそ! 俺もLad式改変亞北ネルさんみたいな金髪ツンデレ美少女顔に変異する病気、お願いします(笑)。

表題作は、全校生徒が女装男子だった男子校が共学化したので、ワクテカして入学した真性女子が目論み外れて虐げられ、実は魔法で女子に変身したけど昔は男だったと大嘘を吐いてしまう、最高にバカっぽい話だった。だがしかし、信じる者は救われた(笑)。


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扇智史

攻略対象書籍は以下。

閉鎖師ユウと黄昏恋歌』★★
墓標の森と、魔女の本』★★☆
春は出会いの季節です』★★★☆
『永遠のフローズンチョコレート』
『塔の町、あたしたちの街』
『塔の町、あたしたちの街2』


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春は出会いの季節です

春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)
(2005/09/30)
扇 智史

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2272年。女性仕官学校「国立関東練兵女学院」、通称「練女」と呼ばれる最も優雅で最も過酷な乙女の園に入学した主人公・久堂春音。命を賭して戦う未来を見つめつつ、日々の過酷な訓練にいそしむ少女たちの汗と涙と友情を描く、青春学園ストーリー。


「トップをねらえ」みたいな感じで、少女が宇宙から飛来した人類の敵と戦うSF。とはいってもシリーズ化しなかったので、冒頭で描かれる残酷な結末以外は、実戦に突入する前の時代、国立関東練兵女学院の青春学園物である。

冒頭以外の全編が過去に遡った学生時代の話なので、模擬戦程度しか戦闘シーンは無く、授業や訓練にいそしみ、時には苦悩して欝になったりもする、女性士官学校という部分以外は、ごく普通の女子生徒たちの物語である。

貴族出身で戦術科二年の天才、一ノ瀬沙希は名門チームであるフェニックス部隊から飛び出し、アルテミス部隊を立ち上げる。一ノ瀬沙希に見出された新入生、久堂春音は、新設部隊に誘われ、波乱万丈な学生生活が始まる。

本編部分は面白いのだが、冒頭に繋がっていかないのが残念。最初にBAD ENDなネタバレから始まるので、未来の悲惨な運命を思うと、素直に楽しめない。あとがきに“願わくば『アルテミス・スコードロン2』で”とか書いているけど、続きが出ていないし、売れなかったんだろうなぁ……。


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はじめ×くろす

はじめ×くろす (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)はじめ×くろす (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)
(2011/05/07)
寺本 薫

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表紙を見て、絶対に百合マンガだと思ったのに、メイドさんのほうは男か! 大富豪の娘を警護するため、執事を務める家の息子が命を受けるのだが、お嬢様女子高に通っているので、メイド姿で女子寮に潜入させられてしまう。

そのうち、父親が娘の学生生活も見たいとか言い出し、撮影するために女子高に編入させられる。制服姿で女子高に通わされるとかGJすぎるじゃないか(笑)。


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巽飛呂彦

攻略対象書籍は以下。

知らなかったけど、著書が多くて驚いた。三次元方向には興味無いので、二次元っぽいレーベルの分だけリスト・アップする方向で。


『あねきゅん♥ お姉様はお嬢様な三姉妹!』
『妹はLサイズ!』
『生徒会長サマは放課後M!?』
お姉ちゃんはSサイズ!』★★★
『えむ×えむ! 妹と生徒会長』
『姫騎士サマは放課後M!?』
『押しかけプリンセス ナイト&メイド付き』
『オタク系彼女! お嬢様と委員長』
『世界でいちばんおバカな姉妹!?』
『さいみん!』
『どれちょ! 生徒会ドレイちょーきょー』
『お姉ちゃんは3歳児!?』
『生徒会長はエロゲー好き♥』
『さいみん! さいみん!!』

他、フランス文庫多数


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お姉ちゃんはSサイズ!

お姉ちゃんはSサイズ! (美少女文庫)お姉ちゃんはSサイズ! (美少女文庫)
(2009/01/15)
巽 飛呂彦

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ちっちゃくたって、琴菜はお姉ちゃんなんだぞ!21歳の先生なのに140cm、お胸はぺったんこ。開発中の薬を飲んだら、さらにミニサイズへ!カラダぜんぶ使って××を抱き抱き射精。夢が叶ってキツキツ初体験。今度はグラマー琴菜に変身して母乳プレイ。めくるめく快感世界にご招待なのだ。


姉属性は無いので、どうでもいい感じで読んだが、お姉ちゃんが小さすぎて合法ロリだからGJである! 本当の姉ではなくて従姉なので、ギリギリ攻略可能範囲である。ただでさえ小さいのに、主人公の母親が開発していた怪しげな薬でさらに小さくなってしまうから大変。

危ない薬で人形サイズになったり巨乳美女化したり、最後は巨人化したりするが、基本的にはバカっぽいエロス。それにしても、マンガやラノベだと小さい子先生って結構いるけど、現実世界だと、生徒に舐められたり弄られたりして大変だと思う。


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青橋由高

攻略対象書籍は以下。

微熱~彼女は水泳部!』★★★☆
『メイドなります!~彼女は幼なじみ』
『約束~彼女はウエイトレス!』
恋妹~彼女はふたご!』★★★☆
『メイドなります!~すくみず』
『Kiss~魔法少女は修行中』
『純情~彼女は剣道部!』
『悪魔な彼女、天使な妹』
『あねらぶ~彼女は三姉妹!』
『メイドなります!~おしおき』
『キスキス~彼女は妹ウエイトレス!』
『絶対無敵♥お嬢様』
『メイドなります!~さよなら』
『恋姫~彼女はヴァンパイア』
『もっとメイドなります!』
『あねスポッ!~お姉ちゃんと体育祭』
『お嬢様フォーシーズンズ』
『好き好き大好きお姉ちゃん♥~ベタ甘☆カフェ同棲』
『W生徒会長!~どっちを選ぶの!?』
『W新婚お嬢様!』
『いちゃいちゃラブラブお姉ちゃん♥』
『トリプル押しかけ許嫁』
『生徒会長は妄想系♥』
『お嬢様姉妹はW嫁!』
『妹はふたご巫女~ツンでヤンで兄想い!』
『トリプル押しかけメイド妻』
『妹は電波系♥』
『お姉ちゃんのムコになれ!』
『トリプル押しかけお姫様』
『トリプル生徒会長と恋の守護霊』
『ツンツンメイドはエロエロです』
『僕とメイド母娘~ご奉仕します』
『メイドと巫女と極甘生活』


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微熱~彼女は水泳部!

微熱 彼女は水泳部

成績優秀、スポーツ万能、そして競泳水着を押しあげる双つの美乳。水泳部主将まどかは、恋だけには素直になれない学園のアイドル。しかし、幼なじみの和哉への想いをこめた自慰痴態を後輩のマネージャー・千香に知られ、その立場は一変する。恋する少年の前でさらすスケスケ露出水着に、緊縛絶頂。(こんな淫らな私だけど、お願い、和哉、ずっと好きでいて!)


水泳部主将が男子更衣室に侵入し、和哉のタオルでくんかくんかしつつ、一人で変態プレイを始めたところ、同じく男子更衣室に侵入していた後輩女子マネージャーに盗撮されてしまい、脅されて虐められプレイに突入しちゃう(笑)。

和哉を奪い取ろうと、いろいろ仕掛けてくる千香。酷い目に遭わされつつも、だんだん危ない自分に目覚めていくのがエロい。男の取り合いになるも、ラストはご都合主義的、両手に花エンドである。


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魔界の紋章

魔界の紋章

ホルガー・カールセンは死を覚悟し、敢然と銃を手にとると、悪魔のような敵ナチス・ドイツ軍に向かって突撃した。その時突如、世界が燃えあがり、すべては暗黒に閉ざされた。


大戦真っ只中にいた男が、突然、中世っぽい別の場所に。過去に飛んだのかと思いきや、ファンタジーが融合した異世界で、元いた世界の歴史とは微妙に異なっている。伝説や英雄譚や叙事詩がごっちゃ混ぜになった感じのIF歴史の中で、ホルガーは敵と戦う事になる。

だがしかし、主人公=異世界から来た伝説の勇者、敵=悪の大魔王みたいな単純構造じゃないので盛り上がらない。混沌側にいる強力な魔女とホルガーはIF歴史において付き合っていたようなのだが、冷たくあしらうから、相手が涙目になって嫌がらせして来てるだけのような気が(汗)。

ファンタジー風の世界に投げ込まれながら、現代の科学知識を応用して敵と戦うのには笑った。


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犬はいつも足元にいて

犬はいつも足元にいて犬はいつも足元にいて
(2009/11/07)
大森兄弟

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茂みの奥の広場――そこで犬が穴を掘ると、得体のしれない肉が、必ず出てくるのだ……中学生の僕が見た、「肉」の正体とは? 兄+弟による驚くべき完全共作! 第46回文藝賞受賞作。


第46回文藝賞受賞作。

織田兄弟みたいに暑苦しい名前だと思ったら、この人たちも兄弟で書いているんだね。純文学にありがちなオナニー臭が無かったので、かなりアタリ作品なのではないかと思ったのだが、ちゃんと纏らず結末が無かった。起承転で終わる感じは、やはり文藝賞クオリティだ(笑)。

父が拾ってきた犬を、両親が離婚して父が家からいなくなった後も世話しなければならない少年。中学に入り、グループ選びを失敗してしまった少年は、粘着質で気持ち悪いサダと過ごさなくてはならなくなる。

犬の散歩をする時間に、偶然を装い現れるサダの言動が気色悪い。あまりにも妙な絡み方ばかりしてくるので、雰囲気を察した犬がサダを咬んでしまう。怪我をしたサダの粘着具合がさらに増して気分が滅入る。サダの母親もおかしな人物でキモイ。

粘着しすぎで居場所を無くすサダは自業自得だが、主人公も鬱屈していて好きになれない。空気を読む犬だけが比較的まともに見えるが、埋まっている謎の肉を掘りたがるので、こいつもどこかがおかしい。

最初、埋められている腐敗した肉が遺体か何かかと思ったが、なんだか良く分らないまま終わるので消化不良状態。結局、何の肉なの? 何で埋まってるの? 少年の嘘で家から消えた母親はどうなった? 父は無事なのか? 物凄く中途半端なところで物語から放り出されるのが、いかにも文藝賞らしくていいよね(汗)。


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タイム・カプセルの秘密

タイム・カプセルの秘密 [SF名作コレクション(第2期)]タイム・カプセルの秘密 [SF名作コレクション(第2期)]
(2006/10/15)
ポール アンダースン、若菜 等 他

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原水爆戦争で一度は滅亡した地球。その500年後の世界とは? すっかり大昔の文明のない状態に戻った地球を描きながら、原水爆戦争のおろかさや、人間を幸福にすると同時に滅ぼすものでもある科学を正しく使うことを訴える。


原水爆戦争で世界が崩壊した後の時代を描いている。科学技術は失われ、都市は禁断の地と化している。中世レベルまで後退してしまった世界で、食料の乏しい北のラン族が、デイル族の豊かな大地を奪おうと、戦争を始める。

デイル族長の息子は、都市に封印された科学技術を復活させようとするが、長老達は神の怒りにふれると反対するし、都市の封印を守る魔術師にも襲われる。

未来を描いているので一応はSFかもしれないけど、ほぼ中世レベルの戦争なので地味すぎる。小学生向けに書かれた感じのSFで、物語の展開にちっとも意外性が無かったのは残念。


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サルが食いかけでエサを捨てる理由(ちくまプリマー新書036)

サルが食いかけでエサを捨てる理由 (ちくまプリマー新書)サルが食いかけでエサを捨てる理由 (ちくまプリマー新書)
(2006/05)
野村 潤一郎

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昆虫にも心があるのか、犬と猫はどれぐらい違う生き物か、「ジュラシックパーク」のようなことは実現可能? 生命には意味があり、すべてはつながっている。驚きながら読むうちに、生き物と人間が見えてくる!


題名がこんなのだけど、サルの話ではなかった。すぐ読めるけど、中身に統一性が無く、小学生向けぐらいのレベル。生物学に関して理路整然と話を進めるのではなく、自分の意見や憶測が入りすぎ。雑談として読み流せば面白いかもしれないが、エッセイの域で終わっているのが残念。

結局、サルが食いかけで餌を捨てる事による自然界のメリットは書いてあったけど、理由は説明されていないし。


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ダークナイト

ダークナイト [DVD]ダークナイト [DVD]
(2010/04/21)
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン 他

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ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカーと名乗り、犯罪こそが最高のジョークだと不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。この街を守るのは、バットマン。彼はジム・ゴードン警部補と協力して、マフィアのマネー・ロンダリング銀行の摘発に成功する。それでも、日に日に悪にまみれていく街に、一人の救世主が現れる。新任の地方検事ハービー・デントだ。正義感に溢れるデントはバットマンを支持し、徹底的な犯罪撲滅を誓う。


評価は高いけど、ご都合主義が乏しくて、ちょっとだけバッドエンドだから、非リア充が観るには辛いな(笑)。ヒロイン死亡フラグだし、同志はフォースの暗黒面に堕ちるし、ジョーカーはキチガイすぎる。

全シリーズ通して主役のバットマンより悪役のほうがある意味重要という点は変わらないが、今回は完全にヒーローをジョーカーが食ってしまっている。改造されている訳でもなく、超常兵器も持たない。キ印なだけの生身の悪党が、チート性能のバットマン相手に、ここまで戦えるとは(汗)。ただのアメコミ・ヒーローを超えた世界が広がっていた。


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バナナ剥きには最適の日々

バナナ剥きには最適の日々バナナ剥きには最適の日々
(2012/04/06)
円城 塔

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「はやぶさ」風味の無人探査機がバナナ型宇宙人を夢想するといえなくもない表題作、林檎を求める旅人が無限に拡がる時計の街を往くらしい「エデン逆行」など、SFから幻想小説まで9篇で語られる、どちらかというとわかりやすく、そのくせ深い、人生と世界に関する個人的見解。


良く分らない、というか何と説明すれば良いのか分らない短編が9編。相変わらず、SFなのか純文学なのかジャンル分けに困るが、発想が面白いものばかり。

説明するのが難しいので「騙されたと思って読んでみて」としか言えないが、文系作家にありがちな自慰行為的実験作とは全く別次元なので、読んでいて何か変な脳汁が出そうになる(笑)。思考実験といった感じになっているので、固まった頭が解きほぐされていく感じが素晴らしい。


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わが輩は「男の娘」である!

わが輩は「男の娘」である! (コンペイトウ書房)わが輩は「男の娘」である! (コンペイトウ書房)
(2010/11/27)
いがらし 奈波

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「男の娘」とは、女の子のように可愛い2次元の女装少年のこと。本来、3次元には存在しえない生物。この本は、無謀にもそんな次元の壁を越えようと日々努力する、もうすぐ三十路の、今でも『少年ジャ●プ』を愛読している、ひとりの男の物語である。


なんというか、この手の人ってまず間違いなくナルシストだよね。顔面偏差値が低いリアル女子と比べたら美しいかもしれないが、やはり、次元の壁を越えるのは難しい気がする。肩幅とか、腕の太さとか、どうしても隠し切れない部分が気になる件。でも、こういう顔の女子って結構いるから、普通に街中を歩けるレベルではあるよな。

自分をネタにして描かれた四コマだが、絵柄は微妙。男の娘属性を保持していない人が読んだら、中身も微妙かもしれない。とりあえず、アイドル見習いとか声優見習いとかダンス講師とかホストとか女装男子で夜のお店とかマンガ家とか、波乱万丈すぎる人生になっている。

彼女もいて顔面偏差値も高くて女装男子とか、くっそくっそ! リア充爆発しろ♥ 嫁や彼女どころか友人も皆無で、妹すら生まれて来なかったから自分でどうにかするしかない非リア喪男な私とリアル人生ゲームの難易度が違いすぎて、全米が泣いてくれても良いレベルOrz


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望月さんの恋文

望月さんの恋文 (バンブーコミックス  COLORFUL SELECT)望月さんの恋文 (バンブーコミックス  COLORFUL SELECT)
(2011/07/27)
宮原 歩

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「私の○○○に×××してください!!!」 バイト先の同僚・望月さんから手渡された過激すぎるラブレター。本当にそんなコトして欲しいの!? しちゃっていいの!? 真面目で清楚な文学少女の、超絶ヒワイな願望とは…? 表題作を含む10編を収録。基本的には可愛くて、でも根本的に不可解で、そして全体的にズレてて絶対的にエッチな女の子たちが、妄想したり暴走したり恋愛したり変態したり誘ってきたり襲ってきたり、とにかくイロイロしちゃったり☆ 剥き出しの純情と欲望と性癖が満載の全力エロスな作品集!!


望月さんが主人公のラブコメか何かと思ったら、10編入ってて、望月さんは最初だけだった。全部ご都合主義なエロス。

登場人物は可愛いけど痴女系が多くてむしろ萎える(笑)。とりあえずコスプレさせられている娘はGJだった。ラストに各短編の登場人物がいっぱい出てくる世界共有系の書き下ろしが一話あり。


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Jポップとは何か(岩波新書945)

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)
(2005/04/20)
烏賀陽 弘道

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一九九〇年代、日本の音楽産業は急激な成長を遂げる。CDのミリオンセラーが続出し、デジタル化や多メディア化とともに市場規模は拡大し続け、いまや日本は世界第二位の音楽消費大国である。こうした変化をもたらした「Jポップ」現象とは何か。産業構造や受容環境の変化など、音楽を取り巻く様々な要素から鋭く分析する。


Jポップと呼ばれるジャンルが誕生し、確立していく過程を、様々な角度から論じている。音楽そのものだけではなく、社会的な状況や環境の変化、再生機器の進化等、様々な角度から書かれているのが興味深い。

レコードからCDへと変わり、値段も下がってきた事により、家で音楽を楽しむという行為が一部のマニアから庶民のものとなる。CMやドラマとのタイアップで音楽市場が成長し、ベストテンのような番組の登場で、売り手主体から聞き手主体へとヒット・チャートが塗り替えられていく。

MTVのような音楽番組の登場で、音楽が聴くだけの存在から、観て楽しめるようになっていく。マイケル・ジャクソンのスリラーで、ゾンビが一緒に踊る映像は楽しかった。ビジュアル系やダンスと融合した形の音楽が脚光を浴びるようになった事も、TVメディア抜きには語れないだろう。

やがてTVとのタイアップも弊害が出てくる。スポンサーが問題を起こさない大物ばかり使いたがるので、音楽業界の自主検閲により没個性化が進む。大売れするか無名のままか二極化が進み、中堅層が育たない脆弱な体制となって行く。タイアップ曲で、サビ以外の部分に失望する事が多かったのだが、売れそうなサビ部分だけ先に作っておいて、後で他の部分を付け足すような濫造方法が原因だったのか。

音楽よりもカラオケにお金が使われている事には驚いた。日本人は歌を聴く人口よりも歌う人口のほうが多い事になる。消費された金額だけ見ると、計算上は聴かないけど歌うという人がいる事になる(笑)。実際は、金を払わずにTVやラジオで聴いているのだろうけど。聴くより歌う人が多いという現象は、カラオケに行くとよく分かる。みんな、自分が歌う曲ばかり選んでいて、誰も他の人が歌うのを聴いていないから。

まずシングルが先行し、後からヒット曲を収録したアルバムが出るという流れになり、ヒット曲が多いアルバムが売れ、そうでないものは売れなくなる。これは、当たり曲1つにどうでも良い微妙曲を混ぜて売るという、抱き合わせ商法みたいな事をやっていたのだから、当然の流れであろう。シンディ・ローパーみたいに、当たり曲ばかりでアルバムを作りやがれです!

英語っぽい何か別の意味不明言語で歌う現象には笑った。宇多田ヒカルのような例外を除き、大半は英語として成立しない歌詞なのか。それじゃ、海外で売れなくても当然だろう。どうせやるなら、英語を母国語として使う人にも通用する英語で歌えばいいのに。世界で消費される国産音楽の大半がアニメ曲という現象も、Jポップが国内消費にしか目を向けて来なかった事がよく分かる。

デフレと長期不況で日本経済全体が没落の一途を辿る中、音楽業界も出版業界と同じく、再販制度という特権に守られ、既得権益を死守しようとしている。これまでは洋物の輸入版と国内プレス盤の価格差しか見えなかったが、海外でプレスされた国内アーティストのCDが逆輸入される状況になってきた。自らの利益を守る為、政界に働きかけて輸入権まで確保するとは、なんという意地汚さ。金儲けばかり考えた結果が、現在のJポップ凋落を招いているとは思わんのかね。

所得に影響される音楽格差も酷い。アメリカでは音楽は公共財として扱われ、数多くあるFM局で聴く事が出来る。日本では基本的には個人の財力に影響される。CDを買わなければ聴けないような状況で、価格すら諸外国より高いのだから、こうまで経済格差が広がる中、これではJポップを聴く人口が減っても仕方が無い。知識、情報の摂取が所得によって差別される事は民主主義の原則に反するのだが日本は……、おっと誰か来たようだ。

厳密には、着うた市場は伸びているのだし、インディーズも成長しているので、Jポップが聴かれなくなったのではない。大企業病を患った大手が利益を出せなくなっただけの話で、既得権益の上に胡座をかき、変化する努力を怠ったのだから、当然の結果と言える。

最近は、アニメ曲や新興勢力のヴォーカロイド曲が元気だから、金の亡者と化したJポップなんか聴かなくてもいいや。


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真梨幸子

攻略対象書籍は以下。

『孤虫症』
『えんじ色心中』
『女ともだち』
『深く深く、砂に埋めて』
『クロク、ヌレ!』
殺人鬼フジコの衝動』★★★☆
『ふたり狂い』
『更年期少女』
『聖地巡礼』
『パリ黙示録―1768娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件』


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殺人鬼フジコの衝動

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)
(2011/05/07)
真梨幸子

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一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!


最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する! とか書かれていたので、ウィリアム・カッツの『恐怖の誕生パーティ』くらいの衝撃を期待していたのだが、どうやらキャッチが大げさすぎたようだ。こんな煽り方されたら、過度に期待してしまうではないか。『恐怖の誕生パーティ』はラスト1ページで本当に戦慄したけど。

殺人鬼となったフジコの狂気な人生が描かれているのだが、実際にあった出来事を小説として書かれた事になっている。書いた本人とは別の人間の手で語られるという形式なのだが、大半はフジコ視点で物語が進む。

親から虐待され、学校でも虐待されるフジコは、一家惨殺事件の生き残りとして、新たな人生を歩み始める。叔母さんに引き取られて成長するが、母親のようにはならないと反発しつつも、クソくだらない男に引っかかって、同じように破滅人生へと突き進んで行っているじゃないか。

両親や友人、知人、クラスの悪ガキ、馬鹿教師、付き合う男、義父、仕事の先輩と、これでもかという程、悪意のある人間ばかりが出てくる。というか、善人やいい人なんてこれっぽっちも出てこない。

悪意ある人間によってフジコの人生が狂わされ、フジコによって悪意ある人間の人生もまた狂わされ破壊されて行く。フォースの暗黒面に堕ちた人間しかいないのか。殺人鬼の人生を描いたノワール小説でありながら、周囲の人間も悪意ある人間だらけなので、フジコの悪行が相殺されてしまって、読んでいても嫌悪感が沸いてこない。

最初のほうは止むを得ずといった感じで、自らの身を守る為だったのだが、次第に自分の快楽を追及するために殺人鬼と化して行く。なかなか捕まらないが、日本の警察もそこまで馬鹿じゃないだろう。


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トマト・ケチャップ・ス


トマト・ケチャップ・ストマト・ケチャップ・ス
(2012/03/22)
東 直子

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美人で優等生の漆原依理、おなじく才色兼備だが奔放な山口葉、どじでおっとりした連翹ゆな。三人の女子高生が漫才トリオを結成! どんな漫才をくりひろげるのか?それぞれ家庭に事情を抱えながら、漫才を通して結びつく三人。80年代の世相を背景に、女子高生らしい弾ける明るさと、思春期の甘酸っぱさが交錯する青春群像劇。注目の著者が新たな一面をかいま見せる快心作!


女子高生に釣られてしまったけど、漫才を題材にしたコメディじゃないんだね……。漫才は素材のひとつでしかなく、しかも面白くない(汗)。

三人の女子高生が漫才トリオを結成するのだが、それぞれに家庭の事情を抱えていて、読むのが辛い。現実世界でも散々な目に遭っているのに、小説まで糞な現実が描かれていると、読んでいて萎える。心に負荷がかかるばかりの嫌な話だったが、最後がバッドエンドじゃない事だけは良かった。

リア充なら嫌な話を読んでも我が身の幸せを再確認出来るけど、非リア充の人は気力が削がれるのでお勧めしません。



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リベンジ×リベンジ

リベンジ×リベンジ (HJ文庫)リベンジ×リベンジ (HJ文庫)
(2007/09/01)
鯨 晴久

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失われた古の技術により造られた武器「違宝」を操る少女メリッサと連れのレオン。二人は、婚約者を殺され復讐を誓う女性ソフィーと出会い、手助けを申し出るが…。ことあるごとに「レオンはわたしが殺す!」と叫ぶメリッサとレオンの関係とはいったいいかなるものなのか!?ほんのり甘くてちょっぴり切ない“復讐”ラブストーリー。


古代技術で造られた違宝を操り戦う少女メリッサと連れのレオンが、斬鉄のガウアーと呼ばれる伝説の男に怯える町に辿り着く。ガウアーによって数多くの人間が殺されていたが、婚約者を殺された町の美女ソフィーは、仇が誰なのか突き止めていた。

冒頭から、知らずに婚約者と戦い、その命を奪ってしまって絶望するガウアーが登場。このガウアーと、メリッサとレオンの二人がどう結びつくのか、すぐに予想出来てしまったのは残念。

メリッサとレオンは相棒や恋人ではない。復讐者と殺されるべき相手という、屈折した関係である。お金にがめつく、違宝を集め続けるメリッサだが、ただの強欲なトレジャー・ハンターではなく、悲しい理由があった。メリッサから、いろんな意味でフルボッコされまくりなレオンが可哀想すぎる(笑)。


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セーラー服男子★学園潜入捜査

セーラー服男子★学園潜入捜査 (もえぎ文庫ピュアリー)セーラー服男子★学園潜入捜査 (もえぎ文庫ピュアリー)
(2009/08)
水島 忍

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見習い探偵の荻野幹也(20)が探偵事務所の所長である伯父に命じられたのは、高校への潜入捜査。女子生徒に扮して、ある生徒の素行を調査せよとのご命令だ。セーラー服に身を包み、周囲に正体がバレないかとヒヤヒヤしながら学園生活を送る幹也だったが、そんな彼に学園の美形理事長・芹澤が急接近!身を潜めなければいけない場面に現れてはHな悪戯をしかけ、幹也のカラダを徹底調査。


やべえ、表紙のセーラー服男子に思わず釣られてしまったけど、潜入捜査よりもBLのほうが優先されているじゃないか(笑)。

女子高に通う、とある娘の素行調査を命じられた、見習い探偵の荻野幹也。男子高校生どころか二十歳超えてるのに、女子高の制服着せられて潜入し、女子として学園生活か(汗)。

殺人事件まで絡んでいるので、ちゃんと捜査しなければいけないのに、何故かイケメン理事長が邪魔をして来る。主人公が女顔すぎて笑った。美紀ちゃんかわいいよ美紀ちゃん。

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恐怖新聞

恐怖新聞 (1) (秋田文庫)恐怖新聞 (1) (秋田文庫)
(1996/12)
つのだ じろう

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恐怖新聞 (2) (秋田文庫)恐怖新聞 (2) (秋田文庫)
(1997/01)
つのだ じろう

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恐怖新聞 (3) (秋田文庫)恐怖新聞 (3) (秋田文庫)
(1997/03)
つのだ じろう

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恐怖新聞 (4) (秋田文庫)恐怖新聞 (4) (秋田文庫)
(1997/05)
つのだ じろう

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恐怖新聞 (5) (秋田文庫)恐怖新聞 (5) (秋田文庫)
(1997/07)
つのだ じろう

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全9巻、文庫版全5巻完結。

あれ? トイレに行けなくなるくらい怖かったと思ったのに、大人になってから再読してみれば全然怖くないじゃないか(笑)。

幽霊を信じていなかった鬼形礼の元に、未来の出来事が書かれた新聞が夜中に届けられるようになる。読めば寿命が100日縮むと言われる恐怖新聞。ジリジリと余命が削られて行く恐怖! 嫌がっても無理やり読まされてしまうというのが堪らんよね。

未来予測が書かれているので、予知能力を得たのと同様の効果があるんじゃないかと考えたくなるが、そう上手くは行かない。読まされる主人公が中学生なので、確定された未来に干渉も出来ず、大抵は悲劇的な結末になる。

強力な悪霊に憑依され、怖い目に遭いまくる鬼形礼だが、幽霊話だけではなくて、ドッペルゲンガーやポルターガイストや悪魔憑き、さらには宇宙人ネタまで、幅広く入っている。

名も無き脇役だけでなく、重要人物も容赦無く死んで行くし、登場人物に死亡フラグが立ちすぎる。BAD ENDすぎるけど、不条理な出来事ばかりで、自分では回避しようがない現世をよく表していると思うよ。不幸な目に遭う当事者にとっては堪らんけど、神はサイコロを振らずに、ピンポイントで特定の人物に悪意を向けてくるからね。

偶々恵まれた立ち位置にいただけなのに、自分が努力したとか、才能があったとか、実力があったとか勘違いしている、全てのリア充に恐怖新聞が届けられますように♪



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リアルのゆくえ(講談社現代新書1957)

リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)
(2008/08/19)
東 浩紀、大塚 英志 他

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「知識人」は希望を語れるか。「世代間闘争」の末に見えた地平は?いまの日本は近代か、それともポストモダンか?サブカルチャーの諸問題から国家論まで、「わかりあう」つもりのない二人が語り尽くす。



『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』に続く感じで三部作になっているのかと思ったけど、なんだ大塚英志と対談しているだけじゃないか。大塚英志があえてバカ役を買って出て、いろいろと熱く攻め立てるのに、東浩紀のほうは斜に構えた感じで醒めたまま。いろいろと諦めすぎているから、言い合いになるばかりで、話が生産的な方向に繋がっていかない。

2001~2008年までの対談になっているので、期間としては長いけど、あまり生産的な話になっていないので、ファン以外は読んでも微妙なままで終わるんじゃなかろうか。とりあえず、大塚英志がデ・ジ・キャラットの話を出しすぎ。いい年したおっさんが「ぷちことかいうのが可愛いあの小さいやつ」とか力説しているが笑えた。


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ライトノベル研究序説

ライトノベル研究序説ライトノベル研究序説
(2009/04)
一柳 廣孝、久米 依子 他

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アキバの空、アリアケの夏―。アニメ的なイラストが特徴のエンターテインメント小説、ライトノベル。メディアミックスを通してダイナミックに展開するその歴史をたどり、オタク文化・ゲーム・児童文学などとの関係性を解説するとともに、ライトノベルを読み解くための多様な視点を示す。具体的な作品読解を交えながら、ライトノベルにアプローチする方法を丁寧にレクチャーする入門書。


表紙が結構恥ずかしいが、本書をテキストとして授業に使っている大学があるのか。ライトノベル研究の授業とか、ちょっと羨ましい。

まだまだ新しい分野なので、研究も序説の段階なのか、全体として見れば纏りに欠ける感じである。各章を個別に読んで行く限りでは、様々な切り口からライトノベルを論じているが。まだ新しい分野なので、本格的な研究はこれからといったところ。ライトノベルだけでなく、児童書やヤングアダルト系統、メフィスト系、SFまで、周囲にも目を配っている。

横浜市の図書館は5500冊もライトノベルの蔵書があるのか。ほとんど何でも読めそうで羨ましい。読書量の研究では、ライトノベルしか読まない層は少なく、幅広く読む人がライトノベルも読み込んでいるという結果になっていた。


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釣りバカ日誌 3

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(2010/05/08)
西田敏行、三國連太郎 他

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三國連太郎演じる社長で釣り好きのスーさんと、西田敏行演じる釣りと妻をこよなく愛するハマちゃんが繰り広げる、コメディドラマシリーズ第3弾。舞台は西伊豆。


昔は釣りバカの面白さが全然分っておらず、ただの釣り好きなバカが主人公の釣り映画と思っていたので、古い時代の作品は観ていないんだよね。もったいない事をした。みちこさんが違う人だったなんて知らなかった(汗)。

スーさんと浜ちゃんが西伊豆に出かけるのだが、釣り船に同乗したくて待っていた謎の美女とスーさんに、意外な接点があった。この頃は、まだ二人とも少し若い感じだな。特にスーさんの格好が若者風で、シャツとか出して着ている(笑)。

思い出の土地にリゾート計画が持ち上がっていて、例によって鈴木建設が絡んでいたので困ってしまうスーさん。何も考えずに反対運動に加わり、後で大問題になる浜ちゃんは、本当にバカだなぁ。後の方の作品では損失の穴埋めに、巨額の工事を受注して来たりするけど、この頃は本当に釣りしてるだけじゃないか……。


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セブン

セブン [DVD]セブン [DVD]
(2010/12/22)
ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン 他

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キリスト教の7つの大罪にもとづく連続殺人に挑む新任刑事とベテラン刑事のコンビの姿を描いた、サイコ・サスペンス。「ゲーム」などで知られるデビッド・フィンチャー監督作品。


画面が暗くて見づらいし、グロすぎるし、キ印殺人鬼物はあんまり好きじゃないので、今までちゃんと観た事が無かったのだけど、予想の遙か斜め下方向のバッドエンドで驚いた。やっぱり観るんじゃなかった……。

七つの大罪に絡めた連続猟奇殺人事件が発生するのだが、捜査命令が下ったのは、定年間際のベテラン刑事と、配属されたばかりの新米刑事。上司の命令で仕方なく捜査するのだが、犯人に辿り着くまでに、どんどんグロい死体が出てくる。

相手の正体が見えてきたところで突然、相手のほうから出頭して来るのだが、この先に、どうしようもないバッドエンドが待っているとは! 救いの欠片も無くて萎えるのだが、それでも法が無力な場合に自力救済にて正義を実行するアメリカ風の結末は、まだマシだよね。これが日本の刑事物なら、泣きながら犯人逮捕という、糞みたいな終わり方するだろうから。



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インセプション

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(2011/07/20)
レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙 他

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ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が一番無防備になる状態―夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストである。コブが備えもつ類稀な才能はこの業界でトップレベルであり、裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。


現実と夢の区別がつかなくなった妻を失い、国際指名手配犯となってしまったコブは、犯罪暦を消してもらうという条件で、事業家からライバル企業を潰すいう依頼を受ける。難易度の高い依頼なので、仲間を連れて行くのだが……。

最近は微妙作が多いディカプリオだから、あまり期待していなかったけど、これは面白い! 観ていると現実と夢の境が曖昧になり、現実設定されている世界も、実は夢世界なんじゃないかと裏読みしそうになって来る。ネタとしてはありがちだが、秀逸なのは、夢の中でさらに一層下の夢に降りて行く点。夢の中の夢に入る事で、多重世界構造になって行く。

レイヤー0 現実世界
レイヤー1 夢の世界
レイヤー2 夢の中で見る夢の世界
レイヤー3 夢の中の夢の中の夢の世界
レイヤー4 夢の中の夢の中の夢の中の夢の世界

こんな感じでどんどん下の夢の層に降りて行く事になるのだが、下層に行くほど時間の流れが遅くなる。仲間を上層レイヤーに残しつつ下層に行くのだが、途中で予期せぬ事態が発生して計画が狂い始める。流れる時間差を上手く利用しなければいけなくなるシーンが出て来るが、非常に上手く出来ている。ラスト・シーンは答えが受け手に委ねられる感じになっていて、正解は用意されていない。

自分が生きている現実も、もしかしたら夢かもしれないと考えさせられそうになる映画だったが、ご都合主義の欠片もなく呪われた人生で非リアな私の世界は、まごうことなき現実世界だな(涙)。ひょっとしたら、志望校に合格したり、希望の会社に就職出来たり、イケメン美女ときゃっきゃうふふしてる勝ち組人生のお前らは、その都合良くて楽しい世界が捏造された夢かもしれないよ?


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放浪息子 6

放浪息子 6 [DVD]放浪息子 6 [DVD]
(2011/09/21)
畠山航輔、瀬戸麻沙美 他

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志村貴子原作コミックをアニメ化!女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしのを中心に、それぞれの悩みを抱える中学生の成長を美麗映像で描く青春物語。第11話「告白~Each season~」、第12話「放浪息子はどこまでも~Wandering son’s progress~」を収録。


なんかおかしいと思ったら、TV放送時に10+11話を合わせて、12話が11話になっているのか。これは大人の事情ですか!?

彼女には見捨てられるし、保健室登校だし、なのに倒錯劇の監督だし、堪らんな。でも、彼女もいなくて顔面格差でも悩むマコちゃんと比べたら、リア充すぎる人生だと思うよ。

文化祭が近づくにつれ、周囲の反応も通常に戻って行く。文化祭当日は、嫌がっていたアンナちゃんも無理やり連れて来られて、二鳥と再会。アニメでは会話するだけで終わっているけど、このあとヨリ戻すんだろ?

日常を描いた作品なので、特に何も起こらず、淡々としたまま終わってしまった。とりあえず、小さい子ツインテールなカナブン可愛いよカナブン(笑)。


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