フキゲンシンデレラ

フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)
(2011/09/14)
村山渉

商品詳細を見る

フキゲンシンデレラ(2) (電撃ジャパンコミックス)フキゲンシンデレラ(2) (電撃ジャパンコミックス)
(2012/05/15)
村山渉

商品詳細を見る

神無春彦(男)は、突然なぜか、女になってしまう。元の男に戻るものの、男女の入れ替わりは続く。<br>性別が変わるごとに、身体の違いや人との接し方にとまどう。そして、幼なじみや親友との関係に異変が起こる! 劇的なまでに描かれる男と女の実情。


12時間毎に性別が入れ替わるようになってしまった神無春彦。過去の様々な出来事から女性不信になり性格が超ひん曲がった主人公で、出てくる女性もキ印ストーカー電波ちゃんみたいなのとかで、ますます人間嫌いになるだろうな。

何で性別が変わるような状況に陥ったのか全く説明が無いままだし、登場人物は酷い性格の奴だらけだし、あんまり楽しくない話だな。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサーサイト

スーパーダッシュ小説新人賞

集英社が主催する、ライトノベルを対象とした公募新人文学賞。受賞作はスーパーダッシュ文庫で刊行。タイトルと著者名は応募時ではなく刊行時のものでチェックします。


第11回(2011年)応募総数/945点
 大賞 新保静波 『暗号少女が解読できない』
優秀賞 篠宜曜 『Draglight/5つ星と7つ星』
特別賞 宇野涼平 『終わる世界の物語』
特別賞 永原十茂 『君の勇者に俺はなる!』

第10回(2010年)応募総数/977点
 大賞 石原宙 『くずばこに箒星』
 大賞 八針来夏 『覇道鋼鉄テッカイオー』
優秀賞 大澤誠 『サカサマホウショウジョ』
特別賞 葉巡明治 『嘘つき天使は死にました!』

第9回(2009年)応募総数/799点
 大賞 兎月竜之介 『ニーナとうさぎと魔法の戦車』
 大賞 神秋昌史 『オワ・ランデ ヤレない貴族のオトシ方』
 佳作 佐々之青々 『ライトノベルの神さま』
 佳作 朝田雅康 『二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない』

第8回(2008年)応募総数/811点
 佳作 宮沢周 『アンシーズ』
 佳作 雪野静 『逆理の魔女』

第7回(2007年)応募総数/590点
 佳作 滝川廉治 『超人間・岩村』
 佳作 しなな泰之 『スイーツ!』
 佳作 弥生翔太 『反逆者』

第6回(2006年応募総数/515点
 大賞 八薙玉造 『鉄球姫エミリー』
 佳作 横山忠 『警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび』
 佳作 穂邑正裕 『ガン×スクール=パラダイス!』

第5回(2005年応募総数/641点
 大賞 アサウラ 『黄色い花の紅』
 佳作 藍上陸 『ブール・ノアゼット』

第4回(2004年応募総数/427点
 大賞 山形石雄 『戦う司書と恋する爆弾』
 大賞 岡崎裕信 『滅びのマヤウェル』
 佳作 影名浅海 『影≒光』

第3回(2003年)応募総数/361点
 佳作 片山憲太郎 『電波的な彼女』
 佳作 福田政雄 『殿がくる!』

第2回(2002年)応募総数/321点
 大賞 海原零 『銀盤カレイドスコープ』
 佳作 東佐紀 『ネザーワールド』

第1回(2001年)応募総数/453点
 大賞 神代明 『世界征服物語 ユマの大冒険』
 佳作 狭山京輔『D.I.Speed!!』



にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

せきれい荘のタマル

せきれい荘のタマルせきれい荘のタマル
(2011/01/18)
越谷 オサム

商品詳細を見る

舞台は(都内ではあるが)郊外の私立大学。いい奴だけど、どうもおせっかいが過ぎる男子大学生・タマルと、タマルに毎度振り回される後輩・寿史が繰り広げる、なかなか熱くるしい、ドタバタ学園コメディー。


題名のタマルが意味不明で気になっていたのだが、まさか人名だったとは(笑)。大学に合格し、静岡から上京した寿史が、隣の部屋に住んでいた先輩の田丸と出会い、いろいろと厄介事に巻き込まれる。

同じく静岡から上京した法村珠美(のりたま)に片想い中の寿史は、距離を縮めようと映画研究会に入るが、撮影班と鑑賞班に分かれて対立中。自分は鑑賞班、意中の相手は撮影班だったという間抜けな事に。

隣部屋に住んでいるタマルが私生活まで干渉してくるし、部で盗難事件は発生するし、カルト教団とトラブルが起こって拉致されそうになるし、波乱万丈すぎる学生生活だな。様々な事件に巻き込まれて翻弄される中、告白すら出来ずに玉砕、アンポンタン確定BAD ENDに全米が泣いた。つーか、さっさと告白しない寿史が悪い。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

すばる文学賞

集英社が主催する発行する公募新人文学賞。
第39回 (2015年)


第39回 (2015年)
受賞作 黒名ひろみ 『温泉妖精』
 佳作 竹林美佳 「地に満ちる」

第38回 (2014年)
受賞作 足立陽 『島と人類』
受賞作 上村亮平 『みずうみのほうへ』

第37回 (2013年)
受賞作 奥田亜希子 『左目に映る星』
受賞作 金城孝祐 『教授と少女と錬金術師』

第36回 (2012年)
受賞作 髙橋陽子 『黄金の庭』
受賞作 新庄耕 『狭小邸宅』

第35回 (2011年)
受賞作 澤西祐典 『フラミンゴの村』

第34回 (2010年)
受賞作 米田夕歌里 『トロンプルイユの星

第33回 (2009年)
受賞作 木村友祐 『海猫ツリーハウス
 佳作 温又柔 「好去好来歌」

第32回 (2008年)
受賞作 天埜裕文 『灰色猫のフィルム』
 佳作 花巻かおり 「赤い傘」

第31回 (2007年)
受賞作 原田ひ香 『はじまらないティータイム
受賞作 墨谷渉 『パワー系181

第30回 (2006年)
受賞作 瀬戸良枝 『幻をなぐる
 佳作 吉原清隆 「テーパー・シャンク」

第29回 (2005年)
受賞作 高瀬ちひろ 『踊るナマズ

第28回 (2004年)
受賞作 朝倉祐弥 『白の咆哮』
受賞作 中島たい子 『漢方小説

第27回 (2003年)
受賞作 金原ひとみ 『蛇にピアス
受賞作 千頭ひなた 『ダンボールボートで海岸

第26回 (2002年)
受賞作 栗田有起 『ハミザベス
受賞作 織田みずほ 『スチール
 佳作 竹邑祥太 『プラスティック・サマー』

第25回 (2001年)
受賞作 大泉芽衣子 『夜明けの音が聞こえる

第24回 (2000年)
受賞作 末弘喜久 『塔』
受賞作 大久秀憲 『ロマンティック』

第23回 (1999年)
受賞作 中上紀 『彼女のプレンカ』
受賞作 楠見朋彦 『零歳の詩人

第22回 (1998年)
受賞作 安達千夏 『あなたがほしい je te veux』

第21回 (1997年)
受賞作 岩崎保子 『世間知らず』
受賞作 清水博子 『街の座標』

第20回 (1996年)
受賞作 デビット・ゾペティ 『いちげんさん』

第19回 (1995年)
受賞作 茅野裕城子 『韓素音の月』
受賞作 広谷鏡子 『不随の家』

第18回 (1994年) 受賞作なし

第17回 (1993年)
受賞作 引間徹 『19分25秒』

第16回 (1992年)
受賞作 楡井亜木子 『チューリップの誕生日』
 佳作 瀧口明 『惑う朝』

第15回 (1991年)
受賞作 釉木淑乃 『予感』
 佳作  仁川高丸 『微熱狼少女

第14回 (1990年)
受賞作 大鶴義丹 『スプラッシュ』
受賞作 清水アリカ 『革命のためのサウンドトラック』
受賞作 山室一広 『キャプテンの星座』

第13回 (1989年)
受賞作 奈良裕明 『チン・ドン・ジャン』
受賞作 辻仁成 『ピアニシモ』
 佳作  浅賀美奈子 『夢よりもっと現実的なお伽噺』

第12回 (1988年) 受賞作なし

第11回 (1987年)
受賞作 桑原一世 『クロス・ロード』
受賞作 松本侑子 『巨食症の明けない夜明け』

第10回 (1986年)
受賞作 本城美智子 『十六歳のマリンブルー』

第9回 (1985年)
受賞作 江場秀志 『午後の祠り』
受賞作 藤原伊織 『ダックスフントのワープ

第8回 (1984年) 受賞作なし 
 佳作 原田宗典 『おまえと暮らせない』(『優しくって少しばか』に所収)
 佳作 冬木薫 『天北の詩人たち』

第7回 (1983年)
受賞作 佐藤正午 『永遠の1/2』
受賞作 平石貴樹 『虹のカマクーラ』

第6回 (1982年)
受賞作 三神弘 『三日芝居』
受賞作 伊達一行 『沙耶のいる透視図』

第5回 (1981年)
受賞作 本間洋平『家族ゲーム』

第4回 (1980年)
受賞作 又吉栄喜 『ギンネム屋敷』
 佳作 笹倉明 『海を越えた者たち』

第3回 (1979年)
受賞作 松原好之『京都よ、わが情念のはるかな飛翔を支えよ』

第2回 (1978年)
受賞作 森瑤子 『情事』
受賞作 吉川良 『自分の戦場』
 佳作 飯尾憲士 『海の向うの血』(『ソウルの位牌』に所収)

第1回 (1977年) 受賞作なし
 佳作 原トミ子 『一人』


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

小説すばる新人賞

第25回(2012年)まで更新。


第25回(2012年)
受賞作 櫛木理宇 『赤と白』
受賞作 行成薫 『マチルダ』

第24回(2011年)
受賞作 橋本長道 『サラの柔らかな香車」

第23回(2010年)
受賞作 畑野智美 『国道沿いのファミレス
受賞作 安田依央 『たぶらかし

第22回(2009年)
受賞作 朝井リョウ 『桐島、部活やめるってよ
受賞作 河原千恵子 『なくしてしまったはずのもの』

第21回(2008年)
受賞作 千早茜 『魚神』
受賞作 矢野隆 『蛇衆』

第20回(2007年)
受賞作 天野純希 『桃山ビート・トライブ

第19回(2006年)
受賞作 水森サトリ 『でかい月だな』

第18回(2005年)
受賞作 飛鳥井千砂 『はるがいったら』

第17回(2004年)
受賞作 三崎亜記 『となり町戦争

第16回(2003年)
受賞作 山本幸久 『笑う招き猫

第15回(2002年)
受賞作 関口尚 『プリズムの夏』

第14回(2001年)
受賞作 松樹剛史 『ジョッキー』

第13回(2000年)
受賞作 堂場瞬一 『8年』

第12回(1999年)
受賞作 竹内真 『粗忽拳銃』

第11回(1998年)
受賞作 池永陽 『走るジイサン』
受賞作 野中ともそ 『パンの鳴る海、緋の舞う空』

第10回(1997年)
受賞作 熊谷達也 『ウエンカムイの爪』
受賞作 荻原浩 『オロロ畑でつかまえて

第9回(1996年)
受賞作 森村南 『陋巷の狗』

第8回(1995年)
受賞作 早乙女朋子 『バーバーの肖像』
受賞作 武谷牧子 『英文科AトゥZ』

第7回(1994年)
受賞作 上野歩 『恋人といっしょになるでしょう』
受賞作 冨士本由紀 『包帯をまいたイブ』

第6回(1993年)
受賞作 佐藤賢一 『ジャガーになった男』
受賞作 村山由佳 『天使の卵-エンジェルス・エッグ』

第5回(1992年)
受賞作 吉富有 『砂時計』

第4回(1991年)
受賞作 鐸木能光 『マリアの父親』
受賞作 藤水名子 『涼州賦』

第3回(1990年)
受賞作 篠田節子 『絹の変容』

第2回(1989年)
受賞作 花村萬月 『ゴッド・ブレイス物語』
受賞作 草薙渉 『草小路鷹麿の東方見聞録

第1回(1988年)
受賞作 山本修一 『川の声』
受賞作 長谷川潤二 『こちらノーム


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

念術小僧

念術小僧

時は江戸。赤ん坊のとき八公に拾われて長屋の住人となった百合五郎は、成長するにつれ、釘を曲げたり先のことを見通したりの不思議な力を発揮する。瓦版屋に見込まれて見世物小屋にデビューするや、たちまち江戸中の大評判。ついに将軍家からもお声がかかったが…。江戸の超能力少年が大活躍する、奇想天外前代未聞明朗SF時代劇。第2回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作。


これは受賞してないのか。面白いのに一発屋で終わっているし、埋もれてしまっているのが残念だ。

落語風に書かれたファンタジー大賞候補作だが、時間の流れも絡んでいるので少し不思議系のSFでもある。江戸の町で拾われ、長屋の住人達に育てられた百合五郎は、整った容姿のハーフである。どこから来たのか謎だったが、外国人の血が混ざっているし、念術でいろいろな事をするので、普通のお子様ではない。

育ての親が賭け事に手を出した事から、百合五郎は大変な事に巻き込まれて行く。ヤクザの借金を肩代わりした瓦版屋にこき使われ、そのうち評判を聞きつけた将軍様に呼び出される。

将軍家と面識が出来るどころか、次期将軍様や姫様と仲良くなったり、かなりご都合主義な部分があるけれども、奇想天外大江戸SFなので無問題! 徳川を潰そうとする謎の敵に姫様が攫われてしまったので、天狗の力を借りて助け出す事に。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

なんか島開拓誌

なんか島開拓誌

明治の終わり、一旗あげんと新しい大陸を目指す人々をのせた移民船〈小林丸〉が難破した。その際したたか頭を打ちつけた船のボーイ吉堀喜市さんはひょんなことから“生き神様”となり、超人的な能力を発揮しだした。南海に浮かぶ「なんか島」に流れ着いた男女十五人と天下無敵の生き神様の巻き起こす奇跡と珍騒動の数々―。第3回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。


第3回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

日本ファンタジーノベル大賞の第3回はハイレベルだったらしく、沢村凛や恩田陸なんかも候補作止まりで受賞出来なかった。読む前に図書館から廃棄されてなくなったので未読なのだが、選考委員が粗探しせず絶賛している『バルタザールの遍歴』は相当凄いのだろう。

本作は大賞ではなくて優秀賞なので一段落ちるのだが、それでも普通以上に面白い。明治の終わりに移民船が難破してしまい、全員死にかけるのだが、船のボーイで最底辺クラスタだったはずの吉堀喜市が頭を強打したのが原因で謎の覚醒を遂げ、生き神様と化す。

船は沈み、救命ボートもバラバラになるなか、嵐の海を泳いで来た吉堀喜市は、神がかりの力で一艘のボートを南国の島に漂着させる。生き残ったのは男女十五人と生き神様の吉堀喜市。なんか、ロビンソン・クルーソーと十五少年ほにゃららを混ぜたみたいだな(笑)。

南の島で暮らす事を決めた吉堀喜市は、少年少女達を導いて村を作り始める。生き神様がチート性能なので、生活に必要な物資は海を漂流する船を島まで誘導して来て調達可能となっている。辿り着いた場所は無人島ではなかったので、原住民と遭遇して危ない事になるのだが、生き神様の能力で近隣の部族を従えてしまう。

人食い部族や某邪教の原理主義者が上陸して悪事を成したり、さらには日本軍と連合軍が上陸して戦火に巻き込まれそうになったりと、南国暮らしも結構大変である。どうやら、島の時間の流れは他所と異なるようである。

結構面白いと思うのだが、これ一作で終わってるっぽいのは残念だ。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ねにもつタイプ

ねにもつタイプ (ちくま文庫)ねにもつタイプ (ちくま文庫)
(2010/01/06)
岸本 佐知子

商品詳細を見る

コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方―。奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。


気になる部分』もそうだったけど、このエッセイも、狙いすぎてエッセイを超越しているなぁ。いろいろと脳内妄想を広げすぎで、もはやエッセイじゃなくて変な短編小説と化している気がする。

悪ノリしすぎな部分に上手くシンクロ出来るかどうかは読み手次第で、こういうわざとらしい作った話が好きなら楽しめるのではなかろうか。まっとうな日常生活に満足している常識人でリア充な人々には不向きな一冊であろう。

とりあえず、普通のエッセイを期待すると引いてしまうと思う。エッセイの仮面を被った脳内妄想小説として手に取れば、電波率高い人なら楽しめる。脳内妄想が現実世界のほうを侵食する感じの人々にお勧め。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

中村ふみ

中村ふみ

攻略対象書籍は以下。

裏閻魔』★★★★
『裏閻魔2』
『裏閻魔3』


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

裏閻魔

裏閻魔裏閻魔
(2011/03/04)
中村 ふみ

商品詳細を見る

長州藩士・一之瀬周は、新撰組に追われて瀕死の重傷を負うが、刺青師・宝生梅倖が掌に彫った「鬼込め」と呼ばれる呪いの刺青で命を救われる。周は不老不死の運命を背負うこととなり、明治から昭和へと激動の時代を刺青師・宝生閻魔として人目を憚るようにして生きていく。傍らには常に、友人の遺児・奈津の姿があった。その奈津を狙うのは、姉の仇で同じ鬼込めの技を持つもう一人の刺青師・夜叉。少女だった奈津もやがて女として閻魔を意識しつつ、純愛を貫きながら彼の年を追い越し老いていく……。


第1回ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作。

瀕死の重傷を負い死にかけていた一之瀬周を助けたのは、師匠となる刺青師による不死の呪いだった。手に閻魔を刻まれた周は、自らに呪いをかけた兄弟子、夜叉を倒すよう託される。

鬼込めという呪いにより、不老不死化した者同士の戦い。主人公は宝生閻魔で、仇となる兄弟子は夜叉。設定や名前だけ見ると、なんだか物凄く厨っぽい小説じゃないだろうかと思ってしまうが、薄っぺらいラノベのノリではなくて、かなり描き込まれた感じの力作だった。

不老不死とは言っても、完全体ではなくて、即死してしまうようなダメージを受けると死ぬし、いつか中に宿った鬼の寿命が尽きた日には、他の生き物と同じように死ぬのだが、通常の傷を受けただけでは、回復してしまうので死なない。但し、回復には激痛が伴う。

幕末の頃に同士であり、長州藩士だと露見して戦う事になった新撰組の男とは、明治になって再会するものの、官憲の横暴により瀕死の重傷を負っており、娘の奈津を託して死んでしまう。

父代わりとなった閻魔だが、そのうち奈津は成長して娘から妹となり、やがて自分の見た目年齢を追い越し姉となって行く。時を止められた者と、時を刻む者の悲劇。閻魔の存在を知った兄弟子が二人に関わってくるのだが、ただの悪役キャラとして描かれていないのが良い。

ちなみに、このゴールデン・エレファント賞はメディアミックス戦略を念頭に四ヶ国で発売されるという、ちょっと普通じゃない賞なので、選考委員は作家ではない。よって、選考委員の先生方による好き嫌いが大きく影響したりはせず、エンタメとして売り物になるか否かが重視される分、他の賞と違い、かなり公平ではあるだろう。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた「三十歳までなんか生きるな」と思っていた
(2007/10/30)
保坂 和志

商品詳細を見る

真に「考える」とは、「わかる」とは、「書く」とはどういうことか? 作家の紡ぐ「うねる」言葉が、読む者を本質的な思考に導く。自分の人生をつかむための粘り強い思考の方法!


タイトルが凶悪な感じだけど、中身まで過激な事を書いているのではない。文学や小説、社会の現状等、様々な事について考え尽くすといった感じなのだが、論理的に展開されている訳ではないので、あちこち飛んで、結局何が言いたいのかよく分からない。

結論が出ないまま終わる内容が多いのだが、思考する過程については同意出来る部分も多いので、その辺の作家が適当に書いた「あれが好き、これが嫌い、これ食べた、人に会った」みたいな感じのお手軽でツマラナイ内容のエッセイと比べたら、脳筋を解き解される感じで、なかなか面白かった。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

シオドア・スタージョン

攻略対象書籍は以下。

海を失った男』★★★
『不思議のひと触れ』
ヴィーナス・プラスX』★★★★
『輝く断片』
『一角獣・多角獣』
『時間のかかる彫刻』
『人間以上』
『夢みる宝石』
『きみの血を』
『影よ、影よ、影の国』
『千の脚を持つ男』
『〔ウィジェット〕と〔ワジェット〕とボフ』

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ヴィーナス・プラスX

ヴィーナス・プラスX (未来の文学)ヴィーナス・プラスX (未来の文学)
(2005/05)
シオドア スタージョン

商品詳細を見る

チャーリー・ジョンズが目を覚ましたのは、謎の世界レダム。銀色の空に覆われ、荒唐無稽な建物がそびえ立ち、奇天烈な服を着た“男でもなく女でもない”住人が闊歩している世界だった。故郷に戻りたがるチャーリーに、レダム人たちが持ち出した交換条件は「あなたの目で私たちの文明を評価して下さい」。彼は承諾した。自分の本当の運命も知らずに―異空間での冒険とアメリカの平凡な家庭生活の情景を絶妙に交錯させながら、スタージョン的思考実験が炸裂する!ジェンダーの枠組みをラディカルに問い直した幻の長篇SFがついに登場。


題名がこれだから、チャーリー・ジョンズが目覚めたらヴィーナスにでも改造されちゃってて、「俺がヴィーナスでこんなに可愛いわけがない」みたいな物語だと勝手に想像していたら、全然違った(汗)(をいっ!)。

目覚めたチャーリー・ジョンズがいたのは、人類ではない知的種族の世界レダム。そこの住人は両性具有で人類のような性別は無い。すでに人類は滅亡しており、特殊な機械を使ってチャーリーをこの世界へ取り寄せたと説明される。

自分がいた世界へ戻る条件は、レダムの世界を観察する事。奇妙だが人類より進化したテクノロジーを有する種族を観察するチャーリーだったが、やがて衝撃の事実を知ってしまう。

未来世界? レダムと、人類世界の平凡な女性の生活が混ぜられているのだが、この二つは無関係で、最後までリンクして来ないんだね。解説を読むまで意図が分からず、50年代のアメリカ人パートのほうは軽く読み流してしまった。勿体無い……。

普通のタイムトラベル物かと思っていたら、ラスト付近で驚愕の展開が待っていて驚いた。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

亞北ネルさんが手に持ってる黄色い携帯ゲットしたった

新品 D905i オレンジイエロー 携帯電話 白ロム ドコモ docomo新品 D905i オレンジイエロー 携帯電話 白ロム ドコモ docomo
()
三菱電機

商品詳細を見る

FOMA D905iは、三菱電機によって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末である。2008年3月3日に三菱電機が携帯電話事業から撤退することが発表された。それに伴いこの機種がD9xxシリーズの最後の機種となった。またDシリーズの機種としてGSMローミング及びHSDPA(FOMAハイスピード)、フルワイドVGA液晶の搭載も最初で最後となっている。(wikiより)


亞北ネルさんがいつも手に持っている黄色い携帯はこれ。人気の機種なのか、2007年発売だからもう5年経つのに、未だに高い。四色出ているみたいだけど、なんか黄色いのが高めになっている気がするのだが……。亞北ネル効果も少しは影響してるんじゃないか!?

とりあえず、本物をゲットしたったw 携帯として使わないのにモックアップじゃなく実機ゲットとか、ねっるねるにされすぎてるなw

買った証拠↓ 
亞北ネル携帯


あとは太ももの携帯ホルダーか……。亞北ネル専用携帯は売ってたけど、亞北ネル専用携帯ホルダーは単品では何処にも売ってないじゃないか。なじょすたらいがんべ……。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

天野純希

攻略対象書籍は以下。

桃山ビート・トライブ』★★★☆
『青嵐の譜』
『南海の翼―長宗我部元親正伝』
『サムライ・ダイアリー 鸚鵡籠中記異聞』
風吹く谷の守人』★★★★
『破天の剣』
『戊辰繚乱』
『信長暁の魔王』
『覇道の槍』
『北天に楽土あり 最上義光伝』


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

風吹く谷の守人

風吹く谷の守人風吹く谷の守人
(2012/01/26)
天野 純希

商品詳細を見る

天正元年(1573年)。吹き荒れる一向一揆衆弾圧のため、信長軍が越前に侵攻する。信仰の名のもと、戦に駆り出され、命を落としていく数多の罪なき民。蹂躙され尽くす、のどかだった村々。何処からか流れ着いた少女は起ち上がる。大切な仲間たちを守るため、封印された己のおぞましい過去に立ち向かうために―。


戦で全てを失い落ち延びる途中、源吾は二人の姉妹と出会う。姉の方は致命傷を受けていた。真矢と名乗る姉に妹を託された源吾は、結衣を娘とし、小さな村で暮らし始める。

朝倉滅亡後、一向門徒宗が支配するようになった越前で、負担を押し付けられ虐げられる民百姓達。記憶を失い、小さな村で暮らす少女もまた、戦乱の波に飲み込まれて行く。朝倉方の残党に襲われた時、結衣は自分に特別な力が備わっているのに気づく。


表紙に釣られて思わず借りてきた。なんか風の谷のあの人を思い出す題名だな(笑)。風の谷の人みたいな強いおにゃの子が主人公で素敵です。戦乱の世に翻弄される名も無き人々の苦難を描いている。

「織田信長に戦いを挑んだ少女がいた。」というキャッチがついているけど、別に織田信長とは戦っていないじゃないか。“あずみ”みたいな娘が信長の首を狙うのかと思ったけど、全然違った。織田方が容赦しないから、命を守るために仕方なく応戦してるだけだった。

武士を追い出しても、代わりに生臭坊主が権力を握るだけで、虐げられる者の辛さは全然変わらない。百姓持ちの国も名ばかりで、実際には本願寺という大名同然の奴らに支配されているのである。御仏の名の下に民を虐げ、使い捨て、自らは好き放題する坊主達。どこの国でも宗教指導者達の胡散臭さは変わらない。

越前を取り戻すために侵攻して来る織田の大軍は、さらに容赦が無くて、地獄世界すぎる。一向宗の戦いに無理やり駆り出される村人達だが、皆殺しの命を受けた羽柴秀吉は降伏や寝返りすら許さず、虐殺されて行く。

弱い者は容赦無く殺されて行く戦国の世で、結衣に備わった戦う力だけが希望の光だなぁ。自分の力に苦悩しつつ、村人を守るために戦うしかない結衣。やがて織田の兵だけではなく、過去に結衣と因縁のある危険な男も、村人を虐殺するため現れる。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

はにかみ日和

はにかみ日和 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)はにかみ日和 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
(2008/05/22)
電脳桜蛙団

商品詳細を見る

未熟な神様『萌え神』こと『もっさん』が色気の欠片もない女子高生『あきら』を理想の萌え娘に変身させるハズだったが…。所属する新聞部や生徒会を巻き込んでのドタバタ萌えコメディ4コマ、プロローグ&エピローグを描き下ろして、遂に単行本で大登場!!


巫女と割烹着と制服のプリーツスカートを合体させた感じの表紙に釣られた。だがしかし、巫女じゃなくて萌え神だった件。

萌えの神様が下界に降り、パンを齧りながらぶつかってきた女子高生を萌えキャラ属性に変えるべく奮闘するも、空回りしすぎる物語。勝手に高校に入り浸り、好き放題しているのが素晴らしい。現役神様による女子高生コスプレとか(笑)。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

はじめてでも安心 コスプレ入門

はじめてでも安心 コスプレ入門はじめてでも安心 コスプレ入門
(2011/11/23)
たかそう、RUMINE 他

商品詳細を見る

本書は、はじめてコスプレをする人のために、コスプレの基本を解説したものです。コスプレに興味がある、実際にやってみたいと思いながらも始めかたがわからないという方へ、ストーリーマンガと豊富なイラストで、基本情報を幅広く提供しています。コスプレ衣装・小道具を用意する方法や管理の仕方、自作の基本、ウィッグ管理やコスプレメイクの基礎を紹介。また、参加イベントを選ぶポイントや参加の注意点、写真に写るときのポージングなどについても解説しています。


コスプレ入門とか書いているけど、衣装の作り方までガッツリ書かれていて難易度高すぎる(汗)。げんしけんの大野さんカップルを足して二で割らない程度のクオリティ。必要な事はほぼ網羅している感じで、これ一冊読めばだいたい分かる感じだけど。

イラストや写真も多めで分かりやすい。が、知る事と実践する事は全く別のことなので……。衣装の作り方、買い方、イベント参加方法、画像加工テクまで解説しているので、コミケ・デビューまでフォロー完璧(笑)。

衣装の作り方に関しては、表紙にいる魔法少女っぽいオリジナル・キャラで解説しているのが少し残念。二次元世界に存在する版権キャラを使うのは難しいだろうから仕方ないけど、どうせなら/人◕ ‿‿ ◕人\と契約してくれたら神だったのに。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

ミントな僕ら

ミントな僕ら (1) (りぼんマスコットコミックス (1058))ミントな僕ら (1) (りぼんマスコットコミックス (1058))
(1998/01)
吉住 渉

商品詳細を見る

ミントな僕ら (2) (りぼんマスコットコミックス (1099))ミントな僕ら (2) (りぼんマスコットコミックス (1099))
(1998/09)
吉住 渉

商品詳細を見る

ミントな僕ら (3) (りぼんマスコットコミックス (1125))ミントな僕ら (3) (りぼんマスコットコミックス (1125))
(1999/02)
吉住 渉

商品詳細を見る

ミントな僕ら (4) (りぼんマスコットコミックス (1152))ミントな僕ら (4) (りぼんマスコットコミックス (1152))
(1999/07)
吉住 渉

商品詳細を見る

ミントな僕ら (5) (りぼんマスコットコミックス (1179))ミントな僕ら (5) (りぼんマスコットコミックス (1179))
(1999/12)
吉住 渉

商品詳細を見る

ミントな僕ら (6) (りぼんマスコットコミックス (1199))ミントな僕ら (6) (りぼんマスコットコミックス (1199))
(2000/04)
吉住 渉

商品詳細を見る

ふたごの姉弟・南野まりあとのえるは大の仲良し。初恋の人を追いかけて全寮制の森ノ宮学園へ転入してしまったまりあを取り戻すため、のえるは女装までして姉を追いかけ森ノ宮学園にのりこむのだが…!?


全6巻完結。

双子の姉まりあが初恋の相手を追いかけて全寮制の森ノ宮学園へ転校しちゃったから、自分も追いかけて転入する弟のえる。だがしかし、女子寮にしか空部屋が無いから女子として転入しないと駄目だと言われてしまう。ここの理事長は何を考えているんだ!?

男なのに女子生徒として転入したのえるが、無自覚なまま周囲の人間を巻き込んで騒動に。姉と顔が同じだから、ウィッグだけで化けてしまうのがGJだな。男だと知らず、のえるを好きになってしまうイケメンが哀れすぎて全米が泣いた(笑)。

姉のまりあは、どんどん好きな相手が変わって行って、今時のビッチ臭くて萎えるな。むしろ、のえるのほうが、ゴクリッ(をいっ!)。ラストが最終回っぽくなくて、中途半端に終わっているのは残念だった。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

EVE new generation

EVE ~new generation~ (カドカワコミックスAエース)EVE ~new generation~ (カドカワコミックスAエース)
(2006/11/10)
藤真 拓哉

商品詳細を見る

人気ゲーム「EVE」シリーズ 初のコミック化。しがない探偵・天城小次郎のところに、元同僚のまりなが仕事の依頼をしてきた。それはある大物政治家の娘のボディーガードだったが、実はその娘はすでに殺されていると報道されていた人物だった!


無理やり一冊に纏められているので、原作ゲームをやっていないと内容が分かりにくい。なんでこの手のコミカライズは無理やり一冊でやらせるのか。せっかく藤真拓哉が超可愛い萌え絵を描いてくれているのに、ストーリーが微妙すぎて残念。

大物政治家の娘をボディガードする事になった探偵が、事件に巻き込まれる。その娘は、すでに殺害されている筈だった。父親に命を狙われる娘をガードしつつ、真相へ迫る。

この手のゲームにありがちな、前髪ボサボサ顔無し主人公なのが残念。イケメンに描いたら、目を消せと言われたようである。エロゲやギャルゲやアドベンチャーはブサメンプレイヤーが作品とシンクロしやすいように配慮してるのか、顔無しが多いけど、俺はブサメンプレイヤーじゃないから逆に萎えるわっ!!!1

作品としては微妙すぎるが、描いている藤真拓哉の絵は美女、美少女だらけで素晴らしい。乃依かわいいよ乃依(*´д`*)ハァハァ


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

少女は卒業しない

少女は卒業しない少女は卒業しない
(2012/03/05)
朝井 リョウ

商品詳細を見る

今日、わたしはさよならする。図書室の先生と。退学してしまった幼馴染と。生徒会の先輩と。部内公認で付き合ってるアイツと。放課後の音楽室と。ただひとり心許せる友達と。そして、ずっと抱えてきたこの想いと―。廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。恋愛、友情、将来の夢、後悔、成長、希望―。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。


卒業と同時に廃校となる女子高生達の物語。短編形式で主人公は変わっていくが、同じ学校、同じ時期で別視点となるので、他の話と絡んでいて面白い。先生に片思いしていた女子、中退してしまった幼馴染を見守る女子、答辞で告白する女子、進学先が分かれてしまったカップルなどなど、様々な視点で語られる。

どうって事の無い日常ばかりなのだが、他の話の絡み具合が計算されていて、結構凝っているのが良かった。甘酸っぱい青春の一ページばかりなので、もうずーーーーーーーーっと非リアで、現役時代も思い出したくないほどの暗黒時代だった我が身には劇薬すぎて非リア充爆発しちゃいそうになる(涙)。楽しい思い出のあるリア充なんて、みんな死んじゃえばいいのに(呪)。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

KIRA DOLL―大野季楽人形写真集

KIRA DOLL―大野季楽人形写真集 スタンダード版KIRA DOLL―大野季楽人形写真集 スタンダード版
(2004/10)
大野 季楽、リウミセキ 他

商品詳細を見る

19世紀中頃、ヨーロッパで誕生した陶器の人形、ビスクドール。現代の感性でビスクという最高の素材を用い、和の心、叙情性、日本的な美を表現するオリジナルビスク季楽人形の写真集。新次元の美がいま解き明かされる。


人形作家大野季楽の美しすぎるビスクドール達。魂が入っていて動き出しそうなクオリティで美しいけど少し怖い。大型版とスタンダード版があるけど、安いほうのスタンダード版でもオールカラーなので十分楽しめる。『綺羅星』と違って全部が季楽ドールなので、身内で盛り上がってます! みたいな空気も流れていないし。

あえてボカす手法で撮られている写真があるのは残念。写真家の芸術とかテクニックとかはどうでもいい。人形を見たいのだから、変な技を使って見難くしなくていいよ……。



にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

綺羅星-人形作家と少女漫画たちのコラボレーション

綺羅星-人形作家と少女漫画たちのコラボレーション-綺羅星-人形作家と少女漫画たちのコラボレーション-
(2004/06/29)
大野 季楽、市川 ジュン 他

商品詳細を見る

少女漫画家たちと人形作家大野季楽との究極のコレボレーション!人気少女漫画家たちが想いのままに描いたイラストに、人形作家・大野季楽がイメージを喚起され新たに作られたビスクドール―そのコラボレーションの始まりから終わりまでを写真とイラスト、書簡やインタヴェーで綴るヴィジュアルブック。


人形作家大野季楽の人形と少女漫画家5人のコラボ。人形はとても美しいのだが、中途半端にファンブックみたいになっているのが微妙。イラストやコミックもあるけれど、実写に負けてしまってるなぁ。二次元が三次元に勝てないだと!? 人形だからフィギュアと同じく2.5次元扱いかもしれないが。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

アフター・マン

アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界
(2004/07/09)
ドゥーガル・ディクソン

商品詳細を見る

5000万年後、人類が消えた地球では、どんな動物が生存しているだろうか。進化学と生態学の基本原理を組み合わせて想像する。驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たちとは?


時間的な範囲が5000万年後と狭い分、奇想天外度はこちらのほうが低め。発表された順番から考えても「アフター・マン」→「フューチャー・イズ・ワイルド」と読んだほうが良いかも。

ウサギが進化してシカみたいな形で大型化してラバックになっているし、それを襲うのは大型化したプレデター・ラット。鼠も大きくなったらヤバいな。大型化したリス進化型のチリットは毛皮に良さそうだ。白人が絶滅してなければ、アッという間にマフラーにされて絶滅しちゃいそうなクオリティ(笑)。

海では絶滅したクジラの代わりに、ペンギン進化型生物ヴォーテックスが泳いでいる。砂漠にいるデザート・シャークは毛がふさふさしてないから可愛くない。某暗黒神話体系に出てきそうな気持ち悪さ。ラクダの代わりにネズミが大型化してデザート・リーパーになっている。

いろいろ変な生き物が出てくるけど、猿進化型肉食獣が凶悪な顔をしている。虎の胴体に猿の頭をつけた感じのホレーンは妖怪みたいだな。猫進化型生物のストライガーも、見た目が大型の猫なのに、手足が発達して猿みたいに木々の間を移動できるという凶悪さ。

イノシシ進化型生物はゾウみたいな鼻が生えてるし、水陸両棲になった海猿がいるし、大型化して陸を走り回る蝙蝠進化型生物ナイト・ストーカー(表紙になってるやつ)はもう化け物だ。

1億年後、2億年後と比べたら、まだ哺乳類の時代なので、想定外すぎる奴らは少ないけど、それでも変な生き物だらけで面白い。



にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

フューチャー・イズ・ワイルド

フューチャー・イズ・ワイルドフューチャー・イズ・ワイルド
(2004/01/08)
ドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス 他

商品詳細を見る

冴えた着想、しかもめっぽう面白いこの未来の博物誌(アニマル・プラネット・チャンネルの最近の七回シリーズの手引き書でもある)で、地質学者であり古生物学者のディクソンと、自然史テレビスペシャルのプロデューサー、アダムスは、今から2億年後の地球にはどんな生命が生きているのかに思いを馳せる。惑星進化についてコンピュータを使った約110ものイラストを駆使し、著者たちは、地球全体に広がる超大陸(パンゲアIIと呼ばれる)いっぱいに、青い大きな空飛ぶ翼竜や、発光性のサメ、象の体とイカの触腕と「スター・ウォーズ」のジャバ・ザ・ハットの顔を繋ぎ合わせたような森に住む巨大なイカなどを描き出す。こうした生物は、驚くほど微細な点まで描き出されている。


珍しく新品で買った本。もう何度も手に取っているけど、完全図解版を読んだので再読した。

人類が滅びた後に登場する架空の生物達を科学的に想像したもので、変な奴らがたくさん出てきて面白い。どこまで正しいかは、実際に未来へ行って確かめる事が不可能なので、想像力のほうをメインに楽しんだほうが良い。

南方は農地が云々とズレた反論もあるけれど、人類が滅びた後という基本設定を無視しているし、仮にまだ生きてたら気候制御くらい出来るだろう? 別に氷河期の地球に住まなくても、巨大な星間帝国を築き、テラフォーミングで好きな星に住めるだろうし。仮に滅亡しなくても、人類だって進化しているのだから、すでに今の人類はいなくなって、人類進化型生物になっているだろうけど。


まずは500万年後。世界は氷河期に突入している。げっ歯類が大型化したジャグラットが群れを成す。それを襲うスノーストーカーは白熊とサーベルタイガーを足して割った感じの凶暴そうな猛獣。フランス西海岸にはクジラみたいな大きさのペンギン? ガネットホエールがいる。アマゾンはサバンナ化して、巨大な肉食鳥カラキラーが走り回る。地中にはモグラみたいなウズラ進化型鳥類がいるし、空には超大型蝙蝠デスグリーナーが!


続いて1億年後。地球は温暖化して、かなりの地域が水没して海になっている。インドに続いてオーストラリアまでユーラシアと衝突しているし、ユーラシアは真ん中が水没して海になっている。ウミウシが巨大化して泳いでいるし、巨大クラゲが浮かんでいる。ベンガルの沼地ではタコが這いずり、体重がゾウの24倍もある巨大亀が歩く。なんだこのブロントサウルスみたいな亀は(笑)。

南極は温暖な場所まで北上して楽園になっているし、ヒマラヤよりも高くなった山脈には四枚羽根の鳥が飛ぶ。哺乳類はほとんど絶滅し、サッカーボールみたいな大きさの蜘蛛に飼われる奴隷になっているのが哀れ過ぎる。


さらに、大量絶滅を経て2億年後。大陸は再び纏り、第二パンゲア大陸を形成している。中央はサハラの倍もある巨大砂漠になっていて、飛び跳ねるカタツムリや、背中に藻を繁殖させる変な虫など、ますますおかしなやつが増えている。

地球海には甲殻類が魚の代わりに泳いでいる。魚は滅びた鳥類の代わりに空を飛んでるし、陸上ではゾウみたいな大きさのイカが歩いている。もう無茶すぎて、想定の範囲外な世界(笑)。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

フューチャー・イズ・ワイルド完全図解

フューチャー・イズ・ワイルド完全図解ーーThe WILD WORLD of the FUTUREフューチャー・イズ・ワイルド完全図解ーーThe WILD WORLD of the FUTURE
(2005/01/29)
クレアー パイ、疋田 努 他

商品詳細を見る

2億年後の未来生物を生物学、地球物理学など科学的アプローチからリアルに描いたあのベストセラー『フューチャー・イズ・ワイルド』のビジュアル版。各生物の特徴と生態をフルカラーで徹底図解! 地球のプレートテクトニクスから生物の進化、食物連鎖などまで理解できるので、子どもから大人まで、読んでも、眺めるだけでも楽しめる一冊です。


普通の動物図鑑と同じような形式で、生態や能力など詳細に記されているが、出て来るのは科学的な予想に基いて想像された、未来の生物ばかり。500万年後の氷河期、1億年後の温暖化世界、そして大陸が再び纏り第二パンゲアを形成する2億年後。

変な生き物がたくさん出てきて面白い。基本的に、完全図解じゃない普通の『フューチャー・イズ・ワイルド』と内容が被るので、両方は要らないかもしれない。お子様はこっちで、大人は『フューチャー・イズ・ワイルド』のほうかな?


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

金曜のバカ

金曜のバカ金曜のバカ
(2010/01/30)
越谷 オサム

商品詳細を見る

天然女子高生と気弱なストーカーが繰り返す、週に一度の奇天烈な逢瀬のの行き着く先は――?(「金曜のバカ」) ピュア過ぎてアブノーマルなヤツらが繰り広げる妄想と葛藤! ちょっと変でかわいい短編小説集。


5編入った短編集なのだが、どれもいい感じである。表題作の「金曜日のバカ」は、偶然出会った女子高生と変質者的な引き篭もりキモオタが、とある事情によって戦い始める話だった。あまりにもバカっぽい出会いだったので、全くフラグが立たないのが本日のアンポンタンといった感じである。

「星とミルクティ」は、流星を見に来た男子高校生が、同じく星を見に来た女子高生と夜中に出会う話だった。初対面の二人だったが、この話にはある仕掛けが施してあって、時空を超えた展開になるのがGJである。まさか夜中に一度だけ出会う女子高生の正体が……だったなんて!

「この町」だけ可哀想な展開だった。愛媛に住む、盛りのついた童貞男子高校生が女子と一緒に東京旅行しようと計画を練るが、直前になってドタキャン食らうという酷い事に。どうしようもないクソ女だなこいつは。とりあえずご愁傷様というか、リア充爆発ざまあwww といった感じで終わる。

「僕の愉しみ 彼女のたしなみ」は、同級生の女子と恐竜展に行く事になった男子高校生の話。重度の恐竜オタクなのを必死に隠し、普通の17歳を演じようとするのだが……。後半がフラグ立ちそうなリア充展開となりハッピーエンド。

「ゴンとナナ」は、年老いた犬と女子高生の話だが、最初は飼い主視点。部活を辞めてしまった女子高生を連れ戻そうとする後輩男子。しかしそこへ後輩女子が乱入して来て、横からさらわれてしまい、砂浜で放置プレイとは(笑)。その後は女子高生とは別の視点に変更。昔話になっているお宝が目の前に沈んでいそうなのに、見つからないまま終わるんだろうな。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

グラディウス

グラディウスグラディウス
(1986/04/25)
FAMILY COMPUTER

商品詳細を見る


黎明期のシューティングでは『ゼビウス』と並ぶ勢いの名作。ゼビウスが縦方向にスクロールして行くのに対して、グラディウスは横方向にスクロールする。大ヒットしたので続編も出て、だんだん派手になって行ったけど、初期作のこれが一番良い。後のはパターンゲーム化しすぎ。

ステージ毎に様相がガラリと変わり、モアイや逆火山、触手といったクセのある敵が出現する。BGMも変化するので、音楽に関しては『ゼビウス』に勝っているな。パワーアップ型ゲームの宿命として、強化されている事を前提とした難易度になっているので、途中でやられると無理ゲーになって来る。復活パターンをマスターした人でないと、体勢建て直しがキツくて涙目になる(笑)。


評価:★★★★☆


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スクランブル

オレたちゲーセン族 スクランブルオレたちゲーセン族 スクランブル
(2005/07/21)
PlayStation2

商品詳細を見る


かなりのおっさんじゃなかったら、こんなゲームは知らないんじゃないかと思うほど大昔のゲーム。横スクロール型のシューティングなのだが、1981年の作品らしい。ゆとり世代なんて影も形も見当たらない頃である。

コナミが開発しているので、『グラディウス』のご先祖様みたいな感じか。続編に『スーパーコブラ』というのもあるようだが、これは見た事が無い。画像が無いのでPS2のオレたちゲーセン族を使うけど、やったのは、ぴゅう太とかいうパソコンもどきのマニアックなゲーム機器だった気がする。ぴゅう太も、かなりのおっさんじゃないと知らないんだろうな(涙)。


評価:★★★☆


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

逆走少女

逆走少女―終わらない夏休み (電撃コミックス)逆走少女―終わらない夏休み (電撃コミックス)
(2007/09/27)
大塚 英志

商品詳細を見る

逆走少女 2―終わらない夏休み (電撃コミックス)逆走少女 2―終わらない夏休み (電撃コミックス)
(2008/09)
ともぞ カヲル、久保田 浩康 他

商品詳細を見る

大塚英志が"時かけ"った! 終わらない夏休み、ミステリーサークル、フラクタル幾何学、何て後ろ向きな毎日。何事にも後ろ向きな主人公・兎子は、来る日も来る日も同じ「8月31日」を過ごしていた。同じ毎日の繰り返し...。だがある日、ひとりの転校生との出会いから、その運命の連鎖が狂い始める。「これは夢? それとも現実!?」時空を飛び越え始まった兎子の「逆走」ライフ。実力派スタッフが集結してお届けするSF青春スペクタクル、ここに開幕!!


全2巻完結。

大塚英志が"時かけ"った!  とか書かれているから期待したのだが、残念ながら『時をかける少女』の足元にも及ばない微妙作だった。"時かけ"なんて言葉で釣るから、無駄にハードルを上げてしまったのではなかろうか。

主人公の少女が、閉ざされた8月31日から抜け出せなくなり、始業式が始まる9月に行けなくなってしまった。"終わらない夏休み"という無限ループから脱出しなければならなくなるのだが、ループする度、状況や歴史が変わりまくるのに、色々と説明不足すぎるから、読んでいて疲れる。

状況に翻弄されるばかりの、後ろ向きなもっさり主人公には全く萌えない。小学生の時は可愛かったのに、どこをどうやったらこんなマイナスの波動ばかり出す、残念な人になってしまうのか謎である。

『時をかける少女』と違って、タイムリープや状況が変化する事に対するルールが、説明不足のまま物語が進行するので、書き手側に有利すぎて説得力に欠ける。閉ざされた世界の約束事項が読み手に明かされていないので、この閉鎖系タイムリープ現象に、リアリティを持たせる事が出来ていない。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ