![]() | 新耳袋 第七夜 現代百物語 (角川文庫) (2005/06/25) 木原 浩勝中山 市朗 商品詳細を見る |
当代きっての怪談の名手が現代の恐怖を採取した、新耳袋第七集。声高に語られるのではなく、日常の隙間に囁かれる妖を集め綴った十章九十九話。
この手の怪談では、怪異を見極められる坊主や霊能力者がよく出てくるけど、実際のところ、その能力は本物なのだろうか。少なくとも、TVに出てくるような奴らは胡散臭いのばかりなのだけど。
神隠しネタでは、目の前で人が消え失せるものがあって気持ち悪い。大抵は、犯罪者の隠蔽工作だったり、カルト教団や某国工作員みたいな奴らの仕業なのだろうけど、さすがに目の前で消失したりすると……。いなくなった人達って何処へ行くのだろうか。よく似た平行世界なのか、時間軸がズレて過去か未来へ飛ばされるのか、次元の狭間みたいなところに落とされるのか謎である。基本的に片道キップなので、向こう側に何があるのか分らないしね。
後半、何話分も使った、死者によるストーカー行為みたいなのがあるけど、これは怖い。死んだ後も執着されて、一緒に連れて行こうとするなんて、死神よりも性質が悪い。



