カナリアたちの舟

406388113Xカナリアたちの舟 (アフタヌーンKC)
高松 美咲
講談社 2016-01-22

by G-Tools

高校生の宇高ユリは、ある日の帰り道、空を覆い尽くすほどの巨大な飛行体と遭遇する。破壊される街、次々に殺されていく人間──気を失ったユリが意識を取り戻したのは、日常とかけ離れた異世界だった。そこで唯一出会った人間は、北沢千宙という男性。他に人間はいないのか、あれから友だちや家族はどうなったのか──帰りたい場所はまだ残っているのか。ふたりぼっちのサヴァイヴァルが始まる!


表紙がこんなのだから、女子高生と医者の恋愛物かと思ったら全然違った。最初は進路希望をまだ出していない陸上競技に打ち込むただの女子高生の日常だったのに、学校の帰りに空を見上げると、そこにはエヴァンゲリオンに出て来る使徒みたいな何かがいて……。

気が付けば訳の分からない生態系を持った場所で、薬剤師のおっさんと二人きりになっていた。どうやら別の惑星に運ばれて来たらしいのだが、他に人は見当たらない。異文明の巨大建造物内部で、薬剤師のおっさんと一緒に、サバイバル生活が始まる。

犬猫を飼う程度の理由で人類が先進文明に襲われる順番が回って来て、警告を無視した捕獲者も順番が回って来て、残されたのは主人公だけという悲しい結末だった。

平凡で平和な日常を破壊された者にとっては災厄でしかないだろうが、私くらい何もかもが終わっている非リア充なら、この状況は最高に楽しいかもしれない。


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