ビブリア古書堂の事件手帖 5

4048662260ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
三上 延
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-01-24

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静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは―今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然―彼女は母を待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。


ようやく五浦大輔と栞子の仲が進展……しそうなところで、答えを留保されたまま。4月中に告白を受け入れるか否か答えてくれる事になっていたのだが、さらに一ヶ月も延長されるのは辛いな。しかし、最近のHIJKみたいなビッチと比べたら、こういう古風な考えの美女って最高だよね。

今回は、手元にある「彷書月刊」という雑誌を売っては買い戻すという謎の行為を、あちこちの古書店で続けている人物が登場する。大輔が他の店主から噂を聞いた後、ビブリア古書堂にもその人物が現れるのだが、ただの頭がおかしい客ではなく、ある目的があっての行為だった。

続いて、父が所有していた「ブラック・ジャック」が盗まれたので助けて欲しいという依頼が。ブラック・ジャックって、出版時期によって中身がそんなに違うのか。加筆修正されたり、順番が変えられたり、中身が違ったりするのは知らなかった。全部読もうと思ったら大変だな。犯人自体は息子なので、無くなった本を探すのは比較的簡単なのだが、ブラック・ジャックの同じ巻が複数蔵書になっている事から、そんな家族の秘密まで見抜いてしまうなんて!

三話目は、過去に盗んだ本を売ってビブリア古書堂に迷惑をかけた男が現れ、亡くなった兄から寺山修司の初版本を譲り受ける事になっていたからどうにかして欲しいと依頼してくる。遺言状として残されている訳ではなく、あまりにも嘘くさい話なので、最初は誰も信用しなかったのだが……。


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