「意識高い系」という病(ベスト新書391)

4584123918「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)
常見 陽平
ベストセラーズ 2012-12-08

by G-Tools

「意識高い系」と呼ばれる人々の存在をご存じだろうか?数年前からネットスラングにもなった、この「意識高い系」という言葉は、セルフブランディング、人脈自慢、ソー活、自己啓発など、自分磨きに精を出し、やたらと前のめりに人生を送っている若者たちのことを指す。なぜ彼らは、「なりたい自分」を演出し、リアルな場やネット上で意識の高い言動を繰り返すのだろうか?本書は、相互監視社会やコミュニケーション圧力、ソー畜といった現代における諸問題から、「意識高い系」が生み出された原因を追及し、「なりたい自分」難民の若者たちに警鐘を鳴らす。


SNSなどで目立つ、意識だけやたら高くて気持ち悪い人達のズレた感じを、嫌になるほどバカにしまくる一冊。さほど実力も能力も無いのに、やたら自分を高く見せようとする人々の気色悪さはともかく、ではどうすれば良いのかについては何も書かれていない。

自分と考えが違う著名人を名指しで批判する部分もあるので、意識高い系の人だけでなく、著者も痛い人になっているじゃないか(汗)。相手の俺様理論に対して、著者も自らの俺様理論で反論しているだけなのに、「論破!」と言っている。客観的な数値やデータを用いていないので、傍から見ればちっとも論破していない件。これでは「論破」が大好きな2チャンネラーと変わらないではないか……。

低レベル意識高い系の若者を、高レベル意識高い系の著者が馬鹿にするだけの誰得内容だった。レベルの低い意識高い系を馬鹿にしたいだけなら、わざわざ本書を読まなくても、ツイッターとかでウォッチングするだけで十分である。勝ち組の戯言にしかなっていない部分もあるし。


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