魔王の始め方

4799207997魔王の始め方 THE COMIC 1 (ヴァルキリーコミックス)
笑うヤカン 小宮利公
キルタイムコミュニケーション 2015-09-26

by G-Tools

Web小説から生まれた人気のダークファンタジー! 待望のコミカライズ! 人生をかけた研究の末に“魔王"となるべき力を手に入れた男──オウル。サキュバスの美女リルを召喚した彼は、自らの牙城となる地下迷宮の建造に乗り出していくが…? 人間不信の魔王が世界征服に挑む異色のダークファンタジーここに開幕!!


表紙の女の子が魔王で、異世界召喚型で魔王になっちゃうよくある話なのかと思ったら違った。表紙の女の子は、魔王となる男が最初に魔界から召喚して下僕にするサキュバスだった。

何十年もかけて、地下に流れる魔力である龍脈を特定したアイン・ソフ・オウルは、その力で若返った。魔界からサキュバスを呼び出すと、未だかつて誰も見た事のないような深く広く凶悪な大迷宮を作るよう命じる。

あえてサキュバスを召喚したのには理由があった。オウルは人間を信用しないので、絶対に契約を破る事が出来ない悪魔を下僕にすることを選んだ。悪魔は高位になるほど大量の魔力を必要とするが、夢魔なら魔力に比して賢い。つまり、コストパフォーマンスが優れている。サキュバスにしたのは、側に置くなら見た目だけでも美しく若い女が良かったからである。

契約に従い、サキュバスのリルシャーナが力を貸す事になった。リルの最初の仕事は、あえて書かないが、サキュバス本来の仕事だった。欲に溺れた訳ではなく、リル自体を移動型の小型ダンジョンコア化するためだったらしいが。

次は、近隣の村へ行き、貢物を要求するのだが、拒否されたので攻撃を開始する。オウルはこの村を襲うために、30年も前にガーゴイルを配置していたらしい。最初の村を全滅させて屍人に変えたので、見せしめとなって他の村が従い始める。

屍人は肉を落としてスケルトンに変えた。リルがやらされたので、瘴気に釣られてやってきたゴブリンを魅了して手伝わせたようである。

何処かの村に雇われた女戦士がオウル討伐に来るが、捕虜にして洗脳するが、ユニスの正体は英雄の星の下に生まれた王族だった。アッという間に堕ちた英雄になってしまうのだが、暗黒面に落ちるのが早すぎである。

村から最初の生贄が送られてくるのだが、マリーベルという幼すぎる少女だった。確認のため、オウルが村に行くが、年頃の娘は顔半分が潰れた醜いソフィアしか残っていなかった。オウルはソフィアも受け取る代わりに、10年間娘を差し出すのを免除する。

ソフィアの世を呪う内面に美しさを感じたオウルは、ソフィリシア(真名)を捨てさせ、新たにネリス・ビア・スピナという名を授ける。

オウルはダンジョンの戦力確保のため、自然発生、契約雇用、魔術創造、悪魔召喚を行う事にする。勝手に住み着いた魔物などはリルの管轄で、魔族と契約雇用する際はユニスが睨みを利かせる。魔術創造はスピナが行い、悪魔召喚はオウルが担当する。

白のアールヴに攻められた黒のアールヴの族長エレンが保護を求めて来たので、僅か5名だったが配下に加える。悪魔召喚でレッサーデーモンのローガンを呼び出すが、悪魔が乙女の魂を要求したのに対して、オウルは処女の血しか与えようとしないので、交渉決裂となりそうだったが……。悪魔ローガンは、マリーを見た途端に、契約すると言い出す。残念悪魔はロリコンだった。

新たに生贄として連れて来られたミオは、動物の世話担当になる。家畜だけでなく、ヘルハウンドの世話までする事になってしまうのだが。


4799209191魔王の始め方 THE COMIC2 (ヴァルキリーコミックス)
小宮利公 笑うヤカン
キルタイムコミュニケーション 2016-06-30

by G-Tools

人生をかけた研究の末に“魔王"となるべき力を手に入れた男──オウル。美しき下僕たちを次々とモノにする彼は、魔王の道の第一歩として、人間世界の街へと侵攻する!


戦力が増強されたので、オウルは街の攻略を開始する。ゴブリンやオーガの部隊を侵攻させ、人間が抗戦か服従かで揉めている隙を突いて、街をひとつ手に入れる事に成功する。戦おうとした兵士は、黒のアールヴの弓矢で瞬殺されるのだが、攻城兵器みたいな威力があって恐ろしい。

フィグリア王国が後手に回っている間に、オウルは7つも街を占拠していた。地下迷宮にいる魔王オウルに、王国の騎士では役に立たないので、冒険者が差し向けられる。リア充っぽいアランという男に美女集団という、ハーレムみたいなパーティーになっているのだが、ミノタウロス戦の直後、オウルが出現して敗北してしまう。

全員が捕虜となり、シャル(僧侶)、ウィキア(魔術師)、ナジャ(剣士)の全員が洗脳されて寝返ってしまう。今までリア充ハーレムパーティーの主人公だったはずのアランは、ネトラレ展開に涙するが、オウルや裏切った女を恨みながら殺されて、デュラハンに変えられてしまう。

一流の冒険者でも魔王オウルを倒せなかったので、フィグリア王国軍軍師キャスは、龍脈の流れを変えようとする。手あたり次第、龍脈を邪魔する力技を使い、転送魔法を仕掛けておいたところ、オウルが罠に引っかかって捕えられてしまう。オウルは誰も信用しないので、必ず本人が確認に来るというキャスの読みは当たった。

ここで、オウルの過去がキャスによって語られる。70年前、フィグリア王国の隣にプラエティ王国が存在した。アインという少年は、プラエティ王国に住む魔女ラディクス・フルーメン、通称ラズに拾われた。ラズの専門は魔術付与だったが、剣や槍ではなく城や投石器のような建築物や大型兵器に魔力を込める専門家だったらしい。

ラズの作った砦や兵器は戦争に多大な功績を残し、フィグリア王国に長い事抵抗した。しかし、アイン少年を拾ったあたりから、国への協力を減らし始めたため、プラエティ王国はこれを反乱と見て、兵をもって塔を包囲し殲滅にあたった。

そして、弟子だったアインが師匠を裏切り首を差し出したという部分になると、オウルの殺気が増大する。キャスは慌ててオウル殺害を兵士に命じるのだが……。



4799210300魔王の始め方 THE COMIC 3 (ヴァルキリーコミックス)
小宮 利公 笑うヤカン 新堂 アラタ コミックヴァルキリー編集部
キルタイムコミュニケーション 2017-04-28

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女軍師キャスに囚われた自称“魔王"オウル。彼の過去を探り、逆鱗に触れてしまったキャスは怒り狂うオウルの処刑を命じるのだった! 主の危機に美しき下僕たちはどう立ち向かうのか!?


オウルを殺しきる前に、ユニスと悪魔ローガンが転移して来る。王国に内緒でオウルを捕えていたキャスは、立場が危うくなり、裏切ってオウル側に付こうとするが許されず、悪魔ローガンの餌になった。

王国軍の兵士に囲まれているため、ローガン、ユニス、オウルだけでは逃げ出す事が困難だったが、迷宮に住み着いた飛竜が援軍として現れた。ミオが操り、背に乗るエレン達が魔力で作った矢を放つ。さらにスピナが放った巨大スライムが王城ごと包み込もうとし始める。制御不能だが、幸いスライムは水に溶けるようになっていた。

弟子にしたスピナは魔法生物の創造にかけては数百年に一度の天才だった。仲間の危機に都合よく現れ救い、自分の危機に都合よく仲間が現れ救われるというユニスの持つ英雄の気質も脅威だった。

腹黒い俗物の家臣たちは、自分達を優先してオウルに屈した。保身と利己だけを考える腐った人間ばかりだが、国を動かすのには必要なので利用する事にした。

それから三日後、捕えられたフィグリア国王カルス8世は処刑された。フィグリアという名前は残されたが、王国は魔王オウルのものとなった。国王だけは処刑されたが、オリヴィア王妃や王女パトリシア、王女プリシラはオウルのものとなり、精神的にも支配されてしまった。

拡張が続く地下迷宮の近くに、オウルタウンという妙な町が出現していた。迷宮攻略の最前線となる町で、必要な装備が売られ、迷宮から持ち帰ったものが買い取られる場所になっている。入口の大きな建物が宿屋で、金がない冒険者は馬小屋だと無料になる。

その向かいはオックスの酒場で、宿の隣には娼館もある。反対側の通りには魔術屋と教会がある。この地は魔力が濃厚なので、蘇生魔術も使えるらしい。ノーム百貨店がこの街の元締めである。ノーム百貨店の店主ノーラ・ムルクディスは若い女だった。

ノーム百貨店だけが迷宮で見つかる武具などを即金で買い取る店になっているのだが、ノームは変装して入って来た相手が魔王オウルだとすぐに見破る。鑑定眼という特殊能力で、物の値段などが分かるらしい。迷宮で見つかる武器は、魔王オウル相手には使えないという呪いがかけられているのだが、それを知るのは店主のノームだけだった。

魔王オウルは、冒険者になって女シーフを雇い、魔王オウルを倒しに行く事にする。クドゥクのファロを雇い、迷宮攻略を始める。クドゥクというのは、ハーフリングみたいな小型種族である。

迷宮には、死んだとされているアラン遊撃隊の3人が同行した。死んだのはアランだけであるが、その事は魔王軍の一部しか知らない。迷宮に入ってすぐのところに、先生と呼ばれる冒険者の霊が住んでいるのだが、オウルを見ると襲ってくる。いつもなら冒険者を優しく鍛えてくれるらしい。

先生になっていたのは、ゲオルグだった。魔王オウルはすっかり忘れているが、最初の村で襲ってきた、元冒険者の村長である。

冒険者達はダンジョンの中に溢れている魔力を利用して防御結界を張っている事を知る。その場所はキャンプと呼ばれている。迷宮には回復の泉が時々湧いている。すぐに枯れてしまうので、見つかるかどうかは運次第だが、飲めば身体が楽になるし、しばらく身体を浸しておけば傷も魔力もすぐに回復するらしい。

迷宮の深部で予想外の相手に出会ってしまう。ミオが魔物を連れて散歩していたのだ。仕方がないので、魔王の命令でミオが魔物をけしかける。攻略パーティーは慌てて逃げ出す。最深部と思われる魔王の間にいたのは、命令で魔王になりきっている悪魔ローガンだった。

その後、自分が魔王である事と、冒険者視点で迷宮の問題点を見る目的でファロを雇ったという事を明かす。ファロは配下に加わるという選択肢しか残されていなかった。最深部だと思われていた場所の下層に魔物の街が存在し、そこよりも下層に側近の居住区が存在した。

居住区では家畜が飼われており、食堂や風呂まであった。地下なのに、巨大な風呂場の上には月が輝いていた。戸遠見の魔術で地上の空の景色が天井に映してあった。この風呂場で、ハーレム勢揃いの酒池肉林みたいなことになってしまう。

魔王オウルがお楽しみの頃、グランディエラ王国では、フィグリア王国でユニス王女を見たという情報が伝わっていた。



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