中等部超能力戦争

4575513601中等部超能力戦争 (双葉文庫)
藤野 千夜
双葉社 2010-06-10

by G-Tools

はるかの友人しーちゃんはプライドが高くてわがままで、しかも気に入らないことがあると不思議な力で人を困らせる。今は恋に夢中のはるかと、小説家志望のしーちゃん。そんな二人の間の溝は深まり、静かな「戦争」が始まっていく。ついにある日、仲を引き裂く決定的な出来事が起きて…。少女たちのリアルな心の衝突を描いた学園小説。


題名だけ見ると、派手なサイキック・ウォーズが展開されそうだけど、あるのかどうか分からない程度のショボい能力しか発動しなかった。戦争と呼べるレベルでもなくて、仲違いとプチ虐めくらいだったし。

主人公の磯島はるかは、超能力があると噂される小清水さんと仲良くなってしまうのだが、こいつがまた面倒な性格の子で読んでいるだけでも疲れてくる。

小清水さんは我儘だし、自分勝手だし、無自覚に他人を利用しようとするし、妙な粘着攻撃をしてくる嫌な奴だから、友達もあまりいない。なんでこんなのと友達になっているのか謎すぎる。

完全に空気読めない子である小清水さんに対して、主人公は空気を読み過ぎて厄介事を周囲から押し付けられる可哀想な子である。なんとか上手く友達付き合いをしているつもりだったが、ある日、読んでくれと渡された小清水さんの自作小説には、自分をモデルにしたとしか思えない河童子という奴が出て来て、悪口が書いてあった。

友達相手にそんな気色悪いモノを渡して「読め!」と強要したりするのが地雷女過ぎるし、下手ならまだしも、その内容でB賞を受賞してしまうとかもう終わっている。B賞って文藝賞あたりか?

電球を割ったりするショボい超能力の正体については、予想通りのオチだった。


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