消滅 - VANISHING POINT

4120047644消滅 - VANISHING POINT
恩田 陸
中央公論新社 2015-09-24

by G-Tools

202X年9月30日の午後。日本の某空港に各国からの便が到着した。超巨大台風の接近のため離着陸は混乱、さらには通信障害が発生。そして入国審査で止められた11人(+1匹)が、「別室」に連行される。この中に、「消滅」というコードネームのテロを起こす人物がいるというのだ。世間から孤絶した空港内で、緊迫の「テロリスト探し」が始まる!読売新聞好評連載小説、ついに単行本化。


巨大台風や通信障害のために混乱する近未来の国際空港が舞台となる。各地から帰国してきた11人と犬1匹が、入国審査で止められ、別室に軟禁されてしまう。

隔離された部屋の中で泣いている若い女性に違和感を感じる者もいたが、正体は人間ではなかった! キャスリンと名乗るそいつは超高性能の人型ロボで、集められた人の中にテロリストが混ざっているので、事件が解決するまで解放する事は出来ないと、仕切り始める。

集められた面々は、お互い疑心暗鬼になりながら、テロリストが誰なのか突き止めなければならなくなる。消滅というキーワードだけが伝わり、どんなテロを起こすつもりのか全く分からない状況なのが不気味である。

物語が進むにつれて、巻き込まれた面々が抱えるそれぞれの事情も次第に見えて来る。容姿は胡散臭いけど善良は普通のおっさん、怒りっぽいおっさん、危険地帯で働く医者、脱税旅行帰りのおばさん等、主要な登場人物は多いけど、キャラ立ちはしているので混乱はしない。相手に触ると色々と見えてしまう子はチート性能すぎるけど。

オチが弱いと不評のようだが、いつものように後半で失速してグダグダなまま終わらず、一応はちゃんと結末まで書かれていたから、個人的には満足かな。予想した通り、犯人? が……なのは、ちょっとアンフェアな感じだけど。アレとアレとどう使ったら、そんな魔法みたいな事が出来るのか謎すぎる。


三行で説明すると
キャスリン可愛いよキャスリン(*´Д`)
「この中にテロリストの方がいらっしゃるということです」
耳栓売り切れ\(^o^)/


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