異世界居酒屋「のぶ」 しのぶと大将の古都ごはん

4800247330このマンガがすごい! Comics 異世界居酒屋「のぶ」 しのぶと大将の古都ごはん (このマンガがすごい!comics)
蝉川 夏哉 くるり
宝島社 2016-04-20

by G-Tools

10万部超えの大ヒットメシテロファンタジー・「異世界居酒屋「のぶ」」が、原作者・蝉川夏哉自身による「描き下ろしストーリー」×公式イラストレーターくるり(転)自身による「描き下ろしマンガ」という原作コンビでコミカライズ! 完全な新作ストーリーを、原作イラストレーターがマンガ化するという、ファンならずとも垂涎の作品!!


各話が原作やコミカライズの隙間を埋める感じのエピソードになっているので、先にコミカライズ作品を読んでおいたほうが良い。これはコミカライズというよりも、原作で語られない部分を描いたオリジナル・エピソードとなっている。

大将の矢澤信之と、看板娘の千家しのぶが始めた居酒屋「のぶ」は、表が中世ヨーロッパ風の異世界に接続されてしまった。原作では、すでに固定客がつき始めているところから始まるのだが、最初の話はそれより前の出来事らしく、まだ閑古鳥状態になっている。衛兵ニコラウスが見慣れない居酒屋を見つけ、客として入ってくる。

文化も何もかもが違う場所だから、大将としのぶは、古都の人々がどんな物を食べているのか、調査に出かける事にする。原作だと、ほとんど名前しか出て来ない、近所で肉屋を経営しているフランクが登場する。あまり良い肉は出回らないらしいのだが、ソーセージだけは別だった。

メンチカツの話では、飛ぶ車輪亭の老夫婦、ロルフとコローナが偵察に来る。コローナはしのぶを孫の嫁にしようとするのだが、孫はまだ子供だった。飛ぶ車輪亭という名前が原作で出て来たのかどうかも覚えていない。花園の熊亭の主人ビョェルンが引退を決めて、居酒屋「のぶ」に飲みに来る話もあるのだが、花園の熊亭というのが原作に出て来たかどうかも覚えていない。

オムライスの話では、すでにエーファが手伝いになっているのだが、頭身が違う。原作や、他のコミカライズよりも成長しているように見えるのだが。新妻になったヘルミーナが、衛兵中隊長ベルトホルトのためにベリーのタルトを作る話も入っている。

バッケスホーフ騒動の後、ブランターノ男爵が居酒屋「のぶ」に良質なエールを差し入れる話があるのだが、最初に出て来た時は嫌な感じだったけど、あれは雇われていたダミアンが悪かっただけのようである。粗悪品が流通しすぎてエールは不味いというイメージがあったけど、良質のエールは美味しかったようである。

最後の話は、しのぶが暖簾を下げて閉店しようと思ったところ、いつの間にか客がいないはずの店内に、狐目の美女が座っていた。本日の料理が全て終了してしまったというと、お供え用の油揚げを欲しがる。

里芋と油揚げと冷酒に満足すると、「覗きに来て正解じゃった これならこちらにつなげた甲斐があったというもの」と、謎の一言を残して消えてしまった。忽然と現れ。忽然と消えた不思議なお客様は、一万円札を置いて行った。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する