蜘蛛ですが、なにか?

4041045517蜘蛛ですが、なにか? (1) (カドカワコミックス・エース)
かかし朝浩 馬場 翁
KADOKAWA/角川書店 2016-07-07

by G-Tools

女子高生だった私が目覚めると…何故か異世界で「蜘蛛」に転生していた! 種族底辺の蜘蛛として迷い込んだ先は毒ガエル・大蛇・果ては龍も跋扈する最悪ダンジョン!?メンタル最強女子が生き抜く迷宮生存戦略!!


最近、増殖しまくりの異世界転生物だが、普通と違うのは、教室で授業を受けていた女子高生が、いきなり気持ち悪い蜘蛛に生まれ変わってる点である。

事故や病気井で死ぬという展開ではなく、いきなり教室から異世界というのもぶっ飛んでいるが、蜘蛛スタートという誰得な設定になっている。女子高生から巨大な蜘蛛に転生するなんて、あまりにも過酷な状況である。しかも、生まれた大迷宮では主人公のような大蜘蛛すら、食物連鎖の最底辺で、狩られる側なのである。人間に転生するだけで、奴隷スタートすらマシに見える。

生まれた直後から、周囲の兄弟達が共食いを開始する。弱い奴から順番に食べられて行くのである。さらに、兄弟達を産んだと思われる、超巨大蜘蛛が出現して、子供達をおつまみ感覚で食べ始めるのだった。産まれたての兄弟蜘蛛すら、人間みたいな大きさなのだから、マザーは山のような大きさだと思われる。

蜘蛛子は慌ててその場から離脱する。古文の授業を受けていたら、いきなり蜘蛛に生まれ変わっていて、全く状況が分からないのだが、何が起こったのか考えてみる。

授業中に居眠りしていたらものすごい激痛がして、その後の記憶がない。一番有力なのは、その時に死んで蜘蛛に転生したというパターンである。死んでいなくて魂だけが蜘蛛に憑依し、本体は病院のベッドにいる可能性もある。実は私は私の記憶を持っているだけのただの蜘蛛で、本物の私は今も学校で授業を受けているのかもしれない。考えた可能性の中に、正解に近いものが含まれているのだが、現時点では蜘蛛子は真実を知らない。

小説だと、鑑定スキルがあったりするのが定番だと勘がると、いきなり謎の声がスキルポイントを消費して鑑定スキルを取得するか聞いて来る。必要ポイントは100で、自分が持っているスキルポイントも100だったので、迷わず取得してしまった。

早速、石を拾って鑑定してみるが、「石」と表示されるだけだった。どうやら、鑑定Lv.1だから、役に立たないらしい。洞窟の壁を鑑定してみると、「壁」と表示された。奥に進むと何かがいるので、鑑定してみたところ、狼狼蝙蝠鹿蝙蝠狼狼鹿蝙蝠鹿蝙蝠蝙蝠蝙蝠鹿鹿狼鹿狼……と、情報が洪水のように流れ込んで来て、激痛で頭が死にそうになる。

大量にいるモンスターは、どれも自分が知っている鹿や狼ではなかった。鹿は武器みたいな角があるし、狼は6本脚、蝙蝠も巨大な齧歯類に羽が生えた感じである。恐いので巣を作って引き籠るが、空腹で餓死しそうになる。仕方がないので、蜘蛛子は兄弟の死骸を食べてみるが、物凄く不味かったようである。

兄弟を喰ったので、称号<血縁喰ライ>を獲得した。称号の効果により、禁忌Lv1と外道魔法Lv1を獲得した。そうこうするうち、毒カエルみたいなのが巣に引っかかった。相手は逃げられなくなっているが、酸の唾液で攻撃されて、身体に穴が開いてしまう。

酸攻撃で目も潰されるが、酸耐性Lv1になった。スキルはポイントを消費しなくても、獲得可能のようである。カエルとの戦いで、毒耐性Lv2、酸耐性Lv2となった。

その後、謎の卵を見つけたので割ろうとするが、硬すぎて食べる事が出来なかった。しかも、人間が卵を奪おうとする。どうやら、貴重な卵らしい。どうやっても割れないので、あれこれ鑑定してスキルを上げてみる事にする。情報過多で頭が死にそうになりながら、鑑定Lv.2にしたところ、蜘蛛子は自分がスモールレッサータラテクトである事を知った。

またカエルとの戦いになり、毒を注入し続けたところ、毒牙Lv2になった。今回の戦いで、Lv2スモールレッサータラテクトになったので、脱皮して完全回復した。毒耐性Lv3、蜘蛛糸Lv4となり、スキルポイントが入った。

成長したところで、フィンジゴアットという巨大雀蜂のようなモンスターに襲われるが、蜘蛛糸で絡めて返り討ちにする。その後も巨大蜥蜴のようなエルローランダネル、マッチョな腕がついたペンギンみたいなエルローペカトットと戦って食べる。

強敵だったのは、エルローバジリスクである。石化攻撃で死にそうになるが、持っていた卵には効かなかったので、盾代わりにして敵を倒す。モンスターばかり食っていたので、称号<悪食>を獲得してしまう。称号の効果で、腐食耐性Lv.1というスキルが加わった。

蜘蛛糸で安全地帯を確保して生活するが、ある日、人間がやって来て巣を燃やされてしまう。割れない卵は人間に奪われてしまった。悔しかったので、もっと強くなろうと決心するのだが、正面からカエルと戦ってみたところ、身体が陥没するほどの怪我をしてしまう。苦痛耐性Lv1を獲得したが、脚も取れそうになっていてヤバい。

鑑定Lv3まで成長したところ、情報をさらに鑑定出来るようになり、今いる場所がダズトルディア大陸とカサナガラ大陸を地下で繋ぐ世界最大のエルロー大迷宮だと知った。

エルローフェレクトという巨大ムカデを倒したところ、麻痺耐性Lv1になった。鑑定も地道に鍛えた結果、鑑定Lv4となり、HPバー、MPバー、SPバーが見えるようになる。エルローフェレクトは不意打ちすれば楽勝で倒せると油断するが、敵は集団で襲ってくるタイプのモンスターだった。

大集団に追われた結果、縦穴から下のほうに落下してしまう。そこでエルローバラドラードという大蛇に襲われる。明らかに自分よりも格上のエルローバラドラードを必死になって倒したところ、Lv10に到達し、進化する事が可能となった。

進化選択肢は、スモールタラテクトとレッサータラテクトだった。レッサータラテクトは大きくなって狭い通路を使えなくなりそうだし、スモールタラテクトなら、スモールじゃないタラテクトに進化出来る可能性があるので、スモールタラテクトのほうを選択した。

進化すると、意識を失うようである。スタミナも空になるので、予め食べ物を用意していないと危険である。今回は、倒した大蛇の死骸があるので問題無かった。鑑定Lv6まで成長したので、改めて自分を鑑定してみたところ……。

スモールタラテクト Lv.2 名前なし
HP36/36 MP36/36 SP36/36-34/36
攻撃19 防御19 魔法18 抵抗18 速度348


強くなった気がしたが、速度が秀でている以外は、弱いままだね。再び人間に襲われたので、逃げ出したところ、さらに縦穴から下のほうに落下してしまう。



4041048850蜘蛛ですが、なにか? (2) (角川コミックス・エース)
かかし朝浩 輝竜 司 馬場 翁
KADOKAWA 2016-12-03

by G-Tools

この迷宮はヘルモード!?最下層に落ちた蜘蛛子に蜂・猿軍団が襲い掛かる! 冒険者に追いかけられ、私は不運にも迷宮最下層に転落…。そこは上層にはいなかった凶悪モンスターの巣窟だった! 上層に戻るため蜘蛛糸を駆使して巣を拡大していた私にアイツが襲い掛かってきた!!


ひたすら縦穴を落ち続ける蜘蛛子は、糸を出してなんとかぶら下がるが、フィンジゴアットに囲まれたので、下に行くしかない。一番したまで辿り着くが、フィンジゴアットが追って来て毒を注入されてしまう。操糸でなんとか倒すが、瀕死状態である。

蜂を食べて回復したいところであるが、大蛇が近づいてくる。さらに、その大蛇を一撃で倒した地龍アラバという恐ろしい存在と出会ってしまう。簡易ホームに引き籠って戦えば、大蛇くらいなら何とかなるが、マザーや地龍アラバは絶対に無理である。

蜂の毒針攻撃を喰らった状態で頑張っているからか、苦痛耐性がLv7まで上がっている。フィンジゴアットは上位種ハイフィンジゴアットに統率されて危険である。たまに、はぐれ状態のフィンジゴアットが飛んでいるので、蜘蛛子はそれを狙う事にする。

巣を張り始めて4日目に、苦痛耐性が最高値になり、苦痛無効に変化した。苦痛無効から痛覚軽減Lv1が派生した。スタミナも減り始めたので、運に頼る事は出来ない。蜘蛛子は新兵器クモーニングスターを開発した。蜘蛛糸の塊がモーニングスター状態になっていて、相手にぶつけて捕獲するのだが、命中率100%だった。

なんとかスモールタラテクトLv3になり、死にかけ状態から完全回復した。熟練度が一定に達したので、HP自動回復Lv1というものも手に入れた。

なんとか元のエリアに戻りたいので、巣を拡張しながら上に登って行く。そのまま壁を登ると、フィンジゴアットに攻撃されるのである。フィンジゴアットの大群が襲ってくるため、なかなか上層へ行くための巣の拡張工事が出来ない。そのうち、地龍アラバが戻って来て、蜘蛛の巣が気に入らなかったのか、ブレス攻撃で焼き尽くされてしまった。

地龍アラバの恐ろしさに、瀕死状態の蜘蛛子は、恐怖耐性Lv5、隠密Lv5とスキルが上昇していく。もう、巣を拡張して上に戻る戦法は使えない。地龍アラバが去った方向とは逆に進む事にする。暫く行くと、フィンジゴアットを斬って倒しているエルローグレシガードという巨大カマキリを発見した。

しかし、その巨大カマキリも大きな影が襲ってきて、瞬殺されてしまう。出て来たのはグレータータラテクトだった。下層には翼の生えたライオンや、蛇の進化型生物など、危険な相手がたくさんいた。しかし、上層にる魔物も混ざっているので、食糧問題はなんとかなった。

最弱なのは、その辺にたくさんいるエルローゲーレイシューというタニシみたいな虫だったが、これは誰も食べないような恐ろしい味の生物だった。あまりにも不味いので、食べただけでHPが減るという恐ろしさである。食べると腐蝕耐性までLv3に上昇した。

毒攻撃で敵を倒しまくったところ、毒術師の称号を得た。そして毒合成Lv1と毒魔法Lv1が手に入った。一本道になって洞窟を進むと、巨大な空間が出現した。数多くの巨大な柱が上まで伸びて、その空間を支えているようである。

蜘蛛子はその巨大空間で、バグラグラッチという恐ろしい猿型モンスターに襲われる事になる。どんどん仲間を呼び寄せるので、柱の上に逃げるのだが、ここで鑑定がLv7に上昇した。ようやく自分の詳細が分かるようになった。素早さの能力値が高いのは、最初から韋駄天というスキルを持っていたためのようである。あとはn%I=Wという、謎すぎるスキルが気になるところである。

比較的弱そうな魔物を倒して食べていると、アノグラッチという猿に見つかってしまった。襲い掛かって来るので倒したところ、断末魔で仲間を呼んだようである。簡易ホームで目覚めると、下にはアノグラッチの大群がいた。

猿は、仲間の猿を踏み台にしながら登って来るし、邪魔になると分かったら落下して自殺してまで、後続に道を空ける。もはや、どちらかが死ぬまで戦いは終わらなくなっていた。

必死でアノグラッチの集団を倒すのだが、迫って来る援軍の中に、バグラグラッチが混ざっていた。


4041056462蜘蛛ですが、なにか? (3) (角川コミックス・エース)
かかし朝浩 輝竜 司
KADOKAWA 2017-06-09

by G-Tools

蜘蛛子ついに墜つ!? 新手の巨猿相手に防衛線崩壊!! 猿軍団の援護に現れた巨猿。その圧倒的な力の前に蜘蛛子の巣は破壊され、満身創痍の蜘蛛子がつ いにやられてしまう!?


猿軍団の中に、バグラグラッチが3体いた。アノグラッチが接近する中、バグラグラッチは巨大な岩を引き抜いて投げつけて来る。一撃で蜘蛛子の簡易ホームが破壊されてしまった。最初のバグラグラッチは遠距離を飛んで襲い掛かって来る。2匹目はアノグラッチを踏み台にしながら飛んでくる。そして、3匹目は状況を把握できないうちに上まで飛んでいて、襲い掛かって来る。

不意打ちを喰らって気絶しそうになったけど、気絶耐性で何とか頑張って、なんとか勝利した。相手を全て倒したところ、無慈悲、魔物の殺戮者の称号を獲得した。他にも剛力Lv1、堅牢Lv1を獲得した。猿軍団との激戦に勝利したため、経験値が最大になり、進化可能になった。

中層への登り道を見つけるが、そこは溶岩で覆われた灼熱の世界だった。蜘蛛子は熱に弱いので、このままでは上層まで戻る事が出来ない。

諦めて、進化を試みるが、選択肢はタラテクトとスモールポイズンタラテクトだった。スモールポイズンタラテクトのほうが希少種であることに釣られて、蜘蛛子はそちらを選択した。

蜘蛛子は魔法を持っているのに、魔法が使えない。魔力感知と魔力操作というスキルが無いため、前提条件を満たしていないのではないかと蜘蛛子は考える。先に探知というスキルを取ってしまったのだが、これは全ての感知や探知系魔法の究極統合形態なので、下位スキルを取る事が出来なくなっている。

探知を使うと、膨大な情報量を脳が処理する事が出来ずに頭が痛くなるので、今まで封印していたらしい。スキル一覧まで参照出来るようになっているのに気づいたのだが、その中に、傲慢という謎のスキルが存在した。スキルポイント100で取得できる傲慢は、神へと至らんとするn%の力。取得する経験値と熟練度が大幅に上昇し、各能力成長値が上昇する。また、Wのシステムを凌駕し、MA領域への干渉権を得る。と書かれていた。

これは取らなければいけないと思い、取得したところ、禁忌がLv4まで上昇してしまった。傲慢の支配者という称号も獲得し、深淵魔法Lv10奈落という恐ろしい何かが手に入ってしまった。

奈落
奈落を顕現させる。

深淵魔法
Lv1:地獄門 Lv2:無信地獄 Lv3:邪淫地獄 Lv4:美食地獄 Lv5:貧婪地獄 Lv6:憤怒地獄 Lv7:異端地獄 Lv8:暴虐地獄 Lv9:欺瞞地獄 Lv10:反逆地獄


探知をどうにかしないと使えないので、効果不明なのだが、地獄シリーズは恐ろしすぎる予感がする。

未だに魔法は使えないので、他のスキルを上昇させつつ、中層に行って燃えて、HPが減ったら下層に戻って餌を食べるという生活を続ける。そのうち、火の耐性が付くことを期待しながら。

下層に戻ると、地龍カグナという奴が出現して、襲われてしまう。地龍もたくさんいるのか。恐ろしい場所である。下層は危険なので、中層に行くしかない。何度も燃やされつつ、ようやく火耐性Lv1を獲得した。

欲しかった火耐性を得るまでに、他のスキルはどんどん上がっていた。気力付与Lv2、斬撃強化Lv1、猛毒効果Lv3、破壊耐性Lv1、護法Lv3、気闘法Lv1、破壊強化Lv1、毒強化Lv2、糸の才能Lv3、斬撃耐性Lv3、魔量Lv8、MP回復速度Lv3、MP消費軽減Lv2、SP回復速度Lv2、SP消費軽減Lv3、立体機動Lv1といった感じである。

中層での戦いが始まるが、マグマの中に棲むタツノオトシゴみたいな奴は、タイヤみたいな味がしたらしい。灼熱の世界で寝ようとしていたら、エルローゲネセブンという巨大ナマズに手足が生えたようなやつが襲ってくる。ナマズを倒して食っていると、いつの間にか自分が傲慢の支配者という称号を持っている事に気づいた。

傲慢の支配者には、支配者階級特権(支配者に与えられる世界の一部を管理する権限)がついていた。現段階ではまだ行使できないようなので、美味しかったナマズを狩りまくろうとするのだが、竜の形をしたものが迫っていた。





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