ベジタブルハイツ物語

4334742483ベジタブルハイツ物語 (光文社文庫)
藤野 千夜
光文社 2007-05-10

by G-Tools

部屋に野菜の名前のついたアパート。A号室はアボカド、Bはブロッコリー、Cはキャロット、Dはダイコン。ドアの内側には微妙な問題が。大家の山本さんは四人家族。四十代の両親、予備校生の息子、高校生の娘、こちらもいろいろあって…。住人たちと大家さん、二つの視線は絡み合いすれ違い、それぞれに季節は巡っていく。芥川賞作家の傑作小説。


部屋に野菜の名前がつけられたベジタブルハイツの住人と、大家家族の物語。視点変更により、住人や家族の日常が描かれる。季節の巡り方が早いので、浪人生だった大家の息子が大学生になったり、JKだった娘が浪人生になったり、状況がどんどん変わって行く。

ベジタブルハイツに住んでいる人々は、大家は資産持ちで羨ましいと思っているが、実は投資の失敗でかなり危うい事になっているし、父親はリストラ寸前、息子は多重浪人と、なかなかに大変そうである。

大家の息子は浪人中なのに、彼女に降られた直後に別の女が寄って来るとかけしからん。大学に受かったら、クネクネ女から眼鏡女子に乗り換えるし、ますますけしからん!

娘のさやかはアッサリ大学生になるのかと思いきや、全滅して浪人生になるし、容赦無いな。兄がミニスカポリスのグッズとか集めているし、今から20年くらい前の設定なのかな? ゆとり時代なら、医学部一択とか、東大しか受けないとか、余程の高望みをしなければ浪人とかしないだろう。偏差値60程度では運が悪ければ大東亜帝国すら危うかった氷河期世代ならともかく。

ベジタブルハイツに住んでいる偏差値58の大学に通う大学生は、さやかたん可愛いよさやかたん、さやかたん(*´Д`)ハァハァ みたいな奴でキモかった。捨ててあるゴミの中からピンクの歯ブラシを拾ってきて咥えるなよ(汗)。


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