さやかの季節

4334925707さやかの季節
藤野 千夜
光文社 2007-09-21

by G-Tools

小さなつまずきに大泣きしたり、急にいろいろ嫌になったり。かと思えば突然前向きな気持ちになったり―。ゆるやかに過ぎていく日々が、たまらなく愛しい青春の物語。実家を離れてはじめてのひとり暮らし―ベジタブルハイツ物語2。


単品でも読めるけど、これは『ベジタブルハイツ物語』の続編なので、先に前作を読んでおいたほうが良い。表紙が、覚醒前のチャッキー人形っぽくて微妙。もう少し萌えな感じのほうが良かった。

前作は山本家の面々や、所有しているアパートの入居者による視点切り替え方式だったが、今回はもうずっと山本さやかのターンである。

一浪して何処かの大学に合格したさやかは、自宅からでも通える距離なのに、下宿を始める。家が所有しているベジタブルハイツを処分するか否かというところまで追いつめられているのだから贅沢しちゃいかんだろうと思うのだが、娘に激甘でヘタレな父親だからなぁ。

大学に入っても、変な奴に好かれるという体質はそのままなので、入学直後から口説きまくってきたチャラ男に落された挙句、2週間で振られてしまう。冒頭からいきなり(多分)中古になっていて萎える件。

その後は、おしゃれおたく風&地味男が近づいてきて、地味男のほうを選んでしまう。地味男とは長く続くのだが、選ばれなかったほうは大学を辞めて、もっと上位の名門大学に受かってしまう(もしかして東大?)。多分東大のおしゃれおたくのほうが良かったんじゃないの? と思いたくなるが、主人公がかなり面倒で我儘な性格の娘なので、包容力が無いと長続きしないだろうな。おしゃれおたくのほうを選んでいたら、アッサリ振られたに1万と2000ペソ!

せっかく大学生となったのに、勉学に励む様子はほぼ描写されず、男と恋愛中心で、すっかり今風の遊んでいる女子大生と化している。変な非常勤講師にも付きまとわれるし、変人限定で作用するフェロモンでも出ているのかね? これ、かなり我慢強くて包容力の高い地味男彼氏と出会わなかったら、多分、今風ビッチになっているよね。一体、さやかのどこが良いのか謎だが、兄がイケメン設定なので、表紙は微妙だけど実際はそこそこ可愛いのだろう。


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