マホロミ 時空建築幻視譚
![]() | マホロミ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) 冬目 景 小学館 2012-01-30 by G-Tools |
![]() | マホロミ 2: 時空建築幻視譚 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) 冬目 景 小学館 2013-02-28 by G-Tools |
![]() | マホロミ 3: 時空建築幻視譚 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) 冬目 景 小学館 2014-02-28 by G-Tools |
![]() | マホロミ 4 完: 時空建築幻視譚 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) 冬目 景 小学館 2015-04-30 by G-Tools |
土神(にわ)は建築科の大学生1年生。ある日同級生の卯(あきら)と共に解体中の洋館に出かける。そこで見つけたドアノブに触れた途端、目の前に幻の扉が現れる。その夜、再び洋館を訪ねた土神は謎の少女から、それが建物の持つ「記憶」であると告げられる―――。廃屋の中に佇み、同じ幻を見た彼女と出会い、土神の日常がざわめき始める…!!
全4巻完結。
土神東也は建築士を志して、神奈川の大学に進学。祖父が遺した横浜の家で一人暮らしを始める。ほとんど会った事も無い祖父だったが、有名な建築家だったので、いろんな場所で土神拓西の孫として見られる事になる。
祖父の家で古い時代の和風美女の写真を見つけるが、後日、祖父が好きだった相手らしいと知る。ある日、解体中の洋館を見学しに行った際、幻の風景を見てしまう。何が起こったのか気になったので、現場に戻ってみると、そこには写真に写っていた美女そっくりの女の子が!
歳を取らない人外の何かかと思ったが、祖父が隠し持っていた写真に写っていた美女の孫だった。彼女にも自分と同じ現象が起こっており、手を繋ぐと建物の記憶が見えるようになる。
建物の記憶が見えるという特殊能力が付与されても、それで自分が何か得する訳ではないから微妙であるが、和風美少女と出会うフラグが立っただけでも価値があるか。何か見える度に、建物に呼び出して握手出来るからね。
古い建物が持つ歴史や記憶、それに関わる人々なども魅力的な良作だった。最終巻で、封印イベントが発生するわけでもなく、いきなり能力が消えてしまうのは残念だったが。

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