にんぎょひめ

4309680380にんぎょひめ (せかいめいさくアニメえほん)
薬師 夕馬 上北 ふたご
河出書房新社 2013-05-25

by G-Tools

うつくしい人魚姫は、15歳になった日、初めて海の上に顔を出し、王子さまに会いました。人間になりたい、王子さまのそばにいたい…。大人気の上北先生が、アンデルセンの悲恋物語を、完全絵本化!


もう一冊、プリキュアにんぎょひめもゲット。白雪姫と違って、こちらはBAD ENDだから子供の頃も好きじゃなかったよなぁ。

乗っていた船が沈んで死にかけていた王子を助けたのは良いが、隣国にある城の近くに上陸して、別の王女にフラグを奪われてしまうなんて最悪すぎる。それにしても、足と引き換えに舌を切り取られて喋れないのはともかく、筆談くらい出来なかったのだろうか?

白雪姫がグリム童話派閥であるのに対し、人魚姫はアンデルセン童話派閥に所属している。グリムだって、本当は怖いとか、本当は萌えるとか、色々言われてはいるけれども、グリムのほうがハッピーエンドで終わる可能性が高いので、私はグリム派である。

幼少期にグリム童話とアンデルセン童話の辞書みたいに分厚い本を買ってもらって読んだところ、アンデルセン童話のほうはBAD ENDが多くて嫌な気分になった。当然、その頃はまだイヤミスという言葉など無かったのだが、アンデルセン童話は私の中ではイヤ童話である。人魚姫なんて、その代表例である。

どうやらグリムのほうは時代が古いので、編者がBAD ENDを回避したのに対して、アンデルセン童話のほうは改変されず、悲劇的結末がそのまま語られるからグリム童話よりBAD ENDが多めになっているようである。

人魚姫が悲劇になっているのは、アンデルセンだけでなく、出版社にも責任があるようである。海の泡になって消えてしまう結末が多いのだが、原話では人魚から空気の娘(エア・エレメンタルみたいなやつなのか?)に生まれ変わって、王子と妃を祝福した後、永遠の魂を得るために飛んでいくらしい。

人魚は長生きだが、永遠の魂を持っておらず、死ぬと消滅するらしい。人間は短命だが、永遠の魂を持っているので、輪廻に組み込まれているという事である。空気の娘になると、善行によって永遠の魂を得る事が出来るので、これは転生まで含めると、BAD ENDとは言い切れなくなってくる。何で子供用の人魚姫には、輪廻転生の説明が含まれていないのか。


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