ナイツ&マジック

4757551088ナイツ&マジック(1) (ヤングガンガンコミックス)
天酒之瓢 加藤 拓弐 黒銀
スクウェア・エニックス 2016-09-24

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敏腕プログラマーの青年が転生したのは、剣と魔法と「巨大人型兵器」が存在する異世界――しかも青年は重度の「メカヲタク」で!? そして始まる――ロボット操縦者『騎操士』目指す、狂喜乱舞&猪突猛進な本格ロボットファンタジー!! 重版率100%のモンスターレーベル「ヒーロー文庫」からの初漫画化作品始動!!


これも最近増殖中の異世界転生物であるが、コミカライズされたので読んでみた。剣と魔法だけでなく、巨大人型兵器も存在するという点がポイントである。

重度のメカヲタクだった倉田翼は、給料日にプラモデルを購入して帰宅途中、馬鹿が飲酒運転する車に轢かれて死亡した。そのまま前世記憶を持ったままで、剣と魔法と巨大人型兵器のある異世界に転生した。

異世界では女顔の少年になっているが、プログラム技術の応用で、すぐに魔法も駆使出来るようになり、訓練中に出会った二人の仲間にも自分が知る魔法の技術を教え込む。

ロボット操縦者、騎操士になる事を目指して学校に入学するが、主人公がチート性能で楽しい。わざわざ異世界に転生して凡庸主人公だったら面白くないもんな。ちょっと原作も読みたくなってきた。


フレメヴィーラ王国には、国と民を護る巨人の騎士、幻晶騎士(シルエットナイト)というものが存在した。父親が、騎士を育てる仕事をしているので、幼少期に見る機会を得たエルネスティは、自分も騎士になって幻晶騎士に乗ろうと決めた。

見た目は女顔の幼子であるが、中身は28歳で車に轢かれて死亡した、凄腕の青年プログラマーのままだった。、あずは母親のティナから魔法を学び始める。この世界の人間は、魔力の触媒である結晶体を体内に持っていないため、魔法を直接使用する事は出来ない。

外部に触媒結晶を用意し、魔法術式を脳内にある魔術演算領域で用いて魔法を発動させるのだが、元がプログラマーなので、脳内演算処理も得意だった。

アデルトルート(アディ)とアーキッド(キッド)が夜中に屋根裏から抜け出そうとしていたところ、同じくらいの年齢の小さい子が屋根を走って来た。相手が身体強化魔法という上級魔法を使っている事に気づいた2人は、翌日、その子がまた通りかかった時、魔法を教えてくれと頼む。その後は、3人で秘密の特訓を始める事になる。

時が経ち、3人はライヒアラ騎操士学園ににゅうがくした。ライヒアラ騎操士学園は、騎士の国フレメヴィーラ王国が誇る最大級の学園施設である。初等部である9歳から高等部の17歳まで、身分に関係なく数多くの学生が在籍しており、農業、商業、工業等の幅広い学科に分かれている。

なかでも幻晶騎士(シルエットナイト)を駆り魔獣種討伐等の防衛任務で動員される騎操士を育成する騎操士学科は王国の礎だった。

エルネスティは入学直後から乗る気満々だったのだが、身長制限もあるし、最終過程まで進まないと乗れないことを知る。「エル君に合う小さくて可愛い幻晶騎があればいいんだけどね」と言われた事で、自分専用機を造ろうとし始める。

最初の授業は魔法学基礎だったが、同じ時間に幻晶騎士設計基礎があるので、エルネスティは授業を免除してもらい、別の学科の授業を受けようと考える。いきなり教師に直談判するのだが、そんなことが簡単に認められるわけがない。

用意された的に上級魔法を撃ち込むよう言われたので、ドワーフに製作してもらった特注の専用武器、銃杖ウィンチェスターを使い、多連装徹甲炎槍を発動する。さらに、空を飛んだ後、雷轟嵐を発動した。結果、授業免除が認められた。

アディとキッドも、エルネスティに習っていたので、爆炎砲撃や雷撃投槍の魔法が使えるようになっている。2人がいきなり強烈な魔法を使って目立っている頃、エルネスティは別学科の授業を習っていた。

幻晶騎士は、魔導演算機(頭脳)、結晶筋肉(筋肉)、魔力転換炉(心臓)、金属内格(骨格)、外装(鎧)に部位が分かれている。国軍に正式採用されているのはカルダトアで、一世代前のサロドレアが学園に回されている。

3人で食堂にいる時、名門貴族の令嬢ステファニア・セラーティが声をかけてくる。なんと、アディとキッドの姉であった。アディとキッドは妾の子なので、別の場所で暮らしていて、苗字も違うのだが、姉が2人が好きなようである。しかし、その間にバルトサールという厄介な兄がいて、トラブルになりそうな感じである。

バルトサールという奴は、定番のクズだった。アディを誘拐してキッドが抵抗出来なくしておいて、決闘を申し込む。しかし、きな臭い事になっているのを、エルネスティが気づいて、誘拐に加担していた上級生を一撃で倒す。アディを解放したので、我慢していたキッドもクズ兄を一撃で倒した。


ボキューズ大森海境界バルゲリー砦に、恐ろしい魔獣が近づいていた。出現した陸皇亀(ベヘモス)は、師団級の魔獣だった。砦の戦力だけで食い止めるのは無理なので、新任のクラエスだけ離脱して情報を伝えるよう命じられる。

まだ大森海の異変が伝わっていないので、学生達は訓練の為、森へ向かおうとしていた。エルネスティ達も中等部に進級していた。


4757552548ナイツ&マジック(2) (ヤングガンガンコミックス)
天酒之瓢 加藤拓弐 黒銀
スクウェア・エニックス 2017-03-23

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模擬戦闘でグゥエール専属騎操士ディートリヒ・クーニッツは、アールカンバー専属騎操士エドガー・C・ブランシュに負けてしまった。グゥエールの調整不足が原因だと思っているが、決められた待機任務もこなさないなど、性格に難有りである。

森の入り口には魔獣が出ないはずだったが、風蜥蜴の集団や、棘頭猿が襲い掛かって来る。エル、アディ、キッドがいたので、森の入口にいる下級生にはほとんど被害がなかった。上級生は森の中まで入って演習中だったので、幻晶騎士だけ奥地に進んで合流する事になった。エルネスティも志願して、これに同行する。

援軍が間に合ったので、上級生達も助かったが、襲ってきた魔獣たちも、より大きな魔獣に追われて逃げていただけだった。一息ついたところへ、山のように巨大な何かが近づいてくる。それは、バルゲリー砦を壊滅させた陸皇亀(ベヘモス)だった。

ただ巨大なだけでなく、口から放たれる謎の攻撃で、一瞬にして幻晶騎士が2機も破壊され、紙屑のようになってしまう。衝撃波でも出すのだろうか? パニックに陥ったディートリヒは、友軍を見捨ててグゥエールで逃げ出してしまう。

逃亡するグゥエールを見たエルネスティは、次の瞬間には、もう後退する馬車の中から消えていた。グゥエールに追いつくと、逃亡して戦意を消失した先輩をボコって幻晶騎士を乗っ取る。操作系の銀線神経を引き抜くと、自分の専用武器ウィンチェスターに接続し、簡易入出力端末にしてしまう。

通常は、操縦桿や鐙がなければコントロールする事は出来ない。だが、機器による操作は補助的なものであり、魔法術式さえ制御出来れば、操縦桿などに頼らなくても動かす事が可能である。膨大な術式を処理しながら自在に動かすなど、通常では不可能とされているが、エルネスティなら可能だった。

幻晶騎士グゥエールのパターンを解析開始、類似術式検出、身体強化、拡大術式などを次々と行い、動作パラメータのコンバートを完了させる。

すでに戦場では全滅寸前となっていたが、戻って来たグゥエールが介入し、最初の一撃で甲殻にダメージを与える事に成功する。友軍が離脱する中、グゥエール1機だけで陸皇亀(ベヘモス)を足止めする事に成功したため、生徒達は逃げ延び、ヤンドゥネン守護騎士団が増援として現れる。

ヤンドゥネン守護騎士団の精鋭ですら、陸皇亀(ベヘモス)を止められないかと思われたが、学生が操縦しているはずのグゥエールが、恐ろしい強さを発揮して食い止める。そして、最終的には敵の攻撃を受けきって、倒してしまった。

実際に陸皇亀(ベヘモス)を倒したのはエルネスティだったが、まだ12歳だったので、事実は隠蔽された。正騎士なら昇進や褒賞が出るところだし、高等部の生徒でも聖騎士に取り立てられただろう。しかし、まだ12歳ではどうしようもない。

ベヘモスを圧倒する高い戦闘技能と、魔術演算機をその場で書き換えて掌握し、幻晶騎士の直接制御という、尋常ではない働きをしてしまったエルネスティは、フレメヴィーラ王国の第10代国王アンブロシウス・タハヴォ・フレメヴィーラに目をつけられてしまう。厄介な事になりそうだ。


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