ミュージックチェンジャー

ミュージックチェンジャー

主人公には生まれつき備わっていた一つの能力があった。それは、一音たりとも逃さずに楽曲を覚えることができ、そしてそれを完璧に思い出すことができるという能力だった。主人公には残念ながら音楽家としての才能――独創性がなかった。だからこの能力が主人公にとって特に何かの役に立つ、というわけではない。だがしかし、彼の日々に彩りを与えるには十分だった。「さて、次はどんな曲にするか」主人公は今日もまた、音楽を思い出す。


聴いた音楽を完璧に覚えて脳内再現出来るという、微妙な能力を持つ主人公の話。再生機器が無くても自分限定で音楽を聞けるという、ちょっと便利な程度の能力だから、他の超能力と比べたら残念な感じである。

ストーリーは一本道で、分岐や選択肢も無いのだが、BGMを3種類の中から選択する事が出来る。選んだBGMで文章の雰囲気や主人公の口調が変わってしまうという試みは面白かった。


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