異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています

4434210637異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています 1 (Regina COMICS)
ふじま 美耶 村上 ゆいち
アルファポリス 2015-10-31

by G-Tools

異世界トリップして、現在ある国で「黒の癒し手」として働く私、リィーンこと神崎美鈴、22歳。何故か使える強力魔法と、オタクならではのゲーム知識で着々と生きる基盤を固めてるけど、評判が高まりすぎて、色んな人達から狙われてしまい―ある時は神殿に巫女として取り込まれかけ、ある時は王侯貴族に嫁候補として口説かれ、挙句に暗殺者までやってきた!ヤバい!私、このままじゃ日本に帰れない!?絶対絶命の危機に、ゲームオタクは生き残れるか!?異色のエンタメファンタジー。


人気web小説のコミカライズ。但しweb版はもう読めない\(^o^)/


神崎美鈴はアニソンカラオケ大会の帰り道、黒い手に掴まれて、おかしな空間に引きずり込まれる。そこで黒髪ロングのイケメンに出会うのだが、気が付くと、全くしらない田舎のようなところで佇んでいた。

咲いているアサガオのような草を調べようとしたら、いきなりアガメナ草という名前や、利用法、調合方法などが書かれたウィンドウが出現した。自分のステータスもウィンドウで見る事が出来たのだが、そこには異世界の旅人と書かれていた。

元々ゲーマーだったので、ゲーム感覚の異世界設定には、すぐに慣れる事が出来た。予想通り、定番のアイテムボックスがあったので、無くしたくない携帯と音楽プレイヤーを入れた。

自分のステータスがHP586、MP728となっていたので、これは魔術師タイプになったのだろうと、適当にファイアーボールを出してみる。最初はイメージが足りずに失敗したのだが、2回目で成功した。ファイアーボールを使ったので、火属性を習得していた。

魔物に襲われ、覚えたての魔法で撃退しつつ彷徨うと、小屋を発見した。中には誰もいなかったので入るのだが、ベッドを見ると眠くなって寝てしまった。目覚めると、イケメン2人に見られていたのだが、称号『赤獅子』 ヴァレリアン・フォレスト(86歳)ファンテスマ王国青騎士団第2師団 師団長と表示されていた。

もう1人のちょっとエルフっぽいほうは、称号『氷の貴公子』 アルシアン・マイカ(83歳)ファンテスマ王国 青騎士団第二師団 副師団長と表示されていた。

朝食を食べさせてくれるというので、挨拶するのだが、真名を知られると支配されたりするのが定番だからと、神崎美鈴ではなく、リィーン・カンザックと名乗った。リィーンは黒い手に引き込まれて、気づいたら街道にいたと説明するのだが、騎士達は、異国の貴族が誘拐されて逃げ出したのだろうと、都合良く解釈してくれた。

この小屋の番人が行方不明なので探しに行くらしいのだが、リィーンが回復魔法を使えると言うと、癒し手だと驚かれる。回復魔法は光、水、地の複合魔法だが、3属性も保有しているものは珍しいらしい。

森を管理する番人を探しに行くが、元々インドア派なので、ヘタリそうになりながらついて行く途中で、パッシブスキル「マッピング」を取得する。

森の奥で、ドワーフのおっさんが、岩の隙間に挟まっているのを発見。崩れた岩の裂け目に挟まって動けなくなったらしい。リィーンがみんなに強化魔法をかけ、一時的に岩を軽くしている間に、おっさんを引っこ抜いて逃げるという方法を提案。

勿論、並の魔術師ではそんな事は出来ないのだが、異世界人だから、想像力がそのまま魔術に反映されるリィーンには可能だった。かけた魔法は、防御膜、痛み止め、軽量化、掘削、風、結合、合体、状態固定。

さらに、ドワーフのおっさんの治療を開始する。魔法解除、スキャン、骨継ぎ、状態回復、ヒール。ここで、黒の癒し手という称号を得た。

本当は、ドワーフのおっさんのところで世話になる予定だったが、付近の村でスサウゴテルスが暴れているので、一緒に来て防御膜の魔法をかけてほしいと言われる。現場にいたのは、ステゴサウルスみたいな奴だった。最初、スサウゴテルスなのに、ステゴサウルスに空目したし。

スサウゴテルス戦で使用したのは、防御ドーム、ダメージ床回避、防御膜、防御力低下。死者は無理だと思うけど、重傷者は、麻酔、異物抽出、洗浄、殺菌、身体組織復元回復、増血、ヒール、自然治癒力向上と、使い過ぎたから魔力が減って気を失う。

どうやら、この世界では魔力が無くなると死んだりするらしい。HPが無くなると死ぬけど、MP切れで死ぬゲームはほとんど無いから、ギリギリまで使おうとするよね。

気を失っている間、王子達は、リィーンが何者なのか推測する。見た目の幼さに反して高い教養がある。家名はあるけど、貴族らしくない。しかし服の仕立ては平民ではあり得ない。ドワーフが見破る事が出来ないので、魔族でもない。国境付近に現れたので間諜の可能性がある。それにしては世間知らずだ。結局、魔力が凄いので、何者かが裏の市場で売るために攫ったのだろうという線に落ちつく。


称号『黄金の戦神』 レオンハルト・フォン・デュッセル・ファンテスマ(126歳)王子にいろいろと聞かれ、敵国の間諜どころか、何も知らない娘だとバレてしまう。この世界の貨幣価値すら分かっていないのだから。報酬として与えると言われた謎の金貨は、引っかけ問題だった。

日本に戻る方法が分からないので、スサウゴテルス討伐に来た軍とともに、コルテアの街に同行する。宿屋を紹介され、そこに住む事になる。図書館で戻る方法を探そうとしたのだが、禁忌絡みの本は読めないらしい。王子にお願いすると、相手のお願いも聞かなくてはいけなくなるので、とりあえずは我慢する事に。

宿屋で、色々と魔法を試すと、無属性魔法や闇魔法まで使えるようになったし、薬草からポーションを作る事も出来たが、空間系の魔法だけは使えなかった。

街でかなり散財したので、暫くはこの世界で暮らさなければいけない事を考えると、何か仕事をしなければジリ貧である。異世界といえば、定番の冒険者ギルドがあったりする訳で、リィンもお金を稼ぐため、登録しに行くのであった。




4434219790異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています 2 (Regina COMICS)
ふじま 美耶 村上 ゆいち
アルファポリス 2016-06

by G-Tools

冒険者として稼ぐ事になるのかと思ったら、ヴァンが迎えに来て、診療所に連れて行かれる。そこは貴族や金持ちの治療をする場所だったが、日本円にして日給が12万円も貰えるだと!? どれだけホワイトな職場なんだ。もうブラックジャパンになんか帰らなくて良いんじゃないのか。これだけ待遇が良かったら、デメリットなんて、家族に会えない事と、ゲームで遊べない事くらいしか思いつかない。

もう診療所だけで稼げるのではないかと思うのだが、冒険者ギルドの仕事もするんだね。討伐対象を倒した後、加速して戻る途中、向うから飛んできた何かと衝突してしまう。相手は、羽の生えた子犬みたいな何かだった。

昔、自分の家で飼っていた犬の事を想いだし、思わずノエルと呼んでしまうと、相手の翼犬が名前を受け入れて、ノエルになってしまった。どうやら、獣型の魔族だったみたいで、契約した感じになってしまう。リィーンは闇の魔法も使えるので、ノエルはリィーンの影の中に沈み込んで行く。

後日、冒険者ギルドの仕事をしていて、クモンという少年と仲良くなった。クモンはスサウゴテルスに襲われた村の生き残りだった。そして、リィーンと知り合った事で、黒の癒し手の力を欲する悪党に狙われてしまう。

リィーンは転移魔法の手がかりが掴めないかと、魔術師長に相談するが、上級魔族が使える転移魔法以外に、古代の禁忌の術法が存在するらしい。自らの命を差し出して、暗殺者を送り込んだりするようである。服従の契約という禁忌で縛れば、自分が死ぬと分かっていてもやるしかないらしい。

図書館で調べものをしている時、怪しい男が近づいてくる。贈り物を渡されるが、中に入っていたのは切り落とされたクモンの腕だった。今ならまだ繋がると思い、腕に状態固定をかけて、クモンのいる場所まで案内される。

クモンが監禁されていた地下牢は魔法が使えないようにされていて、檻から逃げないと名にかけて誓わされる。「リィーン・カンザックの名にかけて誓います。この鍵を自分で開けて出る事はしません」

魔法を使えなくする装置のスイッチには結界で誰も触れないようにし、麻酔、身体組織復元回復、増血、ヒール、治癒力向上、免疫力向上、スキャン、麻酔解除と魔法を使い、クモンを治療していく。

今回の事件で黒幕となった侯爵は王都から地方の領地に引っ込む事となり、貴族社会からは抹殺される事となった。しかし、今度は神殿勢力に目をつけられる。





4434228978異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています 3 (Regina COMICS)
ふじま 美耶 村上 ゆいち
アルファポリス 2017-03

by G-Tools

黒の癒し手の力を取り込もうと、神殿勢力がコルテアに乗り込んできた。一応は、ファンテスマ王の妹君であるコルテア領主正夫人の治療という事になっているが。

リィーンのところにも、王都ガイア神殿大神官バーニャ・メネ・ガイアが乗り込んでくる。相手が持つ「言の葉」というスキルで、危うく騙されそうになるのだが、ヒュージが邪魔をして助かる。なにこの、詐欺師みたいなスキルは。本当に、宗教勢力にはロクなのがいない。

さらに、リリアム・メネ・ガイアという光の癒し手まで来るのだが、なにこの天使みたいな美少年で、年齢230歳という詐欺っぷりは(汗)。

神殿勢力に対抗して、王子も何かを画策しているようである。王子がグランマチスや近隣の村を視察するのに合わせ、黒の癒し手も連れて行くらしい。そして、滞在先はグランマチス城なので、リィーンは社交界デビューとなる。

リィーンは黒の癒し手専用馬車まで用意され、護衛をつけられてグランマチスに向かう。王子とともにバルコニーから民衆にお披露目された後、貴族達の治療をする事になる。

おっかない人にあたったらどうしようと思っていたら、兎耳の魔族美女がきた。この世界では、ドワーフなども含めて、人間以外は全部魔族のようである。なので、定番の獣人差別設定はない。兎人族のエミリア・ラッセンは食欲がなく、空腹時にしくしく痛むというので、スキャンしてみたところ、なんと癌だった。

麻酔、腫瘍・摘出、焼却、スキャン、ヒール、治癒能力向上、麻酔解除と、これだけで癌が治るなんて、恐ろしい能力である。エミリア・ラッセンは魔族側の貴族で、商会を持っているらしい。

パーティーでは辻芸人も呼ばれていたが、相手は隷属させられており、王子を暗殺しようと自爆テロを仕掛けて来る。リィーンが相手のステータスを見て、自爆前に気づいたので、障壁魔法で犯人以外に被害は出なかった。

王都に戻って来ると、リィーンは図書館で、ガイアの申し子がどうなったのか調べる。自分はガイアの娘ではないけれども、自分の身にも起きそうなヤバいフラグがあったら折っておこうという考えである。

その後、街で襲われている女性を発見するのだが、治療しようとしたところ、何処かに転送されてしまった。その先には、リィーンを呼び寄せた黒幕が待っていた。


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