本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘I」

4864723427本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘I」
香月美夜 椎名優
TOブックス 2015-01-25

by G-Tools

幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして…。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!書き下ろし番外編、2本収録!


コミック版を読んで面白かったので、小説版も第一部だけ一気読み。

本を死ぬほど愛する女子大生が、地震で崩れてきた蔵書に埋もれてしまい、気づけば異世界で幼女になっていた。転生して記憶が蘇ったのか、死んだ幼女の代わりに魂を入れられたのかは不明だが、マインという女の子は、すぐに寝込んでしまう虚弱体質なので、外にもあまり出られない。

そこは中世レベルの異世界で、日本と比べると文明度も劣りまくるので、本が手に入らない。家の中は本が無いどころか、トイレすら存在しないという劣悪な環境である。おまるに排泄して窓から捨てるとか、現代日本に住んでいる人なら、それだけで心が折れそうなレベルである。

母親に背負われて外に行って知るのだが、本屋すら存在しなかった! 本どころか、紙が存在しない。重要文書に使われているのは羊皮紙で、一枚買うだけで父親の給料が吹っ飛ぶレベル。これは地球の中世より厳しい。地球だと、いくら羊皮紙でもそこまで高くないもんな。町の外の話があまり出て来ないから分からないのだが、かなり劣悪な環境で、家畜すらあまり育たない世界なのかね?

羊皮紙が無理ならパピルスを作ればいいじゃない! しかし、マインは5階にある自宅を出て、外の水汲み場にいくだけでも死にそうになるくらい、体力が無い女の子なので、材料を集めに行く事が出来ない。町の外どころか、門にすら自力で辿り着けないのは致命的である。

肉体労働に関してはほぼ役立たずなマインだが、あまりにも不潔な現状に我慢が出来ず、前世知識チートでリンス・イン・シャンプーもどきを開発して髪を綺麗にする。姉や母親も使いたがるのだが、この新発明? が、後でお金に化ける。

本に関しては、材料作りの段階で、パピルス製造失敗、粘土板は踏まれたり爆発したりで禁止、木簡は母親が燃料として燃やしてしまい挫折。近所に住んでいるルッツ少年がいなかったら、ここで人生ゲームは試合終了だった。


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