あの日、世界の真ん中で

4403622305あの日、世界の真ん中で (ウィングス・コミックス)
小鬼36℃
新書館 2016-11-25

by G-Tools

高校生・茎太(けいた)はギターは好きだが未来が見えずクサっていた。そんな時、幼なじみが陸上でスカウトされ……!?


都会に出るには電車で6時間、バスは2本しか来ない田舎町でくすぶっている男子高校生、天草茎太の物語。幼なじみの花山茎子は陸上競技で結果を出し、夢に向かって突き進んでいくのを、斜に構えながら適当に生きている。

父は音楽の才能がそこそこあったようだが、それだけではどうにもならず、何者にもなれぬまま事故死している。自分と同じような状況で、失敗した実例が間近にいたら、本気で自分の夢と向かい合うには相当の覚悟と勇気が必要だよね。都会に出ても、運と才能と努力、全てが備わっている人間しか勝ち組にはなれないだろうし。

茎太と茎子が腐れ縁から、少しずつフラグを立てていくのが楽しい。ご都合主義で夢が叶って勝ち組になる訳でもなく、そこらの有象無象と同じく何者にもなれずに終わる訳でもなく、大人になってからも足掻き続けているのが素晴らしい。


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