竜と勇者と配達人

4088905660竜と勇者と配達人 1 (ヤングジャンプコミックス)
グレゴリウス山田
集英社 2017-01-19

by G-Tools

ハーフエルフの新米配達人・吉田は、面倒な仕事に今日も悪戦苦闘中。頑固な魔術師や勇者パーティーに群がる有象無象ども、悪徳森番らを相手に、無事に役目を果たすことはできるのか……? 勇者でも賢者でもない、名もなき仕事人たちの奮闘を描くファンタジー物語、ここに開幕!


皇帝都市アイダツィヒの駅逓局に勤める、ハーフエルフの配達人、吉田が主人公。中世の欧州っぽい名前の異世界なのに、名前が日本人風だし、通貨が円にソックリで違和感ありまくり。

塔みたいに伸びている岩場の頂上に昔から住んでいる魔術師相手に、土地の所有権を争う手紙を命懸けで渡しに行って大赤字になったりと、役所勤めなのにブラックすぎる職場だな。

勇者に同行する話は、勇者、魔術師、戦士、従軍司祭といった、中心となる人物だけでなく、刀鍛冶、武具持ち従者、車力、酒保商人、家畜番、カレー係、経験値記録官、復活司祭、死体回収人、年代記作家、写本画家、ファンファーレ係、取り立て屋、占い師、賭博師、警備員、盗人、護衛など、訳の分からないほど、様々な職業の人が従軍していて笑える。

途中で竜を倒したら、配達人が手紙を持って都市まで戻る羽目になる。そこからさらに石工、樽職人、公証人、木樵、防腐剤合成師、目利き、廃液処理人、料理人、風呂屋、研師まで殺到して、竜の死骸の周囲に工場と村が出来たという……。

他の都市まで向かう話では、モンスターに襲われるのだが、狩猟権が無いと反撃すら許されないなんて、ファンタジーなのに殺伐とした法治世界だな。微妙に平和だから、炎の魔術師が刀鍛冶のところで火力担当になっているのも酷いな。凄腕の魔術師すら使い潰す時代とか、なんだか何処かのブラックな島国みたいだ。


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